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農業機械関連ニュース

平成26年8月10日発行

<業界短信-新製品8月>

1.松山がパラソイラーLPSシリーズを新発売

「ニプロパラソイラー」の耕うん方法は同社独自の屈折したナイフにより、パラソイラーの耕うん幅内で深さ最大40cmの土を全体に浮かせるという「無反転全層破砕」を行う。土を反転させず2m幅で効率よく硬盤破砕、作物の根域を拡大し透排水性向上、通気性向上につながり、増収、高品質収穫に貢献する。
 今回のLPSシリーズは、とくに全国的に普及が進んでいる比較的軽量の高馬力トラクター(トラクター質量3290kg以下)を対象とし、規模拡大を進める担い手農家の要望に応えるシリーズ。カゴ車が標準装備されたLPS400―Kとカゴ車なしのLPS400の2型式がある。貫入式硬度計による試験結果は圃場全体が膨軟になり作物の根域が拡大しやすい状況が作れるとの結果を示した。

2.三菱農機が大規模向けのトラクター、コンバインと歩行型田植機など26年新商品発表

コンバインはASUMA「V598(5条刈り、98.4馬力)/698(6条刈り、98.4馬力)」。主な特徴は、

  1. 高出力低燃費コモンレールエンジン搭載=電子制御で燃料消費を抑えながら高能率作業が可能。
  2. 排ガスクリーン化=排ガス中の有毒物質である窒素酸化物(NOx)低減を目的にクールドEGRシステムを採用。環境負荷を軽減。
  3. 緻密なエンジン回転制御=ボタン操作だけで自動で作業に最適なエンジン回転にワンタッチで切り替えできるので、余計なアクセル操作なしで、エンジン性能をフルに活かせるエンジン回転数に一発設定。エンジン回転不足による「詰まり」などのトラブルを防止。

―など。
 トラクターは、ASUMA「GV77(77馬力)/87(87馬力)/97(97馬力)」。主な特徴は、

  1. 国内特自3次規制適合クリーンエンジン搭載=フル電子制御のコモンレールエンジンに、さらに国内特自3次規制適合のクールドEGRシステムを搭載し、NOxを低減。またディーゼル微粒子除去装置(DPF)を搭載。
  2. eアシスト機能=モニターに瞬間燃費、平均燃費、燃料消費量を表示し、各作業での燃料消費量が把握でき省エネ作業をアシスト。
  3. eアシスト旋回=旋回時クイックアップ操作と連動し、エンジン回転を変更することで、旋回時はエンジン回転がダウンし旋回しやすく、作業機を下降させるとエンジン回転が復帰し素早く作業再開ができる。
  4. Gシフト、Gマチック、スムーズシフト、上昇PTO停止など、さらに便利になった操作性。

―など。
 歩行型田植機はMP49Aで、高出力・排ガス規制対応エンジンを搭載した。

3.静岡製機が100周年限定モデルの乾燥機・30石ドライゴン

今年、創業100周年を迎えたことから、永年の感謝の気持ちを込めて「コンパクトな30石タイプをお買い得価格で」をコンセプトに、遠赤外線乾燥機“ドライゴン”「SAC―EM300」(斜流式タイプ)と「同―EM300F」(遠心式タイプ)を合わせて100台限定で、割安価格に設定し100周年限定モデルとして発売した。
 SACーEシリーズは、

  1. 高い信頼性を実現したハイパワー乾燥部機能。
  2. 使い易さと作業性を向上(ユニバーサルデザイン)。
  3. 環境に配慮(省電力・低燃費)。

―の3大基本コンセプトで開発。これまで、担い手農家(中核農家)、営農集団などから、高性能乾燥機として高い評価を得ている。
 30石タイプの限定モデルも、本体高さが374.5cmと低く設定。経済効果においては、電力消費量が従来機に比べ最大30%カット、2kW契約運転が可能となっている。また、灯油消費量も最大15%カットした省エネ設計となっている。

