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農業機械関連ニュース

平成26年12月10日発行

<業界短信-新製品12月>

  1. クボタが小型トラクター「グラナダ」、乗用4条植田植機「キュートスペシャル機」などを発表
  2. タイショーがソーラーシェアリングシステムを展開
  3. やまびこが全国6カ所で2015年度代理店会議を開き、新製品発表
  4. タカキタが大容量のコンポキャスタを新発売
  5. ヤンマーが「ヤンマー・フライング―Y・ビルディング」、コンセプトトラクターYTシリーズなど披露

<業界短信12月>

  1. 生研センターが水田用除草装置など発表
  2. 丸山製作所の内山会長が旭日小綬章を受章
  3. ヤンマーアグリジャパンとオリオン機械が業務提携
  4. クボタとクボタアグリサービスが宮城県農業高校の取り組みを支援
  5. サタケが中国地方発明表彰式で中小企業庁長官奨励賞
  6. クボタの27年3月期中間決算は売上高7451億円
  7. 26年度の民間部門農林水産研究開発功績者表彰でIHIスター、タカキタ、ササキコーポレーション
    が表彰
  8. 井関農機の平成27年3月期中間連結業績の売上高は824億5000万円
  9. 筑水キャニコムの次期社長に包行良光氏
  10. 井関農機の「植物生育診断装置」がフードアクション・ニッポン・アワード優秀賞受賞
  11. ヤンマーアグリジャパンが北海道にアグリソリューションセンター開設
  12. タカキタが中国の山東五征集団有限公司と飼料収穫機で技術実施許諾契約
  13. 山本製作所がこれからの乾燥調製システムを提案
  14. 本田技研工業が「水素社会に向けた取り組み説明会」を開き新型の燃料電池自動車を披露
  15. 本田技研工業のタイ工場が二輪・汎用累計5000万台生産で式典

<業界短信-新製品12月>

1.クボタが小型トラクター「グラナダ」、乗用4条植田植機「キュートスペシャル機」などを発表

平成26年秋の新製品「6シリーズ19型式」を発表したもの。小型トラクター「グラナダ」は好評のキングブルエクストラシリーズをフルモデルチェンジ。小規模農家の「もっと楽に作業したい」「安心に作業したい」というニーズに応えた。ネーミングの由来はGRAND(壮大な)とNOVA(新星)の造語。AD倍速とオートアップによる旋回性・操作性向上、ワンタッチ耕うんモードスイッチなど、軽労・安心に貢献する新機能を搭載している。
 乗用4条植田植機「キュートスペシャル機」EP4―SPは、投資コストの抑制と営農意欲の向上に貢献することを目的に、好評のキュートがもつ簡単作業や安心作業に関する基本性能はそのままに、市場からの装着ニーズが大きい予備苗台や小物入れを標準装備とした。
 歩行形田植機「ジョイウォークシリーズ」JP40―NHDは、中山間地及び小区画圃場の農家に好評の歩行田植機ジョイウォークシリーズに、国内排ガス自主3次規制に対応した新型高出力エンジンを搭載、馬力アップにより高能率な作業を実現。簡単操作できれいな植え付けができるジョイターン・ジョイモンロー採用している。
 新型管理機は、ニューベジマスターTA500Nなど3型式。ニュースーパーベジマスターTA850Nなど4型式。クボタ1輪管理機ニューウネマスターTS550Nなど3型式。国内排ガス自主3次規制に適合したクリーンな排気の高出力エンジンの搭載により、水分を含んだ圃場等の重負荷作業でも余裕をもった作業を可能とした。
 「GPSガイダンスモニター」は、大規模農家のみでなく、中小規模農家も使用できる「安価」と「高性能」を両立させた、扱いやすいGPSガイダンスモニター。GPS車速連動装置(KSRU)の機能拡張キットとして開発したもの。大型の7インチカラー液晶モニターにタッチパネル方式を採用し、見やすく操作しやすい。

