平成26年11月10日発行
<業界短信-新製品11月>
- クボタが畑作用トラクターを開発
- 田中産業が農作業ウエア「サンステラ ゴアテックスシリーズ」を新発売
- 本田技研工業が電動ブレード除雪機「ユキオスe」とインバーター発電機など発売
- 大島農機が新型ジェット式籾すり機など発表
- 山本製作所が遠赤乾燥機「ウインディ・ネックス」に90石と100石を追加
- ササキコーポレーションが“超耕速代かき機”や、リバースあぜぬり機発売
- 静岡製機が循環型乾燥機「ドライゴン」に中・大型を追加
- 金子農機が大型遠赤乾燥機「NEWレボリューション」5機種と鉄コーティング種子酸化調製機を発表
<業界短信11月>
- ミャンマーのハイレベル会合に農機業界からも参加
- サタケがインドネシアに米の乾燥貯蔵籾摺精米プラント
- ヤンマーが第3回目のヤンマープレミアムマルシェin道頓堀角座広場など開催
- ビコンジャパンが帯広営業所を移転し、記念の新製品発表会
- 井関農機が「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表
- クボタの筑波工場でトラクター累計生産200万台の式典
- クボタとクボタアグリサービスが宮城県農業高等学校の鉄コーティング直播栽培を支援
- 大島農機が「ぶんぶん丸」の新キャラクター
- ヤンマーグループが障がい者が生み出すアート「アールブリュット展」開催
- 井関農機がヰセキドリームギャラリー熊本を開設
- 日農工が地方大会で26年と27年の見通し示す
- ヤンマーがインドネシアに農業研究所
- 太陽の耕うん爪インド工場が操業開始
- 丸山製作所が120周年記念国際会議
<業界短信-新製品11月>
1.クボタが畑作用トラクターを開発
畑作市場への本格参入に向けて開発を進めてきた、畑作用トラクターで、シリーズ名は「M7シリーズ」。130〜170馬力帯に3タイプのグレードのラインアップを行う。複数の機能を1つの画面でコントロールできるタッチスクリーンを採用するなど「使いやすさ」と「分かりやすさ」を追求。低コスト・精密農業を実現する技術を搭載する。日本で培った技術を活かし操作容易性、快適性などを充実させるとともに、クバンランド社のインプルメントの技術を融合させ、トラクタとインプルメントのベストマッチングを実現した機械に仕上げた。
フランスの畑作用トラクター製造会社「クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S」において、2015年4月から量産を開始し、欧米を中心とした畑作市場に順次投入していく。
2.田中産業が農作業ウエア「サンステラ ゴアテックスシリーズ」を新発売
高い機能性を備えた農作業ウエアとして人気を博しているゴアテックス製品シリーズを見直し、使い易さや快適性をさらにアップするとともに、担い手農家の要望にも対応した。「サンステラⅡ ゴアテックスワークスーツ」「サンステラ ゴアテックス サロペット」「サンステラエプロン」などがある。機能性も一段と向上させながら、長時間着用する担い手農家を念頭にデザインも一新、ファッショナブルな格好良さを採り入れている。
農作業用エプロン「サンステラエプロン」は兵庫県南淡路の生活研究グループが提案、神戸芸術工科大学の学生がデザインした。農業従事者の意見を直接取り入れた製品ならではの、ユニークな工夫が機能面やデザイン面に凝らされている。
3.本田技研工業が電動ブレード除雪機「ユキオスe」とインバーター発電機など発売
「ユキオスe」は、雪を押し集めて除雪するガソリン仕様のブレード除雪機「ユキオス」をベースに、パワーユニットに充電式バッテリーとDCブラシレスモーターを採用。電動ならではの優れた静粛性と扱いやすさを追求した。家庭用コンセントで簡単に充電でき、初心者にも扱いやすく住宅街や早朝夜間における除雪作業に適している。
発電機は、正弦波インバーター搭載発電機「EU55is」と新型エンジン搭載の発電機「EP900」。