4.小橋工業がオートあぜ塗り機、ハイパーローター、ツーウェイローターの新製品

オートあぜ塗り機ガイアシリーズは、XRVシリーズ(適用トラクタ48〜97馬力)に「スマートガイアXRS」(26〜45馬力)と「ガイアXRM」(37〜60馬力)の2シリーズを追加。耕うん・砕土整地を行う「ハイパーローター」は、耐久性・機能性をアップして大型化に対応した「KRVシリーズ」(60〜120馬力)。「ツーウェイローター」は大型トラクタにベストマッチする「FTVシリーズ」(65〜110馬力)。
 オートあぜ塗り機「スマートガイアXRSシリーズ」「ガイアXRMシリーズ」は、ガイアシリーズを2つに分け、トラクターとのマッチング性を向上させた。自動制御装置「ガイアマチック」もリニューアルし、成形される畦の状況やトラクターの旋回状況をマイコンが判断し、自動的に条件に適したより細かいガイアマチックをする新ガイアマチックにより、様々な条件下で、直進精度が向上。前進のみの作業なので、簡単にコーナー際まで仕上げることができる。
 また、天場処理装置を標準装備。コントローラには、音声ガイダンスが付いている。XRMにはステンレスリング付きドラムを採用。
 ハイパーローターKRVシリーズは、耕うん軸、フレーム、ホイルアームの強度を大幅にアップ。衝撃や振動に対して旧モデルより約1.6倍強い設計とした。フローティングシールを採用しているので、チェンケース内部への泥水、土砂等の侵入を防ぐ。また、ラセン爪配列により、土はけ性が良く、作業能率の効率化につながる。大型トラクターへのマッチング性も向上させた。
 ツーウェイローターは、大型トラクター対応のFTVシリーズで、バイブロウェーブカバーが土の付着を最小限に抑える。カバー内に4段のカバーゴムを設けた同社独自の土付着防止機構を有し、4つのカバーが常時振動し土を落とす。専用すき込み爪により稲わら雑草を一発ですき込める。優れたすき込み性を実現する同社独自の「ラセン配列」を採用。低馬力で凸凹のない均平な仕上がりを両立させた。

5.IHIスターが創業90周年記念の大型マニュアスプレッダー2機種を発売

発売したのは、大型マニュアスプレッダTMS11010MB・WBと、大型ハイドロマニュアスプレッダTHM11000MB・WB。
 11立方mクラスで連動ブレーキ付き仕様とした大型マニュアスプレッダーの主な特徴は、

  1. 連動ブレーキ付きなので、堆肥満載時にも、安心して作業が可能(連動ブレーキの動作には、トラクタにブレーキカプラが装備されている必要がある)。
  2. 平歯車減速機による「コンベア連続送り」&床送りリモコンを標準装備。大型チェーン&L字型コンベアチェーンにて堆肥を搬送。
  3. 全幅が狭く積み込みが容易な「船底型荷箱形状」採用。
  4. 縦軸ワイドビータタイプは、細かく、広く、均一に散布可能。横軸ビータタイプは、破砕力に優れた大径メインビータを採用。

―など。  大型ハイドロマニュアスプレッダの主な特徴は、

  1. 連動ブレーキ付きなので、堆肥満載時にも、安心して作業が可能。
  2. 完熟堆肥の散布に適した2ステージ方式。スライドフロア+プッシュゲートにて、堆肥を搬送。
  3. 全幅が狭く積み込みが容易な「船底型荷箱形状」採用。
  4. 縦軸ワイドビータタイプは、細かく、広く、均一に散布可能。横軸ビータタイプは、破砕力に優れた大径メインビータを採用。

