2026年6月10日発行
<業界短信-新製品6月>
- タカキタがスノーブロワ2型式発売
- みのる産業が水田駆動除草機を発売
- ヤンマーアグリが高効率・高精度なトラクター及びコンパクトトラクター発売
- ヤンマーアグリがミニ耕うん機発売
- サタケの生産支援システムKOMECT第2弾が始動
- みのる産業が電動プチ耕うん機投入
- サタケが乾燥米飯マジックライスに新味
<業界短信6月>
<業界短信-新製品6月>
1.タカキタがスノーブロワ2型式発売
スノーブロワに、今年1月からセンタードライブ仕様と、フロント直装タイプに新しいラインアップを投入、新発売した。型式は「SB1691E」(適応トラクター馬力は20~30馬力)と「SB1891E](同27~50馬力)の2型式。
主な特徴は、
- ハイポジション仕様。ジョイント角度が緩くなるため無理なくトラクターに装着できる
- すっきり!サイドサポート。オーガの両サイドのカバーを薄くし、外部の突起物を減らすことで壁際まですっきり除雪
- デフレクタ部の改良により投雪距離を維持したまま、より手前に雪を落とすことができる
- ジョイスティック式のコントローラを採用。ワンレバーで投雪距離・方向のコントロールができる
- 除雪高さを調整するソリは前後可動式で地面の凹凸に追従する。耐摩耗鋼を採用しているため耐久性に優れている。
- 交換式の雪かきエッジ。地面に付着する雪を削ぐエッジ部分を分割構造にすることで消耗、破損時にも容易に交換できる
- 雪切り一体型ミッション。雪切りエッジ形状のセンタードライブミッションで雪の抵抗を低減し、よりスムーズな除雪が行える
- キャスター付きスタンド標準装備。保管時の移動に便利なキャスター付きスタンドを標準装備。適応型式[SB1691E・SB1891E]
-など。
2.みのる産業が水田駆動除草機を発売
水田除草の常識を一歩進める新機種として水田駆動除草機「RG3+KWM80」を発売。人手不足と資材高騰が重なるなか、有機・減農薬栽培の広がりで増す除草負担の軽減を狙ったもの。2016年に発売の水田駆動除草機シリーズをベースに機能向上を図ったモデルチェンジ機で、「楽に、確実に」という現場の切実な声に応え、電子制御システムを新たに搭載し、作業精度の安定化を図った。
主な特徴は、
- 電子制御システムを搭載。圃場の凸凹面に自動で追従し、除草部の高さや姿勢を制御することで安定した除草深度を維持。ポテンショメーターと電磁バルブに加え、自動水平を保つ水平制御機構を採用し、作業者の熟練度に左右されがちだった作業精度を大きく引き上げた
- 操作性も向上。ダイヤル操作で除草部の高さや水平を手元で調整できるほか、除草部用マイコン搭載により、作業中でも細かな設定変更が可能。圃場条件に応じた作業を容易にした
- 走行性能ではインジェクション仕様のエンジン採用と駆動系統の見直しにより、湿田での走破性が従来機比約10%向上。前輪チェーンケースの配置見直しで、泥押しによる苗つぶしも軽減
- 除草性能も強化され、ツースの揺動回数を引き上げたことで株間除草の精度が向上。低速時7.2回/m、高速時14.3回/mと従来機を上回る水準に
-など。
3.ヤンマーアグリが高効率・高精度なトラクター
及びコンパクトトラクター発売
農作業の高効率化・高精度化を実現するトラクター「YT4S/5Sシリーズ」4型式を発売。トランスミッションに「I-HMT」を採用した。大規模な面積を管理する顧客や農業法人に最適なYTトラクターのフラッグシップモデル「YT4S/5Sシリーズ」は、高出力エンジンを搭載し、負荷の大きいけん引作業や耕うん作業を安定して行うことが可能だ。
一方、中山間地・畑作地などに適したコンパクトなトラクター「NKシリーズ」3型式を発売。井関農機と共同開発したもの。操作レバーやスイッチ類を使いやすい位置に配置することで、快適で安心感のある操作性を実現しており、小回りが利くコンパクトな設計で、小区画圃場においてもスムーズに操作できるため、オペレータの作業負担を軽減。
「YT4S/5Sシリーズ」の主な特徴は、
- 高効率な作業を実現する「高出力エンジン」を搭載(YT5114S)。ハイパワーと低燃費を実現したコモンレールエンジンを搭載。最高出力114PSの粘りのあるエンジンで、重牽引作業をはじめ、耕うん作業や超低速での掘り取り作業まで、幅広い作業において安定した性能を発揮
- 作業を効率化させる無段変速トランスミッション「I-HMT」を採用。「I-HMT」により、作業内容や圃場条件に合わせて最も効率の良い最適な速度で作業を行える
