1)水田内の雑草防除(除草)の方法
除草剤散布と、それ以外の方法で、どの程度実施しているかを聞いた。除草剤散布では「全圃場」が81%。除草剤以外の方法では、「該当しない」が80%、「一部の圃場」が10%程度、「全圃場」あるいは「半分以上の圃場」はともに1%未満だった。
2)除草剤の使用方法
除草に使用する薬剤は、1キロ粒剤が41%と最も多く、次いでフロアブル剤が27%、パック剤・ジャンボ剤が16%、3キロ粒剤16%の順。圃場区画が大きくなるほど3キロ粒剤の使用割合が減少し、フロアブル剤が増加する傾向がみられた。
また除草剤散布に使用する機械については、背負動散が41%で最も多く、次いで、手まき25%、田植同時散布機16%、前掛・肩掛散粒機13%、乗用管理機2%の順。その他として、動力噴霧機(動噴)、畦畔自走式散布機、ラジコンボート散布機などがあった。
3)除草剤以外の方法
資材利用が最も多く回答総数の30%を占めた。次いで、手取り25%、動力歩行用除草機18%、乗用除草機8%、アイガモ飼育7%、紙マルチ田植機6%、人力歩行用除草機4%、ジャンボタニシの利用2%だった。
資材利用の資材で最も多かったのは「米ぬか」。次いで「くず大豆」。回答数は少ないが、「液体マルチ」、「コイ」が2件ずつ。「深水管理」「ヘアリベッチ(被覆作物)」「微生物資材の利用」が1件ずつあった。
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除草剤散布に使用する機械(複数回答) |
除草剤以外の方法 |
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