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農業機械関連ニュース

平成17年9月9日発行





  全農新会長に柳澤氏、生産資材部次長に長沢氏
  全農は7月29日に開催した通常総代会で経営管理委員20名を選出、その後の経営管理委員会で会長に柳澤武治氏(えちご上越農協、全農新潟県本部運営委員会会長)、副会長に國澤是篤氏(防府とくぢ農協、全農山口県本部運営委員会会長)、遠藤芳雄氏(山形農協、全農山形県本部運営委員会会長)を選出した。また、8月1日付で人事異動を行い、本所・生産資材部次長に東京生産資材事業所長の長沢和雄氏が就任した。長沢氏は昭和30年4月生まれ、昭和53年3月千葉大学園芸学部卒業、同年4月全農入会、農業技術センター施設資材研究部へ。東京支所・農業施設部施設課長、本所・生産資材部施設課長などを歴任。

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  中央農研センターがロングマット懇話会を開催
  懇話会ではロングマット苗を導入した農家の事例を元に、この技術の方向性などを検討した。ロングマット育苗は、約6mの不織布に籾を播き、水耕で育苗、これをロール状にして田植機で植え付ける技術。懇話会では、マット育苗のテクニックや、改良した田植機の使用法などを考察した。

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  井関農機がたばこ幹刈機を発売
  商品名「ミキガリくん」は、主として青森、岩手、秋田の葉たばこ生産農家向けに開発したもので、真夏の重労働とされる幹刈り作業を省力化、切り取った葉たばこは、幹を逆さに吊して乾燥させる際に必要な「吊り溝切り」も同時に行うことができる。型式はVHT1−S(低刈り用)とVHT1−H(高刈り用)の2種類。低刈り用では幹の切断高さを38〜74cm、高刈り用は53〜89cmに調節できる。切断→吊り溝切り→手元への搬送を一連の作業として行い、オペレーターは搬送されてくる幹を受け取り、圃場や荷台に置くだけ。また、好きな数の幹をまとめておけるので、1本1本拾い集める必要がない。

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  インタートラクターサービスがマコーミックトラクターを発売
  快適性、耐久性、経済性、信頼性を追求したマコーミック・CX−Lトラクターシリーズ(66〜81PS)は、トランスミッションに機械式シンクロシャトルとパワーシャトルの2種類があり、前進30、後進30段であらゆる作業に対応、パワーシフト(前進60、後進60段)は20%減速し、過酷な地形に対してより大きな牽引力を発揮する。パワーシャトルタイプは、レンジ変更の時クラッチペダルを踏むことなくDクラッチボタンでギヤチェンジができる。キャビンは視界性に優れ、快適な居住空間を提供。最大3400kgの持ち上げ能力のあるヒッチは多彩な作業を快適に行うことができる。

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  クボタが低品位米選別に適した色彩選別機発売
  「特定米穀向けクボタ色彩選別機KG−X」は、不良混入率の高い米でも高精度に選別できるよう能力アップ。使い方も容易化している。高分解能高精度カメラで1秒に7000回の連続撮影を実現し、ヤケ米、シラタなどの微妙な色の差も的確に分別する。また、耐久性を高めた新型電磁弁を採用した「排除系」は、不良濃度の高い原料にも対応。検出サイズの設定により不良部の大小を見分けての選抜が可能となっている。チャンネル単位で感度やタイミングを手動補正することもでき、より高度が選別が可能となっている。異物の混入率の変化による感度・流量の自動調整機能があり、メンテナンスも容易化している。

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  熊谷農機が「まい太郎MT−25X」発売
  強制ベルト排出方式を採用した、籾ガラ散布機・ぬかまきシリーズの新型で、先に発売していたMT−25Vをグレードアップした。強制ベルト排出機構により、ロータリを動かす感覚で作業できる。内蔵されているバーがスライドする新機構によりブリッジ現象を解消、圧縮籾ガラをほぐしつつきれいに散布する。外装カバーには半透明のシートを採用しているので、籾ガラの積載量が一目でわかり、トラクタに乗ったまま散布状態を確認できる。籾ガラの積載量は最大500kg。

