5 収穫・調整(調製)の機械化 |
1)収穫機 2)出荷調製機 3)その他 |
1)収穫機 |
|||||||
![]() |
![]() |
||||||
ニンジン収穫機 | |||||||
長ネギ収穫機は、トラクター装着の作業機で堀取りから土落とし、収納、梱包まで1行程でできるものと、ニンジン収穫機と同様の全自動タイプの緊プロ開発機が実演され、フォーク式の簡便なものを含め選択の幅は広くなった。サトイモ堀取り機は、堀あげた芋と土を分離させる方式が工夫されており、トラクターのPTOを利用して刃先とフォークを振動させて行うものと、コンベアでふるい分けるものが実演され、いずれの方式も性能的には問題なかった。 |
|||||||
![]() |
![]() |
||||||
長ネギ収穫機 | 全自動長ネギ収穫機 | ||||||
![]() |
|||||||
さといも堀取り機 | |||||||
2)出荷調製機 全自動長ネギ調製機+選別機(マツモト)、半自動長ネギ調製機(同)、ホウレンソウ調整機+計量機付き包装機(クボタ)が定置実演された。 全自動長ネギ調製機は、光センサーにより根切りを行い、皮むき、葉切りまで全自動で処理するもので、ネギ選別機とともに緊プロ開発機である。組み合わせて大規模産地の共同出荷用に威力を発揮するものと考えられる。半自動機もコンパクトな仕上がりながら1台で根切りから、皮むき、葉切りまで行うことができる。それぞれの作業を分割して行うこともできるため、個別農家での使い勝手も良いと考えられる。ホウレンソウ調整機は、根切り、泥落とし、下葉取りが同時にでき、2人作業で1.5〜2倍の能率とされた。ブラシやロールのメンテナンスを容易にするなどの工夫が見られたが、軟弱なホウレンソウの葉柄を折らずに調整するのは非常に難しく、性能の点でも更なる向上が望まれる。 ▲TOP |
|||||||
![]() |
![]() |
||||||
ホウレンソウ調製機 | 半自動長ネギ調製機 | ||||||
3)その他 支柱打込機(三菱)、自走マルチチェアー(みのる)、マルチ回収機(同)が実演された。今回は作業者の軽労化や環境に配慮した機械化のモデルが示された。▲TOP |