2.タイショーがソーラーシェアリングシステムを展開

同社では、かねてよりSHARP住宅用太陽光発電システムの販売・施工を進めてきたが、その関連事業として、営農発電設備「タイショー・ソーラーシェアリングシステム」を関東圏を中心に、本格的な受注を開始する。同社独自の構成による、基礎・架台・パネル・パソコン・モニターを組み合わせた1キット(8.4kW)をベースに、最大6キット(50.4kW)まで増設可能な、農業と発電の共存共栄を目指したシステム。
 設置は、1スパン単位(幅5.4m×奥行5.4m・約30平方m)として、その土地の状況に合わせた組み合わせが可能で、傾斜地にも対応できる。架台下スペースが地上約2.9〜3.7m、支柱幅5.5mと十分なスペースを確保しているため、大型トラクターでの作業も行える。また、地上高を高くするため、単管パイプを使用せず、積雪にも強い独自構造のパイプ(TOP)を採用。ソーラーパネルの角度調整(可変角度60度)が行えるため、農作物に応じて日射量を最適化できる。

3.やまびこが全国6カ所で2015年度代理店会議を開き、新製品発表

代理店会議の席上、永尾社長は昨年度で最終年となった中期経営計画に対し「売上高1000億円の成果が得られ、新たな3カ年計画が始まった。各事業分野において積極的な挑戦を行う」と挨拶。多数の新製品の発表と併せて、もっと便利に・もっと気軽に・もっと安心としたスマート作業を提案する「もっとスマートキャンペーン」を展開することを明らかにした。
 新製品は、電動式スプレヤー・共立「SSEV5021F」、乗用管理機・共立「RVHC650」、乗用管理機・共立「RVH900」、プロフェショナルチェンソー・共立「CS500」新ダイワ「E2050D」、軽量背負式刈払機・共立「RME2220LT」新ダイワ「RK1021―PT」など。
 電動式スプレヤーの主な特徴は、

  1. 薬液タンク容量500Lの棚栽培果樹用スプレーヤ。
  2. EV―SS専用カラーのアップルグリーンを基調とした新ボディデザインを採用。
  3. 速度や散布量などが一目で分かる近未来的なデザインのデジタルディスプレーを採用。
  4. 200V電源を使用すれば約7時間の充電で、およそ50aの作業面積が作業可能。

―など。
 乗用管理機・共立「RVHC650」は、「RVH650」をベースに開発したキャビンモデル。主な特徴は、

  1. 薬液タンク容量650Lを確保し、全長などを延長することなくキャビン化を実現。
  2. エンジンは排気量1116ccディーゼルエンジンを搭載、クラス最高レベルの出力により余裕のある力強い作業が可能。
  3. ゆとりの作業空間を提供するセンターキャビン方式を採用。キャビン専用の肘掛式集中コントローラは右手の操作のみで効率的な操作が可能。

―など。

4.タカキタが大容量のコンポキャスタを新発売

ホッパ容量600Lの「コンポキャスタCC6000D・同6000D―OL」で、適応トラクターは45〜80馬力。鶏糞・米ヌカ・堆肥など有機質肥料の散布はもとより、有機質と化成肥料の混合・散布も行える肥料混合散布機。
 主な特徴は、

  1. 撹拌アジテータはホッパ内でブリッジが起こらないよう肥料の粉砕を抑制しながら低速回転し、比重が異なる有機、化成肥料を約1分間でムラなく簡易混合。
  2. 肥料の種類や比重により生じる散布中心の片寄りを散布レバーで簡単に補正でき、各種有機および化成肥料の散布精度が向上。
  3. 電動開閉シャッタ仕様で、デジタル表示の手元コントローラで散布口シャッタ開度を手元でわかりやすく、散布量を簡単に調整できる。
  4. さらに同社独自の「PTO連動モード」を採用し、トラクターのPTO回転の「入・切」に連動して、散布口シャッタが自動開閉。

