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農業機械関連ニュース

平成19年7月10日発行





  タカキタが細断型コンビラップMW1000開発
  細断型ロールベーラとインライン型のラップマシーンの機能を合体すること で、ロール梱包からラッピング作業まで、1台でコーンサイレージ作りの一貫作 業が行える複合機で、昨年発表したMW1210に比べ小さめのロールベールを作る ことができる。大きくホッパ部、ロール成形部、ラッピング部から成り、収穫し たコーンをベール成形後、自動的にラッピングできるため大幅な省力化が図れ る。MW1000の梱包サイズは直径100cm、幅85cm、ベール質量は 415〜500kgとハ ンドリングしやすい手頃な大きさ。ホッパ容量は3.3立方mで、コーンを投入し てからラッピングまでノンストップ作業できる。

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  ヤンマー農機の新社長に阿部修司氏
  6月19日開催の第47期定時株主総会で就任した。前社長の日沖勲氏は相談役に 就任した。
 阿部修司氏は愛媛県の出身。昭和42年3月慶應義塾大学工学部卒。同年3月ヤ ンマーディーゼル株式会社(現ヤンマー株式会社)入社。平成9年6月取締役・ 経営企画部長、11年6月常務取締役・経営統括部長、13年6月専務取締役・社長 室長兼経営統括部長、17年6月取締役副社長。

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  ヤンマー学生懸賞論文・作文の募集始まる
  ヤンマー農機が主催する第18回ヤンマー学生懸賞論文・作文の募集が10月31日 まで行われる。テーマは「いま日本の農業がおもしろい その変化と対応パート
「〜新しい世紀の食・農・くらし〜」
 応募資格は、論文の部が、大学、大学院、短期大学、農業大学校、農業短期大 学、各種専門学校に在籍する30歳以下の学生。グループによる共同執筆も可。作 文の部は、農業大学校、農業短期大学に在籍する25歳以下の学生。外国への留学 生、外国からの留学生も募できる。
 論文大賞には賞金100万円、作文金賞には30万円など総額625万円の賞金が贈ら れる。

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  富士ロビンが「マキタ沼津」に。ミニカルチ発表
  株式会社マキタのTOBに伴う子会社化によるもので、8月1日から社名を株 式会社マキタ沼津に変更。ブランドは国内外とも「ラビット/ロビン」として販 売していく。
 発表したミニカルチは、農機店向けの「RC-H0350」と量販店向けの「CR- H035」。家庭菜園に適したナタ爪ローターを標準装備。手軽に土を耕せ、移動車 輪・手持ちハンドルも常装化し、持ち運びにも配慮した新設計の軽量カルチで、 エンジンは、環境に配慮したミニ4サイクルエンジン・EH035V を搭載。世界で 最も厳しい米国排ガス規制値をクリアー。ニット入りの消音マフラーの採用によ り、低騒音を実現している。

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  スター農機のジャイロテッダが北海道知事賞受賞
  TGT12000は10連ローターを広げると作業幅12mとなり、移動時には折りたたん で幅3.5mとなる。刈幅3.5mモアコンの集草列4本を一気に拡散、反転すること が可能。同機は、今年の北海道農業機械工業会の会長賞と北海道知事賞に選ばれ た。動力伝達にはフィンガーカップリング方式を採用し、作業時において移動輪 が常に接地しているので、直進安定性に優れている。

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  石川島芝浦機械が「IHIシバウラ」に
  7月1日から株式会社IHIシバウラに変更した。同社の親会社である石川島 播磨重工業株式会社の社名が同日付で「株式会社IHI」に変更されるのを受け たもの。IHIブランドを国内外に共通するグループブランドに育ててブランド 力を高めるとともに、グループ内従業員の求心力と、グループであるという意識 の同一性を高めグループ経営を強化することを狙いとして変更された。

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  ねぎ収穫機と中山間地域対応型コンバインの導入効果を調査
  生研センターが実施したもので、ねぎ収穫機は労働負担の軽減に役立つと高い 評価を得、中山間地域対応型コンバインでは、作業精度に加え機械の価格などで も評価があった。
 この調査は、緊プロで開発・実用化した両機について、利用実態や性能、導入 効果などを聞いたもの。ねぎ収穫機では、ほとんどの利用者が、作業能率、作業 精度などの性能に加え、肉体的、精神的負担が軽減されたとした。
  中山間地域対応型コンバインでは、調査対象すべてが自己資金で導入し、ほと んどの利用者が作業能率、作業精度など性能に加え、性能からみた機械の価格を 評価した。

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  筑水キャニコムが4回目の草刈りボランティア
  神奈川県横浜市北区新吉田町の日本盲導犬協会神奈川訓練センターで草刈りボ ランティアを行うとともに、社内で集めた寄付金を贈呈した。今回は、「草刈機 まさお」、クローラタイプの「草なぎ」、充電式草刈機「軽井技夫人」の3機種 で訓練センター内の草刈りを実施した。ことに「草なぎ」は傾斜がきつく困難な 作業を強いられたこの現場でのヒントをもとに生み出された製品で、当日はその 威力をいかんなく発揮した。筑水キャニコムでは、7月には仙台市の訓練セン ターでも草刈りボランティアを実施した。