―など。

6.松山がニプロサーフロータリーTBSシリーズを発売

耕うん径を47.5cmにすることで湿田で深く起こしたくない地区及び水田、転作田の表面砕土を狙って開発され、TBMシリーズよりももう少し小型のトラクターで使える。適応馬力は30〜58馬力。湿田を高能率に耕うんする4枚爪仕様の「サーフ4」3型式と、水田・転作田の砕土・埋め込みに力を発揮する6枚爪仕様の「サーフ6」3型式を用意した。作業幅は「サーフ4」「サーフ6」ともにそれぞれ1.8m、2.0m、2.2mがある。耕うん部カバーに土の付着を極限まで抑える「フロートラバー」を採用したほか、砕土性能と埋め込み性能そして高速作業を実現するE300G爪を装備することで、耕うん作業の更なる効率化を実現した。
 またマッチング姿勢を改善することでロータリーの重心位置がトラクターに近づきバランスも良くした。さらに枕地耕うんもバック工程を入れることで2行程で行うことができるようになった。
 ダブルフレーム構造でロータリにかかるストレスを吸収、チェーンケースとブラケットガードに熱処理加工品を採用、耕うん部カバーに上下、左右、前後にフレキシブルに動くフロートラバーを採用。土の付着を抑え作業能率を向上―などの特徴もある。

7.ニッカリが苺高設栽培用管理機を発売

エンジン排気量を大きくしてパワーアップした3型式で、1人用のCLA―35(35cc)、1人用背負い式のCLB―25(25cc)、2人用のCLW―35(35cc)。1人用は狭幅ベッド用、2人用は幅広ベッド用、1人用背負い式はプランター方式や車輪が乗らない幅狭ベッド用。
 ベッドに合わせて車輪を選択することもでき、1人用では車輪幅180〜260mm、2人用では、265〜325mm、305〜385mm、375〜515mmから選択できる。
 爪の形状は爪の向きがすべて内向きの「内ツメ」と、交互に内外向きの「両ツメ」がある。耕うん幅は1人用が100mm、1人用背負い式が100mmと130mm、2人用が160mmと230mm。

8.丸山製作所がモータータイプの洗浄機を発売

型式は「MKW807MD」。また、創業120周年丸山サンクスキャンペーンの一環として、9月末日まで同機を購入したユーザーには、8mの延長ホースをプレゼント。さらに旋回ノズル、角度調整ノズルも進呈する。
 同機は、日本製の高耐久クランク式プランジャーポンプを搭載した100Vモーターの洗浄機。インダクションモーターを採用し、回転速度が低速で一定なので耐久性に優れ、かつ低騒音のため、音が気になる環境、時間帯でも作業が可能。キャスターと大型ハンドルにより移動が楽で、ソープタンク(ハンドル兼用)を装備し、洗剤洗浄が可能―などの特徴がある。

9.筑水キャニコムが歩行型雑草刈機「男働盛清」(おとこはたらきざかりきよし)を発売

ホイール型ハンマーナイフモアで型式はMH60。草刈機“男シリーズ”の第二弾製品。
 樹木が多い場所での旋回、草が密集した所の刈り取り能力、エンジン始動時の安全性など、ひとクラス上の機能・性能を低価格クラスで実現した。
 運搬車で実績あるナ・ガ・ラミッションを搭載し力をかけずにサイドクラッチのみで旋回可能。幹回りや立木間の小回り走行、傾斜地や悪路の直進性で威力を発揮する。前進6速、後進2速と超低速から高速まで幅広い変速域を場所・状況に応じて選択でき、作業効率が格段に向上する。
 草が密集した所で浮き上がって刈り取り不足にならないように、同社ジョージJrCG65比で40kg機械質量を増やした。安全装備では、走行クラッチ、刈刃クラッチの両方がオフ状態でないとエンジンは始動しない。挟まれ防止レバーにより、運搬車同様に緊急時にクラッチレバーが下がりクラッチをオフにする。

