topにモドル 
農業機械関連ニュース

平成16年10月





  農林水産大臣に島村氏
  第2次小泉改造内閣の農相に島村宜伸氏が、また、副大臣には岩永峰一氏(衆院滋賀4区、堀内派)と常田亨詳氏(参院鳥取選挙区、旧橋本派)が就任した。島村氏は元農相で東京16区選出、亀井派。就任に当たり島村農相は、「食の安全・安心に最善の努力を払う」と語った。

上に戻る


  緊プロ機「高精度固液分離装置」を公開
  高精度固液分離装置は次世代緊プロ機として開発を進めてきたもの。乳牛舎などから排出される高水分の糞尿をスクリュープレスして固形分と液状分とに分離する。オガクズなど副資材を不要としているのが特徴。目幅1mmのウェッジワイヤスクリーンがある外筒と、内側に配置した切り欠き形状のスクリューで構成。スクリューを切り欠き形状にすることで、糞尿中に混入する異物による破損を回避、目の方向が異なる2種類のスクリーンを組み合わせて、固形分がほぐれて排出しやすくなっている。

上に戻る


  井関農機が子供図画コンクールでの入賞作品を発表
  さなえ全国子供図画コンクールは、子供の図画を通して農業家族の触れ合い、農業への愛着、自然との共生などを目的に、農業を通じて元気に働く家族を、未来を担う子供たちの純粋な目で明るく描いてもらう――ことを趣旨に実施し、今回で9回目を迎えた。作品は同社の販売会社、特約店などを通じて6〜8月の2ヵ月間に応募用紙の配布と作品提出を行った。
 この結果、今年度の全国最優秀賞には、高橋佳奈子さん(大分県)の「おじいちゃんとトラクタ」が選ばれ、このほか全国優秀賞5点、全国特別賞10点、地区別優秀賞5点、地区別特別賞10点が表彰された。

上に戻る


  グッドデザイン賞にクボタ、共立
  今年度のグッドデザイン賞にクボタの小型トラクター「キングブルKB20」と、共立刈払機「GT−251」が選ばれた。  クボタのキングブルKB20は、特にデザインの総合的な完成度のほか、多機能・高機能なことを分かりやすく伝えている点が評価された。操作系も人間中心にレイアウトされ、エクステリアは高い次元で完成度の高いスタイリングとフィニッシュを実現しているとされた。  共立の刈払機は、卵形形状を採用し、構造のシンプル化と剛性力のアップを実現し、造形や配色に信頼感があるとされた。

上に戻る


  サタケがIHジャー発売
  美味しさと健康を追求した「こだわり」の食生活提案新製品として「マジックIH炊飯ジャー・活性米コース付き」と「マジックライス・こだわりお茶漬け」(鰻と鮭の2種類)を新発売した。マジックIH炊飯ジャーは、玄米はもちろん、胚芽米や分づき米を入れてスイッチを押すだけで、お米を活性化させ身体によいギャバ(ガンマアミノ酪酸)を増やすことができる。内釜は厚さ7@、土鍋のような蓄熱効果でご飯を美味しく炊きあげる。本体カラーはシルバーダーク、通信販売と一部デパート等で販売される。一方、マジックライスはお湯を入れるだけで美味しいご飯ができる。生タイプの具材を使用したのが特徴で、さらにジューシーで香り豊かな味わいが楽しめる。

上に戻る


  ササキコーポレーションがリバース畦塗機の新モデル発売
  同社のリバース畦塗機「カドヌール」の新型3タイプで、適応馬力20〜25PSのKN157、24〜34PSのKN207、35〜50PSのKN307。同社独自の階段カット、1軸伸縮旋回、上面ロータリーカットを継承し、新たに、階段カット爪、上面ロータリーカット爪を新配列として砕土性を向上させた。また、新畦への土量を増やし、密度の濃い丈夫な畦を作ることができる。さらに、KN207、307には、これまでオプションとしていた分割ディスクのプレートの段差を変えられるディスクスペーサーを標準装備とした。新設計の土もれ防止ガードで、サイドへの土のもれを最小限に抑え、きれいな畦を作ることができる。

