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農業機械関連ニュース

平成25年11月10日発行

<新製品ニュース>

  1. タカキタが自走ロールベーラ発売
  2. やまびこ産業機械が新型防災設備用マルチ発電装置を発表
  3. エム・エス・ケー農業機械がフェント500シリーズトラクター発売
  4. IHIスターが大型ロールベーラ/カッティングロールベーラをフルモデルチェンジ
  5. スズテックが新型播種機、ポット専用土供給・回収機発売
  6. 静岡製機が新型乾燥機“ドライゴン”「SSEシリーズ」開発
  7. サタケが小型遠赤乾燥機と籾摺機シリーズ発表
  8. 山本製作所が循環型籾専用乾燥機“ウインディ”の新型発表

<業界ニュース>

  1. クボタ役員人事で、北尾氏が農機総合事業部長に
  2. クボタがマテリアルセンターを新設
  3. ヤンマーがインドネシアで鋳造部品を現地生産
  4. 第3回オーレック祭りに1100名を超す来場者
  5. 井関農機が松山に「ヰセキ・テクニカル・トレーニング・センター」を開設
  6. 井関農機の「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表
  7. 生研センターと新農機が大豆の機械化一貫体系で現地セミナー
  8. 本田技研工業が本社で汎用60周年特別展開催
  9. クボタがインドネシアで農機用エンジンを増産
  10. サタケが絵画コンクールの表彰式
  11. ヤンマーがベトナムでの気候変動対策に参画
  12. 日農工地方大会で来年の見通しを発表
  13. サタケが米粉パンの販売店「パン&マイム西条店」を開店

<新製品ニュース>

1.タカキタが自走ロールベーラ発売

軟弱地での稲ワラ収集に威力を発揮する自走ロールベーラ「SR1020」で、エンジン最大出力を40.5馬力にパワーアップ。キャビンの装備により夏の炎天下や冬の寒冷時でも快適な作業が行える。
 稲ワラのベールサイズは、直径100cm、幅100cmと稲ワラ流通に最適なサイズ。作業幅145cmのワイドピックアップ部には、ワラを効率的に後部の成形室へ送り込むローラ機構を装備し、長ワラ、切りワラ、立ちワラを収集できる。運転席からの高さ調整も可能。ベールの結束はネット式でスピーディに梱包ができる。  その他、

  1. タイトチェーンの圧力を感知するポテンショメーターを採用。ベール直径が100cmで安定して成形される。
  2. バックモニター標準装備により後方確認も容易に行える。
  3. 自動で車体バランスが保たれ安定した姿勢で作業が行える。

―などの特徴がある。

2.やまびこ産業機械が新型防災設備用マルチ発電装置を発表

東京国際消防防災展で新しい「新ダイワ・PDGMシリーズ」の製品説明会を行った。同装置は、防災設備向け非常用発電装置において業界初となる三相と単相の負荷に1台で対応できる独自のマルチ発電体を搭載。これにより蛍光灯などの照明、通信機器、ATMや防犯機器まで幅広い用途に対応可能となっている。  これには、PDGM600I(標準防音タイプ)、同600IM(低騒音タイプ)、同600ISM(超低騒音タイプ)の3型式があり、いずれも日本内燃力発電設備協会が認定する消防法に適合し、三相最大出力50/60kVA(50/60Hz)、単相最大出力30/36kVA(同)を発揮する(三相と単相を分配した合計出力は、定格電流を超えない範囲で単相3線と三相3線の双方が使用可能)。  平常時は自動で保守運転と点火を行う。火災や災害時に商用電源が停電した際には、自動で発電し、各種設備に電源を供給する。商用電源が復旧すると自動で発電機電源から商用電源に切り替えてエンジンを自動停止させる。

3.エム・エス・ケー農業機械がフェント500シリーズトラクター発売

新製品は、「フェント500バリオ T4シリーズ」2機種で「F513VARIO T4」(最大馬力135PS)と「F516VARIO T4」(最大馬力165PS)。数々の賞を受けた「500Favorit」のデザインを受け継ぎながら、進化した技術が駆使されている。
 「フェント900バリオ T4」シリーズから採用されたSCRシステムによる排気ガス後処理システムと、10.4インチタッチパネル式バリオターミナル、「フェント700バリオ T4」から採用されたパノラマキャビンを採用。エンジンには、4.04L4バルブ4気筒ドイツ製を搭載。マルチファンクションジョイスティック、ISO―BUSインプルメントコントロール、枕地制御を記憶させるティーチイン機能などを標準装備している。
 主な特徴は、

