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農業機械関連ニュース

平成20年1月10日発行

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  マキタ沼津が20年度特約店会議開き刈払機など発表
  マキタ沼津は、平成20年度マキタ沼津特約店会議で「お客様第一主義を徹底し、マキタグループとして最大のシナジー効果を生み出す」とした基本方針を打ち出すとともに、ラビット電子制御“デジタルエンジン”を搭載した世界最軽量の背負式刈払機「NB−K2200H」、新型刈払機「60シリーズ」、ハッピースタートを採用した新型管理機「PRシリーズ」などの新製品を発表した。NB−K2200Hは、軽量樹脂フレームへ軽量21ccエンジンを搭載。操作桿とフレキシブルシャフトの接続部にポールジョイントを採用し、シャフトの振り回し性が格段に良い。新型管理機PR2200は、握ると耕うん、離すと停止する安全性に優れた主クラッチレバーを採用している。

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  日農工・除雪機安全協議会が安全啓発ポスターを作成
  除雪作業時の安全確保の取り組みの一環として、「除雪作業中には機械に絶対近づかないこと」を周知徹底するために作成したもの。ポスターは「あぶない瘠゚寄らないで」「機械の近くでは遊ばないようにしましょう」「除雪作業に注意」のコピーで、除雪機の前に雪滑りをしている子どもが飛び込んでくる様子を絵にして、強く危険を認識させるものとなっている。除雪機の前方近くで遊んでいた子どもが除雪機の回転部に巻き込まれるなどの事故が起きている状況を踏まえ、小中学校の児童・生徒に安全意識をもってもらうことが重要と考え、ポスターを小中学校に配布した。

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  アグリビジネス創出フェアにロボット田植機など出品
  アグリビジネス創出フェアは、農林水産省の主催により、食と農林水産分野における新技術や研究成果の実用化・産業化の促進を目的とした技術交流展示会として開催され、今回で4回目。企業としては、サタケが化石燃料に頼らない、地域にあるバイオマス資源を利活用した発電、発酵、熱利用などのエネルギー変換システムを開発し、提案した。また、農研機構が研究成果として水田のロボット農作業システムなどを出展。生研センターは中山間地対応防除機や開発中の乳頭清拭装置を展示した。

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  松山が中小型トラクター用畦塗機を新発売
  ニプロリターンあぜぬり機「DZRシリーズ」14型式で、25〜34馬力のトラクター用。ニューウィングディスクにより、法面上部が締まった丈夫なあぜを作ることができる。その他、主な特徴は、
  1. 制振設計=フレーム構造を改良し(環状構造)あぜを締める必要以上の振動やブレを減らした。
  2. 電動リターン機構=電動リターン機構が標準装備で軽量コンパクトにオフセットでき、前進作業から後進作業にカンタンリターンでき、トラクタから降りることなく作業が続けられる。これにより四隅のあぜぬりも可能。
  3. フリースライド=あぜぬり作業時のオフセット位置を無段階で調節できる。
――など。

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  生研センターが自脱コンバインの湿材適応性向上技術を開発
  開発した技術は、
  1. バネを用いて送塵弁の開度を調節する
  2. 揺動選別機構にフッ化樹脂コートによる撥水加工をすることで、詰まりを低減する
―の2点。これにより朝は午前10時頃から、夕方は午後4時頃までの6時間程度とされていたコンバインの稼働時間を前後1時間程度拡大できるとしている。送塵弁の開度調節機構は、これまで1度調節すると固定されていた送塵弁を、バネを用いて、負荷がかかった時に一時的に開度を大きくして脱穀処理物をこぎ室から逃がすことで詰まりを抑制する。負荷がなくなるとバネの力で送塵弁は所定の位置に戻る仕組み。

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  三菱農機がタイでトラクターの販売を開始
  タイの農機メーカー・タレートンファクトリー社とトラクターに関する販売代理店契約を締結し、タイでトラクターの販売を開始する。同社は資本金1700万バーツ(約6100万円)、従業員250人、横型水冷ディーゼルエンジン、耕うん機などを約2万台生産し、タイ全土に二十数カ所の直営営業所を持ち、販売・サービス力を兼ね備えたメーカー。三菱農機では、新規に開発した50馬力クラスのトラクターを同社のルートに供給。順次その他の馬力帯も投入する。

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  金子農機が風選掃塵機を発売
  乾燥作業前に穀物の中に含まれるシイナや比較的水分の高いごみなど夾雑物を取り除く風選掃塵機「エアーセパレータ」(TRN−1000)。同機の構造的な特徴は、空気選別により穀物と違う比重の夾雑物を独特の機構で取り除くことと、比重の重い異物を機内に留め置く機構を備えていること。風選掃塵機を乾燥作業の前処理工程に入れることによって、通風性、流動性が向上し乾燥効率がアップ、作業時間の短縮、低コスト化につながるのはもちろん、乾燥機や籾すり機の故障原因をほとんど取り除く効果がある。また、健康志向でブームになっている雑穀類乾燥の前処理にも最適。