<業界短信8月>

1.クボタの新社長に木股氏が就任

7月8日開催の臨時取締役会において、代表締役ならびに役付取締役の異動を決議し、6月に死去した益本康男前社長の後任の代表取締役社長に、代表取締役副社長執行役員調達本部長の木股昌俊氏が就任した。代表取締役副社長執行役員には、取締役専務執行役員の久保俊裕氏が就任した。
 木股社長は昭和26年6月22日生まれ(63歳)、出身地は岐阜県瑞浪市。北海道大学工学部機械工学第二学科を昭和52年3月卒。同年4月久保田鉄工(現クボタ)に入社。筑波工場長などを歴任し、平成17年6月取締役に就任。機械営業本部長などを経て平成24年6月に専務執行役員、平成26年4月から代表取締役副社長執行役員。

2.サタケが中国放送とコラボレーションし、GABAライスの新しいおむすびを開発

広島県の放送局であるRCCの情報番組「イマなま3チャンネル」(月〜金曜日、14時55分〜16時43分)とコラボレーションし、GABAライスを使った新しいおむすびを開発することになったもの。
 新GABAおむすびの開発にあたり、アイデア(レシピ)を視聴者から募集し、その中から1名のレシピを採用していく試みで、採用者にはGABAライス1年分がプレゼントされる。採用されたレシピで新GABAおむすびを作り、今秋10月頃におむすびのGABA(西条店、そごう広島店)で販売する予定だ。
 番組では、7月から10月までの月1回(月曜日:計4回)、「新GABAおむすびの道!」と題して特別コーナーを放映する。このコーナーでリポーターのエミノスケ(中原衣美さん)が新おむすびのGABAのレシピ募集から開発・販売までを紹介する。

3.ヤンマー学生懸賞論文・作文の募集を開始

『新しい農をクリエイトする』をテーマに掲げた第25回目の募集が開始された。今回はテーマに『クリエイト』を掲げ、副題として『新しい農への3つの提案』を謳っている。

  1. 世界で戦える農業の実現に向けて。
  2. やりがい・生きがいとしての農業へ向けて。
  3. 資源循環型農業の実現に向けて。

で、こうした新しい「農」に対するそれぞれの提案を、広く自由な観点で論じ、夢と若さあふれる提言を数多く寄せてほしいと呼びかけている。
 応募資格は、論文の部は、大学、大学院、短期大学、農業大学校、農業短期大学、各種専門学校に在籍する30歳以下(平成26年10月20日現在)の学生。作文の部は、農業大学校、農業短期大学に在籍する25歳以下(同)の学生。
 論文大賞には100万円、作文金賞には30万円が贈られる。締め切りは10月20日。

4.本田技研工業が船外機生産50周年で式典

静岡県浜松市の船外機工場で開催した。同社は、1964年に4ストロークエンジン搭載の1号機「GB30」で船外機市場に参入し、船外機の排ガス規制が強化されるなか、2輪・4輪で培った先進の燃焼コントロール技術であるPGM―FI電子燃料噴射システムやVTEC、リーンバーン、そして船外機独自の技術であるBLAST(空気比連動点火時期制御)など、先進技術を世界に先駆けて採用、高出力と低燃費を高い次元で両立させ、世界中で高い満足度を獲得している。
 記念式典では、50周年モデルエンジンカバー取り付け、クス玉割り、拡販宣言、従業員代表宣言などのセレモニーが行われた。

5.サタケのミャンマー大型精米工場が順調稼働

昨年10月にミャンマー連邦共和国に納入した大型精米プラントで、現地の総合建設業であるアライアンス・スター社精米工場。順調に稼働を続け、新プラントで製造される米は現在、ミャンマー国内向けに販売されているが、将来は輸出も考えられている。
 ミャンマー政府は国内で生産される米の品質向上を目指しており、同社では今後、最新鋭精米プラントの販売推進を通して同国の精米技術・米品質向上を支援していく考え。プラントには最新鋭のサタケ精米機はもとより、不良品を除去する光選別機や米の品質を評価する分析機器も備えられている。
 同社は1997年よりミャンマー・ヤンゴン市に販売拠点を設置、これまでヤンゴンエリアを中心とする20カ所に精米プラントを納入するとともに現地駐在技師によるメンテナンスにも力を傾けてきた。また、プラントを導入した客先のオペレータに対し精米知識・機械構造に関する研修プログラムを実施している。こうした実績が高く評価され新プラントの受注につながった。

