平成27年11月10日発行
<業界短信-新製品11月>
- タカキタが低床大型マニアスプレッダを新発売
- スズテックがポット土入れ機2型式を発表
- ニッカリが電動剪定ハサミの最軽量モデルを発売
- 本田技研工業が「歩行アシスト」の認証を取得し販売へ
- スズテックが新製品発表会を行い、播種プラントや苗箱供給機などを発表
- 静岡製機が乾燥機「ドライゴン」SSEシリーズに新型発表
- ササキコーポレーションが「超耕速代かき機マックスハローACE(エース)」の新型機
<業界短信11月>
- 三菱マヒンドラ農機が発足
- 第5回オーレック祭りを二千名余が楽しむ
- 井関農機が第20回子ども図画コンクール
- マメトラ農機の細田曻会長が逝去
- クボタのフランス工場製トラクターが日本にお目見え
- ヤンマーミュージアム農園でサツマイモ掘りを体験
- JA全農が土づくりフォーラムを開催
- JA全国大会が開かれ、3カ年の取り組み議案を決議
- クボタの米国製造会社が累計生産台数100万台を達成し、式典
- 井関農機の「夢ある農業総合研究所」が完成、オープン
- ヤンマーが仙台でプレミアムマルシェを開催し、プレミアムトラクターを展示
- ヤンマーミュージアムの来館者が25万人を突破
- 農業女子プロジェクトのハーベストフェスで井関農機や丸山などがPR
- サタケの無洗米GABAライスが機能性食品に
<業界短信-新製品11月>
1.タカキタが低床大型マニアスプレッダを新発売
最大積載量5600kgの「DL7000G」で、堆肥の運搬作業が楽になる油圧式の「パワーゲート」を標準装備し、適応トラクターは50~100PS。
主な特徴は、
- 油圧連続送りのコンベアにより負荷変動が少ないため、耐久性が向上。
- 堆肥送り時の異常な圧力値を感知してコンベアを停止させる、オートストップ機構を採用。
- コンベア送り速度を10段階に調整が可能なデジタル式のリモコンを標準装備(送り速度を2通り記憶)。
- コンベアの便利な早送り機能により、堆肥の撒き始めと撒き終わりのイライラを解消。
- コンベアチェンの駆動スプロケットの歯数を従来の6枚から8枚にすることで、チェーンの屈曲角度を緩やかにし、磨耗を低減し、耐久性を向上。
-など。
2.スズテックがポット土入れ機2型式を発表
平ベルトを採用しセルトレイからポリポットまで幅広く土入れ作業ができる「STK29P」(毎時能力250箱)と、こぼれた養土の回収を目的に、ベルトコンベア式回収装置を標準装備した「STK39」(毎時能力200~400トレイ)。
STK29Pの主な特徴は、
- ミニコンの排出口がスイングしながら土を落とすので、土が分離しない。
- 搬送能力がスプロケットの掛け替えによる3段変速からダイヤルによる無段階調節となり、作業状況に合わせて微調節ができる。
- 搬送レール終端には、トレイ落下防止の光電センサを標準装備している。
- V型スクレッパーと回転ブラシの高さはハンドルにより同時に調節ができる。
-など。
STK39Pの主な特徴は、
- ホッパー内のブリッジ解消と安定した養土操り出しを行うため、養土シャッターの開口度を広げ、耐久性を上げた撹拌装置を装備。
- 搬送レールと機械を支える脚をサイズアップし、剛性を持たせた。
- 処理能力が枠付きトレイ3.5寸使用時で毎時200~400トレイと高能率。
- 高さ20mmのセルトレイから160mmの化粧鉢入りトレイまで土入れ作業が行える。
-など。
3.ニッカリが電動剪定ハサミの最軽量モデルを発売
バッテリー剪定ハサミ「ニッカリペレンク・ヴィニオン ULBシリーズ」で11月から発売する。ハサミ部重量は670gと驚異的な軽さを実現。扱いやすく、長時間の使用も疲れない。またバッテリー部も820gと超軽量を実現。バッテリー寸法は縦15×横8×幅5cmと超コンパクト。腰の脇に下げても作業の邪魔にならず、楽な動きが持続できる。
主な特徴は、
- 切断刃は工具なしで簡単に交換・調整できる。
