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農業機械関連ニュース

平成29年7月10日発行

<業界短信-新製品7月>

  1. クボタがアグリロボトラクタをモニター販売
  2. サタケが新型穀粒判別器を発売
  3. 松山が大型トラクタ用グランドロータリ発売
  4. クボタがコンバインの記念スペシャル機発売
  5. クボタが省エネ玄米低温貯蔵庫と兼業向け色彩選別機を発売
  6. サタケが小型製粉ユニットを発売
  7. キャニコムがハンドガイド式雑草刈機発売
  8. 井関農機が2017年度下期新商品を発表
  9. ヤンマーが乗用4条田植機6型式発売
  10. 田中産業がスタンドバック2種発表

<業界短信7月>

  1. 日農工が定時総会、世界の食料生産に貢献
  2. やまびこが「やまびこジャパン」の設立式典
  3. ヤンマー学生懸賞論文・作文の募集を開始
  4. 三菱マヒンドラ農機が2016年度決算
  5. サタケがコーヒー豆用の光選別機をタイ食品総合見本市に出展
  6. 日農工が農業ロボット使用者訓練等のガイドライン骨子作成
  7. 生産資材費低減に向けた資材事業研究会が低価格農機を検討
  8. 中九州クボタが羽田・熊本空港で玄米ペーストパンを提供
  9. ヤンマーが新しい企業CM「フィールドロボティクス篇」放映
  10. サタケがミャンマーで移動展示車による精米機器セミナー展開
  11. 新農機が総会、実用化促進事業終了へ
  12. 日本農業法人協会が総会、新会長に山田氏
  13. ヤンマーホールディングスが2017年3月期決算
  14. 三菱マヒンドラ農機が茨城県立水戸農業高校でGPSトラクタの実演・講習会

<業界短信-新製品7月>

1.クボタがアグリロボトラクタをモニター販売

「ファームパイロット」シリーズのGPS農機第3弾として、有人監視下での無人による自動運転作業(耕うん、代かき)を可能にした「アグリロボトラクタ」(型式はSL60A)のモニター販売を開始した。モニター販売に先立ち、大規模農家、官公庁、報道陣を招き茨城県桜川市で発表会並びに実演会を行った。
 席上、飯田聡取締役専務執行役員研究開発本部長は、

  1. モニター販売台数は10台程度
  2. 実際に市場に出して意見、ニーズをシステムに反映させていく
  3. 本格販売は1年後が目標

-と方向性を明らかにした。

また、今回のアグリロボトラクタは、既に発売済みのGPS農機よりさらに高度化した自社開発のRTK-GPSユニット(IMU一体型)やオートステアリング、安全装置を搭載していると強調。とくに安全装置に関しては、3月に制定された農林水産省のガイドラインに準拠しているのに加えて、今年中に制定される見込みの国際機関、ISOの自動運転農機に関する規格にも準拠していると述べた。

2.サタケが新型穀粒判別器を発売

従来の穀粒判別器RGQI10B型をリニューアルし、さらなる性能の向上と小型化を実現した新型機「穀粒判別器RGQI90A」を開発、6月1日より新発売した。主に全国の精米工場や共同乾燥調製施設に向けて販売を行い、初年度200台の販売目標台数を設定している。
 同機の主な特徴は、

  1. 従来比約1.8倍の高解像度カメラを搭載した3方向撮像方式で、より細かく奥行までくっきりとした撮像を実現
  2. 搬送円盤のスリット形状・回転速度・傾斜角度を再検討したことで搬送速度が向上。全体の検査スピードも約5秒短縮し、1000粒のサンプルを約35秒で検査できる
  3. 測定・分析・結果の表示・印字機能をすべて備えたオールインワンの利便性はそのままに、さらなる小型化を実現。従来比体積約20%ダウン、設置面積も約10%ダウンのB5用紙サイズ相当となり、測定現場のスペースを有効に利用できる
  4. オプションのモバイルバッテリーを使用することで電源の確保が難しい検査現場でも測定が可能

