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農業機械関連ニュース

平成20年12月10日発行

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 本田技研工業がブレード除雪機「ユキオス」を発売
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  「ユキオスSB800」は、雪を押して除雪する小型除雪機で、雪を飛ばさずに除雪を行いたい場所や投雪が困難な溶けかけの雪の除雪作業に適している。初心者でも気軽に、より安心して除雪作業が行えるよう「使いやすさ」を追求し、シンプルでわかりやすい操作と軽量・コンパクト設計による優れた取り回しやクラストップレベルの低燃費・低騒音を実現している。除雪性能は1時間当たり約250平方メートル(駐車場換算では約16台分)と高く、満タン時の連続作業時間は約3時間を達成。ブレード下部に面取りしたスクレーパーを装備することで、路面との抵抗を軽減し、スムーズな除雪作業を実現している。

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 松山記念館が松山本社で第17文化講演会
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  「日本のスキ(犂)とロータリ耕うん作業機の発達と、国家の近代化」と題し、九州大学名誉教授の坂井純氏が講演。坂井氏は、松山原造翁が発明した短ザン双用犂が耕起技術を飛躍的に発展させたと指摘、アジアの水田農業は我が国農業機械企業にとって広大な未開拓市場だと述べ、期待を寄せた。

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 川辺農研産業がホウレンソウ根切り機を発売
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  型式はNK45で、2サイクルエンジン(最大出力1.7馬力)を搭載、自走しながら、水平にスイングする切断刃により、ホウレンソウの根をカット、腰を屈めることなく、極めて効率的に根切り作業が行える。先端が細くなった特殊なボディー形状により、葉を傷めることなく、また、安定した走行で、作業はスムーズ。さらに、表土の下1〜2cmのところでホウレンソウの根をカットするため、土の付着が少なく、後作業の拾い上げが楽に行える。

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 生研センターが大規模営農を支援する
  「営農情報管理システムFARMS」を公開
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  衛星写真や航空写真、紙地図などをもとに、圃場をGISで電子地図上に表示。GISで登録された圃場ごとに営農情報を簡便に入力することや、精密農業機器との連動、農業機械の整備情報管理−などを提供する。スタンドアロンでの運用はもちろん、インターネットを介してデータベースを共有する大規模な運用にも対応している。具体的な活用法としては、土壌診断や収量コンバインデータなどを活用し圃場単位にきめ細かな施肥設計を行い、この施肥設計表と圃場地図により正確な施肥作業を行うことなどができる。また、各種申請書類用のデータやトレーサビリティーに活用できる。

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 クボタの21年3月期中間業績は増収減益
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  中間業績の売上高は5723億円となり、前期から113億円、2.0%増加、過去最高を更新した。利益面では営業利益が681億円で、円高・原材料高などから9.4%減少、税引前利益は659億円、13.5%減、純利益は357億円、16.9%減と、増収減益となった。内燃機器部門の売上高は海外が好調を維持、3.1%増加して4211億円となり、売上高全体の73.6%を占めた。農機・エンジンの売上高は3677億円で前期比4.7%(166億円)増。うち国内は1169億円、1.5%(17億円)増、海外が2508億円、6.3%(148億円)増となった。国内の状況に関しては、二極化の傾向がはっきり出て、小型では管理機、トラクター、コンバインが、大型では5・6条刈のダイナマックスや8条植田植機が好調だったとしている。

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 鋤柄農機が畦内局所施肥成形機を発表
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  トラクタ用畦内局所施肥成形機PH−T302は、要所のみの施肥により肥料を節約し流出を防ぎ、キャベツ、白菜、大根、花卉などの施肥同時畦立に適している。主な特徴は、
  1. ロータリ耕うん装置と畦成形機と施肥機を組み合わせ、畦成形と同時に施肥できる。
  2. 畦内にすじ状に所要の深さで施肥を行うため、肥効が高く肥料の節約ができる。
  3. 圃場外への肥料の流亡を防ぐ。
−など。

 また、畦内局所施肥成形機STS302KSは、環境にやさしく、省力・高能率作業を行える。白菜、キャベツ、大豆などの畦作り同時畦内施肥に適している。主な特徴は、
  1. 畦の内部にスジ状に肥料を埋設するので、肥料の流亡を軽減できる。
  2. 作物の近くに肥料が集中するので、肥料の使用量を軽減できる。
  3. 肥料が表面に散布されないので、雑草の生育を抑えることができる。
  4. 施肥ノズルは土の詰まりにくい形状を採用し、安定した均一な施肥ができる。
−など。

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 井関農機の中間決算は売上高8%増に
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  平成21年3月期第2四半期連結業績の売上高は770億円(前年同期比108.2%)、営業利益12億1400万円(前年同期は3億1900万円の損失)、純利益6億900万円(同22億円の損失)となり増収増益を達成した。役員人事では12月1日付で竹下啓一常務と清家泰雄常務が代表取締役専務に昇格、新執行役員に坂本清一(ヰセキ信越社長)、鎌田寛(人事勤労部長)の両氏が就任した。