- スタンバイモードを搭載、指1本で簡単にスタンバイOK。
- 光センサートリガーを採用、指の位置を自動で検知しハーフオープンモードとフルオープンモードを自動で切り替え、面倒な設定は不要。
- 超軽量バッテリーなのに使用時間は平均9時間。
- 充電も急速充電ができ最大3時間で完了。
-など。
4.本田技研工業が「歩行アシスト」の認証を取得し販売へ
生活支援ロボットの国際安全規格「ISO13482」の認証を取得した。
ISO13482の認証取得は、ホンダ歩行アシストの安全性が国際基準を満たしていると認められたことを意味しており、これを機に今後の普及により一層の力を注いでいくとしている。
同社は、1999年より歩行アシストの研究を続けており、2013年からは全国で約50ヵ所の病院や施設で先行使用し、訓練機能・計測機能の強化や、扱いやすさ・装着性の向上などに取り組んできた。2015年11月には、法人向けに歩行訓練機器としてリース販売を開始する予定。
5.スズテックが新製品発表会を行い、播種プラントや苗箱供給機などを発表
発表したのは、大規模・農業法人向けの高能率播種プラント「H805」、高速苗箱供給機「SNK800―C6」、播種機「THK6009B」(毎時能力500箱・600箱)と「THK4009B」(同340箱・420箱)の2型式、また、手持ちの播種機へセットできる飼料用米フィードホッパー「FR700」(毎時能力300~800箱)と「FR300」(同200~300箱)の2型式。来年1月より本格的な発売を開始する。
播種プラント「H805」の主な特徴は、
- 本体を3分割にし、1ブロックが中型播種機並みの重量(100kg未満)とし、設置時の持ち運びが楽になっている。
- 能力をセレクトスイッチにより、毎時800箱と700箱に簡単に切り替えできる。
- 自動運転時に、苗箱が通過する時だけ、床土・播種・覆土の各ホッパーが作動。その時の苗箱検知に、光電センサが作動し、安定した検出ができるともに、非接触で耐久性も格段に向上した。
-など。
高速苗箱供給機「SNK800―C6」の主な特徴は、
- 苗箱のリブとリブの隙間に入るよう、スパイラルの位置を合わせるため、スパイラルの移動距離が大きく、しかも簡単に行える。
- 箱離れが悪い苗箱でも、強制的に分離する機構を設けているため、確実に供給することができる。
- 苗箱の供給タイミングを光電センサにしたため、落下時の影響もなく、耐久性も向上した。
-など。
飼料用米フィードホッパー「FR700」と「FR300」は、大粒でも長粒でも厚播きが行える。既存の播種ローラーの溝では、播種量を確保できないため、新しい溝の形状を採用している。播種機へのセットは、工具なしで簡単に行える―などが特徴。
6.静岡製機が乾燥機「ドライゴン」SSEシリーズに新型発表
遠赤外線乾燥機・超特大型タイプ4型式(SSE―EX70、80、90、100石)と小型タイプ8型式(SSE―ES11~17石)、また熱風型乾燥機・小型タイプ10型式(SSE―GS9~17石)を、来年4月より新発売する。
SSEシリーズは、「速く(S・スピーディー)安心(S・セーフティ)しかも省エネ(E・エコ)」が開発コンセプトで、いずれの型式も「乾燥作業が速く、設定水分で正確に停止し、操作が簡単」な乾燥機となっている。
「ドライゴン」SSE(EX)シリーズの主な特徴は、
- 作業効率をさらに向上。独自のV付平ベルトでスリップも少なく安定した搬送が可能。
- クラス最大の10インチ大型バケットとφ125の大型排出管を採用し、作業時間の大幅短縮、省力化を実現。
- 穀温による測定誤差を正確に把握し、設定水分でピタリと停止する。
- 油温・流量センサーを搭載し、安定した燃焼を行う。
- 7方向に、作業現場に合わせた排風方向を選択でき、しかも静音。
- スリット網で、籾は飛ばさず、細かいゴミ・ホコリだけを除去する。
-など。
7.ササキコーポレーションが「超耕速代かき機マックスハローACE(エース)」の新型機