-など。

3.松山が大型トラクタ用グランドロータリ発売

7月から大型トラクタ用のニプログランドロータリー「SKLシリーズ」を発売。トラクタの高出力化に対応した。作業幅は220/240/260cm、適応馬力は50~100馬力。それぞれに18cmの深耕が可能なサイドディスク標準装備のDタイプを用意している。また、新開発の「J600G」爪と通常ロータリーより広く取った反転スペース及び独自の爪配列により驚異的なすき込み性能を実現した。
 主な特徴は、

  1. 耕うん軸は大径肉厚パイプを採用して通常ロータリーより58%強度アップ
  2. 耕うん軸のフランジ肉厚は通常ロータリーより20%アップ
  3. J600Gの爪幅は65mmで折れにくく、曲がりにくい
  4. 爪と爪のラップは42mmで残耕が出にくい
  5. 熱処理加工のチェーンケースガード、ブラケットガードで耐摩耗性アップ

-など。

4.クボタがコンバインの記念スペシャル機発売

クボタコンバイン販売50年を記念して、割安感のある記念スペシャル機を発売した。これまで半世紀の愛顧に感謝し、好評の「ニューラクティー」「ラクリード」シリーズをベースにした、割安感のある記念スペシャル機。
 主な特徴は、

  1. 「楽刈3点セット」を標準装備=収穫時の操作をラクにする「楽刈3点セット」(楽刈ボタン・全面楽刈・楽刈フィット)を標準装備することで、作業時の負荷を軽減
  2. 全面楽刈=どこから刈っても未刈株を踏まない設計(ER213NSPの330mm幅ワイドクローラ仕様を除く)なので、圃場の入り口、四隅、あぜ際など今まで手刈りしていたところも、コンバインで刈ることができる
  3. 楽刈フィット=デバイダ下部に装備した「ソリ」と刈取部を支える「サポートスプリング」の効果により、刈取部の地面への突込みを抑制する機能
  4. デザイン=クボタコンバイン販売50年記念で採用したロゴマークを脱穀カバーに追加するほか、フロントカバーと刈取カバーにも新たに設計したステッカーを貼付することで、スペシャル機に相応しい「特別感」を表現

-など。

5.クボタが省エネ玄米低温貯蔵庫と兼業向け色彩選別機を発売

クボタ玄米低温貯蔵庫「あじくらエコプレミアム」(型式は「KAE7/KAE14/KAE21/KAE28/KAE32」の5型式)と、一般農家・兼業農家向け色彩選別機「選別王40Shoots(フォーティーシューツ)」(型式は「KG-S40X」)を発売。「あじくらエコプレミアム」はより高品質・低価格機種を希望する声に応えた。また、「選別王」は3~4インチ籾すり機保有ユーザーをターゲットにしている。
 玄米低温貯蔵庫の主な特徴は、

  1. 省エネ効果=本体のパネル厚みを従来機より10mmアップの60mmとし、新構造パッキンを採用することで、電気消費量を従来機比3.3~27.3%低減
  2. 設定温度範囲の拡大=5~15度Cの設定温度を全型式に採用し、玄米の保管だけではなく野菜・果物の一時保管も可能とした
  3. 高機能ながらも抑えた小売価格=玄米専用機であるベーシックタイプをハイスペックタイプに統合し、機能アップをしながらも小売価格を従来のハイスペックタイプ比8~19%抑えた

-など。


 色彩選別機の主な特徴は、

  1. 青色LED(白米用)/緑色LED(玄米用)と2色切り替え可能なLED照明を採用=LEDの光源取り換え作業が不要で、タッチパネルを操作するだけで白米用・玄米用をラクに切り換えることができる
  2. 新型エアイジェクタの採用=不良品と一緒に排除されてしまう良品を極限まで減らすことで、不良品歩留り(不良品内の不良率)が、64%(従来機55%)と向上

