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農業機械関連ニュース

平成19年4月10日発行





 ササキコーポレーションがフレールモアKMシリーズ発表
  雑草や前作残渣などを細断して有機物を土壌に還元するための新機種。有機農業が広がりをみせていることから期待されており、有機物鋤き込みによる土作りの第一段階をこなす。フレール刃には幅広の高耐久性鍛造焼入刃を採用し、大きな切断性能、細断性能を発揮する。また、フレール刃の回転数は2段階に設定でき、太い茎や繁茂した雑草などには中速回転、細かい草や短い草には高速回転と、作業場面に応じた処理ができる。ソルゴーやコーン残渣、実取り後の果菜類、葉菜類の細断、ゴボウの茎葉処理、果樹園における剪定枝の細断など、利用範囲の広い機械となっている。

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 全農機商連が総会を開催、新専務理事に永江氏
  全農機商連(田中直行会長)が開催した第51回通常総会で役員改選が行われ、新しい専務理事に農林水産省出身の永江啓一氏が就任した。また、議事では、行政との連携強化のための情報交換の場の構築、財政基盤強化と組合員企業の経営支援のための共同購買事業や福利厚生事業の拡充、農作業事故防止対策などを柱とした19年度事業計画などを承認した。

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 国産バイオマス燃料を拡大
  バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議で中長期的な生産・活用見通しを策定し、2011年には年産5万kLの国産バイオ燃料の生産を目指し、2030年頃には年産600万kLの生産を見込んだ。このため、サトウキビ糖蜜や規格外小麦などの活用や、稲ワラ、林地残材などの未利用資源の活用のための技術開発などを進める。

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 オーレックが茶園専用の管理機発売
  エースローター茶園専用機AR650Tは、茶栽培農家から「肥料と土を反転できる管理機が欲しい」という要望を受けて開発した専用機。6馬力エンジンを搭載し、丸カバーで車体を覆い、お茶の枝を傷めずに作業ができる。作業幅は300mmまたは400mmで、前進3段、後進1段の変速で、作業に合わせた設定がワンレバーで簡単にできる。また、ロータリーと本体が一体化した新型ミッション採用で軽量・コンパクト化を実現している。

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 筑水キャニコムでは小型クローラ運搬車「ヒラリー」をモデルチェンジ
  同機は立ち乗りの小型クローラ運搬車で、団塊の世代にも受け入れられるように、簡単・安全を配慮した。作物を収穫しながら積み込む作業に最適なスーパーローギアを新たに搭載し、前ミッション式により車体の前後バランスが良く、歩行時の操作性向上のため運転席のステップも固定式から跳ね上げ式へと変更した。左右旋回用のサイドクラッチレバーは、操作力を約40%、主変速レバー切り替え操作力は約60%低減し、ハンドルおよび手動ダンプのグリップは握りやすく小径化し、女性や年配者に使いやすくしている。最大積載量は400kg。

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 富士ロビンが背負いブロワーの新型発売
  環境に配慮した75.6ccの4ストロークガソリンエンジンを搭載したFL−H7500は、リデュース(低減)、リライアル(信頼性)、リユース(再生)の3つのRを追求し、低燃費・低排出・低騒音を実現した。また、耐久性に優れ、メンテナンス性も高い。同機は、混合ガソリンを使わない、シングルガソリンエンジンを燃料とする4ストロークエンジンの世界初のブロワーで、世界同時発売された。屋外で同機からの風量・毎分14.1立方mの風によりゴミなどを強力に吹き飛ばす。操作性の面では、固定トリガー兼用で、体型に合わせて前後100mmの調整が可能な新設計のジョイントスティックレバーを採用している。

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 生研センターと新農機株式会社が農業ロボット化でセミナー
  18年度新技術セミナーとして「進展するロボット化技術と農業機械の開発・改良」をテーマに開催。担い手を核とした農業構造の転換を進め、生産性の高い農業生産を行うには、さらなる農機の高精度化、高能率化が必要であることから、農機の自動化、ロボット化について議論し、今後の開発改良に役立てようと行われたもの。生研センター主任研究員の松尾陽介氏が「ロボット化技術を応用した農業機械の開発戦略」、東京工業大学大学院理工学研究科の広瀬茂男教授が「ロボット化技術の現状と今後の展望」、ヤマグチロボット研究所の山口仁一代表が「QRIO誕生までの2足歩行技術40年の歩みと将来展望」について語り、その後総合討議が行われた。