MAX331/371DXAで、小面積圃場で大型トラクターが導入しにくい担い手農家、外部油圧を装備していないトラクターを所有している生産者などに向けて供給していく電動モデル。35~60PSトラクターに適応する。
作業幅3300、3700mm、最高作業速度5.5km/時を実現。大きな土塊・稲株・ワラをカット&叩きで砕き、まだ粗い土塊を内部でさらに面で叩いて砕いて撹拌する独自のCK爪を採用、反転性に優れ、すき込み性が大幅に向上している。また、土流を最適化するウェーブコントロールラバー、稲株・ワラ・土塊を確実にすき込む可変式一体型ウルトラロングレーキとステンレスショートレーキの2段構造、タイヤ跡を消してきれいな仕上がりをみせるWワイパーブレードなどにより、高速で均平な代掻きを実現する。
http://www.sasaki-corp.co.jp/noukitop/maxharrow/max-DXA/index.html
<業界短信11月>
1.三菱マヒンドラ農機が発足
三菱農機が、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社と資本提携し、その第三者割当増資が払い込み完了したことを受け、新会社「三菱マヒンドラ農機株式会社」が発足した。CEO取締役社長(最高経営責任者、代表取締役)には、鳥取勝美氏、CFO取締役副社長(最高財務責任者、同)には、スディール・クマール・ジャイスワル氏、CTO取締役副社長(最高技術責任者開発・設計統括部長)には、久野貴敬氏が就任した。
鳥取社長は、国内市場について今後は顧客密着のソリューション営業を推進し、「市場をリードできる廉価版農機の目途付けを行う」と強調。一方、海外事業は技術が発揮できる田植機・収穫機・施設分野で世界展開を図るとした。
2.第5回オーレック祭りを二千名余が楽しむ
晴天にも恵まれ、地元の久留米市、八女市、広川町のほか、遠くは鹿児島、宮崎からも来場。社員が手作りしたアトラクションを楽しんだ。
同社のヒット製品のゴーカートタイプの乗用草刈機の走行試乗は、オンロードコースとオフロードコースの双方が用意され、実際に乗った子供は、「ゴーカートに乗りながら草を刈れるなんてすごい」と驚いた様子。人気の乗用草刈機「ラビットモアーRM951」と記念撮影できるコーナーも設けられ、親子連れを中心に長蛇の列ができた。
駐車場の奥の会場では、アイガモ農法で活躍しているアイガモを使ったレースが行われた。1着になるアイガモを予想して、当たれば景品と交換できることもあり、出走時には多くの観衆を集めた。
3.井関農機が第20回子ども図画コンクール
今年も「さなえ全国子ども図画コンクール」を実施し、約1600作品が寄せられた。審査の結果、全国最優秀賞は堀籠涼花さん(宮城県、小4)が受賞(作品名は「家族で農業」)、商品券とトロフィーが贈られた。審査委員からは、「色使いも良く細部まで書き込んでいる質の高い作品が多い」「ドドドーとトラクターの音が聞こえるようだ」(藤澤英昭氏(千葉大学教育学部名誉教授)、「純真で素直な心と目で描いている。審査にあたっては子ども目線を大事にした」「収穫物を家族の一員にしている優しさがある」(画家の古城和明氏)との声が寄せられた。
4.マメトラ農機の細田曻会長が逝去
89歳だった。故人は、大正15年5月に埼玉県で生まれ、「マメに働く農家のトラの子」を社名に持ち昭和33年に創設されたマメトラ農機の社長を長年にわたり務め、ティラー、耕うん機、各種畑作用作業機の開発・普及を通じてわが国の農業機械化、農作業省力化に大きな足跡を記した。
5.クボタのフランス工場製トラクターが日本にお目見え
北海道クボタの道東支社中標津営業所で、クボタがフランス・ビエルヌ市のトラクター工場で生産を開始した大型「M7001(セブン・サウザンド・ワン)」シリーズの体感試乗会が行われた。