- 誤差数cmのRTK直進アシスト機能を搭載(直進アシスト:G仕様)。RTK-NSS方式の自動操舵システムを採用し、事前に基準線のA点・B点を登録することで、基準線と平行に誤差±2~3cmの高精度な作業が行える
- 安心をサポートする充実のセーフティ機能。高輝度拡散LEDライトを作業灯に採用し、夜間や早朝でも前方の状況を確認しやすい。また、バックミラーにはテレスコピック機能付きの大型2段ミラーを採用
-など。
「NKシリーズ」の主な特徴は、- 高出力・高トルクの3気筒エンジン搭載で、安定した作業の実現。従来機より最高出力が向上し粘り強く余裕のある作業を行える
- 軽いハンドル操作で、小区画圃場や四隅の仕上げも思い通り。パワーステアリングを採用しており、ハンドル操作が軽く滑らかに行える
- 操作レバーやスイッチを扱いやすい位置にレイアウト。走行・PTOに関わる操作は左側、作業機の昇降や調節は右側に集約して操作内容を分けることで、どの操作を行うか判断しやすい
-など。
4.ヤンマーアグリがミニ耕うん機発売
軽量・コンパクトなボディーが好評のミニ耕うん機YK-CRにシリーズ最大6.3馬力のエンジンを搭載した「YK600CR」を発売した。同機は家庭菜園を営む農家から非農家層にまで広く使用されている「YK400CR/YK450CR」をベースにシリーズ最大の6.3馬力エンジンを搭載したモデル。
主な特徴は、
- 6.3馬力エンジン搭載のコンパクト設計。6馬力クラスでは業界最軽量で取り回しも作業もスムーズに行うことができる。E仕様は、キースイッチを回してエンジン始動ができるセルスタータ式エンジンを搭載
- 旋回・作業時の操作性を考慮したハンドル上下機構。レバー操作だけでハンドル高さを調整できる「ハンドル上下レバー」を採用
- 硬い圃場でも安心して作業ができる一軸正逆転ロータリー。中央の爪が逆回転する一軸正逆転ロータリーは耕幅をシリーズ最大の550mmに拡大し、硬く締まった圃場でも、爪がスムーズに土へ食い込み、作業開始時から安定した耕うんが可能
- ハンドルを離せば停止する安心のデッドマン方式。安心のデッドマン方式で、ミニ耕うん機を初めて使用する方でも安心して作業が行える
-など。
5.サタケの生産支援システムKOMECT第2弾が始動
ライスセンターなどでDXを活用し、生産情報の収集・活用や生産性の向上、顧客の利益改善などを図る生産支援システム「KOMECT(コメクト)」の第2弾として、精米工場向け「KOMECT」をサービス開始した。精米工場向け「KOMECT」は、従来台帳に手作業で記録していた精米加工に関するデータをKOMECTへ集約。収集した情報を多角的に分析し、歩留まり低下の要因を追求することが可能になった。さらに将来的には、メンテナンスや現場業務の効率化、遠隔管理による利便性の向上を通して生産性向上と利益改善を目指す。
主な特徴は、
- 精米加工データ(原料情報・精米機設定情報)のデジタル化。従来、手作業で行っていた原料情報や精米機の設定情報など、精米加工情報のデータ入力を自動化
- 工場の稼働や運用状況の監視。複数ラインの稼働情報をリアルタイムで表示。ロットごとの稼働結果を蓄積可能
- 安定した精米品質。蓄積したデータから「歩留重視」「白度重視」「歩留平均」の推奨設定を実現。担当者による品質のバラつきを改善し、経験の浅いオペレータも安定した精米が可能
- 歩留まりの適正化、品質安定。「ブランド」「産地・品種」「精米ライン」「担当者」の4項目の視点から深掘り分析が可能
-など。
6.みのる産業が電動プチ耕うん機投入
電動プチ耕うん機「MFA-50」「MFA-60」を販売。イチゴの高設栽培で作業の省力化や時間短縮に貢献する耕うん機への関心が高まっており、同社は2002年よりエンジン式のイチゴ高設ベッド用耕うん機を販売してきた。昨今のSDGsへの取り組みの一環として、温室効果ガスの削減に貢献し、排気ガスの排出がなく、さらに静粛性・低振動を実現する〝電動式〟を開発した。電動プチ耕うん機はベッド外幅から適した耕うん幅19cmの「MFA-50」および耕うん幅14.5cmの「MFA-60」の2機種から選べる。
主な特徴は、
- スクリュー式耕うん爪は培土を水平方向に攪拌するため、培土の持ち上げが少ない
- .ハンドルが前後左右についており、2人作業のほか1人作業にも対応
- 耕うん深さは車輪の高さを変えることで5~11cmの間で調節可能