6.JA全農が第38回通常総代会開く

通常総代会では、平成25年度(第43年度)事業報告および剰余金処分の件、経営管理委員および監事選任の件などの議案を事務局原案通り承認した。経営管理委員および監事の改選では、中野吉實会長(佐賀県農業協同組合会長理事)を再選した。
 事業報告では、水稲育苗箱全量施肥栽培など省力技術の普及や、鉄コーティング水稲直播栽培専用の肥料・農薬など省力資材の開発普及、農機レンタル事業による生産コストの低減(492日、65台稼働、前年比134%)、JA・県域農機事業一体運営の拡大(累計17県、76JAで実施)、JAグループ農機検定制度による人材育成(2級農機サービス士29名認定)などにに努めたことが報告された。

7.スガノ農機の「土の館」と生研センターの農機具「資料館」が機械遺産に

日本機械学会(久保司郎会長)の平成26年度の機械遺産として認定された。第62号が、スガノ農機の「土の館」―北海道の土作りとトラクターの博物館―、第63号が生研センターの農機具「資料館」―農業機械黎明期の機械と史料の博物館―。
 土の館は、トラクターや機械式農機具を中心としてその系統だった保存展示を行い、我が国の他地域とは根本的に異なる北海道の大規模営農変遷史の機械面からの証人となっている。
 農機具「資料館」は、農林省の旧農事試験場が開発改良のために購入した外国機、性能比較研究をした国産機など250点余りが保存展示されている。辛い農作業から人々が解放されていく様子や日本の小規模農業に合った生産効率の向上過程が理解できる。

8.大阪・道頓堀角座広場でヤンマープレミアムマルシェ開く

ヤンマーが、松竹芸能とタッグを組んで実施する「食育と笑育(わらいく)のコラボ」という業界初の試み。第1回が7月に開かれた。今後毎月1回、12月まで計6回開催する。道頓堀角座前のイベントスペースに近畿地域の農家・経営体8店が出展、有機無農薬栽培の発芽玄米や熟成黒ニンニクで作ったフルーツガーリック、自然飼育の鴨を燻製にした但馬鴨スモークや有機肥料栽培の泉州水ナス、大阪産ブドウで作ったスパークリングワインなど多彩な農産物や加工品が提供された。
 「ヤンマープレミアムマルシェ」はこだわりの農産物を都市の消費者に届ける催しで、今回はそれをさらに進化させ、「食育と笑育」のコラボレーションという新形態に挑戦した。
 生産者こだわりの逸品を、笑いのプロである松竹芸能のタレントたちがとりあげ、食材の特徴をユーモアたっぷりにわかりやすく紹介して一般消費者へ提供。加えてこのマルシェでは、季節に合わせた楽しいオリジナルイベントを開催、なつかしい「案山子作り」や「竹とんぼ作り」、10月にはハロウィンに合わせて「お化けカボチャのランタン作り」などを実施していく。

9.井関農機がフランスの代理店を子会社化

欧州における同社販売代理店であるイボン・ベアル(YVAN BEAL)社の株式を100%保有する株主YBホールディングの全株式を取得し子会社化する。
 同社によると、欧州市場において大きな売上げを占めるフランス市場では1967年以来ベアル社を通じて農機及び景観整備用品等の供給を行ってきた。ベアル社は29年設立以来85年にわたるグリーンビジネス及び農機の販売、修理を中心に地域に根ざした活動によってフランス市場における顧客及びディーラー網を築き上げている。
 同社は今回の子会社化により、フランス市場における売上げの拡大・シェアアップのほか、ベルギーのヨーロッパヰセキ、ドイツのドイツヰセキと連携を強化することで、欧州市場全体に対しても効率的かつ効果的に取り組みを強化し、欧州事業の基盤強化と売上げ拡大を図れる、としている。