実演・試乗の前に行われた特設会場での発表セレモニーでは、北海道クボタの渡邉社長が挨拶に立ち、M7001シリーズは国内メーカー最大の馬力であり、農業の大規模化が進む中、同社の長年の悲願だった大規模経営農家のニーズに応えるトラクターを発表することができる喜びを語ったあと、今回が日本で初めてM7001を披露する場だと述べ、M7001が今年のパリSIMAショーで「マシーン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことを紹介するとともに、4月からフランスで生産が始まったとし、セールスポイントである最大170馬力、高効率・低燃費、快適作業などを訴えた。
6.ヤンマーミュージアム農園でサツマイモ掘りを体験
滋賀県長浜市高橋町のヤンマーミュージアム農園で、県内を中心に大阪・京都・愛知・岐阜などの各府県から参加した10組の家族30人、次の日には子ども会の参加を含む33人がサツマイモ掘りを体験した。
この日のために3月に整地、同月末にうねを立ててマルチを張り、5月11~12日の田植えイベントの際、サツマイモの苗も鳴門金時と紅あずまの2種類約400本を植え付けていた。
参加者はマルチが外されたうねの土を移植ゴテと手で慎重にかきわけながら、連なったイモを次々に掘り取っては「でかいぞー」と歓声を上げていた。
7.JA全農が土づくりフォーラムを開催
今年がJAグループ土づくり運動45周年及び国際土壌年に当たるのを記念し、開催した。 基調講演として「土壌の科学的な見方に立った土づくりの実践」(日本土壌協会会長・松本聰氏)及び、「実需者から見た土づくりへの期待」(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会開発管理部農畜産課課長・鵜沢義宏氏)―の2講演が行われ、松本氏は、作物の生育を良好に維持するには土壌を団粒構造に富む土壌に改善していく必要があり、そうした取り組みにより長雨による過剰水分供給など天候対峙型の土づくりができると語った。また、昨今はスマホで農地土壌の種類が分かる「e―土壌図」や、作土層の理化学的性質及び土壌断面の調査情報が収録されたデータベースなどと、土壌診断、土壌簡易測定器などの情報を用いて、土壌の特特性を活かした作物生産を行うべきと語った。
8.JA全国大会が開かれ、3カ年の取り組み議案を決議
今大会のスローガンは「創造的自己改革への挑戦~農業者の所得増大と地域の活性化に全力を尽くす」で、平成27年度から3カ年の取り組み議案を決議した。
基本目標は、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の3本。
とくに「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」を最重点分野と定め、その一環として、生産資材価格の引き下げおよび低コスト生産技術の確立・普及に取り組む。
具体的には、
- 担い手のニーズに対応して取引条件に応じた弾力的な価格設定等。
- 競合するホームセンター等の商品価格・品質を毎月2回調査し、同等の商品でJAの取り扱い価格が高い場合は、仕入先(主に連合会)と交渉して価格を見直したり、手数料を見直す。
- 土壌診断に基づく無駄のない施肥や鉄コーティング水稲直播栽培等の省力技術の普及。
-など。
9.クボタの米国製造会社が累計生産台数100万台を達成し、式典
米国の製造会社「クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ」(以下、KMA)が、1994年の四輪製品生産開始から21年で、累計生産台数100万台を達成。10月12日にKMAにて、ジョージア州知事、在アトランタ日本国総領事、ゲインズビル市長等の来賓や関係者の方々を招待した記念式典を開催した。
KMAでは、小型トラクター・乗用芝刈機・ユーティリティビークル(多目的四輪車、以下UV)の事業伸長に伴い、UV専用工場を新たに設立するとともに、既存工場でも現行生産ラインの再構築・増設を行うことを決定している。
