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農業機械関連ニュース

平成21年6月10日発行

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 みのる産業が自走式除草剤散布機を開発
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  鹿児島県下の甘藷生産農家の要望を受け開発したもので、型式はFEM30。空冷4サイクルガソリンエンジンを搭載し、全行程1人作業ができる。3畝同時に除草剤の散布ができ、畝間に合わせて噴口ピッチの調整もできる。畝端まで行き着いて旋回する場合は、横に張り出した噴口と尾輪をワンレバーで収納し、一輪で楽に旋回。噴口はワンレバーで上昇するほか、ハンドルのレバーで尾輪をロックできる。薬液タンク容量は30L、作業速度は毎秒0.6m。

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 農林水産省と経済産業省のワーキンググループが植物工場で報告書
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  植物工場を「農商工連携のシンボル」として位置付け、強力に普及・推進を図ることを提言しており、3年後に設置数を3倍増、生産コストを3割縮減する目標を示した。報告書では、「安定的な販路の確保・拡大に向けて」「生産コストの大幅な縮減に向けて」「植物工場の立地・導入の促進」などについて述べており、コスト縮減に関しては、ロボット技術やセンシング技術の活用を通じて、自動化、省力化を進めることなどにより、植物工場における野菜の重量当たり生産コストを3年後に3割縮減するとしている。

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 山本製作所が乾式無洗米コイン精米機を発売
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  液晶表示器を搭載した乾式無洗米コイン精米機の新型「こめ太郎」RCS−451シリーズで、操作パネルに新機能の液晶表示器を搭載した。大きな文字の見やすい操作パネルとゆっくり丁寧な音声ガイドにより、操作が簡単で、誰にでも使いやすい。また、これにより、精米をするユーザーだけでなく、設置するオーナーも、利用回数のカウント確認、アラーム履歴、営業時間設定など、料金表示以外の各種設定、確認を行うことができる。玄米用にRCS−451、同451G、同451Sの3型式、籾・玄米用にRCS−451H、同451HG、同451HSの3型式、計6型式あり、いずれの型式も、ワンパスで無洗米にできる精米機で、低価格で簡単に無洗米ができる。安定供給により、きれいな白米にも仕上げることができる。石抜機で小石などの異物を取り除き、精米中は強力な糠ファンで、きれいに糠を除去する。

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 中央農研センターが市民講座で田植えロボットを紹介
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  「田植えロボット=鉄腕アトムが田植え?」のタイトルで、茨城県つくば市の食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)で中央農研市民講座を開催。昨年ロボット大賞審査員特別賞を受賞した田植えロボットを紹介し実演を行った。田植えロボットは、乗用6条の田植機をベースに、位置を測るGPS受信機や姿勢センサ、コントロールするためのコンピュータ、操舵用のモーターなどを組み込み、ロングマット水耕苗を自動で植え付けていく。説明に当たった同センター高度作業システム研究チーム上席研究員・玉城勝彦氏は、この田植えロボットが人型ロボットではなく、自動で田植えをする機械であることを強調。稲作に必要なトラクター、田植機、コンバインに共通で使えるGPSセンサ、制御装置などを開発し、ロボット作業体系を創りあげたいと展望した。

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 日立建機ティエラが多用途ミニローダーに各種アタッチメント
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  多用途型ミニローダML45は、アタッチメントを取り付けると除草剤や消毒剤の散布作業にも使え、各種アタッチメントを提供してアンケート調査や作業撮影に協力できるモニターを募集した。同機は、油圧動力が取り出せるので従来のバケット、フォーク、パレットのほかにハンマーナイフモア、ロールグラブ、まき割機、セット動噴、ハンドブレーカ、アースオーガ、杭打機という油圧作業機が使える。セット動噴アタッチメントもあり、防除もできる。

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 サタケが異物選別機を新発売
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  精米工場における最終仕上げのための「ファイナルセパレーター」(型式=FSD150A)で、糠玉のような米よりも大きな異物と、虫や微細粒など米よりも小さな異物を同時に除去することができ、精米出荷時に異物を確実に取り除くことで、消費者の安全・安心の要望に応える。特に従来の選別機と比べ、脱落胚芽などの軽い異物に対する選別能力が向上。米の流路はすべてステンレス製で、空気の力によって滞留や残留を防止するなど、衛生面に配慮した構造となっている。また本体はコンパクトな設計となっており、既存の精米ラインに追加する場合にも容易にレイアウトできる。能力は毎時5〜15t。

