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農業機械関連ニュース

平成19年10月10日発行

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  ヤンマー農機がアグリプロ21in世羅を開催
  広島県世羅郡世羅町で開催されたアグリプロ21in世羅には、岡山、広島、山口、鳥取、島根から担い手農家が参加、ライスセンターの見学、大型機械の実演を通じヤンマーの機械化体系を体感した。紹介されたのは、大型コンバイン「アスリートグローバルAG467」と、大型トラクタ「エコトラプレミアムEG600シリーズ」など。特設テントの前でまず、世界同時発売となるグローバルコンバイン「AG467」の特徴説明が実機を使って行われた後、たわわに実った稲穂の刈取り実演が行われた。

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  西日本三菱農機販売が高知でコンバインの実刈実演会
  高知県香南市香我美町の特設会場で開催された「07年新型コンバイン実刈試乗会」には四国4県はもとより兵庫、岡山、広島各県から総勢350名が参集した。会場には大型のVG85(5条刈、85馬力)、VR98(6条刈、98馬力)から小型2条刈まで全12機種のコンバイン始め、トラクタの新GOシリーズ、新GVシリーズ、乗用田植機「マイレディーリード」LV63、LV8など(まくらっこ仕様、苗スライダー仕様)も展示・出品。実刈デモンストレーションでは、大勢の来場者が、新機種及び主力機種の刈取性能を間近で見ようと実演圃場内に押しかけ、人だかりができる場面も見られ、関心の高さをうかがわせた。

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  スガノ農機の菅野祥孝氏が北海道功労賞を受賞
  表彰理由は、「土づくりを重視した農業振興」。永年にわたりボトムプラウや振動サブソイラなどの農機具の革新的な開発改良を行い、機械化による土づくりの推進と、道農業の生産性の向上に多大な寄与。また、北海道遺産に選定された博物館「土の館」を通じて、土・農業・食の大切さを多くの農業者や消費者に啓発するなど、道農業の発展に多大な貢献をしたことなどによる。

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  生研センターが汎用型飼料収穫機を実演し現地検討
  同機は、トウモロコシ、牧草、飼料稲と汎用的に使える収穫機を目指して開発が進められているもので、福岡県筑紫野市の県農業総合試験場で開発機を用いた現地検討会が開催された。丸ハンドル6条刈りコンバインの台車をベースとし、走行部は軟弱地に強いクローラ式。細断型ロールベーラ成形室を備え、飼料作物を1〜3cmに細断して直径1m・幅85cmのロールベールに成形する。収穫部アタッチメントは長大作物用アタッチ(2条)、予乾牧草用アタッチ(作業幅1.6m)、飼料イネ等ダイレクトカット用アタッチ(作業幅2m)の3種類がある。

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  IHIシバウラが中国に新エンジン工場建設
  英国・パーキンス社と産業用小型ディーゼルエンジンを生産するためのもので、中国江蘇省無錫市に工場を建設する。稼働予定は来年の秋で、同工場では、欧米の排ガス規制に適合したパーキンス社の「400シリーズ(8.2〜49.2kW)水冷ディーセルエンジン」の組立を行う。工場の所在地は、無錫市の国家高新技術産業開発区。同社の技術支援契約によるライセンス生産で、生産形態はアッセンブリー工場。

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  クボタが夢農業・九州2007を開催
  崎県小林市生駒高原の特設会場で「クボタ夢農業・九州2007」を「野菜作・畜産版」として昨年に続き開催。プロ農家など1500名が参加した。会場には、土づくり・葉菜類・根菜類・パワクロ・畜産・法面草刈の6つのコーナーにトラクタ60台、作業機・調製機130点を展示実演し、プロ農家による営農トークも好評だった。展示・実演はコーナー別に行われ、土づくりコーナーでは排水、有機物施用、耕起・整地などの各作業を実演。約半数はパワクロが用いられた。葉菜類コーナーはキャベツ、ハクサイ、レタス、タマネギ用を中心に、根菜類コーナーはジャガイモ、カンショ、サトイモ、ニンジン用を中心に機械化一貫体系が紹介された。畜産コーナーでは、トウモロコシの収穫、細断型ロールベーラによるベール成形を実演した。

