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農業機械関連ニュース

平成21年10月10日発行

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IHIスターが中型ロールベーラなどモデルチェンジ
 新製品は、「ロールベーラ」4型式、「クローラロールベーラ」4型式、「カッティングロールベーラ」4型式、「クローラカッティングロールベーラ」4型式の合計16型式。
    主な特徴は、
  1. 一連の作業を全自動で行うことができる「オートマチック仕様」。満了感知からトワインもしくはネットの巻き付け、ゲート開、ベール排出、ゲート閉などの一連の作業を全自動で行うことができる。
  2. 全自動モードでは、パトライトの視覚面、ブザーの聴覚面の2つから、走行停止をしなければならないことをオペレータに通知する。
  3. ピックアップ部の昇降は、トラクター座席上からコントロールボックスの操作によって簡単に行うことができる。
  4. 型式が「TRB」から始まるものはロールベーラ、「TCR」から始まるものはカッティングナイフ付きのカッティングロールベーラとなっている。
  5. バインディング装置は、型式後尾AN(ANC)ではスピーディーな連続作業が可能なネットバインディングを、型式後尾AT(ATC)ではカーソル式のトワインバインディングを採用。堅く形良く梱包を行うことができて、メンテナンスも簡単なスチールローラ式の梱包室。
  6. ―など。
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井関農機が低コスト色彩選別機を発売
 5チャンネルタイプの一般農家向け小型コンパクト色彩選別機「AK―M350」。メーカー希望小売価格は110万円(税別)。
  1. 高精度選別を実現=シラタ(高温障害で乳白色に変色した不良米やもち米の混入)やヤケ(カメムシの被害を受けた斑点米や変色米)及び異物(草の種や色の異なるもの)を選別し、高品質な米に仕上げる。
  2. 場所を選ばないコンパクトサイズ=幅450×奥行640×高さ1250mmのコンパクトサイズに選別機能を凝縮。そのため、設置場所を気にする必要がない。
  3. 省エネ設計=消費電力はわずか180Wの省エネ設計でコストを抑える。
  4. 優れたコストパフォーマンス=1次選別だけのシンプルな構造により、低価格を実現した(2次選別する場合は不良米を再投入)。コンパクト・低価格ながらも、最大処理量は350kg/時の高性能を実現した(処理量は原料の状態で異なる)。
―などの特徴を有する。
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ササキコーポレーションが電動オフセットモアを発表
 「e―スタイルオフセットモア」KZX120、KZS120の2タイプで、電動仕様(エレクトリック)、簡単操作(イージー)、経済的(エコノミー)の3拍子が揃ったモア。中型トラクターでは電動仕様の作業機が充実していることから外部油圧を装備していないものもあり、そうしたトラクターに装着できるようになっている。外部油圧が不要で、かつリモコンで簡単に操作できるのが特徴。「Wフローティング機構」を搭載、刈り取り面の凹凸に追従し、安全性ときれいな刈り跡を実現している。草刈刃の部分には好評のγ(ガンマ)ナイフを装着、そのヒネリ形状が茎葉を拡散し、高い細断効果で刈り面を平らに仕上げる。さらに今回は2分割のY字ナイフもラインアップした。
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ヤンマー家庭菜園ショップをTVが紹介
 テレビ東京の日経スペシャル「ガイアの夜明け」で9月1日に放映された。昨年大阪府箕面市にオープンした「家庭菜園ショップ」を、手作り食のテーマの下、インストラクター付き貸し農園を展開しているマイファームなど4社の1つとして紹介した。番組では、ショップ屋上の栽培圃場でミニ耕うん機の使い方を教わる主婦や、店内の様子を映し、オープン1年半で売り上げ倍増と紹介した。出演した店長の亀井氏は、来店客は昨年に比べ2倍以上」と答えていた。
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中央農研センターと畜産草地研究所が飼料米破砕機を開発
 飼料用米を籾や玄米の形で家畜に給与する際、消化しやすいよう、飼料用米を特殊形状のロールで効率的に破砕する装置で、畜産農家が飼料米を給与する際に自前で破砕処理が行える。
    主な特徴は、
  1. 特殊形状のロール(特許申請中)を用いたダブルロールミル方式(逆方向に回転する2つのロールの間で材料を破砕する)により、効率的に籾・玄米を破砕できる。
  2. 破砕したい材料を上部投入口に投入しただけで作業が行える。
  3. 軽トラックの荷台で運搬が可能で、使用場所も選ばない。
  4. 破砕程度は、大半が粒径2mm以下となる強破砕から2.36mm程度の弱破砕まで可変。
  5. 処理速度は、強破砕の場合でも玄米・籾米ともに時間当たり約1.4tの能力。
 この破砕装置により、玄米の給与が向いている豚、籾の給与が向いている乳牛、肉牛それぞれに対して消化のよい飼料用米を簡単に給与できるとしている。
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ホンダがガスパワーの第2弾・発電機「エネポ」を来春発売
 今年3月に発売したガスパワー耕うん機「ピアンタ」に続くガスパワー商品で、購入・使用・保管が容易な家庭用カセットガス燃料により手軽で簡単に扱えるハンディタイプのガスパワー発電機。ガスパワー発電機「エネポ」は、アウトドアでいつでも手軽に電気が取り出せる「どこでもコンセント」を商品コンセプトに開発中の、定格出力900VAの正弦波インバーター搭載発電機で、ガスパワー耕うん機「ピアンタ」に続くガスパワー商品として、主にレジャーなどのパーソナルユースや停電時など、いざという時のバックアップ電源用として一般家庭向けの普及を目指していく。
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サタケが澁谷工業と包括業務提携
 澁谷工業は、ボトリングシステムを主業としており、グループ企業内で包装設備や農業用設備、環境設備など幅広く事業を展開している。
 サタケは穀類の乾燥調製加工設備を主業とし、そのコア技術を用いた精米・選別設備や検査機器などを展開しており、両社の間では昨年より互いに技術交流を進めてきた。そして、
  1. 両社が得意とするコア技術が異なり、両社の技術を融合させることで新製品の開発が促進される可能性があること
  2. 両社の顧客が一部重複しているにもかかわらず、製品系列としてはほとんど重複がないこと
  3. ―から幅広い分野で協業が可能との結論に至ったもの。
 包括業務提携契約は、現在検討中の幾つかの協業作業を円滑に進めるために締結するもので、具体的な提携内容としては、技術開発と営業協力に関し検討が進められている。
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小橋工業が乾湿田対応の新型畦塗機を発売
 1台で乾田と湿田の両方に使用でき、圃場への適応範囲を拡げた新型アゼローター「FR750」と「同850」。従来のBRシリーズが乾田用、BSシリーズが湿田用と分かれていたのに対し、爪軸の角度と爪配列を見直し、土の流れをコントロールすることで、乾湿どちらの条件の圃場においても固く締まった理想の畦を作ることができる。また、トラクターとのマッチング性を向上させ、使いやすさをさらに追求した。構造を見直し、交換しやすい位置にシャーボルトを設定。天場処理ローターをすべての機種に標準装備した。
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筑水キャニコムがモーター内製化へ
 筑水キャニコムでは充電式運搬車を発売しているが、それに対する顧客からの要望を具体化するために、内製化により技術革新を図り、商品コンセプトに合ったモーターの早期開発を目指すこととしたもの。このほどプロジェクトをスタートさせ、キックオフの式典に包行会長、包行社長、包行専務ほか取締役やプロジェクト関係者21名が出席した。プロジェクトの事務所は「JASPER GARDEN(ジャスパーガーデン)」と命名した。