―など。

5.ヤンマーが「ヤンマー・フライング―Y・ビルディング」、コンセプトトラクターYTシリーズなど披露

新本社ビル「ヤンマー・フライング―Y・ビルディング」は地上階、地下2階で延床面積は約2万1000平方m。B2〜地上4階は商業ビルフロアで5階が中間免震階、地上6階〜最上階がヤンマーグループ本社オフィスとなる。オフィスデザインは「波紋」をコンセプトとし、真っ赤な階段室をヤンマーエンジンに見立て、エンジンを中心に社員、会社全体にエネルギーが波紋のように広がるようレイアウトされている。
 発表された新コンセプト「YF2112」は、次の100年に向け、持続可能な資源循環型社会の実現を目指していくためのもの。これを具現化した最新の製品として、新コンセプトトラクターYTシリーズや4条、5条刈コンバインYHシリーズ、無人ヘリYF390、電動ショベルカー、多用途四輪車などが披露された。
 新コンセプトトラクターYTシリーズ、4条・5条刈コンバインYHシリーズは世界的工業デザイナーである奥山清行氏が商品デザインを担当したプレミアムデザインの量産機。ともに毎日の作業が楽しくなると同時に、乗ることに誇りが持てる洗練されたフォルムを採用。ヤンマーのコーポレートカラーである赤色をより際立たせる新色「プレミアムレッド」と「力強さ」を感じさせるボディラインを持っている。
 トラクターは使いやすさにもこだわり、作業中に良く使うレバーやスイッチはアームレスト上に配置し、今までにない操作フィーリングを実現。各種の機能設定や状況確認は、オペレータ右側に配置されたカラーモニターで瞬時にチェックできる。また従来モデルで好評だった無段変速トランスミッションがさらに進化し、作業性と高効率を実現。ハイパワーと環境へのやさしさを兼ね備えた自社製クリーンディーゼルエンジンは国内特殊自動車3次排ガス規制をクリアしている。

<業界短信12月>

1.生研センターが水田用除草装置など発表

発表したのは、

  1. 高速作業が可能な水田用除草装置実用化に見通し。
  2. 機内清掃しやすいコンバインの新構造を提案。
  3. 果樹園での腕上げ作業補助器具を開発中。

―の3件。
 水田用除草機は、緊プロ事業として、みのる産業と開発したもの。ミッドシップ型乗用3輪管理機の車体中央部に搭載することにより、除草作業を確認しながら行うことが可能となり、また、管理機後部に取り付けるよりブレが抑えられることから、除草装置が条間から大きく外れることが少なくなるため、除草作業による欠株が減少する。作業速度も歩行型の約4倍を可能とした。
 清掃しやすいコンバイン新構造は、パッチン錠や大きなノブボルトなどを採用し、掃除口の開閉を簡便にしたほか、機内残が少ない構造とした。
 腕上げ作業補助具はニッカリと共同開発したものでモーター等の動力やバネ等の弾性部材を用いず、軽量コンパクト。

2.丸山製作所の内山会長が旭日小綬章を受章

年の秋の叙勲で、経済産業省から、内山治男氏(丸山製作所会長)が旭日小綬章を受章した。

3.ヤンマーアグリジャパンとオリオン機械が業務提携

畜産・酪農事業における販売およびサービス事業について業務提携を開始したもの。国策に沿った農業分野での生産性の飛躍的な向上と、ますます多様化・高度化・大型化する酪農家へのトータルソリューションの提案推進を目的としたもので、今後、双方の持つ畜産・酪農関連商品について、両社の緊密な連携・協力体制のもとに、販売とサービスに関する業務提携を行っていく。
 提携に至る経緯と今後の方針について、「従来より、北海道地区においてヤンマーアグリジャパン北海道カンパニーと、北海道オリオンは、搾乳関連施設や機器の販売、サービスにおいて協業の関係にあり、今後は、北海道以外の地域においても各エリアの特性に応じた柔軟な対応を進めていく予定」とコメントしている。

4.クボタとクボタアグリサービスが宮城県農業高校の取り組みを支援

東日本大震災被災地復興支援の一環として、宮城県農業高校食品化学科が企画・実行している「SUN!SUN!そばプロジェクト」をサポートしている。同校では赤花そばの「高嶺ルビー」と白花の「にじゆたか」を使ってハート形の模様を描き出しており、手蒔きによる赤いハートの部分を手刈りでの収穫をサポートした。クボタではそれまで、耕うんや播種、手取り除草などで支援をしてきた。指導に当たっている山根先生は、今年は肥料の影響で昨年の3倍程度の増収が図られたと喜び、生徒たちも大変な作業だったが楽しかったと手応えを感じ取っていた。