- 稼働時間の目安は満充電のバッテリー1個で40~60分
-など。
7.サタケが乾燥米飯マジックライスに新味
非常食だけでなく日常食としても美味しく食べられる乾燥米飯マジックライス「ななこめっつ」シリーズから、新商品「ちらし寿司」と「カレー」を発売。
「ななこめっつ」シリーズは、従来のマジックライスシリーズの保存期間を7年に延ばし、お湯での調理時間を7分に短縮した商品。このたび新たに「ちらし寿司」と「カレー」を追加し、ラインアップを拡充した。「ちらし寿司」は、酸味と甘みがほどよく調和し、温かくても冷えた状態でも美味しく食べられる。「カレー」は、こだわり配合のスパイスが風味豊かな、クセになるカレー味。どちらも非常食としてだけでなく、日常食としても納得の味わいに仕上げた。
主な特徴は、
- 注水量を変えることで、カレーとスープカレーの2通りの食べ方が選べる。なお、「ちらし寿司」の食べ方は1通り
- アレルギー物質(特定原材料及びそれに準ずるもの)不使用
- 包材に使用しているインキの一部に植物由来原料を、包材資材の一部には再生プラスチックを採用し、環境へも配慮
-など。
https://www.satake-japan.co.jp/news/new-release/news260518.html
<業界短信6月>
1.クボタが本社移転し設備を披露
本社を大阪市北区のグラングリーン大阪・南館パークタワー15~19階へ移転した。内覧会では新オフィスの狙いや設計のコンセプトが公開され、執務エリアや協創エリアのほか、キッズスペースや礼拝室など多様な働き方に対応した設備が紹介された。入居フロアは約2万1441平方m(6485坪)の広さ。挨拶に立った代表取締役・花田CEOは、130年以上拠点を置いた難波からの移転を「歴史の転換点」と表現した。創業以来、農業・水・環境といった社会課題に向き合ってきた同社の歩みを振り返りつつ、「本社移転は老朽化への対応ではなく、クボタがこれから何を生み出す企業であるべきかを問い直す機会だ」と語った。
新本社のコンセプトは「Konnect field for Innovation」。「Konnect」とは英語の「connect(コネクト)」が持つ、人と人をつなぐという意味に、クボタの頭文字である「K」を重ねたものだ。各フロアは水・土・緑・花・空といった自然の循環を色で表現し、フリーアドレス制を導入、役職や部門を越えた対話を促す設計とした。19階のエントランスは白を基調に未来を表現し、万博でも展示された汎用プラットフォームロボット「Type:S」を展示。続く協創エリアは、社内外の人材が交わり、新規事業や組織改革を生み出すための中核拠点。ワークショップや研修に使える多目的エリア、オンライン配信スタジオ、カフェなどを備え、部門や立場を越えた対話を促す設計とした。
2.クボタが農機開発で日本機械学会賞を受賞
東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻(長藤研究室)との共同研究(産学協創事業)で行った「土壌挙動解析技術による世界の土壌に対応した農業機械の開発」が2025年度日本機械学会賞(技術)を受賞。都内港区の明治記念館で行われた一般社団法人日本機械学会主催の表彰式にて表彰された。
表彰式には、研究担当者を代表してクボタグローバル技術研究所研究開発本部次世代技術研究ユニット解析センター第一チーム・松下幸平氏、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻学術専門職員・産学連携スペシャリストの花本忠幸氏が出席し、壇上にて日本機械学会の岩城智香子会長(当時)から賞状と副賞が授与された。松下氏は「社内および東大の方々も協力くださって今回の受賞につながったので、大変ありがたい。今回は土に対応する解析技術を作っていったので、これを活かして、今後は農業機械の自動運転をはじめ、そうした部分の開発につなげていけたらと考えている」と喜びを語った。
松下氏および花本氏の研究チームは、世界各地で異なる土壌条件や農作業における土の挙動を数値化することができる先進的な土壌挙動解析技術を開発した。国や地域によって異なる土壌条件を数値解析により再現し、農業機械が土の中でどのように挙動するかを事前にシミュレーションできる技術となっている。同技術の導入により、設計段階から土壌条件を考慮した解析が可能となり、様々な環境に適した農業機械の性能向上と、開発の効率化を実現した。これにより、安定した農作業を支えるとともに、世界の食料生産を支える技術として期待されている。