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 MSK農業機械が盛大にMFM展開く
  同社の関東支店で開かれた第33回MFM展には、トラクターFENDT「バリオファーマー」412(110PS)、410(100PS)などが並べられ、2500名の参観者で賑わった。また、同時に行われた記者会見で19年度見通しなどが発表され、
  1. トラクターFENDTの300シリーズ4モデル(80〜110PS)を新たに導入
  2. クーンナイトのミキサー6モデルの投入
などの方針が明らかにされた。

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 マメトラ農機のネギスコッパーが好評
  「マメトラネギスコッパーMRV3VH」は、植え付け、中耕作業、片排土寄せとスムーズな作業が行えるネギ管理機。主な特徴は、
  1. 小型・軽量で重心が低く、機体のバランスが良いので安定良く楽に作業が可能
  2. 主クラッチレバーはハンドルを握ったまま「入」「切」の操作ができる
  3. 始動安全制御装置付きなので、主クラッチが「入」の時、エンジンの始動ができないので安全
  4. ワンタッチでエンジンの停止ができる「緊急停止ボタン」付きなので、より安全な作業が期待できる
など。

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 石川島芝浦機械の新社長に西村氏
  6月29日付で西村隆志氏(常務取締役)が代表取締役社長に就任する。また、取締役会長(非常勤)の桑原紘一郎氏は相談役(非常勤)に、代表取締役社長の笹井勝彦氏は常勤顧問に就任する。
 西村氏は昭和28年5月生まれ、信州大学経済学部卒。52年石川島芝浦機械に入社し、平成16年から常務取締役。

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 大竹製作所が乗用溝切機の新機種発売
  昨年発売したオータケミニカルチ・乗用溝切機「のるたんNT−1」が好評だったことから、「NT−2」を発売するもの。主な特徴は、
  1. 特殊材質採用の高耐久性ミッションを採用
  2. ループハンドルにより、作業姿勢が自由に選べ、疲れを軽減
  3. クッション性が抜群で快適な乗り心地、上下調節が可能で、背丈に合わせた高さで作業ができる
  4. 新型溝切整形板により、きれいな溝肩ができる
  5. 直進性の微調整が工具無しで、その場で可能
  6. 圃場での抜群な操作性。重心が前にあるため、車輪を軸に溝切板が軽く持ち上がり、容易に旋回ができる
など。

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 日立建機ティエラの次期社長に三原氏
  4月1日付で日立建機株式会社執行投資資源開発システム事業部長の三原新一氏が就任。米谷榮二前社長は非常勤顧問となった。三原氏は同日付で日立建機の執行役常務に昇格、日立建機ティエラの社長と兼務する。
 三原氏は昭和24年3月生まれ。47年に日立建機に入社。平成17年から事業統括本部資源開発システム事業部長(執行役)。

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 松山がスライドモアを発売
  ニプロスライドモア「TDM1600」は平地から法面までフレキシブルに対応できるトラクター直装の草刈機。専用のダブル広角ジョイントの採用により、後方中央右サイド上方90度〜下55度と、多彩な作業ポジションを無段階にとることができ、従来のリア作業での雑草刈りに加え、サイドで路肩の法面や圃場の畦草などを刈り取ることができる。フレール刃は地面に対して水平で刃先は幅が広く、平らに仕上げることができ、アップカット回転で草を引き起こしながら根本から細かく細断する。オプションの尾輪キットで馬鈴薯などの茎葉処理、野菜の残渣処理にも使える。

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 クボタが営農情報サイト「みんなの農業広場」開設
  ホームページ「みんなの農業広場」では、農業経営者から新規就農者、さらには家庭菜園を楽しむ人までの幅広い層を対象に、「食と農」の情報を届ける。クボタからの快適な農作業への提案と、全国農業改良普及支援協会による農業技術に関する情報発信により、広く農業に携わる人を応援していく。
 ホームページのアドレスは、http://www.jeinou.com/

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 ホンダが埼玉県に発電機など寄贈
  首都圏大規模災害に備え、埼玉県に備蓄品として投光器付き発電機15台、高圧ポンプ10台を寄贈した。併せて、本田航空が埼玉県と被害状況調査に関する協定を締結し、大規模災害に備えた社会活動に取り組む。去る3月19日に、埼玉県庁で上田県知事出席の下、贈呈式が行われた。

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 丸山製作所が新型の田面ライダー
  乗用式水田溝切機「田面ライダー」の改良タイプ「MKF−A430−2」は、溝切り部の形状を変え、よりきれいな溝を切ることができるようにした。また、座席シートをより安定的なものにしている。エンジンは「まじかるスタート」で楽に始動でき、溝切り作業を乗ったまま楽にできる。座席シート高さを30mm刻みで3段階に調整でき、体に合わせた作業ができる。

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