5.サタケが中国地方発明表彰式で中小企業庁長官奨励賞

「農家用の色彩選別機」に対して贈られたもので、広島市内のメルパルク広島で行われた表彰式には佐竹代表と同社技術本部の社員6名が出席、表彰を受けた。
 今回の表彰の対象になった特許(特許第5163623号)は、主として農家で使用されるコメの中の異物や異色粒を選別する色彩選別機に関するもので、本体前面側の光学検出部を開放可能にして内部の清掃を容易にし選別作業における選別性能の低下を防止することを目的とするもの。
 この技術は同社の光選別機ピカ選シリーズに採用され、農家への光選別普及と良質米の生産に大きく貢献している。

6.クボタの27年3月期中間決算は売上高7451億円

売上高は前期に比べ160億円増加した。営業利益は前期比ほぼ横ばいの1002億円、純利益は前期を13億円下回り661億円となった。機械部門の売上高は前期比2.0%増加して5993億円となり、国内が18.1%減、海外が9.8%増だった。「農業機械は前期の消費税引き上げによる前倒し需要の反動などにより減少したが、建設機械、エンジンは公共工事の増加や景気回復に伴う堅調な需要などに支えられ増加した」としている。

7.26年度の民間部門農林水産研究開発功績者表彰でIHIスター、タカキタ、ササキコーポレーションが表彰

民間が行っている農林水産業及び関連産業に関する研究開発で優れた功績をあげた者を表彰するもので、農林水産大臣賞に「飼料用トウモロコシ収穫用細断型ロールベーラの開発」でIHIスターの髙田雅透、松倉崇博の両氏及び、タカキタの岡嶋弘、正田幹彦の両氏が選ばれた。また、農林水産・食品産業技術振興協会会長賞に「草刈作業機『e―スタイル・オフセットモア』の開発」でササキコーポレーション技術開発部代表の保土澤定廣氏が選ばれ、表彰を受けた。
 「飼料用トウモロコシ収穫用細断型ロールべーラ」は、市販コーンハーベスタで収穫・細断したトウモロコシを高密度なロールベールに成形・梱包でき、高品質なままでの長期保存を可能とした。
 「e―スタイル・オフセットモアは、国産トラクターに容易に装着が可能で、トラクターのキャビン内から刈り取り部を制御でき、法面も刈り取れるなど軽量で操作性に優れた草刈作業機。

8.井関農機の平成27年3月期中間連結業績の売上高は824億5000万円

前年同期比0.1%減だった。営業利益は10億4800万円(同74.8%減)、経常利益は14億8500万円(同69.6%減)、四半期純利益は13億4100万円(同57.7%減)となった。
 売上高のうち、国内は農機の売上げは前年並みだったが、施設工事において大型物件の完工があったこともあり、前年同期比20億5900万円増加し714億7000万円(同3.0%増)となった。
 国内の整地用機械(トラクター、耕うん機など)は190億1900万円(同0.9%減)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は66億1000万円(同14.3%減)、収穫調製用機械(コンバインなど)は88億5100万円(同15.7%増)、作業機・補修用部品は182億100万円(同2.1%減)、その他農業関連(施設工事など)は187億8800万円(同15.7%増)だった。

9.筑水キャニコムの次期社長に包行良光氏

1月1日付で常務取締役から昇格する。新たな人事により、包行均会長・包行義郎副会長・包行良光社長の代表取締役3名体制となる。
 包行良光次期社長は、昭和55年2月18日生まれの34歳で、包行均代表取締役会長の長男。帝京大学法学部法律学科卒。平成24年ビジネス・ブレークスルー大学大学院卒業。平成16年3月に筑水キャニコムに入社、平成18年4月営業本部マーケティング副本部長兼CANYCOM USA社長。20年4月 グローバルマーケティング本部長兼CANYCOM USA社長。平成21年6月取締役就任。23年4月常務取締役就任。
 同社の長期基本方針「超一流のグローバル企業を目指す」を具現化するために、海外・国内の両輪が着実に力強く駆動する組織とし、長期戦略を遂行することを新たな目的として、今回の人事を決定したとしている。