  1. 環境性=NOxを95%削減し、粒子状物質を95%削減。燃料消費量の削減により、CO2の排出を軽減し、シンプルな構造により無駄な機械的動作を排除。
  2. 収益性=SCRシステムにより、燃料消費を削減し、トラクターマネジメントシステム(TMS)によって制御された経済的な走り。自動最大出力コントロールによるコントロール機能。
  3. 快適性=特徴的な形状のパノラマキャビンで、全ての機能が一つのターミナルに集約されている。

―など。

4.IHIスターが大型ロールベーラ/カッティングロールベーラをフルモデルチェンジ

新シリーズは、「TRB/TCR31シリーズ」で、4機種ずつ合計8機種を発売した。デザインエンジニアリングにて外観を一新、またネットやトワインの置き場を変えるなど、使いやすさにもこだわっており、これまでの大型ロールベーラ/カッティングロールベーラから一新されている。
 一新された大きな特徴は、

  1. デザインエンジニアリングでイメージ一新。メンテナンス性も向上=デザインエンジニアリングにて、イメージを一新。フロント側カバーにはガルウィング方式を採用し、カモメの翼のようにカバーを地上面に対して水平になるまで開くので、メンテナンスを行いやすくなった。
  2. ネットロール位置について、顧客の扱いやすさを考えた(型式TRB・TCR/3110・3112ネット&トワイン仕様の場合)=ネットロール位置を下げたので、ネット装着操作時などに便利。予備ネット位置も、載せやすいように一番手前にしてある。
  3. トワインの玉の収納位置と収納数改良=フロント側のガルウィング方式のカバー内に、左右3個ずつ置くように改良。

―など。

5.スズテックが新型播種機、ポット専用土供給・回収機発売

播種機はインバーター搭載の“9シリーズ”「THK2009」(毎時能力200箱)、「同3009」(同300箱)、「同4009」(同340・420の2段階切替)の3型式。ポット専用土供給・回収機は、播種機への土供給作業を大幅に軽減した“ミニコン”「SCS19NP」(毎時能力最大2200L)。
 9シリーズは、播種部にインバーター方式を採用、作業中でもダイヤル1つで簡単に播種量がグラム単位で調節できる。さらに、床土、覆土ホッパー部の伸び防止のため、格納時にワンタッチで緩めが可能。加えて、作業形態に応じて、前潅水・後潅水ができる(THK3009は不可)。
 ミニコンは、強力モーターにより、土の供給量を大幅にアップしている。また、満量ストップセンサーを標準装備、ホッパーからの土漏れを防止し、より作業性を向上した。

6.静岡製機が新型乾燥機“ドライゴン”「SSEシリーズ」開発

SSEシリーズは「速く(スピーディー)安心(セーフティー)しかも省エネ(エコ)」をコンセプトに担い手農家、営農集団向けに開発。遠赤外線乾燥機5型式(SSE―EL30、35、40、45、50石)と熱風乾燥機3型式(GL30、35、40石)の計8型式。来年1月より順次発売を開始する。
 新型乾燥機は、毎時乾減率1%の高速を実現。穀温センサーを搭載した新単粒水分計を搭載。また、もち米・酒米・ビール麦の各モードを増設した大型液晶パネルを新たに装備。さらに、穀物量によって、風量を自動調整する省エネ設計(灯油消費量最大25%カット)となっている。加えて、選別能力をより向上させた排塵機(同社除去重量比2倍)を装備するなど、各所に新機能が採用されている。
 乾燥スピードが選べる新大型液晶パネルを採用。もち米・酒米・ビール麦の各モードを増設した。また、スリット網で、籾は飛ばさず、細かいゴミ・ホコリを除去する新排塵システムにより、除去重量比は2倍(同社比)に向上した。

7.サタケが小型遠赤乾燥機と籾摺機シリーズ発表

2014年度の新製品として遠赤外線乾燥機「ソラーナ ネックス グランド」の15〜28石タイプ4機種と籾摺機「ネオライスマスター」の2.5〜5インチタイプ21機種を発表した。新機種の出荷開始はいずれも来年1月から。
 遠赤外線乾燥機ソラーナ ネックス グランドは、SDR15SP(15石)、20SP(20石)、25SP(25石)、28SP(28石)の新型4機種をラインアップ。従来機種のソラーナ グランドSEZGシリーズに比べ「省エネ&安定乾燥」や「より使いやすく」を追求し、コストパフォーマンスを高めた遠赤外線乾燥機。主な特徴は、