「EU55is」は正弦波インバーター技術による高品質の電力供給、コンパクト、超低騒音といった特徴はそのままに、ガソリン式発電機としては国内初の電子制御燃料噴射装置を搭載することで、従来モデルに対して燃費を約15%向上させた。
EP900は、新型汎用エンジン「GX80D」を搭載し、トップクラスの交流定格出力と低燃費を両立。国内防災需要の高まりに応えるとともに、DIY、レジャーなど様々なアウトドアシーンで長時間安心して使用するための実用性を追求したエントリーモデル。
http://www.honda.co.jp/news/2014/p141014-yukiosu.html
4.大島農機が新型ジェット式籾すり機など発表
発表したのは、「MR―J型」のMR305J型(3インチ相当)/MR405J型(4インチ相当)/MR505J型(5インチ相当)の3型式。生産開始は来年2月から。開発コンセプトは、
- 安定した作業能率の確保。
- 各工程の装備強化。
- 更なるメンテナンス性の向上。
- より扱いやすく簡単に。
としている。
主な特徴は、
- 安定的な能率を確保するため、305J型、405J型に大型選別板を7枚、505J型は9枚を搭載した。
- 選別部を構成する選別板・選別フレームとも新設計とし精度の高い選別を追求した。
- 返り籾に含まれる稲わらや木くず・石や稲こうじなどの異物を除去するため、405J型と505J型には、同社上位型式に採用の「回転式異物除去装置」を標準搭載。きれいな籾を選別部へ送ることで高選別と高能率作業を実現。
- 中大規模生産者の作業性に応えるため405J型と505J型には、摺米タンクに摺米がなくなると選別板が自動停止し、再び摺米の供給が始まると再運転する「籾なし制御機能」を標準搭載。
―など。
5.山本製作所が遠赤乾燥機「ウインディ・ネックス」に90石と100石を追加
型式は「HD―100BR」(100石)と「同―90BR」。来春3月より本格的な出荷を開始する。
いずれの型式も、これまでのウインディ・シリーズ同様、少量から満量までの全量域で最適な乾燥制御を行い電力や灯油の無駄な消費を抑える「スマート乾燥」(最大で電力35%減、灯油が15%減。使用状況により低減量は異なる)と、張込量自動検出機能の「ウィンナビ」を搭載し、省エネと使いやすさを追求している。
その他の主な特徴は、
- 大きな表示部、自動点灯LED照明を搭載した操作盤で、操作性が向上。付属のメモリカードでデータ管理ができる。
- 高耐久性のスクリュー、バケットなどを採用。また、10インチバケット昇降機の採用で張込・排出能力をアップ。
- 「ハイパー水分計」で水分のバラツキを正確に把握し、操作盤で分かりやすく表示。
―など。
6.ササキコーポレーションが“超耕速代かき機”や、リバースあぜぬり機発売
015年ニューモデル5機種の新商品発表会並びに工場新設備見学会を実施したもので、新商品は、
- “超耕速代かき機”と銘打った「マックスハローACE」。
- フルモデルチェンジした施肥機シリーズ=ブロードキャスタCF/CS/CM―3シリーズ、電動大型ステンレスSRシリーズ、電動ライムソワ―ML―D、電動有機ミキシングソワ―RMS―D、全シリーズ無線リモコン、車速連動対応となる。
- プロ仕様リバースあぜぬり機=カドヌールKV231DTX。
- 軽量コンパクトリバースあぜぬり機=同KV151T/DTX。
- 国内初のワンタッチLヒッチ仕様油圧オフセットモア=KZL145/165―4L。
―の5機種。
「マックスハローACE」は、代かきの常識を変える「カット&ハンマー砕土方式のCH爪=ササキスーパーカット&ハンマー爪」を採用した。これまでの土を叩き砕土する方式から、カットと叩きで砕土する方式に変換したことにより、砕土性が大幅に向上。加えてカット方式によって稲株、ワラなどの反転性、埋没性も大きく向上させている。
施肥機では「簡単」「車速優先」「車速連動」の3モードを1台に搭載した無線リモコンシャッターを開発、全6機種25型式に搭載しモデルチェンジ。
