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農業機械関連ニュース

平成17年3月発行





  農林水産省と関係団体が担い手育成の重点方針を策定
  農林水産省の担い手創成プロジェクトチーム(座長=農林水産副大臣)と農業関係団体で構成する全国担い手育成総合支援協議会(会長=全国農業会議所会長)が策定した、平成17年夏に向けた担い手育成の重点方針では、今年の夏までに認定農家の大幅な増加を目指す。認定農業者は16年8月末現在で18万7000経営体となっているが、「地域水田農業ビジョン」に位置づけられた担い手約27万経営体のうち、認定農業者になっていない個別経営約14万経営体を認定農業者に誘導する。さらに、各市町村の農地利用集積対策における「今後育成すべき農業経営」約19万経営体についても、認定農業者に誘導する。

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  JA全農の関東広域部品センターが開設
  部品センターは茨城県茨城町のJA全農茨城県本部農業機械部品センター棟を使用し、茨城県と栃木県をカバーする。約2万5000アイテムを在庫、自動倉庫システムを装備し、部品供給の迅速化、効率化を図る。2月2日に行われた開所式には全農の北本常務が出席し挨拶。ここが全国6ヵ所目の広域部品センターとなることを紹介し、部品の即納、メーカーとのシステムとの連動、業務の平準化などの機能の発揮を期待するとともに、組合員農家へのサービス力向上につながるものであることを強調した。

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  有光工業がポータブル洗浄機の新型を発売
  エンジン式高圧洗浄機JAS−6150EX、同4100EXに続くJAS−3100KTで、2005年度新製品の第2弾。トラクターやコンバイン、田植機など農業機械の洗浄や手入れに最適で、シンプルなデザイン、コンパクトな設計が特徴。100L圧の水流が頑固な土汚れの除去に威力を発揮する。また、本機にホース、ノズルを収納でき、移動も楽に行える。ノズル・吐出ホースはワンタッチで着脱が可能となっており、アンローダーバルブ使用で圧力ゲージが付いている。

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  大竹製作所が「愛知ブランド」に認定
  愛知県による「優れたものづくり企業」を認定する16年度の「愛知ブランド企業」の認定を受けた。これは、独自の強みを発揮し、ブランド価値などの構築による顧客価値を形成している製造企業で、理念、経営トップのリーダーシップ、人の活性化と業務プロセスの効率化など5項目を評価。さらに一貫性、継続性などを評価軸として愛知ブランド評価委員会が相応しいと認められる企業を選定している。認定企業は、県が国内外に情報発信を行うとともに、愛知ブランドマークの使用や認定企業交流会への参加などができる。

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  金子農機の横がけ8層式乾燥機が20万台を突破し記念キャンペーン
  横がけ8層式乾燥機は昭和58年から製造・販売してきた。これが20万台を突破したことを記念し、6月まで「横がけ8層式乾燥機20万台突破記念キャンペーン」を展開していく。この方式は、高水分でも流動性がよくムラなく乾燥でき、なおかつ撹拌性能が優れている。現在の同社の主力乾燥機「遠赤外線乾燥機レボリューションエイト」にも受け継がれている。キャンペーンでは契約者に対しては、アンケート投函者全員にオリジナルキャップをプレゼントするほか、抽選で液晶テレビを1〜3月集計分で15名に、4〜6月集計で15名に贈呈する。

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  熊谷農機が新型混合機を発売
  回転式混合機「スーパーマザール」の新型で本体回転部分にステンレスを採用した「M−217AC」で、オプションとして着脱が簡単な、土袋乗せ台を用意し、作業性の向上を図っている。容量は230Lで育苗箱55〜60枚分。完全自動排出機能付きとなっており、独自の特殊混合羽根の形状・配列により均一に、しかも1分程度の作業時間でスピーディーに土を混合できる。大径キャスターが付いており、移動も容易にでき、その都度混合物を除去する必要もない。

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  サタケが東芝テクノネットワークと提携しサービス体制強化 
  サタケでは昨年から穀物乾燥機の新規購入者に2年間、冬1回の無料点検を実施している。このサービスを念頭に、同社のサービス体制強化を図るために東芝テクノネットワークと提携したもの。東芝テクノネットワークは、空調機器や各種設備のメンテナンスを行うサービス&エンジニアリング会社で、全国に100ヵ所以上のサービス拠点を持っている。今後サタケでは、東芝テクノネットワークとともに全国くまなく迅速な無料点検サービスを進めるほか、サービス体制をレベルアップさせ顧客満足度の向上を目指す。