-など。

6.サタケが小型製粉ユニットを発売

コンパクトで簡単に操作ができ微粉砕の製粉が可能な「小型製粉ユニット」(型式=CMU30A)を発売した。同社では主に全国の製粉(小麦粉、米粉等)メーカーや地産地消を目指す個人事業主向けに販売を進めていく。初年度販売目標台数は5台を設定している。
 新型ユニットの主な特徴は、

  1. 平均粒度が40μmと細かい粒度を実現
  2. ユニット化により簡単に据付や操作が可能でメンテナンスも容易
  3. 湿式製粉にも対応可能(オプションの熱風発生装置を装着した場合)

の3点。

湿式製粉は損傷澱粉を少なく抑えることができるため、よりふっくらと焼き上がる米粉パンやお菓子を作ることができる。また、粉砕方式は衝撃式粉砕を採用している。 対象原料は、白米のほかに玄米、小麦、そば等と用途に合わせて幅広く使用することができる。

7.キャニコムがハンドガイド式雑草刈機発売

平成26年排ガス規制(4次)対応のハイパワーエンジン搭載のハンドガイド式雑草刈機「荒野の用心棒ジョージ」を発売した。凹凸が多い路面、笹や雑木が多く混じった密林のような悪条件環境下でのストレスから解放し、作業効率化を図るため、安全性を最優先にハイパワーで強靭な足回りを備えた商品として、同機が開発された。
 主な特徴は、

  1. 前モデルで好評であった刈刃正逆転などの独自機能は継承し、地面追従フローティング機能や表示モニターなどを新たに搭載
  2. 傾斜角警告ブザー・作業時点滅灯など安全機能を充実装備したため、安心・安全な作業ができる
  3. 排ガス後処理装置(DPF)を備え、環境にやさしく、低振動で運転者にやさしいエンジン。最大出力51馬力のハイパワーで、走破性・刈取り性が更にパワーアップ
  4. フローティング機能を搭載したため、地面の起伏に合わせて刈取り部が自動追従し、圃場荒れや車両への負担を軽減
  5. 特許取得済の刈刃スライド機能である「スライススライディング500」機構で、スイッチ一つで刈刃が右側に500mmスライドする。従来できなかった溝・路肩・河川の際刈作業が安全に、刈残しを低減できるため、刈取り効率が飛躍的に向上する

-など。

8.井関農機が2017年度下期新商品を発表

茨城県つくばみらい市にある「夢ある農業総合研究所」(夢総研)で2017年度下期新商品発表会を開催。テーマに「新時代農業に向けて」を掲げ、農業構造の大きな変化に対応し、「省力化」と「低コスト化」をコンセプトとして、ロボットトラクタ(参考出品)、直進アシスト仕様田植機、密播疎稙技術対応田植機、ヤンマーと共同開発した中山間地向け4条乗用田植機、全自動野菜移植機など10品目35型式の新商品を発表した。併せて夢総研の圃場でロボットトラクタ、直進田植機、全自動野菜移植機の実演を行った。
 挨拶した木下社長は、日本農業の現状に触れ、ヰセキグループとして「ハード・ソフトの両面で提案とサポートをさらに強化し、〝夢ある農業″の実現に寄与する」と強調したうえで、今回の新商品のコンセプトは「省力化」と「低コスト化」であるとし、[1]スマート農業に関する取り組み[2]野菜作拡大に向けた地域ニーズへの提案[3]稲作低コストの提案を中心に概要を紹介。野菜作に関しては、地域ニーズに応えバリエーションを拡充した全自動野菜移植機「PVZ1」を紹介するとともに、夢総研に完成した「野菜作展示ルーム」に触れ、つくばみらい事業所が「新時代農業に対応するコントロールタワーとして、さらに充実し日本農業の発展に貢献していく」と決意を述べた。