プロ仕様のリバースあぜぬり機「カドヌールKⅤ231DTⅩ」は、独自技術の正転ロータリカットを採用。正転ロータリ階段カットをさらに進化させることでより幅広い土質に対応。ディスク、前処理爪の可動方式を見直し、ディスク位置は固定、前処理爪を無線リモコンで上下させることにより、あぜへの土量を自在に調整、仕上がり状況や圃場条件を勘案しながらより強固なあぜをつくる。
7.静岡製機が循環型乾燥機「ドライゴン」に中・大型を追加
新製品は、遠赤外線乾燥機・超大型タイプ4型式(SSE―ELL55、60、65、70石)と中型タイプ10型式(SSE―EM18〜30石)、また、熱風型乾燥機・中型タイプ型式(SSE―GM18〜30石)を追加、来春3月より順次新発売する。
新型乾燥機は、スピーディー・セーフティー・エコ(SSE)を開発コンセプトに、高速で毎時乾減率1%を実現。穀温センサーを搭載した新単粒水分計を搭載。また、もち米・酒米・ビール麦の各モードを増設した大型液晶パネルを新たに装備。さらに、穀物量によって、風量を自動調整する省エネ設計(灯油消費量最大25%カット)となっている。加えて、選別能力をより向上させた排塵機(同社除去重量比2倍)を装備するなど、各所に新機能が採用されている。
その他、主な特徴は、
- 大型の斜流式ファンにより騒音を低減。
- 8インチ昇降機によるスピード搬送。また、独自のV平ベルト昇降機で安定した搬送が可能。
- 大型140Wモーターで排塵性能を向上。排塵方向は360度OK。取付位置は左右2カ所から選べる
- スリット網で、籾は飛ばさず、細かいゴミ・ホコリを除去する新排塵システムにより、除去重量比2倍(同社比)に向上。
―など。
8.金子農機が大型遠赤乾燥機「NEWレボリューション」5機種と鉄コーティング種子酸化調製機を発表
穀物遠赤外線乾燥機「NEWレボリューション」はKWH型50〜70石。これまで同様、全粒照射方式プラス横がけ8層交差流下方式を採用し、さらに製品品質の向上と、性能だけでなく機器外観についても親しみを持ってもらえるよう製品ボディーカラーを一新、より一層清潔感が感じられるホワイトを採用した。
使いやすさについては、乾燥部左右側板に、ラッチ式点検蓋を取り付け、一人でも軽々と楽に乾燥部内部の掃除・点検が行える。また上部・下部のスクリュー軸は正面方向から交換可能となり、時期終了後のメンテナンスに便利。
鉄コーティング種子酸化調製機は「ビートルJr・Ⅱ」(HFD100)で、従来の処理量50kgタイプに加え、100kgタイプを開発したもの。コーティング種子の出し入れがしやすく、またスノコなどが簡単に取り出せ、大容量ながら、掃除、メンテナンスが容易な構造になっている。
<業界短信11月>
1.ミャンマーのハイレベル会合に農機業界からも参加
政府の日ミャンマー農林水産業・食品協力対話第1回ハイレベル会合がミャンマーのネーピードー市で開かれ、農機業界から井関農機、クボタ、サタケ、ヤンマー、日農工などが同行、出席した。
会合では、西川公也農林水産大臣とミン・フライン農業灌漑大臣を共同議長とし、意見交換。今後ミャンマーにおいて、両国官民の参加を得て、日本企業の民間投資と経済協力の連携による農林水産物の生産から加工、流通、消費に至るフードバリューチェーンを構築することを確認した。
2.サタケがインドネシアに米の乾燥貯蔵籾摺精米プラント
インドネシアの精米大手PT.Lumbung Padi Indonesia(ルンブン・パディ・インドネシア、以下LPI)より受注していたもので、ジャワ島モジョケルト市内に建設された。1万6000tの貯蔵能力(乾燥籾)、毎時15tの籾すり能力(籾インプット)、同12tの精米能力(玄米インプット)などの高い機能を備えた最新鋭プラント。
LPI社は、精米事業を積極的に推進するため、2008年より乾燥貯蔵籾すり精米プラントの建設計画に着手し、サタケを含む7カ国(7社)のプラントメーカーから提出された設計提案などを慎重に検討。その結果、サタケの総合プラント力と提案内容(品質向上・安定、歩留まり向上=ロス低減、生産者=農家への還元など)が評価され一昨年サタケに決定、昨年3月に契約締結した。
