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農業機械関連ニュース

平成18年1月10日発行





  北陸研究センターが耕うん同時畝立てで研究会開く
  「耕うん同時畝立て」は、松山が18年に市販する「畝立播種用アッパーロータリー」を活用し、大豆などの安定・多収を図る技術。転換畑の大豆作では排水不良の場合、乾燥害・湿害を受けやすく、また、北陸地方は播種後すぐに梅雨となるため、湿害になりやすい。そうした悪条件を克服する技術として期待されているのが耕うんと同時に畝立て、播種を行う方法。研究会では、松山の担当者が機械の仕様、特徴を紹介するとともに、宮城県、新潟県、長野県で実施した実証試験の成績が報告された。

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  全農機商連が役員会で18年度事業など決める
  18年度は同会が創立50周年を迎えることから、2月23日に都内のホテルパシフィック東京で50周年記念式典を行う。また、事業計画としてはこのほか、組織体制と組織運営の強化、農作業安全対策、共同購買事業への取り組み強化を柱とし、農作業安全対策では、顧客である農家を守るために、安全講習などを前年に引き続き実施していく。

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  JA全農が改善計画を発表
  全農改善計画は、秋田パールライスの米取引に関する業務改善命令を受けてのものだが、単にそれだけに止まらず。「全農の体質から問題が出た」(柳澤会長)との認識の下、各事業全般にわたるものとなっている。
 内容は、経営理念の周知徹底、組合員のために最大の奉仕をする観点からの事業の検証・見直しなどで、この中では、担い手への対応強化として「担い手向け輸入農機、独自型式農機の取り扱い」が盛り込まれている。また、生産者・組合員に信頼される価格の確立では、生産資材の手数料の引き下げ、JA経済事業収支確立への支援として農業機械事業についてJAと県本部が事業を一体化することで効率化し、収支の改善を図ることなどもあげられた。

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  井関農機が18年度上期新商品12品目28型式を発表
  発表されたのは、大型コンバイン・ジャパン、自動計量選別機・ポリメイト、農産物冷蔵庫・ファームストッカ、大型トラクター・ジャパン、乗用管理機・愛さいか、野菜移植機(ネギ、玉ネギ)など。このうちコンバインは、ジャパンHJ698G-V仕様のほか、ビッグ フロンティアHF570、HF680、フロンティア ビバHVA314、フロンティア ピコロHP23など。
 ビッグ フロンティアHF570(5条刈り70馬力)、HF680(6条刈り80馬力)は、操作性を向上した新操舵(アイタッチ)、より高効率の籾排出を実現したスイングオーガ、メンテナンス性を考慮した刈取サイドオープンなどの機構を搭載し、3つの胴を持つツインエイトスレッシャー脱穀部、きれいな搬送ができるツインシンクロ(脱穀供給シンクロ搬送方式)を採用、高能率な収穫を実現している。

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  オーレックがラビットモアー発売15年で記念キャンペーン
  「ラビットモアーありがとうキャンペーン」を5月30日まで実施する。ラビットモアーは刈取部がミッドマウント式の果樹園用乗用草刈機。17年1月からは「草刈りが楽しくなる」をコンセプトにシングルモアーの最上位機種としてRM98を投入している。キャンペーンは、対象機種である現行の乗用型草刈機を購入したユーザーに、商品同梱の専用ハガキで応募してもらい、サンクス賞として応募者全員にオリジナルデザインの車体カバーを贈呈。キャッシュバックとして、ラビットモアーを買い換えたユーザーの応募者から抽選で200名に総額1000万円を贈る。  

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  ササキコーポレーションが折りたたみハローの新型発売
  3分割折りたたみ高速代かき機の「マックスハロー(MAX-S)」に高速スタンダードモデルを追加した。すでに販売している28〜50PS適応の高速プロモデルの「新ササキ高速仕様」の、埋め込み性能に優れ、高速で田植えに最適な代かきができる優れた性能はそのままに、20〜34PSの中・小型クラスのトラクターにまで適応を広げたもの。作業幅は2.4m、2.6m、2.8m。本体の開閉作業、サイドレベラーの開閉作業、代かきと土寄せ作業の切り替えを、トラクターに乗ったままでできるDXタイプ、本体の開閉だけが電動でできるEXタイプ、すべての操作を手動で行う安価タイプの3つのタイプを揃え、幅広いニーズに応えている。