10.井関農機の「植物生育診断装置」がフードアクション・ニッポン・アワード優秀賞受賞

研究開発・新技術部門で、愛媛大学とともに、太陽光植物工場の生産性を高める「植物生育診断装置」が、優秀賞を受賞した。植物工場内で植物の光合成状態を自動診断する「植物生育診断装置」を愛媛大学と共同で開発したもので、光合成反応の活性度をデータ化する装置。「現在、植物工場では人が植物の生育状態を確認し、環境制御装置を調整しているが、この装置により、光合成反応が低いなど、目では判別できない植物の状態も計測でき、病害虫などのトラブル防止や、エリアごとの環境の最適化も期待できる」「工場内を回って生育状態をチェックする必要がないので、管理の省力化も図れる利点もあり、作物の生産性向上、安定生産に寄与する画期的な装置として注目されている」との評価を受けた。
 また、同社の田植機さなえNPシリーズも入賞した。

11.ヤンマーアグリジャパンが北海道にアグリソリューションセンター開設

施設の中心には「ナレッジセンター」があり、各種の最先端の営農情報や農家の「よろず相談窓口」といった機能に加え、「フルパッケージのフラグシップ」として次世代農業の体験と、最新の農業ソリューション情報を発信する。
 農業機械業界では初となる、体験型試乗施設「デモンストレーション フィールド」を本社屋の隣接地に新たに設け、最新の農業機械や、RTK(干渉測位方式による精密測位システム)基地局を設置し、「GPSガイダンス」や「精密オートステア」の試乗を可能としている。
 また、農家が特に用事がなくても、ちょっとした空き時間に気軽に来場し、くつろげるように、おもてなしを重視した施設となっており、新しいヤンマーの魅力や技術力を直接体感するとともに、これからの農業の面白さを知ることができるようになっている。
 この施設で、同社では「新しい『農』のクリエイト」を目指し、これまで以上のサービスの提供に取り組むとしている。

12.タカキタが中国の山東五征集団有限公司と飼料収穫機で技術実施許諾契約

中国では畜産・酪農業における飼料収穫機の重要性が増し、畜酪に必要不可欠の農業機械と位置づけられている。そのため中国政府も農業の生産性を高めるために、同機を対象とした農業機械化政策を実施しており。需要は今後ますます増大することが予想される。
 こうしたことから、タカキタと山東省に本社を置く山東五征集団有限公司との間で、飼料収穫機の生産に関して技術実施許諾契約が結ばれたもの。

13.山本製作所がこれからの乾燥調製システムを提案

秋田県種苗交換会・農業機械化ショーで、新型100石・90石を追加した遠赤乾燥機「ウインディ ネックス」シリーズを核に、これからの乾燥調製システムを提案した。「叶えます。あなたの夢を聞かせてください」と銘打った、システム化や増設などの将来の展望が相談できるコーナーには、ベテラン生産者を始め、若い生産者の姿も目立ち、来場者が入れ替わり同社担当者と明日の営農について話し込む人気コーナーとなった。
 ブース内にはユーザーが実現させた夢として、導入例も数多く展示されていた。
 交換会で展示された導入事例は、同社「ミニライスセンター特集ホームページ」内で閲覧できるようになっている。

14.本田技研工業が「水素社会に向けた取り組み説明会」を開き新型の燃料電池自動車を披露

新型の燃料電池自動車のコンセプトカーは「Honda FCV CONCEPT」。世界初披露となった。また、「つくる つかう つながる」の3コンセプトでCO2ゼロの水素社会を目指す―とする同社の姿勢を改めて強調した。
 今回の「FCV CONSEPT」は、従来型より33%の小型化図りつつ、出力は100kW以上、出力密度は3.1kW/Lと、従来比で約60%向上させている新開発の燃料電池スタックを搭載。水素タンクの充填時間3分で700km以上の航続距離を誇り、現在のガソリン車と同等の使い勝手を可能にした。

15.本田技研工業のタイ工場が二輪・汎用累計5000万台生産で式典

タイ現地法人であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドが達成した。タイホンダは、タイにおける初の生産拠点として1965年に設立され、汎用製品は、1987年に生産を開始し、汎用エンジン、水ポンプ、刈払機など、幅広い汎用製品を世界各国に届けている。2012年には汎用工場を新たに建設し、開発機能と生産機能を統合することで、より効果的・効率的な事業運営を実現している。
 2014年8月末には、新型の背負式動力噴霧機WJR4025TおよびWJR2525Tの生産と、世界各国への輸出を開始し、現在までに約5800台がASEAN諸国、インド、メキシコのほか、ラテンアメリカ各国へ届けられている。