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農業機械関連ニュース

平成16年11月





  15年の作業機実績は406億円
  日農工作業機部会がまとめた15年1〜12月の作業機統計によると、全体では生産338億7884万円、出荷は国内向け406億18001万円、輸出が9400万円となった。回答企業が前年と一致していないため、前年比は参考であるが、生産が90.5%、国内出荷98.3%、輸出72.1%となった。好調だったのは、乗用トラクタ用では、プラウ、水田用ハロー、ライムソワ、糞尿散布機、フォーレージハーベスタ、フロントローダーなどだった。

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  世界イネ研究会議開く
  国際コメ年のメーン行事の1つである「世界イネ研究会議」が都内とつくば市で開かれた。都内の赤坂プリンスホテルで開かれたシンポジウムには、皇太子さまが出席され、お言葉を述べられた。このシンポジウムは、
  1. 「作る」(米生産のための新技術)
  2. 「生きる」(健康な生活のための米とその利用に関する新たな知見)
  3. 「暮らす」(多面的機能の発揮と循環型社会の構築)
  4. 「共生する」(世界の食料・環境問題の解決)
――をメーンテーマとし、稲研究について最新の成果を紹介し今後の方向を議論するもの。カリフォルニア大学客員教授のグルデブ・S・クッシュ氏による「米生産のための新技術」などの基調講演、パネルディスカッションなどが行われた。

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  日農工の地方大会で堅調な需要を見通す
  日農工が開催した16年度の地方大会で各機種別部会長が16年及び17年の需要見込みを発表したところによると、16年は耕うん機や防除機、刈払機など6部会と国際委員会で前年を上回るとの予測がなされ、17年については、トラクタ、耕うん機、防除機、作業機など10部会が前年比100%以上との見通しを示した。トラクタ部会では、30〜50PSでキャビン付き、ハイスピードなどのグレードの高い仕様が増加、大型機の市場好調が伝えられ、収穫機部会では、コンバインの2条から3条刈りへの買い換えが目立ち、3条から4条へとクラスアップしているなどの報告があった。

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  大島農機が小型籾すり機を発表
  揺動選別型ジェット式の「PMJ2型」で愛称は「ぷち丸」。中山間地域等電力事情の良くない地域でも運転可能で、超小型でありながら高性能・高能率を実現した。
  1. ジェット式籾すり機で定評のジェットファン脱ぷ方式を採用。籾すり音がとても静かで、光り輝くお米に仕上げる
  2. ぶんぶん丸の製品特性を盛り込み、このクラスでの供出出荷を可能とした
  3. 選別部に730×400@の大型揺動選別板を採用、扱いやすくきれいな選別を実現
――などの特徴を持つ。

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  川辺農研産業の社長に川辺一成氏が就任
  前社長の川辺久男氏は代表取締役会長となり、新社長には川辺一成専務取締役が就任した。川辺一成氏は、川辺久男氏の長男で昭和39年5月2日生まれ。東京経済大学経済学部卒業後、カナダロセットコミニティカレッジに留学。平成5年4月石川島芝浦機械入社、9年9月川辺農研産業入社、14年10月同社専務取締役。

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  共立が地区代理店会議開きSSなど新製品発表
  さいたま市北区のラフレさいたまで開かれた「平成17年度共立関東甲信越地区代理店会議」では、17年度の基本方針として、
  1. Go!Go!商品のさらなる拡充を図る
  2. 排ガス規制対応エンジンの生産体制の高度化を進める
  3. 大型機器本部の集約化により開発・生産・販売・供給の機能を一層強化する
―など5項目を示した。また、新製品として、クラス最高の風量・エンジンを誇るSS「SSV543F」、自走式ラジコン動噴「GRS57VA」、乗用モア「KM950A」、iスタート刈払機「SRE261シリーズ」、iスタートチェンソー「CSEシリーズ」などを発表した。

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  コマツが農畜仕様ローダ
  ミニホイールローダ「Version」で、コンパクトなボディーにもかかわらず、パワフルで乗用車感覚の扱いやすさを備えている。畜舎内の餌まきや堆肥の運搬、切り返しなど幅広く対応する。主な特徴は、
  1. 3本弁と配管レバーを標準装備。ベールグラップルや餌まきバケットなど、油圧を必要とするアタッチメントを装着でき、幅広い作業ができる
  2. 専用の農畜産バケットを装備しており、運転席から積荷の状態が確認できる
  3. 後部には牽引時の接続のためのピンを設置
―など。

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  斎藤農機製作所が強力チッパー発売
  CW−200Hは、自動遠心クラッチの採用により、最大径で軟質材では約60@、硬質材では約45@を破砕処理できる。フリースイングハンマーの破砕方式により、果樹・樹木の剪定枝や野菜茎などを毎時約400〜500L処理可能。また、ギザ付きロールの採用により強力な食い込み力を発揮し、材料を押し込むことなく処理できるため、作業性が大幅に向上している。上部カバーとスクリーンがワンタッチで開放できるため、点検、メンテナンスが極めて容易。安全機構としては、飛び出し防止機構、狭圧防止式の走行クラッチレバーなどを装備している。

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  サタケをインド下院議長らが訪問
  一行はソームナート・チャタジー下院議長夫妻を始め下院議員5名、上院議員2名、駐日インド大使のマニラル・トリパティ氏ら。サタケ本社到着後、佐竹代表と親しく歓談したのち、同社ショールームを視察、サタケ最新鋭商品の数々に驚いていた。サタケでは、ニューデリーに事務所を開設し、これまで多くのサタケ商品が現地で活躍している。

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  松山はリターン畦塗機01シリーズを新発売
  畦の四隅が塗れると好評のニプロリターン畦塗機のうち、トラクタ適用馬力20PS以上の機種をモデルチェンジし、新たに「01シリーズ」として新発売した。主な特徴は、
  1. ウィングディスクを強制回転させ、スリップすることにより畦表面に土膜を作り強い力で塗り込む。6分割ディスクの段差が強弱をつけながら回転し、畦全体をしっかり締め付ける
  2. 元畦削りロータリーには溶着加工したG爪を採用、耐摩耗性が向上した
  3. 方向輪の角度が圃場条件に合わせ3段階に変えられる(CZR、VZRシリーズ)
  4. 畦塗機は平行移動してからリターンするパラレルリターンを採用。トラクタから離れずリターンするため前後バランスに優れている(同)
――など。

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  丸山製作所が創業110周年で式典
  式典では内山社長が同社の歩みを紹介。その後、営業方針が発表され、110周年をコアにした事業の拡大、重点顧客に特化した営業活動、売れる製品作りなどが打ち出された。また、新製品のステレオスプレーヤ「SSA―E500」、背負動噴「MS037」、刈払機「MBC225」3機種をメーンとした拡販運動を展開する。背負動噴「MS037」は、特に女性ユーザーを意識して開発され、新設計のタンクで安定感が向上、タンク内の横揺れを従来機より3分の1に低減、肩から外れにくい背負バンドなどの特徴を有する。

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