  1. 省エネ運転=送風機モーターと循環系モーターのインバータ制御。
  2. 安定乾燥=湿度センサによる温度制御。
  3. 張込量自動検知機能付き。
  4. 大型蛍光表示管搭載、メモリカード搭載(諸情報の記録)、多様な運転パターン。

―など。
 籾摺機ネオライスマスターは、これまでのNPSシリーズをモデルチェンジし、新たにNRZシリーズ21機種を開発。NPSシリーズの基本性能、仕様を継承しつつデザインや操作面を改良した。主な改良点は、

  1. タッチパネル式操作盤の搭載(Gタイプ)。
  2. 本体および樹脂部品のカラーリングの変更(全機種)。
  3. 混合米昇降機の吊りタンクのスケルトン化(XおよびWタイプ)。

8.山本製作所が循環型籾専用乾燥機“ウインディ”の新型発表

9〜21石までの小型タイプ、6シリーズ(遠赤型2シリーズと熱風型4シリーズ)26型式で、遠赤型がUPV・UPVCシリーズの2シリーズ。熱風型がJEV・JEVC・REV・REVCシリーズの4シリーズ。来シーズンより本格的な発売を開始する。
 新型乾燥機は、送風機を斜流式と遠心式の2種類から選択でき、いずれの型式も「多機能でもシンプルに使える」を開発コンセプトに

  1. 乾燥運転3モードを標準装備。
  2. 操作盤の機能・操作性を充実。
  3. 風の吐出方向が自由になる遠心送風機仕様を追加。

―など、より機能性と使いやすさを追求している。
 また、「低温仕上げ乾燥」を組み合わせて使用することで、籾すりなどの次の工程に短時間で移行しやすくなる。さらに、水分ばらつきを表示。「水分休止乾燥」と組み合わせて、高品質な乾燥を実現。加えて、残時間表示機能を搭載、乾燥終了時刻を予想し、次作業準備を計画しやすくなっている。
 また、排出時の送風追加設定機能、排出量固定機能を搭載。排出作業で次工程に合わせた排出量設定など、毎回使う設定や便利機能を記憶させることで、作業ごとに設定し直すことなくシンプル作業が行える。

<業界ニュース>

1.クボタ役員人事で、北尾氏が農機総合事業部長に

10月1日付で、飯田聡常務執行役員・農業機械総合事業部長、農機海外営業本部長が研究開発本部副本部長に、北尾裕一常務執行役員・クボタトラクターコーポレーション社長が農業機械総合事業部長、農機海外営業本部長に就任した。
 新たに農業機械総合事業部長、農機海外営業本部長に就任した北尾裕一常務執行役員は、昭和31年7月生まれの56歳。昭和54年3月東京大学工学部船舶工学科を卒業、同年4月久保田鉄工へ入社。平成21年4月クボタ・トラクタ事業部長、同年4月執行役員に就任。25年1月クボタトラクターコーポレーション社長に、25年4月常務執行役員に就任、現在に至る。

2.クボタがマテリアルセンターを新設

材料の高機能化により製品競争力を強化すべく、新たに材料を研究開発する組織として「マテリアルセンター」を新設した。素形材事業の技術・ノウハウを活用し、全社的な組織として立ち上げたもので、中長期的な視点で各事業の材料開発・材料評価を行える体制を整える。これにより、農業機械等の製品においても、高機能化した材料の使用により差別化を図り、製品競争力を強化していく。同センターは「研究開発本部」の管轄下に設置し、拠点は枚方製造所(平成27年4月に新社屋を建設予定)に置く。所長は濱田薫執行役員・素形材事業部長が兼務、人員は16名(兼務者含む)で立ち上げ、本格稼働する平成26年4月には30名(同)とする予定。

3.ヤンマーがインドネシアで鋳造部品を現地生産

インドネシアの現地法人ヤンマーインドネシア社(PT.YANMAR INDONESIA、略称:YID)において、9月26日より鋳造部品の現地生産を開始した。グループの国内外生産拠点への鋳造部品の供給ならびに、グローバル市場におけるコストメリットの追求と品質確保を目的としたもので、ヤンマーインドネシア社では、ディーゼルエンジンの主要部材をはじめ、グループで製造する各種の産業用機械の主要鋳造部品の供給を担うとともに、海外における更なる事業展開の加速を目指していく。小形ディーゼルエンジン用シリンダブロック、シリンダヘッド、フライホイル、トラクター用トランスミッションケース、クラッチハウジングなど鋳造部品を現地生産する。

