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農業機械関連ニュース

平成19年1月10日発行





  山本製作所が無残粒精米機MZシリーズ発表
  業務用精米機の新型となる無残粒精米機・スーパミル「MZ-03」(3馬力タイプ)と「MZ-05」(5馬力タイプ)を1月末から発売する。いずれも、同社独自の斜め配置の搗精部と定量供給装置の採用により、機内の残留米を徹底的に排除して無残粒を実現した。主な特徴は、
  1. 独自のタテ型精米機の流れをくむ、斜め配置の搗精部により、機内の残留米を徹底的に排除。また、定量供給装置の採用により、最初の1粒から最後の1粒まで設定通りの白度を実現
  2. 1分搗きから、上白米まで、16段階のキメ細かな精白度を実現
  3. 高剛性ボディと独自のフローティングシステムで、搗精部の振動を設置部まで伝えない、低騒音・低振動設計のため、店頭でも快適に精米できる
――など。

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  大島農機が19年度新製品として乾燥機と籾すり機発売
  新型乾燥機は、「より早く」、「より静かに」、「より綺麗に」、のコンセプト通り評価された「NXシリーズ」に、NX60(60石)〜80(80石)の大型3型式を加えた。遠赤外線の効果と温風が効率的に流れるように新設計を行い、乾燥スピードのアップを図り美味しいお米に仕上げる。操作面では「あんしんナビゲータコントローラ」を搭載。全型式とも従来機と比較し、使用電力を抑えて低コスト農業に貢献する。
 新型籾すり機はプロ仕様のMRP600と550で、業界初の「返り籾粗選機」を搭載。返り籾に混じった異物(稲コウジ、木片、小石、切りワラなど)を円筒型回転網で選別し、外部回収。籾すり機のトラブルも減少して、作業能率をアップし高品質の米に仕上げる。

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  川辺農研産業が鹿児島農試と共同で新ゴボウ用の掘取機を開発
  新ゴボウ用の専用掘取機として開発されたのはバイブロルートディガー「BD300シリーズ」3型式(オフセット仕様、センター2条、センター4条)。鹿児島県の新ゴボウの掘取用として、土壌条件を選ばない、強粘土質に対応した高性能機。同社独自の振動方式を採用し、極めて効率よく新ゴボウの掘り取り作業が行える。また、新ゴボウのために専用に設計されたシャンクの採用により、牽引抵抗が小さく、30馬力級トラクタで4条掘りができる。4条掘り用のBD300-C4、2条掘り用の同-C2、オフセット仕様の同-Fがある。

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  本田技研工業が超低騒音型発電機を発売
  新型発電機はホンダ独創の正弦波インバーターを搭載した超低騒音タイプの発電機「EU55is」。定格出力5.5kVAで、単相100Vと200Vの同時出力が可能な大出力発電機。正弦波インバーター技術の採用により、高品質の電力供給、コンパクト化、低騒音化を実現した。国土交通省指定の低騒音基準の「超低騒音型建設機械」の型式指定を取得している。
 主な特徴は
  1. 小型高効率発電システム「高速多極オルタネーター」の採用により、小型化と軽量化を実現している
  2. 高効率インバーター変換とエコスロットルの採用により、エンジン回転数を最適に自動制御。低燃費を実現
  3. 商用電源並みの高品質な電気供給と大出力を可能にし、コンピュータ関連機器、情報通信機器、IH調理家電などにも対応
――など。

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  三菱農機が広域販社を東西2社に再編
  現在の広域販社8社を1月1日付で、2社に再編する。東日本三菱農機販売(本社埼玉県鷲宮町)と西日本三菱農機販売(岡山県瀬戸内市)の2社に再編、東日本の社長には渡辺進氏が取締役営業副本部長兼任で就き、西日本は阪口誠克氏が就任。また、系統事業は広販への業務委託方式から三菱農機直轄とする。東日本は北海道・東日本・関東甲信越・東海の4社、西日本は北陸・西日本・山陰・九州の4社が合併し、スタートする。それまでの広域販社はそれぞれ支社となる(山陰は支店)。
 系統事業は、営業本部に「系統推進統括部」を置き、その下に東北・関東・東海・西日本・九州の各系統推進部を設置したほか、長野に長野系統推進課、山陰に山陰系統推進課を置き対応する。

