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農業機械関連ニュース

平成20年6月10日発行

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 本会・赤保谷会長が瑞宝中綬章受章
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  本会の赤保谷明正会長は、今年の春の叙勲で瑞宝中綬章を受章した。5月9日には農林水産省で伝達式が行われ、その後皇居で拝謁の栄に浴した。

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 細断型ロールベーラの給与で研究会
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  根室地区酪農対策協議会(高橋勝義会長)とJA根室地区青年部協議会(臼井貴之会長)が開催した「細断型ロールベーラを利用した良質飼料の低コスト生産による経営改善と飼料高騰に挑戦する新給与技術の研究会」では、タカキタが普及拡大を図っている細断型コンビラップを使ったロール梱包の実演検討会を行った。出展したのは、細断型コンビラップMW1210およびバーチカルフィーダVF12000。細断型コンビラップMW1210は、幅1m、直径1.15mのロールを成形。これに850kgから900kgのエサを詰め込む作業をこなす。バーチカルフィーダは1回の作業で約60頭分の飼料を混合。この両機の組み合わせにより、サイレージとTMRを混合し高密度梱包することで、牛の嗜好性の高い高品質発酵TMRを給与することができる。

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 ヤンマー農機の「家庭菜園ショップYANMAR」が人気
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  家庭菜園ショップは、趣味で菜園を楽しむ一般の人たちを対象にして、ミニ耕うん機や種、肥料、農薬、土改剤、農具などを販売している。店舗は大阪府中北部のベッドタウン箕面市の箕面マーケットパークに設けており、広さは150平方m。店内では、菜園での野菜の育て方などの初心者向け講習会や、中級者向けの「服部先生の菜園アカデミー」を開催。資機材のほか、地元で穫れたお米や炊飯器、キッチン精米機、さらには柚子みそ・いちごジャムなど加工品も販売、人気を博している。

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 タカキタが新型ライムソーワ発売
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  新型ライムソーワ07シリーズは、5型式を基本とし全31型式。大きな特徴は、散布口が中央部より両端まで、すべて等間隔に配列され、これにより、中央部の散布ムラがない精密散布が行えること。また、新たにホッパー投入口下方に補助台兼安全ガードを設置し、肥料袋を安定して置くことができ、肥料の投入も安全に楽に行える。さらに、樹脂製シャッタガイドを採用。散布部の開閉シャッタのスライドがスムーズになり、土壌改良剤の大量散布や化成肥料の少量散布をしやすくしている。肥料残量確認窓は大きく突き出しサイズアップ。ホッパー内の肥料残量がすぐわかる。

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 田中産業が農薬の安全使用推進運動を実施
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  5月から7月末日まで、防除服の着用により農薬散布時の作業者の健康、安全、快適を図ろうと「ゴアテックス農薬安全使用推進運動キャンペーン」を行っている。農林水産省が実施する農薬危害防止運動に連動し、防除服の着用を進めようという趣旨で、同社のゴアテックスワークスーツを推進する。ゴアテックスワークスーツは、全国農業改良普及支援協会の「農薬を正しく使うために」というガイダンスでも着用が推奨されている。

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 食料・農業・農村政策推進本部が「21世紀新農政2008」示す
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  政府は7日、総理官邸で食料・農業・農村政策推進本部と食料の未来を描く戦略会議合同会議を開き、食料の未来を描く戦略会議メッセージを決定、首相に手渡すとともに、「21世紀新農政2008」を決めた。この中で、国内における食料供給力の強化では、
  1. 米利用の新たな可能性の追求
  2. 飼料自給率の向上対策
  3. 農林水産業と食品産業等の連携の強化
  4. 食料供給コストの縮減
をあげ、食料供給コストの縮減の中で、「『品目別生産コスト縮減戦略』の普及・活用、生産コストの縮減に資する農業機械の開発やレンタルサービス等を通じた普及などで取り組みの加速化を図るとしている。

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 サタケが光選別の「海苔選別機」を発売
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  「海苔選別機」は、海苔を1枚ずつ判定し不良品を除去する光選別機。板状の乾燥海苔(210mm×190mm)に混入した異物をCCDカメラで検出する。海苔を板状に加工する工程で、エビや糸くずなどの異物の混入や加工機から脱落した塗装片が海苔に付着する場合があり、それらを素早く不良品として選別する。また、穴が開いたり角が欠けたりしたものも不良品として選別する。サタケの光選別技術を余すことなく投入し開発した。CCDカメラの画像をデジタル処理することにより赤ペンキや青ペンキなどの色の付いた異物も識別でき、大型カラータッチパネルなど使いやすい機能を満載している。

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 有光工業がキルパー剤専用土壌消毒機を本格販売
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  キルパー剤専用土壌消毒機DSK−3Тi(ティラー牽引、線状注入方式)は、キルパー協議会の推奨を受けた土壌消毒機で、ネギやニラ、ホウレンソウなどの土壌消毒に最適。主な特徴は、
  1. ダイヤル式の調圧機構を採用、速度にあわせた調整も簡単になった。
  2. フッ素シール使用のギアーポンプを採用したことにより、耐久性が向上した。
  3. フロメーターで薬液吐出が確認できるとともに、薬液の詰まり、薬液の有無、スイッチの入れ忘れをブザーで知らせる安心設計。
  4. 注入刀は土壌抵抗の少ない形状にし、吐液部もつまりの少ない形を採用した。
  5. 重量を軽くするとともに全長を短くし、重心を前にすることにより、方向転換も楽になった。
−など。

