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農業機械関連ニュース

平成20年10月10日発行

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 クボタがeプロジェクトの支援先決定
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  今年5月から募集していた「クボタeプロジェクト」の支援先として、耕作放棄地の再生・バイオ燃料用作物栽培支援を23件、クボタ元氣農業体験教室を19件、合計42件を決定した。このプロジェクトは、クボタとクボタ農機販売グループが、「元氣農業」をテーマに、
  1. 耕作放棄地の再生支援
  2. 小学生の農業体験支援
  3. ご当地ブランド・産直品のPR支援
  4. バイオ燃料用作物栽培支援
−などを行い、地域・農家・学校と深く関わりながら、地球環境保全や日本農業活性化をサポートする活動。支援先には、「りんご園からの耕種作物への栽培条件整備」(岩手県)、「『そばの郷 喜多方』としてのブランド確立」(福島県)などや、菜の花栽培などが選定された。

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 齋藤農機製作所がビーンスレッシャー2機種を発売
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  大豆・黒大豆・小豆用の「SJ−2500C」(自走式タイプ)と「同2500T」(トラクタマウント方式)の2機種で、脱粒形態を従来のこき胴タイプからバータイプ(バーツース)に変更し脱粒性能を大幅に向上させている。新型バーツースを採用することにより、従来型に見られる茎の引っかかりによる持ち回りがなく、1番回収率が大幅に向上。また、ロス率も低減。さらに、脱粒空間を従来の約2倍へと大幅アップしたことにより、作物を抑え込まず、もまないため、傷・汚粒が少なく、ささりロスも低減している。

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 日立建機ティエラが玄米専用と野菜・玄米用の保冷庫2シリーズ
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  玄米専用はハイグレード型保冷庫HTR−DHシリーズ、野菜・玄米用はデラックスハイブリッド型保冷庫HTRV−FFシリーズ。玄米専用のHTR−DHシリーズは、ドアを除く両側面・背面・天井・床面を一体発泡による一体構造として成形、ひずみが少なく気密性に優れ、安定した断熱効果を発揮する。庫内の各隅は掃除をしやすいR形状としている。野菜・玄米用のHTRV−FFシリーズは、庫内温度制御範囲をプラス2度〜プラス15度とし、光プラズマ脱臭装置とオゾン発生除菌装置で自動的に脱臭、除菌した冷気を流し続ける。また、青果物の老化を促進するエチレンガスを分解して鮮度を長持ちさせる。

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 太陽の環境設備導入に、みずほ銀行が優遇金利
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  太陽の環境事業には循環式水濾過装置や次世代クリーンエネルギーシステム「アクアフュエル燃焼装置」、廃油を再利用する「ECOボイラー」などがあり、この購入資金を対象に、みずほ銀行の「みずほエコアシスト?太陽口」の適用を受けた。これは、みずほ銀行が優遇金利で資金を貸し出す個別企業用特別口で、環境関連商品での企業提携は関西電力、東京電力に続いて全国3社目。「ECOボイラー」は、特に今年「第7回高知エコ産業大賞」を受賞した。廃食油が再利用できるため、食品企業に導入され、処理費用の節約と燃料コストの大幅削減を実現できると好評を得ている。

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 松山がスリップローラーシーダーなどを発売
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  麦・大豆・そば・水田の乾田直播など多用途に対応できるスリップローラーシーダー「SRAシリーズ」4型式と、大規模経営対応の搭載型シーダー「UEシリーズ」30型式。両シリーズとも、新モーター制御システムを搭載し、フィードバック制御がモーター回転を感知し常に繰り出し軸の回転を一定に維持、コンパクトで高精度な播種・施肥作業ができる。また、新採用の手元のコントローラーで繰り出し回転数は7段階調節が可能。圃場条件により播種・施肥量を変えずに作業速度を変えることができる。トラクタ適応馬力は、SRAシリーズが50〜65PS、UEシリーズはシーダー搭載専用ロータリー「TBAシリーズ」とセットで使用し、適応馬力は35〜50PS(TBA2200C)、45〜75PS(同2400C)、55〜75PS(同2600C)。

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 サタケの光選別機が優秀機械賞受賞
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  日本食糧新聞社の2008年日食優秀食品機械資材・素材賞の機械部門で受賞した。表彰の対象となった光選別機シリーズは、近赤外線(NIR)とCCDカメラによる画像処理を融合したマルチセンサにより、被選別物に混入する不良品や異物を高精度に識別除去するハイテク機。選別対象は米や麦、豆類などの穀物はもとより、ナッツ、ポテトチップ、さらに水分を含むものまで幅広く、食品の品質向上と消費者の信頼度アップに大きく貢献している。工業分野でも自動車のバンパーや家電製品などのリサイクル用に粉砕した樹脂片の選別にも使用されており、環境保護にも寄与する製品として知られている。

