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農業機械関連ニュース

平成19年8月10日発行

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  オーレックのイチゴ不耕起栽培専用ベッド管理機が好評
  今春から発売した「不耕起専用ベッド管理機」は、定植前の準備でベッド表面を耕起する専用機。同社の最も小型のスーパーフレッシュ・ピコSF40W(2.4馬力)をベースマシンに、ベッドに合わせて耕うん幅を650mmに拡大、耕起した床土を飛散させないようにロータリーに側板を取り付け、リヤガードを延長、押さえのバネを追加した。不耕起栽培は経済性が高く、栽培の手間も省けると好評であったが、適当な管理機がなかった。この専用機ができたことで、さらに省力化に結びつくと生産者から高い評価を得ている。

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  日農工が中国セミナーを開催
  都内の浜松町東京會舘で、中国農業部セミナーを開き、中国農業部農業機械化管理司副司長の張天佐氏が、中国の機械化政策について話した。張氏は「中国の農業近代化は、新たな段階に入っている。中国経済の発展により、若年層の労働力は都市部に流出し、農村部は高齢者と女性が主な労働力となっているため、機械化が急務となっている。このため政府では、農機の購入に対する補助、生産資材に対する補助や、過剰農産物の政府の買い上げ制度など、農業近代化への制度整備を進めている」として、「現在、中国の農業機械化は、黄金期を迎えた」と語った

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  共立が全国5ヵ所で60周年記念の感謝まつり
  西部地区、中部地区、東北地区、九州地区など全国5ヵ所で新製品の発表、展示・実演・感謝セールを開催した。会場には、創立60周年を記念して発表された多数の新製品を始め、同社オリジナル商品などを展示、実演。大型防除機コーナーでは、業界初の850L、1000Lの大型薬液タンクを搭載し、単位面積当たりの散布量をコンピュータにより設定できる乗用管理機RVシリーズ。また、キャビン仕様のSSであるSSV1088FSC、小型防除機コーナーでは自走式動噴DV1、1輪動噴BHS606などが注目を集めた。

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  有光工業が新型静電ノズルを発売
  「カート式静電ノズルAES−10NТ」、「すずらん式静電ノズルAES−05S」で、「カート式静電ノズル」は10頭口の静電ノズルを実現、作物の状態に合わせ、ノズルの角度が上下40度ずつ変えられる。しかも、噴管が縦にも横にもなるので、キュウリ、トマト、ナスなどの立体作物やスイカ、イチゴ、キャベツなど平面作物まで幅広い作物の防除に適している。独自の静電技術で農薬の付着が向上、葉の裏まで農薬散布が可能となっている。
 「すずらん式静電ノズル」は、電極部のコンパクト化に成功、軽量で作業性に優れている。平面作物のスイカ、イチゴ、キャベツなどの防除に最適で、手持ちの一般動噴にそのまま接続して使用できる。

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  クボタが19年夏の新製品としてトラクター4シリーズなど発表
  今回発表されたのは、トラクター「ニューキングブル」「グランドキングウェル」「グランドキングウェル・ベルティオン」「スーパーシナジー」の4シリーズ、管理機「ニュー陽菜」、乗用田植機「ウエルスターロイヤルVIP」「ウエルスターポップ(ロータ仕様)」。
 このうち、トラクターの「グランドキングウェルシリーズ」(22〜34馬力)は、規模拡大に伴う長時間作業で求められる快適性を実現したキャビン、安全性と使いやすさを徹底的に追求した新機能を追加。好評のパワクロ仕様も同時発売する。「スーパーシナジーシリーズ」(76〜95馬力)は、ホイル仕様と高速パワクロ仕様が用意され、独自の電子制御トランスミッション、大排気量直噴エンジンなどを搭載。MA仕様には高精度自動水平制御シナジーモンロー・オート、大規模圃場の高精度均平に対応するレーザーコントローラを採用している。

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  MSK農業機械の新社長に長谷川幸雄氏
  6月25日開催の株主総会とその後の取締役会で、代表取締役社長に顧問の長谷川幸雄氏を選任した。長谷川氏は昭和25年11月生まれ。京都大学経済学部卒。昭和49年4月三菱商事(自動車車輌部)に入社し、三菱商事大阪支社一般機械部部長代行、同社カラチ支店長兼パキスタン総代表などを歴任し、平成18 年11月からエム・エス・ケー農業機械の顧問に就いていた。

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  MSK農業機械がMF3600シリーズトラクターを発売
  MF3600シリーズは58〜91馬力の4型式で、それぞれ2駆・4駆、安全フレーム(F仕様)・安全キャブ(C仕様)モデルがある。主な特徴は、
  1. 複雑な操作を必要としない、経済的でシンプルな設計。軽量、頑丈な機体ながら機敏さと力強さを兼ね備えた多目的に使える実用的トラクタ。
  2. 2050mmのショートホイールベース(安全フレーム仕様)と優れたパワーウェイトレシオ、低い重心位置など、優れた牽引力・操舵性・安定性を発揮する。
  3. エンジン回転数1100〜1400rpm間で最大トルクが得られるため、負荷がかかる状態でもギアチェンジの回数が少ない。滑らかで静か、そしてシンプルな機械式の動力伝達により馬力のロスが少なく、低燃費と経済性を提供する。
―など。