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 クボタが「eプロジェクト」を開始
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  「クボタeプロジェクト」は、農機ディーラーや第三者機関(全国農業会議所・全国改良普及支援協会・教育委員会)と連携して、日本農業活性化を支援する活動。eは、アース(地球に優しい)、エコロジー(環境保全)、エデュケーション(教育・農育)、イート(安全で安心な食料)の頭文字をとったもので、これらの視点を基軸とした活動により、地域・農家・学校を支援する。eプロジェクトが取り組むのは、放棄地の再生支援(地域支援、放棄地の復元作業に農業機械とオペレータを提供)、生の農業体験を支援(農育支援、小学5年生を対象にクボタ元氣農業体験教室を開設)、ご当地ブランド・産直品の全国PRや志ある農家を支援、バイオ燃料用作物栽培を支援(環境保全、菜の花などの種子の提供や農業機械、オペレータの提供)、グループ全員参加でボランティア活動を展開(地域貢献)−の5つ。

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 ホンダが国際バラとガーデニングショウにミニ耕うん機など出展
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  埼玉県所沢市の西武ドームで開かれた第10回国際バラとガーデニングショウに、ミニ耕うん機「サ・ラ・ダ」「こまめ」をはじめ、芝刈機、刈払機、インバーター搭載ポータブル発電機など汎用製品を出品した。4回目の出展となる今回は、ショウ全体のテーマが「英国ガーデンへの回帰」であることを受け、イングリッシュガーデンは「ホワイトガーデニング」と呼ばれ、緑のなかに白のアクセントを基調としていることから、「サ・ラ・ダ」以外は、ボディカラーをアイボリーホワイトとし展示した。さらに今回は、「CO2フリー」を強調するために、家庭用小型コージェネレーションユニット、薄膜太陽電池モジュールなどを初出品した。

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 共立が背負式のヘッジトリマー、乗用モアと3型式の乗用管理機発売
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  ヘッジトリマー「RMEHT2300」は、昨年発売し好評を博している、クラス最軽量の背負式刈払機のエンジンをベースに、刈刃部分を改良。本体質量8.6kgと従来機と比較して1kg(同社比)の軽量化を実現。クラス最軽量を実現した。
 新型乗用モア「RM88」は、従来機RM86Aの後継機種として、よりスタイリッシュなデザインと多数の新機能を装備。サイドカウル、刈取デッキ、燃料タンクを新設計し、デザインを一新。また、総重量240kgとクラス最軽量で、圃場を荒らさず、低燃費で作業が行える。
 乗用管理機「RV85」「RV85Y」(薬液タンク容量・850L)と「RV100」(同・1000L)は業界初の大型薬液タンクを搭載、1回の給水でより多くの圃場を防除でき、給水回数が減るため作業時間が短縮できる。また、動噴は毎分100Lの大型動噴を採用。ノズルからの吐出量を多くできるので、作業速度が従来機と比べて速くなり、散布時間を短縮できる。走行方式は4輪操舵方式を採用、圃場を荒らすことが少ない。自動制御農薬散布装置(スーパーナビユニット・SNU3)が取り付け可能で、少量散布から慣行散布まで幅広い速度連動自動制御散布作業に対応できる。

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 新キャタピラー三菱が施設園芸用堆肥散布施用車を開発
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  同機は、「バークブロワBB705」を改良し、大型ガラス温室やビニールハウスなどの堆肥散布作業を高効率化し、さらに作業を軽減する。「バークブロワ」は木質系破砕機で粉砕されたウッドチップを、法面に吹き付ける装置で、開発機は堆肥の大量散布ができる。この1号機はJA愛知みなみ(愛知県田原市)に納入された。

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 筑水キャニコムがクローラ運搬車に油圧ダンプ仕様
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  「ピンクレディBP419」に油圧ダンプ仕様を追加した。主な特徴は
  1. 車体前後バランスの改善と副変速付多段ミッション「ナ・ガ・ラ!」の搭載=油圧パッケージをエンジン前方に配置し、クローラ接地長を従来同型機種より40mm延長して車体前後バランスを向上させた。ナガラミッションにより前進6段(時速0.25〜5.3km)、後進2段(同0.7〜2.5km)と幅広いスピードレンジを実現。
  2. 多彩な荷箱の機能=箱型三方開荷箱は、側板に六角支点機能を新たに採用。側板の水平ロックが可能となり、荷台をより広く活用できる
  3. 2ポジション可変ハンドル=従来の固定式ハンドルから2段階調整式とした。オペレータの体格や好みに合わせて切り替えが可能。
  4. 突起物のない低全高=ハンドル低位置時の全高は935mm。ハンドルより上の突起物がなく、果樹園の棚下など枝への引っかかりを気にすることなく運搬できる。
−など。

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