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  有光工業がステンレスフレームのセット動噴発売
  業界で初めてフレームにステンレスを採用し、耐蝕性・耐久性に優れているのが大きな特徴。さらに、低振動・低騒音・引く力が軽くなった新型エンジンを搭載したほか、サーマルリレー付きスイッチボックスの採用で安心して作業できる。
 主な特徴は、
  1. 動噴は好評のスーパーリターン式のSR動噴を搭載
  2. 丸型チャンバーで高圧が可能
  3. ダイアル調圧弁・リリースベロー方式
  4. セラミック採用で耐久性向上
――など。

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  富士ロビンが19年度全国ロビン会で新製品を発表
  熱海後楽園ホテルで開かれた「平成19年度全国ロビン会」で、ロビンミニ4サイクルOHVを搭載した強力背負式ブロワー「FL-H7500」、走行式セット動噴「RS-HP2700HW」、新型管理機「RC4800・6800シリーズ」、ネギ土上げ専用機「PR-N751」、刈払機「NB3500H」などの新製品を発表。併せて、ワンダー4発売8周年記念として買い換えキャンペーンを展開することを明らかにした。
 背負式ブロワー「FL-H7500」は大型エアクリナーを採用、プラグカバーはスライディング式でプラグ交換が容易、集中型操作グリップ、新開発75.6ccエンジンを搭載―など業界トップクラスの高性能と環境・経済性を実現している。

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  全農機商連が19年度事業を決める
  18年度第3回役員会を開き、18年度事業報告並びに収支決算見通し、19年度事業計画並びに収支予算(案)―などについて検討した。19年度事業計画に関しては、行政との連携強化を打ち出していくほか、魅力ある組織づくりによる組織体制の整備、共同購買事業の推進、整備事業収入の確保対策などに取り組んでいく。また、引き続き農作業安全の推進を行い、独自の創意ある取り組みにより、ユーザー農家の事故を未然に防ぐ運動を展開していく。

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  日本ロングマット水稲苗推進協議会を設立
  埼玉・茨城両県のロングマットクラブと、中央農業総合研究センターが開催した18年度ロングマット大会で設立を了承した。代表理事には茨城ロングマットクラブ会長の水稲農家・渡辺仁氏が就任した。同協議会では今後、全国規模でロングマット水稲苗技術の普及活動を展開、省力化につながるロングマット水耕苗技術の普及拡大を図っていく。事務局は中央農研センターに置かれる。

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  井関農機が19年度上期商品として小型コンバインなど発表
  発表したのは、小型コンバイン「フロンティアビバ」3型式をはじめ、ミニライスセンター「ライスランド」、籾すり機、コイン精米機などポストハーベスト商品を中心に、国内市場向け5品目10型式、1システム、海外向け2品目5型式。
 「ライスランド」は、経営面積、作業受託面積の拡大によって、大規模稲作体系が時間をかけながら今後大きく進むと予想されることに対応した。籾の荷受・乾燥・籾すり調製・出荷の行程を経営面積に沿ったシステムとして担い手農家に提案するもの。
 小型コンバイン「フロンティアビバ」シリーズは経済的で高能率、かつ操作面での安全化を図った。対象は、今回の集落営農の条件を満たさないものの、自立した営農を目指す小規模層。
 籾すり機は、選別板を150mm延長したほか、籾の層を早い段階で頭部へ還元処理するグレンピットを採用している。

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  アグリテクノ矢崎が播種機に取り付ける農薬散布装置発売
  ニンジン栽培等に多数使われている播種機TPW―U型用の農薬散布装置TPW―N型で、適応農薬はダイシストン粒剤、ダイアジノン粒剤、アドバンテージ粒剤ほか。ホッパー容量は1Lを2個、透明になっているので一目で残量が分かり2dLごとの残量目盛りが付いていて便利。ワンタッチで着脱可能となっており、農薬残量の取り出しも簡単にできる。防雨構造なので多少の雨でも安心して作業できる。

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  生研センターが日本型水稲精密農業(PF)実証試験成果発表会開く
  開発したIT農業機械の最新バージョンの機能・性能およびこれらを組み合わせて実現できる新しい米づくりシステムが紹介された。展示・説明が行われたのは、作物生育情報測定装置、収量コンバイン、可変施肥機、情報センター。
 作物生育情報測定装置は、携帯式でセンサー直下の水稲の生育状況を計測できる。収量コンバインは、収穫しながら収量、水分を測定、可変施肥機は施肥量調節機能を持ち、走行中の施肥量増減ができる。

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