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  タカキタが自走式マニュアスプレッダを発表
  1台で堆肥の積み込み、運搬、散布が行える乗用タイプの「自走積込マニアSL−800」。堆肥の積み込みは、機体前方に装着したバケットで堆肥をすくい上げ、後方の荷台へ送るようになっており、作業効率が高い。最大積載容量は0.87立方mで、床板は耐食性にすぐれた樹脂ボードを採用。散布部はディスクビータにより最大散布幅5m。完熟堆肥を幅広く、均一に散布できる。走行部は幅250mmのワイドクローラを装着、軟弱圃場でも作業が行える。また、ロール収集アタッチを装着することで、直径50cmにロール成形した稲ワラなどのロールベールを拾い上げ、運搬し、軽トラックの荷台に積み込むことができるオプションも用意している。

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  生研センターがHPにトラクターの安全フレーム検索コーナー
  「農作業安全情報センター」に設置した「安全キャブ・フレームをトラクタに付けよう!」と題したコーナーで転落転倒事故の際に安全キャブ・フレームが極めて有効なこと、シートベルトが安全キャブ・フレームとセットで活用すべき重要なものであることなどを紹介するとともに、トラクターの型式名、あるいは検査合格番号もしくは安全鑑定番号から装着可能な安全キャブ・フレームの型式名が検索できるデータベースを設けた。検索のページは、
http://www2.brain.affrc.go.jp/cab/cab_search.htm

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  川辺農研産業が新型ごぼう掘取機開発
  トラクタ用ごぼう掘取機・バイブロルートディガー「BD−400」で、同社独自のオポジットモールド掘り上げ方式を採用、毎時1000〜2000mの高性能な掘り取り作業を実現した。長尺ごぼうも先端まで完全に収穫できる。また、堅牢な機体構造のため、ハードな掘り取り作業にも耐え、メンテナンスも楽。抜け止めカラーの磨耗を防止するクランクブレード軸カバーを標準装備している。適応トラクターは30〜50馬力。

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  サタケ九州支店がお米の未来展開く
  久留米市地域地場産業振興センターで「第3回お米の未来展〜新しいこと始めませんか?いま踏み出そう第一歩!〜」と題して展示会を開催した。今回の展示機種は、「フルカラーベルトソーター」「オプティカルソーター」等の光選別機、「ミルマスター」「美白米スター」等の穀物加工機のほか、「穀粒判別器」「硬さ・粘り計」等の検査・分析機器、「炊飯マイスター」「発芽玄米サラダ」等の炊飯・食品機械や圃場生育診断システム「アグリビュー」の展示・実演―など。また、初日には同社講師によるお米の技術講演会「精米・炊飯知識のレベルアップ編」も併催され、特に光選別機などの新製品が大きな注目を集めた。

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  30回目の北海道土を考える会
  北海道空知郡上富良野町のホワイト農場・土の館で「次世代につなぐ農業経営」をテーマに開催された。スガノサブソイラやプラソイラ、スタブルカルチ、ワンウェイプラウなどの実演の後、「高精度GPS(RTK−GPS)を利用した農作業への応用技術」をテーマとして、講演と作業ナビゲータ、圃場均平作業の実演、北海道農業機械工業会の元専務理事の村井信仁氏による「耕すことの過去・現在・未来(歴史の変遷から土作りのあり方を考察)」と題した講演などが行われた。

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  松山がアッパーローターを発売
  発売したのは、APU1510H、1610H、1710H、1810Hの4機種。アッパーローターは、耕うん爪が逆回転で砕土し、耕うん部内装備のスクリーンにより、細かい土は表層へ、適度な土塊は下層へ埋め込まれるため、表層部は軟らかく、下層部はしっかりした、麦、大豆に最適な2層構造の播種床、植付床ができる。尾輪仕様によりトラクタとのマッチングバランスがよくロータリ後方に播種機が取り付けできるAA部品を装備、耕うん爪は砕土性が良く土離れがいいホルダー爪を主に採用しており、爪の配列を普通耕、平高耕、2畝耕にできる―などの特徴を持つ。

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  ホンダがプロ向け汎用管理機
  「F530」(連続定格出力3.9PS)と「F730」(同5.0PS)の2機種で、プロ向けとしては「業界初」とするクラッチ機構(手を放すと作業が停止する主クラッチレバー)を採用。また、各種ローターなどの推奨アタッチメントは生研センターによる安全鑑定を取得している。主な特徴は、
  1. 握ると動き、放すと作業が停止するサブリンクを内蔵した主クラッチレバーを採用。グリップ部分は、握り易く、連続作業でも疲れにくい。
  2. ラチェット機構付きの手元クラッチの採用により、ハンドルから手を放すことなく主クラッチレバーを握ったままクラッチを切ることができる。作業中に、両ハンドルの間に設定したクラッチ切レバーに身体が接触すると本機が停止するため、後進作業も安心。
―など。

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  小橋工業が大型アゼローターを発売
  大型トラクター用の畦塗機「コバシアゼローターZR100シリーズ」で、適応馬力は50〜105馬力。最大45cmの畦塗りができる。畦に合わせて3つの塗り方ができ、1つは小径ローラを使用することで、畦高さ35〜45cmの高畦に対応。2つ目は大径ローラを使用し、畦高さ25〜35cmの畦塗りが行える。小径ローラ、大径ローラとも標準装備している。3つ目は、ローラ未使用で法面だけの整形が行える。このほか、トラクタの外部油圧を使用した平行リンク機構を採用。これによりオフセットの作業位置、中央走行位置にトラクタに乗ったまま操作できる、トラクタ油圧操作のため、電気配線は不要―などの特徴を持つ。

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