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 松山が電動開閉ブロードキャスタ、大型アッパーローターを発売
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  電動開閉シリーズは、ブロードキャスターMPシリーズに、「MP220E/330Eシリーズ」を追加したもの。手元のMPスイッチボックスでシャッターの開閉が行え、トラクターに乗ったままスイッチ操作で散布・停止ができる。旋回・停止時のわずらわしいレバーによるシャッター開閉操作から解放される。また、MPスイッチボックスで開度調整も行え、散布量の設定は90段階の調整が可能で、標準装備の計算尺を使用して出た数値をもとに簡単に行うことができる。
 大型アッパーローターは50〜100馬力の大型トラクター用「BUR10シリーズ」で、砕土性・整地性・耐久性をさらに追求した。アッパー回転(逆転)と耕うん部カバー後方に設けたスクリーンの効果により、表層は細かく下層は粗いといった播種床や作物の生育に適した2層構造にする。さらにブラケットボスカバーをスケルトン化し、ブラケット側の軸端のオイル量・汚れ具合いを一目で確認できるなど、メンテナンス性も向上させている。

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 農機レンタル事業の地区推進事業に9社
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  農林水産省では農業生産コストの縮減を図る取り組みの1つとして、農業機械のレンタルサービスを実施する「農業支援ニュービジネス創出推進事業」の実施先を公募していたが、採択候補事業者として9社を決定した。選ばれた会社とレンタルの提供区域(カッコ内)、レンタルする機械は次の通り。
  • 株式会社共成レンテム(北海道、岩手県)=自走式モアコンディショナー、細断型コンビラップなど
  • 株式会社ウチヤ機械テック(秋田県内の由利本荘市、にかほ市等)=自脱型コンバイン
  • 全農福島県本部(福島県内の郡山市、白河市など4市町村)=乗用田植機
  • 株式会社MAMレンタル(関東、東海、中国、九州)=乗用トラクター、乗用田植機、自脱型コンバイン
  • 野村貿易株式会社(岩手県、茨城県、広島県、熊本県、宮崎県など)=ベビーリーフの生産機械
  • 白井農機株式会社(愛知県内の豊橋市、田原市)=乗用トラクター、スライドモア
  • 大西農機株式会社(滋賀県内の彦根市、愛荘町など4市町村)=乗用トラクター、自脱型コンバイン
  • 株式会社農業キング(宮崎県)=乗用田植機、自脱型コンバイン、普通型コンバイン、甘藷掘取機、ロールベーラーなど
  • 太田機工株式会社(鹿児島県内の薩摩川内市、さつま町)=甘藷掘取機ほか

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     ヤンマー農機販売が新コンセプトの店舗
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      ヤンマー農機販売・中四国カンパニーが岡山県に設けた。大型機械の迅速な整備体制を確立するとともに、菜園ショップや栽培・実演圃場を設け、ホビーユーザー層にも対応を図っている。新コンセプトの大型店舗は、同社・東中国支社の矢掛支店。岡山県南西部に位置する。岡山県南西部の既存3支店を集約化し、営業力と業務の効率化を図るとともに、市場変化に対応。大型機械により効率化を目指す農家に対しては、4スパンの大型整備センターを設け、大規模農家の求める即応性に応えている。一方、ホビー農家に対しては菜園ショップと栽培・実演圃場を設けた。現在、ヤンマーグループでは、『野菜づくりはヤンマー』全国運動を展開しており、この矢掛支店の新店舗作りの試みは、この全国運動と連動した「第1号店」となっており、その動向が注目されている。

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     キャタピラージャパンがミニホイールローダ畜産パラレルリフト仕様機
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      同機は、ミニホイールローダに畜産現場に最適なパラレルリフト仕様機ケプリを装備。ラップマシンも装着でき、牧草積み、運搬、牧草のラップ作業まで一貫した作業ができる。
     主な特徴は
    1. ベールフォークやロールグラブで使い勝手の良いパラレルリフト(水平移動)により、ロールの積み上げなども楽に行える。
    2. ロールサイレージの三段積み上げ時に、チルトレバーの干渉が問題になることがあるが、畜産パラレルリフト仕様機にはリフトアーム下にチルトレバーが突き出ないため、下の段のロールに干渉しない。
    3. ラッピング時の前向き作業と作業レバーを運転席右側に集中レイアウトし、オペレータの疲労を大幅に軽減。
    −など。
     同機にはロールグラブ仕様とバケット仕様がある。

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