KMAは、生産能力増強とともに現地の製造部門と研究開発部門が一体となった原価低減活動などの取り組みを推進することで、今後もより競争力の高い工場づくりを目指し、将来的な事業拡大を生産面から支えるとしている。
10.井関農機の「夢ある農業総合研究所」が完成、オープン
創立90周年を記念して茨城県つくばみらい市に建設を進めていた。夢ある農業総合研究所は同社のつくばみらい事業所(敷地面積2万5000平方m)の中に建設。研究棟(鉄骨3階建、延べ床面積1800平方m)、作業棟(370平方m)のほか、近在に3.6haの実証圃場を有している。
1階の展示ホールでは
- デジタル田んぼ
- 水田利活用ムービー
- 夢ある農業応援ギャラリー
- アグリサポートシアター
が設けられ、最新の映像技術を駆使してヰセキが提案する「省力・高収益栽培」の疑似体験ができる。密播疎稙、大豆300A、麦500Aなどのほか、数多くの圃場を管理する水稲の大規模経営向けに開発した水管理支援システム「水田センサ」では、圃場から離れた場所でも水位を確認でき、水位のほか水温、気温、土壌温度などをリアルタイムにスマホ、タブレットで閲覧できる。
11.ヤンマーが仙台でプレミアムマルシェを開催し、プレミアムトラクターを展示
宮城県仙台市のサンモール一番町商店街で昨年に続き開催した。今回は、「世界にわずか50台しか存在しない」限定仕様のヤンマートラクタ「YT5113」(113馬力、スマートアシスト搭載)とプレミアムデザインミニ耕うん機「YK650MR」を初めて展示し、人気を集めた。
青葉通と南町通を結ぶアーチ型の大きなアーケードの下に幅10m、長さ約100mに特製の床板を敷き12ブースを設営、11店が出展。開場前にテレビの生中継が入りこれを見た人やラジオで聞いた人たちが集まり、盛況だった。
12.ヤンマーミュージアムの来館者が25万人を突破
2013年3月に創業者生誕地である滋賀県長浜市に建設した企業ミュージアム「ヤンマーミュージアム」が、オープンから約2年と6カ月で累計の来館者数が25万人を突破した。
同ミュージアムは、開館以来、様々な体験型展示や独自のワークショップを開催するなど、エンターテインメントと学習が融合した新しい形の企業ミュージアムとして人気を呼んでいる。25万人目の来館者となったのは、地元長浜市十里町から来た主婦・横田由香利さんと息子のアレックス隼利くん。「子供が大好きで何度も来ています。プレジャーボートの操船体験が私もおもしろくて親子で楽しんでいます」と声を弾ませ、一緒に遊びに来た友人親子と記念写真に納まった。
横田さん親子には、ヤンマーミュージアム農園で収穫した新米300kgや記念品が贈られた
13.農業女子プロジェクトのハーベストフェスで井関農機や丸山などがPR
女性農業者と企業がコラボして新たな商品等を発信する、農林水産省の「農業女子プロジェクト」2周年を記念して、都内の日本橋三越本店にて、全国の農業女子25名と参画企業17社が集結する「ハーベストフェス powered by農業女子」が開催され、参画企業の活動紹介などが行われており、農機業界からは井関農機の農業女子トラクタ「しろプチ」や、丸山製作所の女性向け草刈機「かる~の」などが来店者にアピールされた。
14.サタケの無洗米GABAライスが機能性食品に
消費者庁に届け出ていた「無洗米GABAライス」の機能性表示食品の届出がこのほど受理され、公表となった。これを受け同社は、年内をメドに機能性を表示した新パッケージの同ライスの販売を開始する。
無洗米GABAライスには、機能性成分γ(ガンマ)―アミノ酪酸が含まれており、血圧が高めの人に適した機能があることが報告されている。同社は、機能性表示食品制度が今年4月にスタートしたのを受け、同ライスの安全性と機能性に関する科学的根拠などを消費者庁に提出、それが受理された。
今回、機能性表示食品の認可を得たことにより、同社は、GABAライスの持つ機能、メリットをさらにアピールしていきたいと意欲を示している。