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  静岡製機がJAグループと取扱拡大推進大会開く
  乾燥機を始めとした調製関連機器の拡大を図る目的で開催したもので、JA専職者、センター長など実務者130名余りが集まった。大会では、静岡製機90周年キャンペーンの取り組みで優秀な成績を収めたJA担当者の表彰を行ったほか、JAからはJAグループが進める17年度「感動・循環キャンペーン」(お客様満足度を高めるCSサイクルシステム)の取り組み方針が発表され、静岡製機からは同社が推進できる提案策を発表、今後の推進方策を確認した。2日目には静岡製機の浅羽工場で製品研修会・工場研修会が行われ、昨年発表された環境型乾燥機SSC−9などを研修した。

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  スター農機では大型ハイドロマニュアスプレッダを発売 
  THM15000は国産最大級の積載容積15立方m、積載重量は1万2000L。大規模化、多頭化を推進する畜産農家に最適。主な特徴としては
  1. 最大容積15立方mで、堆肥の置き場所と圃場との往復を少なくすることで効率化につながる。
  2. 外形1359mm、幅615mmのフローテーションラグ大径広幅タイヤを採用し悪路での走破性に優れ、踏圧が低く圃場を傷めない。
  3. 傾斜地での散布作業などにおける安全性を考え、4輪全てにブレーキを標準装備。
――など。

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  富士ロビンが非対称ハンドル草刈機など17年度向け新商品発表
  2月に開催した販売店会議で発表したもので、非対称ハンドル仕様・軽量草刈機、プロ仕様刈払機、ヘッジトリマー、背負式バッテリー噴霧機、背負式動力噴霧機、ミニ4サイクル搭載・走行式セット動噴など。
  非対称ハンドル仕様・軽量草刈機は、操作性向上と作業労力の軽減を図るため、左右のハンドルを非対称とし、自然な姿勢で作業ができるように、ハンドル幅の中心と体の中心を近づけている。プロ仕様刈払機は、プロ仕様刈払機NB3220にハッピースタートを搭載し、軽量化を図ったもの。背負式動力噴霧機は環境に優しいミニ4サイクルエンジンを搭載し、水平対向2連ピストンポンプにより、高圧噴霧や直射放水を可能としている。

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  ホンダの汎用新工場が稼働
  同社の熊本製作所に建設を進めてきた新汎用機工場が完成し、1月6日から稼働を始めた。新工場はエンジン組立、完成機(発電機、コージェネレーションシステム)組立などの工程を持ち、部品から製品までの一貫した物流レイアウトや電気部品組立設備導入などにより高効率な生産ができる。また、新工場にあわせ敷地内の既存鋳物工場の汎用エンジン加工ラインも増設した。新工場の完成により、汎用製品の生産は熊本工場に集中し、同工場のエンジン生産能力は年間125万基、完成機生産能力は20万台となる。

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  松山が3分割折りたたみ代かきハロー発売
  ニプロウィングハローWBS05シリーズで、適応トラクターは25〜33PS。32型式で構成している。好評の3分割折りたたみを採用し、軽量、低コストを実現した。動力伝達はサイドドライブ方式と新ドッグを採用、分割したハローに動力を伝達する。連結部には代かき爪をセットし、残耕を低減している。全面作業、センター作業、片側作業と3種類の作業ができ、畦際などで威力を発揮する。開閉方式は手動式と電動式とを用意した。作業幅は2400mm、2600mm、2800mm、3000mmの4タイプ。手動タイプでは、ウィングの折れ角を150度と180度から選択でき、ピン1本の差し替えで可能。電動リモコンタイプでは、ウィングの開閉をトラクターに乗ったままできる。

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  ヤンマー農機の第15回学生懸賞論文・作文の入賞者を表彰
  今回の論文の部の大賞には、千葉大学園芸学部3年の長塚未来さんの「ケイタイの向こうにふるさとが広がる!〜トレーサビリティシステムの未来〜」が選ばれ、作文の部の金賞は、山梨県立農業大学校2年の中村敬一君の「全ての『愛』に感謝して…」が選ばれた。論文は101編の応募があり、入選作品は18編、作文は243編の応募で入選は16。2月1日に行われた表彰式では、ヤンマー農機の日沖社長が入賞者一人一人に賞状と記念品を手渡した。

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