9.ヤンマーが乗用4条田植機6型式発売

「安心・安全・省力作業・簡単操作」を実現した4条植えの乗用田植機「YR4Sシリーズ」6型式を7月1日から発売。同機は、井関農機との開発・生産分野における協業拡大の下、共同開発した製品。
 主な特徴は、

  1. 機体から降りた状態で、発進・停止ができる「CSレバー」を装備。「フロントハンドル」であぜ越えや圃場 の出入り、坂道など安心して操作が行える
  2. 大型の「アシストバー」とワイド補助ステップで安心して乗り降りできる
  3. 「バック連動」により、後進時に植付け部が自動で上昇。誤操作での破損を防止する
  4. 枕地の旋回跡を「すこやかロータ」でならし均平にする。トンボよる枕地ならしがなくなり、補助者の負担を軽減。また、枕地もきれいに植え付けができる(Z仕様)
  5. 田植えと同時に肥料散布ができる「ミッドマウント施肥機」を搭載し、省力化を実現。肥料ホッパが運転席の後ろにあるため前後バランスがよく、走行姿勢も安定する。また温風ブロアにより詰まりも防止する(F仕様)
  6. 育苗・田植えのコストも労力軽減できる「疎稙栽培」を装備。レバー操作切替だけで、簡単に植付株数を変更することができる。

-など。

10.田中産業がスタンドバック2種発表

新たに陣頭指揮に立った田中達也社長が会見、会社の経営方針などを明らかにするとともに、新製品として米麦の大量輸送袋2種を発表した。田中社長は、変化する市場の中、これに対応して進化し顧客農家に選ばれ続ける企業として全力を尽くすとチャレンジ精神を強調。新製品は、求めやすい価格設定とした「スタンドバッグ角プロ」と、これまで施設向けに供給してきた「同角スター」を一般農業者にも供給していく。同商品は、組立不要のスタンドバッグで、袋からの排出方法は、ボタンを押すだけのワンタッチ方式のⅠ型と、排出ボタンを押し排出口ハイランドロック(黄色ヒモ)を引くツータッチ方式のⅡ型がある。
 「スタンドバッグ角プロⅡ型」は、角スターの機能をそのままに、構造上の工夫で廉価版とした新製品。約2割の価格低減を実現した。組立は簡単で、折りたたみもラクラク。オールメッシュで蒸れにくく、ホルダーレスの自立タイプで輸送もラクに行える。

<業界短信7月>

1.日農工が定時総会、世界の食料生産に貢献

東京・白金台の八芳園で第54回定時総会を開き、平成28年度事業報告書、29年度事業計画書および収支予算について報告した。
 冒頭、あいさつに立った木下会長は「日本や世界の農業情勢の変化は、我々農機業界にとっても変化の時であり、市場のニーズに対応する機械を開発し、日本農業の新たな発展と世界の食料生産にこれまで以上に貢献していきたい」と新年度への抱負を述べた。29年度事業では、農作業安全、排ガス規制、標準化、油脂技術、ロボット農機への対応、貿易振興などに引き続き注力する。

2.やまびこが「やまびこジャパン」の設立式典

大手町のパレスホテル東京に取引先・関係者など350名余りを招き、4月1日付で同社グループの国内販売会社6社と、やまびこ産業機械を統合して設立したやまびこジャパンの設立式典“やまびこジャパンキックオフミーティング”を開催した。
 永尾社長は「新会社は、国内営業の効率化による販売・サービスの向上と経営基盤の強化を図り、環境の変化に即応できる柔軟かつ強固な体制の構築を目的に、これまでにも増して、お役に立てる会社を目指す」と挨拶。また、やまびこジャパンの林社長は「このキックオフを皮切りに、一味違う新製品と提案を素早く各地でスタートさせる」と新たな船出に強い意気込みを見せた。