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 キャタピラージャパンが畜産用にミニホイールローダ発売
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  902B2ミニホイールローダ畜産パラレルリフト仕様機は、ミニホイールローダに畜産現場に最適なパラレルリフト仕様機ケプリを装備。ラップマシンも装着でき、牧草積み、運搬、牧草のラップ作業まで一貫した作業ができる。主な特徴は、
  1. ベールフォークやロールグラブで使い勝手の良いパラレルリフト(水平移動)により、ロールの積み上げなども楽に行える。
  2. リフトアーム下にチルトレバーが突き出ないため、下の段のロールに干渉しない。
  3. アタッチメントが簡単に脱着できるクイックカプラを装備。アタッチメントを付け替えることで畜舎清掃、ロール運搬、ロールほぐしなどの作業を1台で行える。
−など。

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 ササキコーポレーションが新型畦ぬり機を発表
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  「KN−08シリーズ」(カドヌールシリーズ)および「RB−09シリーズ」(オフセットシリーズ)で、従来機よりさらに強固な畦をつくる。ディスク径を大型化した新しい「ギガディスク」を採用、畦底辺部の押し込み力を強くしたほか、上面ローラ径を大きくすることで周縁速度を速め上面の締まりを強化。さらに畦の肩部への押し込み力も強化、10枚のプレートの段差を最適化、横からの押圧効果とタタキ効果で法面の締まりを強化した。これら、畦の法面、肩部、上面それぞれに対する「トリプルプレス」で畦全体の芯に向かい堅く締め込む機構としている。リバースタイプの「カドヌールシリーズ」3系統と「オフセットシリーズ」2系統があり、姿勢切り替えや畦高さ調整をマルチコントローラなどで操作する電動タイプと手動タイプの2種類が用意されている。

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 共立が21年度の代理店会議を開き、刈払機の新製品などを発表
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  全国6ヵ所で開催し、12月1日からスタートする新ダイワ工業との共同持株会社「株式会社やまびこ」として、新たな飛躍を期した。会議では、株式会社やまびこ設立と共立2サイクルエンジンの累計台数4000万台突破を記念したキャンペーンを展開することを明らかにした。また、新製品として、新型刈払機のオートスタート式背負式刈払機「RMA2311」(排気量22.8cc)、「同2611」(同25.4cc)の2型式、排ガス規制に対応した新型エンジンを搭載した肩掛式刈払機「SREシリーズ」(同28.1cc)3型式を発表した。背負式刈払機は減速機付きセルモーターと新開発の@スタート、さらにオートチョーク付き気化器の採用により、エンジン始動が容易に行える。肩掛式式刈払機は、2011年度からの国内排出ガス自主規制値に適合した新型エンジンを搭載している。

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 内閣府の世論調査で、9割が「自給率高めるべき」と回答
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  内閣府が9月に実施した、食料・農業・農村の役割に関する世論調査の結果によると、輸入品よりも国産品を選ぶとする回答は、前回調査の平成12年よりも7.1ポイント上昇し、89.0%となり、我が国の食料自給率が低いとする回答は9.1ポイント上昇、79.2%となるなど、国産農産物への期待が高まっていることが示された。国産品を選択する理由は、「安全性」が89.1%で最多。将来の食料輸入について、「不安がある」は、ある程度不安があるも含め93.4%にのぼり、ほとんどの人が不安を抱いている。

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 サタケの北陸営業所が米粉PRキャラバン隊
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  10〜11月の期間限定で「米粉PRキャラバン隊」を結成、北陸を中心に各地で開かれている農業祭や展示会において、米粉製粉の実演会や米粉パンの試食会を実施し、いずれの会場でも参観者の注目を集め大きな反響を呼び起こした。「米粉PRキャラバン隊」は、米粉とその活用方法を数多くの消費者に知ってもらうことを目的に、トラックの荷台に発電機、精米機「美白米スター」、小型製粉機などを設置、各地の農業祭・展示会に出向いて、玄米から精米、製粉、パン作りまでの各工程を実演し、焼き上がった「米粉食パン」の試食会を展開した。

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 スズテックのポット土入れ機が文部科学大臣奨励賞を受賞
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  「第58回栃木県発明展覧会」において、苗箱容器用土供給装置(ポット土入れ機・STK−25P)が文部科学大臣奨励賞を受賞、その表彰式が11月14日栃木県産業技術センターで行われ、表彰状と盾が鈴木社長に授与された。
 ポット土入れ機は、花卉・野菜育苗ポットに高精度に土を供給する機械。土入れ部、回収部を一体化した独立型土供給ホッパー(120L)で、効率的な作業が行える。また、毎時能力を、150・200・250トレイの3段階に切り替えでき、作業条件に応じて最適な土入れ作業ができる。

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