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食料供給力向上緊急機械リース支援事業で1万2300件を採択
 総選挙で民主党が勝利し、実施が一時見合わされていた食料供給力向上緊急機械リース支援事業だが、前石破農林水産大臣が執行を指示。事業実施主体である全国新技術導入支援協議会は11日付でリース会社に採択通知書を送付した。今回のリース事業には申請が1万9000件、400億円あり、このうち採択基準に従って1万2300件が採択された。
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農林水産大臣に赤松広隆氏
 鳩山内閣の農林水産大臣に赤松広隆氏(衆議院愛知5区)が就任。就任の記者会見で戸別所得補償制度実現への意欲を述べた。また、農林水産副大臣に、山田正彦氏(衆議院長崎3区)、郡司彰氏(参議院茨城選挙区)が、農林水産大臣政務官には、佐々木隆博氏(衆議院北海道6区)、舟山康江氏(参議院山形選挙区)が就任した。
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 タカキタがプロ仕様のネット専用ロールベーラ発売
 ネット梱包で結束時間をトワイン式の約3分の1に短縮できる「パワーカットロールベーラCR1080N」と「パワーロールベーラRB1080N」。ロールサイズは径100×100cm(作物によってベール径は大きくなることもある)。適応トラクターは40〜65馬力、装着は2P牽引式でPTO駆動。その他主な特徴は、
  1. メンテナンス性の向上=入力軸にシェアホイルを設け、過負荷による機械の破損を防止し、シェアボルトの交換で作業状態への復帰も簡単。カッティング部に草詰まりが発生した場合、機体底部が手動レバーで開放できるため復旧が容易。耐久性に配慮した駆動部への新注油システムの採用。
  2. 機能性・安全面の向上=地面の凸凹に対応するピックアップゲージホイールを標準装備。ピックの昇降は電動式でトラクターの運転席から上昇下降操作が可能。テールランプを標準装備し、夜間の後方安全性を確保。
  3. ―など。
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