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 山本製作所が特許庁長官賞を受賞
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  20年度東北地方発明表彰で、「発泡スチロール減容機」が特許庁長官奨励賞に選ばれ、取締役会長の山本惣一氏と、技術部環境機器グループの八島一樹氏、同グループ参事の吉岡政利氏が栄誉に輝き、実施功績賞を代表取締役社長の山本丈実氏が受賞した。発泡スチロール減容機は、不要になった発泡スチロールを燃やさずに、熱風を利用し減容するもので、排ガスも無害でクリーンに処理する。  また、同社は山形県天童市の都市計画道路が同社敷地を縦貫することに伴い、昨年初めより、本社機能を順次、隣接市の東根事業所へ移転させてきたが、9月30日をもって全ての部門の機能移転が完了した。

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 タイショーがグランドソワーの新型発売
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  「NPSシリーズ」(ステンレス製)3型式と「DSシリーズ」(樹脂製)4タイプ12型式。NPSシリーズは、ホッパー容量を1割アップするとともに、視認性の向上のための確認窓を増強。DSシリーズは、トラクターへの着脱が工具なしで行えるハンドル挟み方式を全型式に採用。また、局所散布が簡単に行える1口ロートを用意している。ともにトラクターのフロント装着タイプで、バッテリー電源モータ駆動により、粒状・砂状・粉状・有機ペレットなどを正確にかつ的確な場所に散布できる。肥料の繰り出し停止の操作は、手元スイッチボックスにより、トラクタに乗ったまま簡単に行え、散布量の調整は、本体レバーの目盛りを合わせることにより10段階(10a当たり20〜300kg)の調節が可能となっている。

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 大竹製作所の「インペラ揺動籾すり機 ハイダップ」SY型が注目
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  「脱ぷファン+ライニング」を採用した「インペラ」に、「揺動選別」を組み合わせているため、インペラの脱ぷ率の高さと信頼のある揺動選別を組み合わせたことによる、従来にないコンパクトさを実現。主な特徴は
  1. 仕上米、混合米の仕切調整がないので、バランスをとるためわずらわしい操作は必要なく、全て揺動板角度レバーで簡単に操作ができる。
  2. 選別状態は大きな透明板カバーにより見やすく、作業を終了する際の揺動板角度調節も、レバー操作だから簡単。
  3. 混合米タンクをなくし、籾すりを開始する際にも終了する際も、短時間で籾の排出が可能。機械上部に出っ張りもなく、排塵ホースなどのレイアウトも作業幅に合わせられる。
−など。

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 クボタの新社長に益本氏
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  9月25日開催の取締役会で役員の異動を決め、2009年1月1日付で幡掛大輔社長が代表取締役会長となり、新社長に益本康男副社長・東京本社担当、水・環境・インフラ事業本部長、東京本社事務所長が昇格する。林守也副社長・機械事業本部長・機械海外本部長は取締役副会長に就任する。
 次期社長に内定した益本氏は昭和22年4月21日生まれ、61歳。福岡県北九州市出身。京都大学工学部卒。昭和46年に久保田鉄工(当時)に入社。平成9年枚方製造所建設機械製造部長、11年宇都宮工場長、13年作業機事業部長、14年取締役、16年常務取締役、18年専務取締役、20年から取締役副社長。

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 スガノ農機が中型スタブルカルチを新発売
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  北海道で好評なスタブルカルチ「超混」の、40〜70馬力クラスのトラクターに対応した中型クラス「MSCシリーズ」を全国発売したもの。主な特徴は、
  1. 耕起深を30cmまでとして粗耕起専用機として開発。プラソイラやサブソイラとしては兼用できないが、専用機なので安定した耕起を実現。
  2. 偶数ナイフは前列・後列がそれぞれ逆の一方向の反転なので、鋤き込みのムラがなく、きれいに起こせる。ナイフ配列を並列にすることにより同じポイントで刺さるので、刺さり込みが向上。前後の爪間隔が広くなったので間の土詰まりが少なく、起こし跡の中高を低減する。
  3. 北海道で実績のあるPチゼルを標準装備(PY、PSタイプ以外は除く)。長年のプラウ開発で培ったボトム曲面技術を取り入れているので、反転性、鋤き込み性能では高い評価を得ている。プラデラBSPシリーズのヂゼルと比較して、土塊が小さく土の飛散も少なく、作業跡の均平精度も高くなり、後作業に支障を与えない。
−など。

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 ホンダが国際福祉器機展に「モンパル」を出展
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  都内の東京ビッグサイトで開催された第35回国際福祉機器展に電動カート「モンパルML200」をはじめ福祉車両や「歩行アシスト」装置などを出品した。また、参考出品として被視認性・被認知性を高めた電動カートのコンセプトモデル「ITモンパル2」、加齢などにより脚力が低下した人の歩行をサポートする「歩行アシスト」装置のプロトタイプなどを展示した。モンパルML200は、スリムで取り回しに優れ、被視認性が高くスタイリッシュなデザインで好評を得ている電動カート。ボディカラーにデニムブルーを新たに加え、プライマリーレッド、ミュールハイムグリーンの3色を揃えている。

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