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農業機械関連ニュース

平成17年5月10日発行





  全農の17年度農機取り扱いは1414億円を計画
  第34回臨時総代会で17年度事業計画を決定した。事業計画は5兆6768億円で、このうち営農・生産資材事業本部の供給・販売計画は7916億7600万円。この中の農業機械は1414億1900万円、農薬は1203億9200万円、肥料は1771億8400万円、資材は1392億2600万円。省力・低コスト生産技術等の普及を図るための展示圃の設置、ラジコンヘリなどの農作業受託による共同防除への取り組み強化などを進め、低コスト資材・施設の普及としてヘルプ農機の拡大、農機の実需に基づく発注引き取りを基本とした実販対応型計画購買制度の定着、流通在庫の適正化などを推進する。

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  農林漁業金融公庫が農機投資動向を報告
  平成17年度第1回の支店長会議で各支店における融資先の機械・設備投資動向などが次のように報告された。 北海道=道東地域で酪農経営体の規模拡大が急速に進展。これに伴い飼料収穫等のコントラクターが急増。 北陸=北陸3県の認定農業者意向調査では、昨年の米価下落を反映し、収益悪化との回答が49%。一方、農畜舎、施設、農機具の更新投資を予定している先は30%。 東海=愛知県の融資先にヒアリング。規模拡大志向は全体の3分の1。拡大志向が高いのは稲作で5割強。施設園芸は価格予想が立ちにくいためか7割弱が現状維持。

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  石川島芝浦機械がエンジン専門の工場を新設へ
  ディーゼルエンジンを製造している松本工場(長野県)の製造能力の拡大が難しいことから、近辺に新工場を建設し生産能力の増強を図ることにしたもので、朝日村農村工業団地の土地を取得し、18年度の初めにはシリンダーブロックなどの機械加工を開始する。新工場用地は11万307平方m。向こう5年間で組立を含むエンジン生産の主要業務を新工場に集結する予定。移転後の松本工場はトラクターの製造工場として効率化を図っていく計画。

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  金子農機が横がけ8層式乾燥機20万台突破キャンペーンの第1回抽選会
  このキャンペーンは、横がけ8層式乾燥機「スーパエイト」が昭和58年に発売以来20万台に達したことを受けて今年1月から実施しているもので、第1回目として3月までの応募者の中から当選者を決めた。抽選会では金子社長が、短期間であるにもかかわらず7500人もの応募があったことにお礼を述べ、さらに勢いを加速させキャンペーンを大成功させたいと意欲を語った。

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  小橋工業が明渠掘り機を発売
  左右どちらにもオフセットができるRTR300シリーズで、前進でも後進でも掘ることができ、左側にオフセットし、前進での掘り残しを後進で掘ることができ、圃場の四隅まで機械掘りができる。このため手掘りが不要となる。適応トラクターは20〜60馬力。溝は地表幅が35cm、底が26cm、深さ30cm。オーガのスクリュー刃は、外側の部分を特殊硬質合金でコーティングしており、耐摩耗性に優れ、爪が長持ちする。また、サイドカバーの上下調節により、土を均平に飛ばしたり、埋め戻しを容易にする盛り土を作ることもできる。

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  サタケが乾燥機40年&籾摺機30年キャンペーン実施
  循環型乾燥機誕生40年、揺動式籾摺機誕生30年を記念し、5月から10月31日まで「愛されて40&30年 日本のロングセラー サタケの乾燥機・籾摺機キャンペーン」を実施するもの。クイズに応募すると抽選で10名に「サタケマジックIH炊飯ジャー」が当たるほか、期間中の乾燥機、籾摺機の購入者にはもれなくオリジナル帽子をプレゼント。さらに抽選でウォーターオープン(シャープ・ヘルシオ)が10名、空気清浄機が20名、体脂肪計が30名に贈られる。

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  太陽のなす袋詰め機をNHKが紹介
  NHK総合テレビで4月1日放映の「いきいきワイド・とさ情報市」で日本一のなす産地の新しい取り組みとして紹介された。安芸市の農家・藤堂良作さんの作業場に松岡アナウンサーとカメラが入り、藤堂さんがなすの袋詰めの苦労を語ったのち、なす袋詰め機が登場。藤堂さんとなす袋詰め機とでどちらが早く袋詰めできるか競争し、袋詰め機の中で袋の口が自動的に開き、5本まとめてなすが袋の奥に入り、さらに袋の口が閉じられてしっかりとテープで止められる様子を映し出した。