3.タカキタが2026年3月期決算を発表
2026年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)を発表した。それによると、売上高は65億4800万円(前年同期比6.6%減)、営業利益3億2600万円(同5.3%減)、経常利益3億7600万円(同5.9%減)、当期純利益2億500万円(同63.7%減)となった。2027年3月期の業績予想は売上高70億円(同6.9%増)、営業利益3億4600万円(同6.0%増)、経常利益3億7800万円(同0.5%増)、当期純利益2億4800万円(同20.6%増)、1株当たり当期純利益は21円96銭とした。役員異動では松本充生取締役が6月25日付で退任する。
経営成績等の概況は次の通り。農業機械事業においては、米価高騰を背景に水田市場での需要が回復基調となり、下期以降は、有機肥料散布作業機などの土づくり関連作業機や、早期に予約受注した除雪作業機の販売が堅調に推移した。一方、主力である畜産・酪農市場では、畜産クラスター事業の採択が需要の下支えとなったものの、輸入飼料や肥料、燃料費の高止まりなどによる生産コスト上昇が長期化しており、機械投資マインドの低迷に加え、食用米への作付け拡大の影響もあり、細断型シリーズなどの受注が減少した結果、国内売上高は減収となった。海外売上高についても、欧米市場は堅調に推移したものの、韓国市場では値上げ前の駆け込み需要の反動などの影響を受け、減収となった。
4.井関農機が日本政策投資銀行の環境格付最高ランク連続20回
日本政策投資銀行が実施する「DBJ環境格付」において、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を20回連続で取得した。「DBJ環境格付」融資は、日本政策投資銀行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により、企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定する世界で初めての融資メニュー。今回の格付では、以下の点が高く評価された。
- ESG委員会を中心とした社内横断的な環境経営体制のもと、環境ビジョンに掲げる2050年のカーボンニュートラル実現に向け、スコープ1・2の排出量削減に関する長期のロードマップについて事業環境の変化を踏まえたアップデートを進めるとともに、インターナルカーボンプライシングの活用や、MFCA活動によるオペレーションの見直しも通じて、自社の生産活動における環境負荷低減の取り組みを継続的に推進
- 「プロジェクトZ」の重点分野に「先端」・「環境」等を掲げる中で、当該分野の成長を支える基盤として、環境配慮製品によるコスト削減・省エネ性能等に関し、イベントや自社メディアを通じた顧客への意識啓発を進めるとともに、大規模企画室における社内研修等を通じて、先端農機の環境性能に関する教育を全社的に展開するなど、環境価値の創出に向けた社内外の意識醸成に注力
-など。
5.クボタが2026年12月期第1四半期決算発表
2026年12月期第1四半期決算〔IFRS=国際財務報告基準〕(連結)を発表した。それによると、第1四半期の連結業績(2026年1月1日~2026年3月31日)は、売上高は前年同期比975億円(13.7%)増加して8100億円となった。国内売上高は機械部門、水・環境部門、その他部門とも増収となり、前年同期比197億円(12.0%)増の1844億円となった。海外売上高は機械部門及び水・環境部門で増収となり前年同期比778億円(14.2%)増の6256億円となった。農機・エンジン部門は、前年同期比540億6700万円(11.2%)増の5349億6200万円、うち国内は146億8800万円(21.6%)増の825億4800万円となった。
日本市場の状況については、
- 農機市場は、稲作農家の堅調な投資意欲を背景に、引き続き成長基調で推移している
- 小売は需要を着実に捉えながら堅調に推移し、前年を上回る
- 卸売・生産の状況は、旺盛な需要に対応し増産体制への移行を着実に進め出荷を促進、としている
-などとした。
https://www.kubota.co.jp/ir/financial/release/data/137q1.pdf
6.やまびこが2026年12月期第1四半期決算を発表
