14年の農機実績確定値と作業機実績 日農工が発表

農機出荷は4625億、作業機413億円

 日本農業機械工業会(日農工・山岡淳男会長)は、13年と14年の農業機械生産出荷実績確定値と14年の作業機の実績を発表した。14年の農機生産は4560億2400万円、対前年比100.5%、出荷は4625億3500万円、同103.2%で、当初発表より下方修正された。また、作業機も調査機種の見直しを行った結果、生産は374億2000万円、国内出荷413億3300万円、輸出1億6900万円、輸入43億1600万円となった。


300億円余の下方修正
  確定値は、対象事業所の見直し、一部事業所の報告の誤りなどで経済産業省が過去に遡及して修正したことから、実績をまとめなおしたもの。13年は生産が4539億4600万円、対前年比87.1%、出荷4481億600万円、同89.1%に、14年は生産4560億2400万円、対前年比100.5%、出荷は4625億3500万円、同103.2%となった。14年の確定値は、速報値より生産で344億9400万円少なくなり、出荷は323億7100万円少なくなった。
 14年の出荷について、主な機種をみると、装輪式トラクターは15万1255台、対前年比112.0%、1904億5800万円、同110.1%。20PS未満が5万2142台、104.9%、20〜30PSが4万726台、99.2%、30PS以上が5万8387台、131.8%。30PS以上での増加が著しい。
 動力耕うん機は20万7174台、98.6%、267億8300万円、95.9%。内訳は、5PS未満が12万9198台、95.6%、5PS以上が7万7976台、104.0%。
 ロータリーなど整地用機器付属品は生産金額が120億2200万円で、前年比80.1%だった。
 田植機は4万9528台、100.1%、416億8000万円、102.4%。コンバインは3万5908台、101.4%、938億5200万円、103.0%。籾すり機は2万4441台、104.6%、98億2200万円、109.1%。乾燥機は3万2159台、95.7%、257億6900万円、95.4%となっており、乾燥機を除くと稲作用は比較的順調な動きをみせた。
 また、防除機は18万8158台、90.3%、81億5500万円、93.6%。走行式防除機は5290台、73.1%、83億9200万円、77.6%。刈払機は98万1925台、100.6%、223億1900万円、99.9%。穀物処理機械の精米麦機は2万9550台、90.8%、47億8200万円、68.0%、製粉機は3902台、103.2%、14億5900万円、93.8%、製めん機は259台、92.2%、35億4000万円、114.3%、製茶用機械1万5996台、137.0%、90億2900万円、111.3%などと明暗を分けた。
 日農工部会統計によるバインダーは6905台、81.3%、動力脱穀機は3475台、107.5%、カッターは3万2615台、91.6%、米選機は2万293台、100.5%、農用運搬車両は2万5401台、91.9%となっている。
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作業機の調査機種見直す
 結作業機統計(作業機の生産、出荷、輸出・入実績調査結果)は、日農工の作業機部会(若山東男部会長)がまとめたもの。これについても、調査機種の見直しを行い、報告会社もトラクターメーカーなどがなくなったことなどで、これまでの700億円程度のレベルから大幅に低下した。数値は、これまで重複などもあったが、より作業機の市場の実態に近づいたものとなっているとみられる。なお、参考の前年比も今回は出していない。
 集計は、生産と出荷、輸入で、出荷は国内向けと輸出向けとに分けている。対象は、乗用トラクター用作業機と歩行トラクター用作業機、自走式作業機の3種。調査対象期間は14年1〜12月。報告会社数は59社。
 それによると、乗用トラクター用は、生産が356億2837万円。出荷が、国内向け395億2050万円、輸出が1億1762万円。輸入が40億2632万円。歩行トラクター用は、生産が6億3661万円、出荷が、国内向け5億7019万円、輸出が5100万円。輸入が4ゼロ。自走式作業機は、生産が11億5470万円、出荷が、国内向け12億4252万円、輸出がゼロ。輸入が2億8998万円。
 総合計で生産374億1968万円。出荷が、国内向け413億3320万円、輸出が1億6862万円。輸入が43億1630万円となった。比率でみると、生産は乗用トラクター用作業機が95.2%を占め、国内向け出荷でも95.6%を占めている。 ▲TOP

乗用トラクター用作業機国内出荷台数
  次に、乗用トラクター用作業機について、機種別に国内出荷をみると、耕起用作業機が2万6268台、90億5464万円、砕土、整地用作業機が3万5397台、106億4353万円、施肥、播種、移植用作業機が2万2074台、55億2574万円、管理用作業機が1万2443台、12億7747万円、飼料収穫用作業機が7500台、56億878万円、畑作物収穫用作業機が2916台、28億5562万円、運搬用作業機が7518台、29億2004万円、その他が1万1307台、16億3469万円。
 国内出荷をさらに細かく、機種別にみると、耕起用ではプラウが2078台、ロータリ(水田用・畑作用)が1万6664台、サブソイラが2570台。
 砕土、整地用では、畑用ハローが1325台、水田用ハローが2万5245台、均平機が613台、畦塗機が7992台。
 施肥・播種・移植用では、ブロードキャスタが6522台、ライムソワが2341台、マニュアスプレッダが1873台、播種機が1万209台、移植機が408台。
 管理用では、中耕ローターが1739台、マルチャーが2088台。
 飼料収穫用では、ロータリ型モアが1680台、ジャイロテッダが1746台、ロールベーラーが1304台、ラップマシーンが737台など。
 畑作物収穫用では、ディガー型掘取機が1342台、ポテトハーベスターが260台、ビートハーベスターが286台など。
 運搬用では、フロントローダーが4865台、トレーラが389台などとなっている。
 また、歩行トラクター用の国内出荷台数では、すきが1311台、ロータリが375台、代かきローター270台、レーキ120台、移植機115台、カルチベータ235台、畦成形器3369台、中耕ローター1万3172台、マルチャー250台、コンベア型掘取機438台、豆類収穫機105台。自走式作業機では、マニュアスプレッダが351台、動力溝切機が104台などが主な機種である。▲TOP