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  サタケが世界初となる胴割選別機を開発
  胴割選別機は独自の光学技術と高速画像処理技術により玄米中の胴割粒を高速で認識し除去することができるもの。1次選別のみで処理能力毎時3.6tの「RCGS560IE」と2次選別(2段階選別)付きで同2.4tの「RCGS560AIS」の2型式がある。同社では、広島県立総合技術研究所・西部工業技術センター(呉市)と広島大学大学院・先端物質科学研究科(東広島市)との共同開発により、昨年、高速画像処理技術を応用した世界初の胴割選別機の技術を確立し今回の商品化を目指していた。開発に当たっては光選別機の開発・商品化で培った光学技術のほか、米の整列や胴割部分を画像撮影するための照明方法、高速化を可能にする集積回路(LSI)などの新しい技術を採用している。
 また、風選別機「レッグアスピレータ」(型式=SLA750AS)も発売した。同機は比重の軽い異物を風の力で選別する、構造がシンプルで省スペース・低コストの選別機。

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  スター農機が小型ブロードカスタをモデルチェンジし新発売
  新シリーズは「MBC2070〜4081」。ホッパ容量は200/300/400Lの3種類あり、200/300Lタイプは透明度の良い半透明ホッパになり、肥料残量をトラクタ座上より確認できる。シャッタ開閉方式は電動/手動の2種類、散布方法はスピンナー方式、スパウト方式の2種類が選択できる。主な特徴は次の通り。
  1. ホッパ取付け部がレール形状になって、簡単にホッパをダンプさせることができ、清掃時などに便利。
  2. 200/300Lタイプのホッパは、透明度の高い半透明のホッパで、横から肥料の残量を確認できる(400Lタイプは従来と同じホッパ)。
  3. 側方着脱式スタンドを採用し、スタンドの横はずしが可能となり、マッチングが容易となった。
――など。

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  井関農機の新社長に蒲生誠一郎氏
  9月21日開催の取締役会において決定した。10月1日付で就任する。蒲生氏は昭和19年12月生まれ、43年3月中央大学法学部卒。同年4月井関農機株式会社入社、平成5年12月人事勤労部長、13年6月取締役、16年4月常務などを歴任。

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  アグリテクノ矢崎がマルチ同時土壌消毒機
  マルチ同時土壌消毒機AST―621はオートヒッチ対応6条消毒機で、適応トラクタは23馬力以上。TST―621Aをモデルチェンジしたもので、3点直装に加えてオートヒッチも可能になったので、着脱作業が楽にできる。キャスター付きスタンドを標準装備しており、着脱も保管も容易。クイックフレームを持っているユーザーのためにクイック着脱にも対応している。1回注入量は1〜6cc。3cc以下の少量吐出時や低速作業でも確認計のウキコが軽快に動き、視認性が大幅に高められた。

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  山形農機ショーを開催
  東北の大型農機展の1つ、山形農業まつり農機ショーが9月1〜3の3日間、中山町の最上川中山緑地公園で開催された。開催前日の雨で足元が悪い中にもかかわらず熱心な農家がつめかけ、最新農機に触れた。2日目には新商品説明会も開かれ、ヰセキ東北山形支社(田植機さなえPZ80、トラクタジアスAT50、コンバインフロンティアファイター448)、東日本三菱農機販売山形支店(田植機マイレディリードLV63PFY)、山形クボタ(コンバイン・エアロスターロイヤルプロ40周年記念号ARN698)、ヤンマー農機東日本山形カンパニー(コンバイン・アスリートグローバルAG467)の各社がそれぞれの機種特徴を説明し参観農家から拍手を浴びた。

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