3.ヤンマー学生懸賞論文・作文の募集を開始

6月1日から「第28回ヤンマー学生懸賞論文・作文」の募集を開始。締切は9月30日。論文の部大賞には100万円、作文の部金賞には30万円を贈呈する。
 テーマは「“農業”を“食農産業”に発展させる」。世界的な人口増加と農業者の減少、そして農地に利用できる土地の減少、環境問題への対応と、さまざまな環境変化の中で、いまの農業、食料生産のあり方を進化・変えていかなければ、持続可能な未来はないとの問題意識に立ち、日本および世界の農業において「生産性」「資源循環」「経済性」を追求し、農業を魅力ある食農産業へと発展させるための提案を募る。

4.三菱マヒンドラ農機が2016年度決算

埼玉県久喜市の東京事務所で記者会見し、2016年度決算概況(連結)及び2017年度の取り組みを明らかにした。それによると、16年度(第73期)の売上高は448億6900万円(前年度比86.3%)、営業利益3億9300万円(同31.6%)となった。今年度の業績予想は、「売上げは横ばい、あるいは微増。ただ国内は増販」(末松社長)とした。国内事業は340億6200万円(同86.4%)で前年度より53億7200万円の減収。海外事業は、北米向けトラクタはほぼ前年並みの販売台数となったが、急激な円高もあり108億700万円(同85.9%)で前年度より17億7900万円の減収となった。

5.サタケがコーヒー豆用の光選別機をタイ食品総合見本市に出展

5月31日から6月4日の5日間、タイの首都バンコクで開かれた食品総合見本市「タイフェックス(THAIFEX~World of Food Asia~)」にコーヒー豆の選別用光選別機を初出展し大きな注目を集めた。
 サタケではすでに台湾、カンボジア、ミャンマー、ベトナムなど東南アジア諸国でコーヒー豆の光選別機の販売を行っており各国のコーヒー業界でも高い評価を獲得している。今回、新たな市場開拓としてコーヒーの消費量が増加するタイの市場に参入すべく大型展示会会場でお目見えさせた。今後新規顧客開拓や営業推進を展開していく意向だ。

6.日農工が農業ロボット使用者訓練等のガイドライン骨子作成

「ロボット農機の安全性確保のための指導者養成並びに使用者訓練ガイドライン(骨子)」をまとめた。
 今年3月に農林水産省が制定した「農業機械の自動走行に関する安全確保ガイドライン」に則して、業界の指針として決定したもので、メーカー、販売店が実施するロボット農機の指導者の要件と養成方法、導入主体や使用者の要件と訓練方法等について学科、実技の内容と併せて示している。訓練修了者には修了証を交付する。これによりロボット農機の販売に当たっての安全対策が大きく前進することになり、現場へのロボット導入の加速化が期待される。

7.生産資材費低減に向けた資材事業研究会が低価格農機を検討

日本農業法人協会、全国農協青年組織協議会、全国農業青年クラブ連絡協議会、JA全農で構成する生産資材費低減に向けた資材事業研究会は、これまでの検討概要と今後の取り組みなどについて発表した。
 農業機械については、現在、低価格モデル農機の仕様を検討するための大型トラクタ(50~70PSクラス)による春作業におけるモニター調査を行っており、この結果は8月にとりまとめ、農業者の意見を反映した仕様を決定し、9月にメーカーに開発要求を行うこととした。

8.中九州クボタが羽田・熊本空港で玄米ペーストパンを提供

熊本県の農家より安全・安心な米を提供してもらい、独自の製法でペースト状にした玄米を使ったパンやパスタの製造・販売を支援しているが、このたび、JALの羽田空港、阿蘇くまもと空港のラウンジにて、玄米ペーストパンが提供されることになった。
 取り組みの内容は、玄米ペーストパンの提供(玄米塩バターパンミニ、玄米ミニクロワッサン)、提供場所は羽田空港JAL国内線ダイヤモンド・プレミアムラウンジで、1日100~150個程度、阿蘇くまもと空港JALサクララウンジ30個程度で、なくなり次第終了。提供期間は2017年6月1日~6月30日の1カ月。

