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農業機械関連ニュース

平成18年4月10日発行





  全農が「資材費低減チャレンジプラン」発表
  対策は
  1. 安価な資材・農機の提供
  2. 担い手対応・弾力的価格対応
  3. 営農支援・提案型推進
  4. 物流合理化・流通改善
―の4本の柱で構成している。取り組み期間は平成21年度までの5年間。このうち、農機関連では、HELP農機、低コスト耐候性ハウスや、担い手対応として、韓国農機の輸入取り扱い、大量生産農機をベースとしたJAグループ独自型式取り扱い、担い手対応型低コストCE(カントリーエレベータ)の設置促進、機械化プランナーの育成など。営農支援として、低コスト・省力栽培技術(大豆不耕起栽培)の開発―などを行う。

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  石川島芝浦機械が朝日工場の竣工式
  長野県朝日村に建設を進めていた朝日工場の第一期工事が完了し、設備機械も導入され、稼働を開始するに当たって竣工祝賀会を開催したもの。同工場は、ディーゼルエンジンの需要増に対応するために建設され、今後5年間でエンジン生産の主要業務をこの工場に結集する。これに伴い、松本工場にはエンジン以外の生産部門、本社部門、研究開発部門、管理部門が残る。

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  大竹製作所が乗用溝切機「のるたん」発売
  乗用作業で水田の溝切りができる同機は、前方部にエンジンを装備し、農家が安全・安心して乗り降りができ、圃場の中でもエンジンをかけることが可能。突起物もなく外見もすっきりして見ばえが良く、使いやすく、楽に作業できる。
  1. 車輪に円板を付けることにより、草などの巻き込みを防ぎ、スムーズに運転ができる。
  2. 転倒しにくく、万一の転倒時にも足が車輪に巻き込まれることがない。
  3. 同社独自の専用ミッションと大径車輪を採用し、機能性に優れている。
  4. 軽いスターターエンジンを前方に搭載したことにより、乗ったままエンジン始動ができることに加えて、牽引力が抜群に良く、直進性に優れている。
―などの特徴を持つ。

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  オーレックがラビットモアー発売15周年記念キャンペーン展開
  昨年12月から実施しており、乗用型草刈機(RM81、RM86A、RM98、RMK160)を購入した応募者全員に「サンクス賞」としてオリジナルデザインの車体カバーをプレゼントする。さらに、今まで使用していたラビットモアーから買い換えた更新ユーザーには、抽選で200名にキャッシュバックする。1等10万円×40名、2等5万円×60名、3等3万円×100名の総額1000万円。申込方法は商品同梱の専用ハガキで応募すること。キャンペーン期間は今年5月30日まで。抽選は6月上旬、当選者はホームページ上で発表する。

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  クボタの林専務が副社長に
  4月1日付の役員異動で、林守也専務取締役機械事業本部長が副社長に就任した。また、田畑芳彦取締役エンジン事業部長と植田和伸取締役機械営業本部長が常務取締役に昇任した。

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  齋藤農機製作所が連続自動苗箱洗浄機を発売
  SW―102型で、苗箱の4面の箇所に適した3種類の高級ナイロン製のストレートブラシ・ウェーブブラシ(φ0.5、φ0.6、φ0.7)を採用、洗浄能力をより向上させた。また、上面ブラシ2本(正逆回転)と斜めブラシは、ストレートブラシ線径φ0.6とウェーブブラシ線径φ0.7を組み合わせ、高い洗浄性能を実現している。ブラシ以外にも、送りロール径を大きくし、食い込み精度をアップさせ、ワンウエイクラッチの採用により、円滑で安定した送り性能を実現するなど機能を向上させている。

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  ササキコーポレーションでは小型マニュアスプレッダー2シリーズ発表
  エコノミーマニュアスプレッダーSM―870、小型マルチスプレッダーSMS―1000Rで、小型ながら高機能のターボ機構を搭載し、価格面でもユーザー要望を重視している。SM―870は13〜22馬力のトラクターに適応。小回りが利き、ハウスや果樹園、田畑で手軽に使える。最大積載量800kgで、様々な堆肥を広幅で均一に散布できるターボビータを装備しており、散布幅は最大7m。特殊2点リンク装着で、急旋回時でもPTOジョイントの振動がなく、連続散布できる高機能機。 SMS―1000Rは、トラクター適応馬力30〜50馬力で、半直装タイプのマルチスプレッダー。堆肥から土壌改良剤にまで対応し、ターボビータ装着で広幅均一散布ができる。最大積載量は500kg、散布幅は5〜10m。

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  サタケが本社で110周年記念式典
  株式会社サタケは、明治29年の創業以来、今年3月3日に創業110周年を迎えたことから、広島本社で社員が出席し創業記念式を開催した。この席上、佐竹代表が「会社が110年にわたり存続できたのも、歴代の経営者をはじめ、多くの諸先輩たちの努力とお客様からの大きな信頼のお陰である」と述べ、「安心・安全・美味・健康」をキーワードに世界の3大主食である「米・麦・とうもろこし」を中心に、世界の食文化向上に貢献する商品を開発していくと表明した。