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  タカキタ本社に、北海道の農地を背景にした展示場
  本社事務所前の製品展示場の壁面に北海道のカラー風景写真が貼られ、展示している農機を引き立てている。展示場の建物は、横に長い直方体。壁面の写真は高さが2.8m、長さが21m。酪農・畑作機械をメーンとするコーポレートイメージを表すものとして昨年末に完成した。用いている写真は、北海道の中標津営業所の北西にある斜里郡清里町の風景で、はるかに広がる馬鈴薯畑と麦畑。

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  筑水キャニコムが乗用草刈機「まさお」と刈刃交換工具等をセット販売
  乗用型草刈機「まさお」にセットするのは、特殊専用充電器と刈刃交換工具。充電器は、シーズン以外、乗用草刈機があまり使われず、翌年の作業開始時にバッテリーが上がりエンジンの始動ができないことがあるのに対応。刈刃交換工具TOSIHARU(としはる)は、刈刃の交換時にケガをしないよう、専用メガネレンチと併用してスピーディに交換作業ができる。

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  本田技研工業が次世代汎用エンジン「iGX440」発売へ
  単気筒汎用エンジンでは世界初となる回転数電子制御技術(新電子ガバナ)を採用した。最大出力15馬力、排気量438立方cmで、7月から各種作業機メーカーへの販売を開始する。新電子ガバナは、常にスロットル開度と回転数を監視、エンジンへの負荷が変化するとスロットルを制御し、設定された回転数を保持する。また、作業機側の電子制御ユニットと通信することで、作業機側がエンジン回転数を制御し、作業機の操作性を向上することも可能としている。世界で最も厳しい排ガス規制である米国環境保護庁、カリフォルニア州大気資源局の規制値を30%下回るエミッションレベルを達成し、世界最高水準の環境性能を実現している。

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  丸山製作所が「お母さんありがとうキャンペーン」の抽選会
  創業110周年を記念して昨年10月より実施している「お母さんありがとうキャンペーン・オムロン製マッサージチェアープレゼント」の第1回目の抽選会が開かれ、10名の当選者が決まった。このキャンペーンは、110周年を記念して発売した背負動噴MS037と刈払機MBC225シリーズを購入した人を対象に実施しているもの。両商品とも「軽量で使いやすく、女性にもやさしい製品」がコンセプトであることから、プレゼント商品の選定には同社の女性社員が中心となり、タイトルもお母さんありがとうキャンペーンとした。

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  みのる産業が野菜播種機「菜々子」発売
  プロ農家の声を集め、野菜播種機の機構を徹底追求したもので、
  1. ロータリーシャッターの採用で播種精度は抜群
  2. 工具なしでロールとギアを交換できる
  3. V溝作溝器により種子の散らばりを防止
  4. ワンタッチ着脱で種子の取り出しが簡単
     
などの特徴を持つ。超軽量なので圃場への持ち運びが楽に行え、透明種子ホッパー採用により、残量確認が一目でできる。条播専用のPXY−1、点播・条播兼用のPWX−1の2型式がある。

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  山本製作所がプロ農家を招き新製品展示会開く
  3月に本社展示場でプロ農家500名余りを招き「大規模農家並びに営農集団向け新製品(新技術)展示・実演会」を開催した。昨年から本格発売した小型乾式無洗米機「PKR−370」、低価格で高性能な玄米・白米専用の色彩選別機「カラレックス」、1台で石抜き・精米・精選・色彩選別ができる無残粒精米ユニット「ライスプロセッサー」などのほか、乾燥調製設備や食味を重視した貯蔵設備などが展示された。
  このうち、小型乾式無洗米機は、精米した白米の表層糠を、定量供給装置と密度の濃い多積ホイールブラシ研米方式で取り除き、保存性・食味のよい無洗米に仕上げるもので、参観者から注目を呼んだ。

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