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  スガノ農機がプラウ「新・竜馬。世」5型式を発表
  粗反転混和耕の定番機種「竜馬。世」をモデルチェンジした1型式と新型式4機種を発売する。「竜馬。世」は、プラソイラ「DX BSPシリーズ」での適応トラクター出力を下げ、小型クローラトラクターに対応する商品として開発されたもの。粗反転混和耕は、土壌を粗く耕しながら有機物と混和し、空気を送り込むことで、土が活力を取り戻し、根の伸長に必要な作土深と環境を回復することができる。
 特徴として、
  1. ウイングモードで土をほぐすように持ち上げ反転。乾土効果を向上し、湿田でも土を練ることがない。
  2. 毎時3〜6kmの高速作業。燃料の節約や作業時間の短縮に効果を発揮する。
  3. 耕深は10〜45cmと設定が広く、水田から畑まで使用できる。
――など。

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  スター農機でスノーブローワ5型式新発売
  スノーブローワをモデルチェンジし新発売したもので、カッティングプレートを10cm延長し、視認性を良くしたほか、シュートの旋回限界点にストッパーを設け、コードの巻き付きを解消。旋回モーターにカバーを設置、作業幅を160cmから165cm、210cmから215cmにそれぞれ変更、性能をアップした。同機の主な特徴は、
  1. 2段シュートで投雪距離をきめ細かく調整できる。
  2. トラクター運転席からリモコンにより投雪方向、投雪距離を簡単操作(MSB2261、2440、2640の投雪方向はトラクター外部油圧による)。
  3. 特殊形状のオーガと特殊吸気口を備えた強力ブロアで雪を砕き、吹き飛ばす2ステージ方式を採用、あらゆる雪質にも威力を発揮する。
――など。

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  筑水キャニコムが50周年を祝う式典
  12月9日に社内で創立50周年記念式典を行い、包行会長に感謝のメッセージが贈られたほか、包行社長が「『世界に類のない独創、独自製品をつくる』を原点に世界の皆様に『感動』を与え、そして『お客様のためになる最高の品質をもって市場に提供する』ことに全力で取り組み、新しい分野へ果敢にチャレンジしていくことをキャニコムの指針とした。これからも当社は『驚き』『喜び』『感動』を皆様に提供し続けます」と挨拶した。

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  日立建機ティエラがミニショベルの生産能力を増強
  北米向けのミニショベル販売が増加しているところへ、ハリケーン被害の復興需要も加わり、さらにEU、中国向けも増加するなど生産が追いつかない状態であることから、増強に踏み切った。従来、1ラインだった組立ラインに1ラインを新設。完成品検査や塗装ムラの補修などの最終工程を組立ラインと連続して行うための工場棟の増設などを行っている。

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  富士ロビンが東西で拡大合同ロビン会を開き新製品を発表
  今回発表されたのは、ロビンデジタルエンジンを搭載した新型刈払機「NB2550Hシリーズ」、「同2750Hシリーズ」、高出力・高耐久性のプロ用新型刈払機「NB4300Hシリーズ」、フロントロータリ管理機“こまどり”「FRC3」、家庭用ガスボンベを燃料としたガスエンジン発電機「RGi5」など。このうち、新型刈払機「NB2550Hシリーズ」、「同2750Hシリーズ」は、すべての回転域で最適点火時期にコントロールする新電子技術制御“ロビンデジタルエンジン”を採用。始動直後アイドル回転を上昇させて安定性を向上させるアイドルアップ機能、操作が簡単なワンプッシュエンジン停止機能などを装備している。
 また、フロントロータリ管理機・こまどりFRC3は、1軸正逆転ロータリを採用、ダッシングが少なく安全に作業できる。デフロック機構を搭載し、その場で旋回が行え、農園の隅々まで作業できる。

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