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農業機械関連ニュース

平成16年8月





  タカキタが新型ロータリレーキを発売
  中型ロータリレーキTR2650は、本州向けに発売した小型ロータリレーキTR2150の上位機種で、2600・のワイドな作業幅と6本タインにより、高能率・高精度な集草・拡散作業が行える。また、折りたたみ式安全ガードを装備し、6本のタインアームを収納することができ、移動する際の車体幅を狭くすることができる。その他、ストレートタインにより、切りワラでもかき残しの少ないきれいな集草を実現し、簡易反転作業もできる、集草・拡散の作業方式の切り換えは機体をリフトアップすることなく、接地したまま行える、などの特徴を持つ。

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  スター農機では細断型ロールベーラを発売
  細断型ロールベーラは、生研センターの実施する21緊プロ事業で取り組んだもの。同機と同時発売したコーンラップマシンを用いて、デントコーンなどの長大作物を、牧草のようにロールベールとして収穫調製作業することができる。ロールベーラでは、ハーベスタなどで細断された飼料が、斜板・分散板に当たって吹き込まれ、オーガによって両サイドに分散されることによって端部の堅い梱包ができるようになっている。成形室に入った飼料は、耐久性抜群のスチールローラにより堅く、美しく、静かに成形され、ベーラ後部にセッティングされた梱包の幅より長いネットでは、ロールベールの角部を包み込み、衝撃により崩れることを防ぐ。また、コーンラップマシンは、ベールの側面を特殊サイドアームで押さえ込みながら積み込むことで、ロスの少ない作業が行える。

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  熊谷農機は籾ガラ散布運搬機「まい太郎」を新発売
  ぬかまきシリーズの新製品で、ベルトコンベアにより強制的に籾ガラを排出する「まい太郎MT−25」を開発したもの。ベルトコンベアの回転により籾ガラを散布する新機構を採用し、回転数の調節により薄撒き・厚撒きの変更が簡単に行える。また、シャッターの開閉もレバー操作で微調整できるようになっており、均一な散布を実現する。トラクター直結タイプのため、運転・操作が楽に行えスピーディーに運搬・散布作業が行える。また、本体シートの上部に通風孔を設け、埃や塵の飛散を大幅に減少させている。

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  日立建機ティエラが全国会議を開催し新製品を発表
  会議では販売施策や販売事業部の重点指針が発表された。また会議に先立ち、トラクター9型式、コンバイン2型式、田植機6型式、ミニローダー、ウッドチッパー各1型式、保冷庫27型式の新製品が発表された。このうちトラクターは、ニューCTXシリーズが16〜20PSの3型式、ニューNTXシリーズが36〜50PSの6型式。CTXシリーズは、小規模、都市近郊農家向け、および畑作農家の管理作業用トラクター。前後進切り替えがハンドル手元でできる「シャトルシフト」を搭載している。NTXシリーズは、中・大規模農家向けのトラクターで、直進耕うんと同じ速度で枕地耕うんができる「ニュースーパーテラコントロール」を採用。

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  JA全農の新会長に種市一正氏
  前会長の木下順一会長の退任により、7月29日開催の全農経営管理委員会で選出した。種市氏は昭和16年6月15日生まれ。昭和62年青森県三沢市農業協同組合会長理事、平成8年青森県農業協同組合中央会会長に就任し現在に至っている。14年に全農経営管理委員会副会長に就いていた。

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  石川島芝浦機械が新型無段変速機を開発
  これまでトラクター用無段変速機に採用されていた油圧変速機構ではその動力伝達効率が問題となっていたが、今回開発された無段変速機は差動歯車機構を2つ結合した複合遊星歯車装置として理論解析を行い、実機には遊星歯車機構を基本型とし、これに小型の油圧変速機構を組み込んで、動力伝達効率を高効率化した。長野県テクノハイランド開発機構(現長野県テクノ財団)が推進しているRSP事業(可能性評価研究)を発端として、国立長野高専と共同研究により取り組んできたもの。農機の運転操作性の向上や省エネなどに貢献するものと期待されている。