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  省エネ農機導入に補助金
  政府の原油高騰・下請中小企業に関する緊急対策で、省エネ型の農業機械導入に対する補助が決定したもの。対象となるのは、1.水稲直播機、2.田植機(高速作業が可能な機構又はディーゼル機関等の省エネルギー機構を有するもの)、3.コンバイン(普通型で複数の収穫機能を有するもの又は収穫物の生体量測定及び品質分析の機能を有するもの)、4.共同乾燥調製施設における穀物遠赤外線乾燥機。採択には、「省エネルギー化推進計画」を策定すること、「農業機械の省エネ利用マニュアル」を実践すること、水稲の生産調整実施者であること―などが要件となっている。

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  農機学会がテクノフェスタを開催
  第12回を迎えたテクノフェスタでは、「地球温暖化に対応した新技術に向けて」のテーマの下、「バイオエタノール生産技術の開発と産業化」(産総研バイオマス研究センターエタノール・バイオ変換チーム・澤山茂樹氏)、「イネを原料としたバイオエタノールモデル実証事業の取り組みについて」(全農営農総合対策部バイオマス資源開発室・後藤厚氏)の講演の他、トラクター・トラクタ作業機、田植え・直播機など9つの分科会で最新の研究成果の発表や技術課題の検討などが行われた。

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  全農が三菱農機と協議して開発した独自型式トラクター発売
  今年3月から独自型式のG5000Z(50馬力エンジン搭載)を発売すると発表した。このG5000Zの特徴は、基本構成となるエンジン、ミッション、油圧装置は国内標準クラスと同等とし、道路走行に関する保安装備以外の電装品、自動化機能(作業機水平、耕深調節、前輪倍速)はつけずに、「取り扱い価格は1馬力当たり6万円程度」とする担い手の意向を踏まえた低価格を実現するところにある。全農では、さらに担い手向け商品の拡充を図る。

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  ササキコーポレーションが新型マックスハロー発表
  3つ折りタイプの高速代かき機「マックスハロー」に新製品として2.2m仕様(MAX221)と3.6m仕様(MAX366DX)の2シリーズを追加投入したもの。作業スピード、作業精度の高さなどが高く評価されているマックスハローの、作業幅の範囲を増やしてほしいとの要望に応えた。この2シリーズを皮切りに、全シリーズで「ウエーブサイドレベラー」を標準装備。同レベラーは、作業中に泥が内側を流れるように数本のリブを装備、万一ハロー本体の脇に泥がはみ出ても、その泥を内側に入れて均平性を一層向上させる役割を果たしている。高速作業に欠かせない可変式ロングレーキとステンレスレーキのコンビネーションも標準装備している。

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  井関農機が20年度上期新商品13品目30型式を発表
  今回発表されたのは、本格3条・コンパクト4条刈りコンバイン「フロンティアファイターHFGシリーズ」5型式、中山間地向けコンパクト全面刈り3条「フロンティアビバ3HVBシリーズ」2型式、トラクターTJW95、105の芯金レス高速セミクローラ2型式、育苗箱施用剤散布機「らくまきちゃん」、ジェット式籾すり機「スーパーメイト」など。コンバイン「フロンティアファイター」は、作業中に操作・確認の必要なスイッチ、メーター類をすべてオペレーターの前方に集中レイアウトし、新操舵システム「I−T・a・c・h」(アイタッチ)、伸縮首振り自在「スイング&ズームオーガ」などを搭載。「フロンティアビバ」は、作業能率、使いやすさをさらに向上させ、かつ低価格を実現している。

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  サタケがウエットタイプの光選機を開発
  浸漬や洗浄の工程後などの濡れた豆類や穀類の中の不良品を選別除去するために開発したのが「フルカラーベルトソーター・ウエットタイプ」型式=CS−600BI−CW。菓子などの加工食品製造工程では、原料である豆類、穀類の浸漬・洗浄工程があり、水に濡れた状態の原料から不良品を選別する必要があることから、こうしたニーズに応え開発したもの。
  1. 安定した光量確保のため、光源である蛍光灯を覆う防水カバーに自動洗浄および結露防止機能を採用。
  2. 衛生面では本体を耐久性のあるステンレス製にし、簡単に水洗いできる機構を採用。
  3. 感度設定と運転パターンの記憶を行うことで誰でも簡単に運転・操作ができる。
 などの特徴を持つ。

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  太陽のECOボイラーが注目集める
  株式会社太陽では、工場から出る廃油や廃液を改質し、新燃料として使用する省エネ装置を開発し、それに対応したバーナーなどを販売してきたが、廃食油をそのまま燃やせるボイラーがほしいとの声に応えた。ECO(エコ)ボイラーは、廃食油を100%完全燃焼できるのが特徴で、従来の重油や改質後の工場廃油なども燃料として利用できる。

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