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  オーレックが製品別にキャッチフレーズ
  同社のあぜ草刈機に「速く、軽く、楽に。」とのキャッチフレーズを採用した ところ、ユーザー、販売店などから好評だったことから、製品別に設定した。自 走多用途草刈機スパイダーモアーは「楽に、自由に、便利に。」、乗用草刈機ラ ビットモアーは「速く、楽しく、優しく。」、ミニ耕うん機スーパーフレッシュ ピコは「便利に、豊かに、確実に。」など。

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  サタケが高度選別技術などを食品工業展でアピール
  東京ビッグサイトで開催された「2007食品工業展(フーマジャパン)」で同社 の最新技術をアピールした。同社の今回のテーマは「食の未来を考える〜食を見 守る電子の目〜」。光選別機、検査・分析機器、食品工業機械、食品製造・家庭 用品、穀物調製加工機械―のコーナーごとに実機展示、実演、パネル展示などで 各製品の特徴を説明した。メーンとした選別関係では、複数色の原料が混合して いる場合や色合いの差が小さい場合でも正確に選別・除去するフルカラーベルト ソーター、高感度CCDカメラと独自の画像処理で廃プラ、バージンペレットな どを選別するニューマジックソーターなどが注目を集めた。

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  金子農機が低価格「色彩選別機」を開発
  高精度・高能率・高機能を維持したまま、企業努力で大胆な低価格を実現した 「オプティサポーターTAG-05DUT」(5チャンネルタイプ、昇降機セット型)と 「同TAG-10DUT」(10チャンネルタイプ、同)の2機種。主な特徴は、
  1. U溝型シュートを採用、流量が変化しても安定した速さで流れるため、高精 度な選別ができる。
  2. 2次選別方式を採用、選別精度がアップしコメのランクアップができる。
  3. ヘルプ機能搭載で簡単操作の対話式タッチパネルで誰でも簡単に使える。
  4. 充実のメモリー機能で、22通りの選別データを、使いたいときに簡単に読み 出せる。
―など。

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  丸山製作所が「元気農業応援キャンペーン」の当選者50名を決定
  「元気農業応援キャンペーン グルメギフトプレゼント」の第1回抽選会を実 施し、合計50人の当選者を決定した。同キャンペーンは、創業110周年を記念 し、新製品MS053D-20を含めた背負動噴「霧の王国シリーズ」とバリューエイブ ル刈払機「草刈しま専科MB2460シリーズ」の購入者を対象としたもので、9月末 日(消印有効)まで展開しており、2回目の抽選は10月中旬を予定している。
 今回の当選者は、宮城県の佐藤氏、石川県の安田氏、宮崎県の川上氏ら50人。

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  共立がセンターデフ搭載の新型スピードスプレヤー発売
  果樹園の大規模化に対応したSSV1008Fで、新等速ファンと窓付固定翼の組み合 わせにより、低騒音で毎分880立方mの大風量を実現。また、業界初の新走行機 構「センターデフ」を搭載し、走行性能・小旋回性能をさらに向上させた。負担 のかかる走行部への動力伝達は、ドライブシャフトを採用。ベルトを使用してい ないため、ベルトによるスリップ、磨耗の心配がなく、耐久性に優れている。主 な特徴は、
  1. 全長の短いコンパクトボディーと作物に優しいボディーライン。
  2. 余裕の排気量2.19Lの排ガス対応ディーゼルエンジンを搭載。
  3. 薬液のドリフト(飛散)低減。
―など。

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  アグリテクノ矢崎がクリーンシーダー発売
  鼓(つづみ)型鎮圧ローラを装備する「目皿播種機クリーンシーダTDRT」で、 九州沖縄農業研究センター・九州水田輪作研究チームの研究成果にもとづく製 品。九州北部の大豆播種適期は梅雨末期のため、播種後の激しい降雨で湿害と なったり、急激な乾燥で土壌クラスト(土膜)が形成され出芽不良となる場合が 多いことから、播種機の鎮圧ローラーを鼓型にして、覆土の形状を山形にした。 激しい降雨時は、尾根部の比較的細かい土壌が谷部へ流出し、尾根部が速やかに 乾燥する。降雨後の乾燥時に尾根部にひび割れが生じて種子上のクラスト形成を 阻害し、割れ目から大豆が出芽する。

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  井関農機が19年下期新商品22型式を発表
  新商品は、6年ぶりにフルモデルチェンジした4〜5条植田植機「さなえPQZ シリーズ」2型式、営農組合などから要望の強かったディーゼルエンジン搭載の 8条植田植機PZ80、クローラ部を芯金レスとし高速化・低振動化を実現したトラ クタTジャパンセミクローラ4型式、トラクタ「シアルハンター3シリーズ」6 型式など。
 このうち、セミクローラ型のトラクタについては、受委託作業の増大に伴い圃 場間移動の高速化が求められるようになり、今回発表したジアスとTジャパンの セミクローラトラクタには、同社とタイヤメーカーが共同で開発した芯金レスの 新型クローラを採用し、優れた耐久性と快適な高速移動(最高時速27km)を両立 させた。
 また、乗用田植機さなえ、同PQZ5はPZシリーズで好評の「Zロータ」を装備 し、低価格で基本性能の充実を図ったシリーズとしてフルモデルチェンジ。従来 の「くるっとターン」にオートデフロックが加わった「さなえQターン」を装 備、旋回時のブレーキ操作などを省くことができる。

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