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  サタケがクリスタルラボラトリー完成、お米の学校開く
  クリスタルラボラトリーは、本社ビルに併設した「お客様とサタケ双方の夢を実現させる研究開発空間」で、鉄骨地上4階、地下1階、総床面積3200平方m。吹き抜けの大試験室を中心にDNA解析、バイオセンシング、ミクロ形態解析などの各種研究室、世界の3大穀物を200種展示したウェルカムホール、サタケ歴史館などを備える。大試験室には、新しい調製加工システム「多用途搬送システム」も設置されている。このクリスタルラボラトリーのオープンに伴い、お米に関する学習や精米・炊飯の体験、クリスタルラボラトリー、サタケ歴史館の見学などを行う「お米の学校」が地元の小学生を対象に開かれた。

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  スター農機がジャイロレーキ発売
  小型ジャイロレーキをフルモデルチェンジし作業幅を拡大して新発売した。作業高さはピンの差し替えのみで簡単に調整でき、ワイドな作業幅で作業効率が向上、などの特徴を持つ。集草・反転兼用タイプのMGR2620は、オートスイング機構の採用により最適なウィンドローを作ることができ、タインアームの着脱により移動幅が135cmとなって移動が楽になっている。

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  田中産業が堆肥分析サービスを開始
  同社のタヒロンバッグの購入者を対象に、初回に限り無償で行うもの。畜産農家に対しては「Aセット」として、堆肥の水分やpH、EC、アンモニア態窒素、硝酸態窒素などの含有量などを分析する。特に必要な場合は、総窒素量、総リン酸量、塩分などの分析も行う。また、耕種農家に対しては「Bセット」として、堆肥についてはAセットのうち総窒素量などを除く項目と、土壌について、pH、EC、アンモニア態窒素、硝酸態窒素、可給態リン酸、カリ、カルシウム、苦土などを分析する。期間は11月まで。2回目からは8000円で実施する。

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  馬力アップした雑草草刈車「まさお」を筑水キャニコムが発売
  雑草草刈車「まさお」CM210ECは、高出力21馬力エンジンを搭載、3〜6馬力パワーアップした。最高速度は低速で8km、高速13kmと高速化、タイヤも旧型より一回り大きくし、軟弱地における走破性、乗り心地、作業性能を向上した。新設計の刈刃で草の抵抗が少なく、刈り取り性能も向上させている。また、同時に乗用クローラ運搬車「イグレックコア」をモデルチェンジした。乗用・歩行いずれからも操作でき、荷台はコンテナ10個と拡大。可動転輪の採用により、トラックからの積み降ろしや凹凸路面での安定走行性を高め、積荷への振動も大幅に低減させている。モーターのみで走行可能なバッテリー走行機能やその場旋回機能などを追加したスノーラiHSM980iなど3型式で、従来機からの変更点は、
  1. ガス欠時や屋内移動時にエンジンをかけずにモーターのみで走行可能なバッテリー走行機能を追加。
  2. 新たに低速走行時に片方のクローラを逆回転させることでその場旋回を可能とし、狭い場所での取り回しを向上。
  3. 除雪部の形状の見直しにより、硬い雪の除雪作業にかかる時間を従来機に比べ約30%短縮。
など。エンジンは、米国環境保護局のフェーズ2排ガス規制をクリアし、世界最高水準の環境性能を有した4ストロークのGXエンジンを搭載している。

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  ホンダが中型ハイブリッド除雪機を追加発売
  全農機商連が岡山中古フェア視察し研修「販売戦略等研修会」として岡山で実施。初日は、株式会社マーケティング・ナビ、株式会社クリエイティブ・ワイズ代表取締役の三宅曜子氏が「心理学を活用した農業機械の販売戦略―ユーザーの心を掴むと必ず売れる!」、岡山県農機商組専務理事の太田正男氏が「岡山県中古農業機械モデルフェアの概況」と題して講演。2日目は、岡山中古農機フェアを視察した。

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  ヤンマー農機が粗選機の型式を充実
  ヤンマー揺動籾すり機とのセットで、高能率に高品質米づくりができるもの。これまでの2.5、3インチ籾すり機用に加え、業務用の5、6インチ籾すり機に対応するMC200と、電圧降下に強い三相タイプのMC100K、同K−3とを追加、新発売した。主な特徴は、
  1. 稲糀や木切れ等の異物を除去し、お米の等級アップに貢献する。
  2. 大径多角シリンダーで高能率・高精度な選別が行える。
  3. セットする籾すり機に合わせて籾の供給を制御する自動運転・停止機能を装備。1人で作業できる。
  4. 高い籾排出口と首振り機構により、多彩なレイアウトが選択できる。
など。

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