9.ヤンマーが新しい企業CM「フィールドロボティクス篇」放映

地球上のあらゆる場所におけるフィールドロボティクスの研究開発を訴求する新しい企業CM「Who is YANMAR フィールドロボティクス篇」の放映を開始した。
 CMは“技術”を企業価値の中心に据えるヤンマーが、社会で果たすべき役割や当社が目指す未来である「A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-」の姿を広く伝える「Who is YANMAR」シリーズの第3弾。2012年の「プレミアムブランドプロジェクト」から継続してクリエイティブディレクターを務める佐藤可士和氏の監修により制作された。

10.サタケがミャンマーで移動展示車による精米機器セミナー展開

昨年10月よりミャンマーにおける市場シェア拡大のため、現地の販売協力店であるアディパティ社(テイン・ドウ社長・ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市)と共同で移動展示車を使用した精米機器セミナーを同国の地方都市部の精米工場の経営者らを対象に展開している。
 先月には4回目となる移動展示車によるセミナーを同国ラカイン州内で約100名を集め開催、実演を交えて最新のサタケ精米機器を紹介した。こうした取り組みにより地方都市部での市場シェア拡大も図っていくとしている。

11.新農機が総会、実用化促進事業終了へ

都内のコープビルで、第25期定時株主総会ならびに取締役会を開き、農業機械化促進法の廃止に伴い、同社の「高性能農業機械実用化促進事業」について、平成29年度で終了する方向で検討し、今後、新たな機種を実用化促進事業の対象にしないことを決議した。
 また、新農機の組織の扱いについては、事業の推進状況も踏まえながら、関係者と相談しつつ、今後検討していくこととした。第24期事業の概況については、平成28年度の第4次緊プロ事業は、8課題について、革新工学センターと関係企業による共同研究が進められ「高精度直線作業アシスト装置」について実用化した。

12.日本農業法人協会が総会、新会長に山田氏

都内のTKPガーデンシティ竹橋で、第35回総会および理事会を開き、新役員体制を決定し、会長には山田敏之氏(こと京都代表取締役)を選任した。
 また、総会の場で磯崎陽輔農林水産副大臣に、労働力確保や先端技術導入による経営力向上などを盛り込んだ政策提言「農業の成長産業化と地方創生に向けたプロ農業経営者からの提言」を手渡した。山田新会長は「農業を発展させてていくために個人も法人も一緒に取り組まなければならないが、法人には地域に貢献するという役割がある」と、法人協会の活動充実に抱負を語った。

13.ヤンマーホールディングスが2017年3月期決算

2017年3月期連結決算の概要及び次期見通しを発表した。それによると、売上高は前年度(7038億円)に比べ6.5%増の7493億円、経常利益は前年度(235億円)に比べ51.9%減の113億円となり、売上高経常利益率は1.5%となった。また、連結に占める海外売上高は前年度(3310億円)に比べ15.5%増加し、3822億円となり、海外売上高構成比は51.0%となった。2018年度3月期の売上高見通しについては7350億円を見込んでいる。損益については、営業利益は213億円、経常利益は230億円を見込んでいる。

14.三菱マヒンドラ農機が茨城県立水戸農業高校でGPSトラクタの実演・講習会

茨城県那珂市の県立水戸農業高校において、GPSトラクタの実演・講習会を行った。
 同社は、農業機械における先端技術を多くの若い人材に体感してもらうことで農業に対する興味・関心を深めるとともに就農への意欲向上を目的として、農業高校を対象にGPSトラクタの実習・実演会を行っている。今回で2校目となり、農業科の3年生39名が受講した。講義の後、実習圃場でトラクタGA550XUVにGPSガイダンスシステムを搭載したデモ機でうね立ての実演・試乗を行った。