上に戻る


  静岡製機では茶の成分分析計を開発
  これまで官能検査や特殊な薬品に頼っていた茶の成分分析を、近赤外線拡散反射測定方式を用いて、素早く簡単に測定できる茶成分分析計「GTシリーズ」を開発したもの。測定できる茶の種類は、荒茶、仕上げ茶(国内産、普通煎茶)。測定項目は水分、全窒素、繊維、遊離アミノ酸、テアニン、タンニン、カフェイン、ビタミンCの8項目。これまで茶の品質評価は人間による官能検査が主流で、検査技術の習得に時間がかかることや客観性に劣ることなどが指摘され、それに代わる化学分析法も特殊な薬品や専門技術が必要であり、こうしたことからより簡便な品質評価測定器の開発が求められていた。

上に戻る


  鋤柄農機を海外研修団が訪問
  同社では数十年にわたり国際協力機構(JICA=ジャイカ)に協力、今年も持続型営農機械化システムコースの研修生一行15名が同社を訪問、工場視察、圃場研修、滲炭焼き入れ法の実習などを行った。研修会では最初に鋤柄勘治専務が歓迎の言葉に続いて会社概要を説明。その後、鋤柄技師が同社製品を紹介。青木顧問により工場見学と展示商品の、
  1. 不耕起V溝播種機
  2. ティラー用馬鈴薯植付機
  3. カルチベータ培土板
  4. エイブル平高成形機
などを研修した。次いで、圃場研修として、ハンドカルチベータによる中耕・除草作業など、実際に機械を手に実習が行われた。

上に戻る


  スズテックがうすまきミニ播種プラントを発表
  うすまきミニ播種プラントTKH−6017Kは、床土入れから覆土までの一貫作業を1時間当たり約3ha分できる高性能タイプ。集落営農・営農集団向けに、使いやすさと省スペースをテーマとして開発した。床土回転ブラシの掻き取り量の調節が7、10、12、15mmの4段階に、ワンタッチで変更でき、集中操作ボックスにより、移動せずに容易に運転操作が行える。苗箱施肥ホッパー、苗箱施薬ホッパーがオプションで装着できる。
 また、同時発表された苗箱積出機SNT−607は、中〜大規模農家、または請負農家に向けた商品。マイコン制御により、苗箱を10箱積み重ね、排出することができる。

上に戻る


  タカキタではコンポキャスタを改良し新発売
  コンポキャスタは米ぬか、鶏糞、土壌改良剤を始め、含水率45%以下のコンポストも散布できる有機質肥料散布機。新発売したCC3510、3510Dは、新型ヒッチを採用し、トラクターとの距離を縮め、一段とマッチングバランスを向上。小型トラクターへ装着した場合でも、トラクターの操作性を損なわない。また、フロントウエートも少なくすることができる。上下で支持された大型アジテーターにより、ホッパー内全体を撹拌するため、ブリッジ現象を起こすことなく有機質資材を散布できる。

上に戻る


  マメトラ農機の光風カルチにサイドクラッチ付き追加
  MPC−40にサイドクラッチ付きのMPC−40Sを追加したもので、Aタイプ−中耕刃受仕様、Bタイプ−耕うん刃受仕様、Dタイプ−振替えドラム仕様と、豊富な仕様がある。同機により畝間作業から溝上げ作業までを楽にこなすことができる。主な特徴として、
  1. カルチ車輪で畝間作業、溝上げ作業が可能
  2. チェンジレバー操作は、前進・後進作業はワンタッチ切替、ロータリーの「入」「切」は右側面のロータリーレバーのレバー操作で簡単確実
  3. ロータリーカバーは開閉式のため、中耕作業、溝掘り作業も可能
――など。

上に戻る


  山本製作所は乾式無洗米機「ピカリ」を新発売
  最近人気の無洗米を低コスト生産できるこのピカリは、大型無洗米装置とは機能が異なり、定量供給装置と密度の濃い多積ホイールブラシ研米方式で、お米の性状に合わせてブラシの回転数をインバータ制御し、きれいな無洗米に仕上げる。水や媒体を一切使わない乾式で、白米の表層糠をきれいに取り除いた無洗米。表面に汚れや糠がないため、雑菌が少なく、酸化しにくく、保存性・食味もよくなる。さらには、洗米水を大幅に節約できるなど、環境にもやさしい。装置は、無残粒機構により、残留米・残留糠がなく、コンタミ対応、小ロット生産に適している。また、供給ホッパ・白米出口が3方向、糠排出口・操作パネルが4方向から、自由に選べるので、作業スペースに合わせて設置できる。精米機との連座も単独運転も可能。

上に戻る



 topにモドル