4.第3回オーレック祭りに1100名を超す来場者

9月28日に本社で開催した「第3回オーレック祭り」では、社員手作りのアトラクションを約20種類用意し、1100名を超える来場で賑わった。
 同社ヒット製品のゴーカートタイプの乗用草刈機の走行試乗は、ロードコースとオフロードコースで行い、子供に人気で長蛇の列ができた。農産物の重量当てクイズ、アイガモレース、ヨーヨー釣り、輪投げ、バスケットゴールなどのほか、管理機はエンジン式、ガス式、電動式、草刈機は歩行型小型機から乗用まで全製品を展示。芝地そして雑草傾斜地で実際に見て、触れて使ってもらうようにした。乗用草刈機の撮影会も行い、即プリントして提供した。
 このほか、さらに同社CMソングを歌っている地元DJおかはちさんによるステージもあり、地元ラジオ局のRKBラジオ、そしてRKKラジオ(熊本)の生中継放送もあった。

5.井関農機が松山に「ヰセキ・テクニカル・トレーニング・センター」を開設

同センターは、松山市馬木町の井関松山製造所の構内に今年4月から建設していた。鉄筋コンクリート造り4階建てで、建築面積は736.10平方m。床面積は1階(エントランス、受付、実習室)736.10平方m、2階(講師控室など)317.89平方m、3階(生産技術部、トラクタ技術部)723.60平方m、4階(事務企画部、開発製造統括部、図面センター、電算室)723.60平方m、計2501.19平方m。センター長には土屋健一氏が就任した。
 10月2日の開所式では、木村社長が「再来年の創立90周年を迎えるに当たり、製造現場における人材育成と技能伝承、さらに今後拡大する海外拠点における現場第一線の熟練工、指導者、監督者、技術者育成のために、ものづくりの基本から高度技術に至るまでを習得すること」が目的とし、「ものづくり力を、磨き!鍛え!極める!を合言葉に、発展させよう」と訴えた。

6.井関農機の「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表

今回は、水彩、クレヨン、色鉛筆など全国から過去2番目に多い1811点の応募があり、この中から全国最優秀賞は青森県の横山隆司さん(小6)が受賞(作品名「家族で野菜づくり」)、賞状と賞品(商品券5万円とISEKIグッズ、副賞として画材道具)が贈られた。また、全国優秀賞は埼玉県の齋籐可奈さん(小3)はじめ5名が受賞した。
 さなえ全国子ども図画コンクールは、将来を担う子ども(小学生以下)を対象に「農業で働く家族」をテーマとして平成8年から実施。これまでの応募作品は累計で2万点を超えている。

7.生研センターと新農機が大豆の機械化一貫体系で現地セミナー

新潟県三条市の燕三条地場産業振興センターおよび近隣農家圃場で開催し、排水対策など最新の大豆栽培技術を紹介するとともに、小型汎用コンバイン、耕うん同時畝立て播種機、中耕除草機、環境保全型防除機、高精度高速施肥機の10社9機種が実演を行った。9機種は緊プロや農研機構中央農研センターで開発されたもので、すでに実用化されている技術。「攻めの農林水産業」の水田フル活用の推進に向け、更なる普及を目指し、高度技術をアピールした。
 講演終了後、燕市内の農家圃場に移動し、協力メーカーによる機械の実演が行われた。
 実演したのは、小型汎用コンバイン(三菱農)、耕うん同時畝立て播種機(松山)、中耕除草機トラクタ用(小橋工業)、同管理機用(井関農機)、同ミッドマウント管理作業車(ヤンマー)、環境保全型防除機(丸山製作所、ヤマホ工業)、同(やまびこ、同)、高精度高速播種機(IHIスター)、同(ササキコーポレーション)。

8.本田技研工業が本社で汎用60周年特別展開催

同社の本社ウエルカムプラザで10月8日から15日まで開催した。テーマは「“役立つ喜び”さらに広げたい〜今までも、これからも、生活に役立つチカラ。ホンダ汎用製品〜」で、60年の歩みをコンパクトに紹介した。
 会場には、「ありがとう60周年―おかげさまでホンダ汎用製品は60周年、これからも、技術で人々の暮らしを豊かに」とアニバーサリーの標語が赤地(パワーレッド)のパネルに掲げられ、さらに「“役立つ喜び”さらに広げたい」との汎用のメッセージの下に、1950年から2013年まで時系列で主だった商品を一覧にして写真で掲示。
 展示されたのは、汎用製品1号機の「H型エンジン」(2ストローク、1馬力)をはじめ、4000万台以上販売したGX160、ボディ一体型耕うん機「F150」、ミニ耕うん機の元祖といわれる「こまめ」、ガスパワー耕うん機「ピアンタ」と「サ・ラ・ダCG」など。