今年3月より据付工事が始まり、このほど竣工、現地において開所式が執り行われた。
3.ヤンマーが第3回目のヤンマープレミアムマルシェin道頓堀角座広場など開催
ヤンマープレミアムマルシェは、生産者こだわりの産地直送食材を提供するイベント。道頓堀角座広場には秋空の下、機能性野菜や高品質野菜、ユニークな農産物加工品など多数のこだわり農産品が揃った。また、ヤンマーの赤いトラクターに乗車し、記念撮影をするというアトラクションも行われ注目を集めた。
ヤンマーではマルシェの開催を通して、都会の人々と未来を担う子供たちに、日々進化する「新しい農の姿、食材の本当の美味しさ」を伝え、「都会の人たちが農業や漁業に対して持つイメージを大胆に変えていきたい」としている。
ヤンマープレミアムマルシェは、仙台会場でも開催され、好評を博したほか、11月には博多会場(マリノアシティ福岡)での開催も予定している。
4.ビコンジャパンが帯広営業所を移転し、記念の新製品発表会
帯広営業所は5000平方mの敷地内に、コンテナピットや製品組み立て工場を有している。
開設記念の展示会では、GPSシステムを装備したビコン製牽引型スプレヤーやバキュームシーダー、ISOBUS仕様のバタフライモアコン、マスキオ社の折り畳み式ロータリー、オーバーラム社のフロント+リアリバーシブルプラウなどが、各トラクターディーラーから借用した最新の大型トラクターに装備され、デモとともに披露された。
5.井関農機が「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表
19回目を迎えた恒例の「さなえ全国子ども図画コンクール」の、全国最優秀賞は高知県の山﨑直樹君(小5)が受賞(作品名「家族ですいか作り」)、賞品(商品券と画材道具)が贈られた。また、全国優秀賞は島根県の川井誠司君(小5)はじめ5名、全国特別賞は新潟県の杉田美紗輝さん(小4)はじめ10名が、それぞれ受賞した。
さなえ全国子ども図画コンクールは平成8年から実施しており、これまでの応募作品は累計で今回含め2万2000点を超えている。今回は水彩、クレヨン、色鉛筆、また貼り絵など全国から過去最高の1951点の応募があった。
6.クボタの筑波工場でトラクター累計生産200万台の式典
筑波工場は、昭和50年(1975年)10月から操業。23〜97馬力クラスのトラクターとディーゼルエンジンを生産している。生産するトラクターの約70%が海外向けで占められており、グローバル市場での事業拡大を目指すクボタにとって重要な生産拠点のひとつとなっている。
式典では、これまでの足跡を振り返り、操業開設当時の先人の尽力などに思いを馳せた。また、これまで製造されてきた歴代のトラクター計15モデルを披露するパレードもあった。
7.クボタとクボタアグリサービスが宮城県農業高等学校の鉄コーティング直播栽培を支援
東日本大震災で被災した宮城県農業高等学校に対し、実習機の寄贈のほか、新技術として鉄コーティング直播の特別授業を実施している。今回は名取市の圃場で稲のコンバイン収穫作業を行った。
「まなむすめ」が栽培されている圃場60aに同社関係者と佐藤先生に引率された同校作物班の3年生8人が集合。クボタスマートアグリシステム(KSAS)対応の食味&収量センサ仕様コンバインER470を使用して収穫を行った。
特別授業では、クボタの小須田清技術顧問が、稲栽培における積算温度の問題、平均収量の試算方法、また、作業後は、いもち病をはじめとする病虫害について、罹病した場合の葉の外観などを説明、生徒は熱心に耳を傾けていた。
8.大島農機が「ぶんぶん丸」の新キャラクター
新キャラクターは、愛称「ゆるぶん」。同社の揺動型ジェット式籾すり機「MRシリーズ」広報キャラクターの4代目となる。同社では、「ゆるぶん」について、今流行のゆるキャラに「動き」を表現したもので、今後、印刷物や販促物を中心に利用展開する、としている。
「ぶんぶん丸」は、平成13年に発売した揺動型ジェット式籾すり機「MRシリーズ」の広報キャラクターとして登場、愛らしいキャラクターだったこともあり、多くの人たちから愛されてきた。