2026年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を発表した。それによると、2026年12月期第1四半期の売上高は493億5100万円(前年同期比12.7%増)、うち国内は108億500万円(同3.1増)、海外は385億4600万円(同15.7%増)となった。損益面では営業利益は65億円(同16.6%増)、経常利益は66億2200万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は44億9500万円(同46.8%増)で、増収増益となった。2026年12月期の通期連結業績予想は、売上高1850億円、営業利益210億円、経常利益200億円を据え置いた。
第1四半期連結累計期間におけるやまびこグループを取り巻く市場環境は、米国経済において関税政策に伴うインフレの加速や雇用情勢への先行き不安から一部に下押し懸念が見られたものの、個人消費や企業の投資意欲は底堅く推移した。また、欧州では良好な雇用環境と個人消費が景気を下支えした他、国内でも継続する所得環境の改善によって個人消費が堅調に推移するなど、景気の緩やかな回復基調が続いた。海外小型屋外作業機械は、北米市場において、春先の需要期に向けて一部地域で天候不順の影響があったものの、ホームセンター向けを中心に自走式芝刈機やチェンソーの販売が好調に推移した。
。
7.井関農機が2026年12月期第1四半期決算発表
2026年12月期第1四半期決算〔日本基準〕(連結)を発表した。それによると、第1四半期(2026年1月1日~2026年3月31日)の売上高は、前年同期比52億9300万円増加し、514億7100万円(前年同期比11.5%増)となった。国内売上高は、前年同期比21億5500万円増加の286億1200万円(同8.1%増)となった。農機製品・作業機は旺盛な需要を着実に捉え増収、加えて安定収益源であるメンテナンス収入も順調に続伸した。海外売上高は、前年同期比31億3800万円増加(同15.9%増)して228億5900万円となった。主に欧州で順調に売上げを拡大した。
損益面では、営業利益は前年同期比12億2200万円増加の26億300万円(同88.5%増)となった。増収、価格改定効果に加え、プロジェクトZ効果などで、大幅増益となった。経常利益は、前年同期比15億7200万円増加の25億5200万円(同160.4%増)となった。
商品別売り上げ状況は、国内の整地用機械(トラクター、耕うん機など)は68億900万円(同13.3%増)、栽培用機械(田植機、野菜稙機)は19億6900万円(同24.5%増)、収穫調製用機械(コンバインなど)は20億1200万円(同21.8%減)、作業機・補修用部品・修理収入は120億7600万円(同16.9%増)などとなった。
。
8.キャニコムが「ネーミング大賞」20年連続受賞で祝賀会
福岡市で日刊工業新聞社主催「読者が選ぶネーミング大賞」を20年連続で受賞したことを記念して、「おそるべし! ムーンサルトフェスティバル」と銘打った祝賀会を開いた。同社は2025年に「ムーンサルトダンパー」で大賞を受賞し、節目となる20年連続受賞を達成した。会場には福岡県知事・服部誠太郎氏や、うきは市長・権藤英樹氏も駆けつけ、ものまねショーなどの催しも行われ、終始華やかな雰囲気に包まれた。
冒頭で挨拶した包行会長は、入社以来ネーミングとブランドづくりに強い関心を持ち、20年間挑戦を続けてきた歩みを振り返った。同社は「市場にないもの」「世界初」にこだわり、乗用草刈機や急傾斜地対応の「アラフォー傾子」、リンゴ園専用の「りんごブラッサムまさお」など独自性の高い製品を次々と開発してきた。会長は、東北向け製品に「北国の春…ぉ」と名付けた際、現地では好評だった一方、九州では「なぜ北国の名の商品を買うのか」と疑問が出たことを紹介。また、過去に「安全湿地帯」が東京で「卑猥に聞こえる」と誤解された経験にも触れ、「真面目な意図でも受け手の感覚で印象は変わる」とネーミングの奥深さを強調した。最後の挨拶に登壇した包行良光社長は、ネーミング大賞の思い出を語り、賞に応募するためには「8月末までに新商品を発表する必要がある」という条件があることを説明。特にコロナ禍では社員を現場に出せず、役員全員で300時間の耐久試験を行い発売にこぎつけたという裏話を披露した。20年の積み重ねを振り返り、次は「歴史に残る30年を目指す」と意欲を示した。






【