9.クボタがインドネシアで農機用エンジンを増産

インドネシアの農業機械化に伴う需要拡大に対応し、横型ディーゼルエンジンを製造販売するインドネシアの現地法人「P.T.Kubota Indonesia(以下、PTKI)」の生産能力を増強、年間12万台(2015年時点)の生産体制を整備し、東南アジアでのエンジン事業を更に拡大する。新工場は2014年7月より生産を開始する。
 クボタは、東南アジアで耕うん機や灌漑用ポンプなどの原動力として普及している横型ディーゼルエンジンを、インドネシアおよびタイの現地法人で製造・販売し、高いシェアを得ている。インドネシアでは、経済発展に伴う農村人口の減少により、農業の機械化が進んでおり、耕うん機の需要が急速に拡大している。
 そのためクボタでは、このたび、スマラン市の要請による工業団地への移転と併せ、農業機械化による農機搭載用横型ディーゼルエンジンの需要拡大に対応すべく、増産投資を実行、PTKIの生産能力を増強(倍増)する。

10.サタケが絵画コンクールの表彰式

10月13日の2013酒まつりサタケ会場において「パンvsごはん お(い)しい!朝食で元気!絵画コンクール2013」の表彰式を開催した。この朝食がテーマの絵画コンクールには、広島県内の小学校の児童から総数476点の応募が寄せられた。審査員による応募作品の厳正なる審査を行い、16点の入賞作品を決定。
 表彰式に出席した入賞者には審査員から表彰状と記念品が贈られ、このうち「おしい!広島県賞」を受賞した呉市立昭和北小学校5年生の三浦怜馬さんは、パンとごはんを元気に食べる自分の姿を描き「広島には美味しい食べ物がたくさんあるので、これからも朝ごはんをいっぱい食べます」と入賞の喜びを語っていた。

11.ヤンマーがベトナムでの気候変動対策に参画

住友林業と国際協力機構(JICA)がベトナム社会主義共和国で実施する気候変動対策(REDD+実証活動)に参画する。REED+は、開発途上国の森林減少・劣化等を防ぐことにより気候変動を緩和する取り組みとして、国際社会から注目されている。住友林業とJICAはREED+実証活動を拡大するため、森林および環境の保全と地域の持続的発展に貢献する同活動に参画する民間企業を募っていた。
 去る9月9日には、本年が日越友好年であることを記念して、地元政府、JICA、住友林業、ヤンマー、アスクルの共催により記念セレモニーを現地ディエンビエン省で開催。セレモニーに先だち、対象地にサクラの記念植樹を行うとともに鏡開きにより両国の友好を祝い、更なる連携強化を目指すことを確認した。

12.日農工地方大会で来年の見通しを発表

富山県富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開催した地方大会(臨時総会、第125回理事会)で平成25年および26年の需要見通しに関する機種別部会長報告を了承した。それによると、25年の予測値は前年比でトラクター109%、田植機105%、コンバイン106%など、10機種で増加予測となった。半面、26年予測では、増加は4機種に減少する見通しとなった。輸出(国際委員会)は25、26年とも増加の予測。

13.サタケが米粉パンの販売店「パン&マイム西条店」を開店

GABAライスの認知・普及と農業の6次産業化推進の一環として、既存の「おむすびのGABA西条店」の敷地内に新規開店させた。地元の農事組合法人ファーム・おだ(吉弘昌昭組合長・東広島市河内町小田)で生産された米をGABA米粉に加工し、パンの製造を同組合に委託する。約20種類のGABA米粉パンなど、1日300個の販売目標を設定しテイクアウト方式で販売していく。
 営業時間は午前10時30分〜売り切れまで。
 店舗はテイクアウト専門だが、隣接する「おむすびのGABA西条店」での飲食も可能としている。
 サタケでは農業や畜産業などの6次産業化を提唱しており、今回のGABA米粉パンの店名は、ファーム・おだとの6次産業化推進における協同体制の一環として同一店名とした。