9.ヤンマーグループが障がい者が生み出すアート「アールブリュット展」開催
今年4月に設立した障がい者雇用の特例子会社・ヤンマーシンビオシス株式会社の農業事業部(滋賀県栗東市)内において初開催した。アール・ブリュットとは、障害を抱えている人達の「加工されていない生のままの芸術」というフランス語。滋賀県立近江学園の協力を得て、魂の叫びとも言える迫真の作品が多数集められ注目を集めた。また、生産者こだわりの産地直送食材を一般の人たちへ提供する「ヤンマープレミアムマルシェ」を同時に開催した。
10.井関農機がヰセキドリームギャラリー熊本を開設
明年の創立90周年記念事業の一環として熊本県益城町の井関熊本製造所内にある熊本展示館をリニューアルして「ISEKI Dream Gallery KUMAMOTO」(ヰセキドリームギャラリー熊本)を開設した。
エントランスには「世界初」とするコンバイン「HD50型」(1966年製)がスポットライトを浴びて置かれている。中はテクノロジーコーナー、デジタルライブラリー、ISEKIスクエア、夢ある農業応援コーナー、プロダクツスクエア、ISEKIの取組み・イン・九州の6つのコーナーに分かれ、井関グループの90年の歩み、そして「これから」が紹介されている。
フラッグシップコンバイン「HJ7123」が置かれたプロダクツスクエアではコックピットに入って、ウエアブル端末で3D画像により最新大型コンバインのスピード(秒速2.0m)と刈取り作業を体験できる。
11.日農工が地方大会で26年と27年の見通し示す
滋賀県米原市のエクシブ琵琶湖で開かれた地方大会で機種別部会長が報告した。26年は、刈払機、車両、コイン精米機の3機種、27年は管理機、防除機、刈払機の3機種が前年を上回る予測となった。また、国際委員会は両年とも前年増の予測となった。
26年の需要見通しは、トラクターが94%、田植機95%、コンバイン88%と、主要機種は減少の予測。27年はトラクター100%、田植機97%、コンバイン97%などとなっている。
12.ヤンマーがインドネシアに農業研究所
ボゴール市にあるボゴール農科大学をパートナーとして研究活動を行う。2013年にベトナムに設立した農業研究拠点に引き続き、インドネシアにも同様の拠点を設立することで、農業の実態及び社会環境の実態調査を実施する。また、この調査を通じて農業の未来を予見し、より豊かで安全な暮らしに向けた食料生産のソリューションを提供すべく取り組んでいく。
活動内容は、
- 農家・農村の将来像を予見するため、農業や社会環境の実態調査を行う。
- 農家・農村の暮らしをより豊かで安全にしていくため、ハードからソフトまでの幅広いソリューション提案を行う。
- 産学官連携で、現地に根ざした研究活動を行う。
―となっている。
13.太陽の耕うん爪インド工場が操業開始
新工場はインド初の日系企業専用工業団地であるラジャスタン州ニムラナ工業団地にある。耕うん爪の販売先はインド国内の現地企業が中心。販売目標は操業開始より2〜3年で5億円、5〜10年で20億円を見込んでいる。
開所式典では、久松社長が「「2011年12月にインド進出を決意してから、2年9カ月をかけてやっとスタートした。この日を迎えて感無量です。インド農業に貢献し、耕うん爪世界ナンバーワン企業に向かって力強く頑張っていきたい」と所信を述べた。
14.丸山製作所が120周年記念国際会議
成田ANAクラウンプラザホテル並び同社千葉工場において海外の特約店70名余りを招き「丸山120周年記念国際会議」を開催した。席上、尾頭社長は「日本の製造業におけるリーディングカンパニーとして、丸山製作所はさらに飛躍し、より強固なグローバル企業となる」と力強く挨拶した。
会議では、内山治男会長が歓迎のスピーチを行った後、ビデオで同社120年の歩みを紹介。続いて、尾頭社長が挨拶。
翌日は、最新のマシニングセンターと先進の加工機を導入する千葉県東金市の同社メイン工場を視察。また、フルキャビンのハイクリブーム・SS・動噴・チェンソー・刈払機など同社最新鋭機の実演・デモンストレーションを行った。