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  スター農機が2種類のハローを発売
  「ソイルスクランブラ」に続く土関連作業機械の第2、第3弾で、ドイツ・レムケン社製の「パワーハローFLZシリーズ」と「ディスクハローFLRシリーズ」。パワーハローは播種床の成形などに最適で、ギヤハウジングが精密なモノコック構造となっており、耐久性、静粛性に優れる。垂直方向にタインが高速回転して砕土を行い、後部のローラ(カゴローラ=型式末尾C、ツースパッカローラ=型式末尾T)で整地・鎮圧を行う。タインの回転によって硬盤層を作らず、排水性を高める。適応トラクターは70〜120PS。
  ディスクハローは、砕土・整地・鎮圧の3つを高速作業する、独立懸架式の大径24インチ花形ディスクを持ったプロフェッショナルモデルで、リード角に加えてすくい角によって優れた砕土性を発揮する。適応トラクターは120〜150PS。

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  筑水キャニコムが高床式の運搬車など発売
  高床式運搬車CV43「テイブルランド」と小型特殊自動車J200「ライガービクトリア」を発売した。CV43は、野菜運搬用に好評なCV42をモデルチェンジし、安全性と作業性を向上した。最大積載量は500kg。
  1. エンジンを荷台の下に配置、走行系レバーをすべて荷枠より低くし、荷台のフルフラット化を実現。どの位置からでも積込みが可能となった。
  2. 荷台の前後左右4ヵ所に走行クラッチレバーを配置。作業状況に合わせて、どの方向からも車体の走行と停止が即座に行えるようになった。 などの特徴を持つ。
J200は、冷暖房装備の小型特殊自動車J151にオートマチック仕様を追加したもの。
  1. ギヤチェンジ・クラッチペダルが不要、イージードライブができる。
  2. エンジンと走行ミッションの直結によりベルトレス化と走行クラッチ板のメンテナンス不要というイージーメンテナンス化も実現。
  3. 20馬力水冷エンジン搭載により低騒音化。
  4. 足回りに、乗用車に採用されている等速ジョイントを組み込み今まで以上に信頼性が向上。
などが特徴。

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  大型トラクター用ウィングハローを松山が発売
  新発売したのは「WMSシリーズ」WMS3500BL(作業幅354cm)、3800BL(380cm)、4100BL(406cm)の3型式。装着は標準3Pオートヒッチ。ハローを3分割できるので、全面作業、片側作業(左右)、センター作業の3通りの作業ができ、広い圃場ではワイドな全面作業で高能率に、変形圃場、出入り口など狭い場所では折りたたんでの作業と、3WAYオペレーションにより圃場条件に合わせた作業が行える。ウィングの開閉はトラクターの外部油圧操作で、作業状態、土引き状態のどちらの姿勢でも開閉が可能となっている。また、土引き操作、サイドレーキ開閉も電動リモコンででき、すべての操作が運転席からできる。トラクター適応馬力は45〜75PS。

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  丸山製作所では乗用式水田溝切機「田面(ためん)ライダー」など発売
  新発売したのは、「田面ライダーMKF−A430」と田植同時除草剤散粒機の新型「イノベータMGT−50A」の2機種。このうち、「田面ライダー」は、排気量42ccの丸山2サイクルエンジンを搭載し、乗用で溝切り作業が行える。作業者の体重がバイト部にかかるため、より丈夫な溝を作ることができる。
  イノベータは、先に発売していたイノベータをフルモデルチェンジしたもので、ワイヤを介して発信器から本機へ信号を送っていたものを、ワイヤレスとし、田植機への装着を容易にした。このイノベータを田植機に装着することで田植えと同時に除草剤を散布でき、作業の省力化が図れる。

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  山本製作所が色彩選別機の新型を2機発売。
  新たに小型タイプ(毎時処理能力150kg)でフラッパエジェクタ方式の「CLX−151DF」、汎用タイプの「CLXB−501ZS」(エアエジェクタ方式・同500kg)を発表し、先の2機種と合わせ、色彩選別機「カラレックスシリーズ」として本格展開する。いずれも、ロールフィーダー方式により、高精度選別・高安定選別を実現。カメムシの被害粒や着色粒、着色異物を確実に選別する。特徴は、
  1. 昇降機を使用しているため、クリーンにしかも米にやさしい選別ができる。
  2. 構造が簡単設計のため、掃除やメンテナンスが楽にできる。
  3. 操作が簡単。
―など。

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  山本製作所の新社長に山本丈実氏
  株式会社山本製作所は2月20日開催の定時株主総会並びに取締役会で、山本惣一代表取締役社長が代表取締役会長に、山本丈実代表取締役副社長が代表取締役社長に就任した。山本丈実新社長は、昭和39年2月3日生まれで、山本惣一氏の長男。

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  ヤンマー農機が機構改革・事業本部体制を構築
  狙いは、ヤンマー農機グループにおける開発・生産・販売の一気通貫体制を強固なものとするため。国内・海外におけるトラクターを担当する「トラクタ事業本部」と、国内・海外におけるトラクター以外の農機商品を担当する「農機事業本部」を新設するほか、営業本部の機能を、総合販社の統括と国内のエリアおよびルート戦略立案・遂行機能に変更。海外統括部を設け海外現地法人の統括と海外のエリアおよびルート戦略立案・遂行機能を担う。

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