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  小橋工業が新型畦塗機を発売
  NEWダイナーリバース6シリーズ74型式で、ダイナーリバースシリーズを更に使いやすく進化させ、バリエーションを拡大した。独自の平行リンクとダブルフレーム構造で、前進・バック塗り時も同じ作業機状態の「ダイナーチェンジ機構」を採用し、バック作業時の煩わしい機体調整を必要とせず、前進塗りから即、バック作業ができる。このため、圃場の四隅が塗り残しなく作業できる。独自設計のドラムが畦全体を均一に練り込むように作用し、堅く締まった畦を作る。また、前進とリバースの間に移動用のポジションを設け、移動時や路上走行時は機体をトラクターのセンターにセットできるので、バランスも良く、張り出しも少ない安全な運転ができる。

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  スズテックが栃木県のフロンティア企業に認証
  栃木県が15年に創設した、独自の優れた技術や製品を有する企業に対して認象する「フロンティア企業」に認証されるとともに、「エクセレント企業」としても表彰された。フロンティア企業に認証されると、栃木県から各種の支援を受けられるほか、優れた意欲ある取り組みに対して必要とする技術開発や、経営・販路の分野に関して重点的な支援が受けられる。同社がフロンティア企業として認証を受けた技術、製品は「水稲育苗用播種機およびその関連機器」。

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  静岡製機がフルーツ乾燥機を開発
  規格外の果物などの用途拡大ができるようにと開発を進めているもので、山形農機展に参考出品した。来年度からの本格発売を計画している。同機はヒートパイプに熱湯を対流させ、リンゴやミカンなどの果物、トマト、ナスなどの果菜類等を乾燥させることができる。食品本来の風味・香り・原色を損なうことなく乾燥し、また、パワーヒートパイプからの超音波が水分だけを取り除き、食品の組織を破壊せずに乾燥させ、糖度をアップさせる。低温乾燥のため、食品の味を落とすこともない。

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  コマツゼノアでは新型チッパシュレッダ発売
  ニューモデルSR3000は、破砕速度を速く、大径木まで楽に、静かに、しかも後利用が広がるチップができる、をコンセプトに開発。作業速度は従来機の2〜3倍に、最大処理径は165・と大径木でも破砕できる。同社独自の特殊吸音装置により作業音も極めて低騒音。ダイヤル操作により、チップ切断サイズが2〜15・まで無段階に設定でき、堆肥化で熟成が早いオガ状チップからマルチング用の大きいチップ生産まで対応できる。ユーザーへの安全対策としては、安全回路の組み込みにより、危険な状態でのエンジン誤作動を防止し、非常停止スイッチも装備している。

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  ホンダがハイブリッド除雪機の小型11馬力を投入
  ハイブリッド方式は、除雪作業部をエンジンで駆動しながら同時に発電し、走行をモーターで行うもので、経験を要する除雪作業を初心者でも簡単に行える。11馬力のスノーラiHSS970iは、作業部駆動系を電磁クラッチと直結ドライブミッションの採用によりメンテナンスフリーを実現、信頼性が高く、除雪クラッチボタンや旋回ボタンを手元に集中したコントロールパネルで高い視認性と操作性を実現している。また、エンジンは環境に配慮したバーチカルエンジンを搭載、米国カリフォルニア州大気資源局、米国環境保護庁、日本陸内機関協会自主規制をクリアしている。

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  ヤンマーは中国の合弁企業でディーゼルエンジンを本格生産
  昨年2月に設立した「山東時風洋馬発動機有限公司」でディーゼルエンジンを本格生産する。計画は初年度5万台、3年後50万台。合弁相手先の山東時風(集団)有限公司は、農用車・トラクターなどを生産しており、ここにエンジンを供給するほか、多目的トラクターの組立・販売も計画している。

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  大竹製作所がインペラ揺動籾すり機エスダップ発売
  DY15は、インペラ脱ぷと揺動選別を組み合わせ、軽量・コンパクト化し、さらに独自の選別前異物除去機構などの技術を盛り込んだ。7〜17俵対応のM型と7〜13俵対応のS型がある。主な特徴は、・インペラ脱ぷと揺動選別の組み合わせで肌ずれのないきれいな仕上がりになる・インペラ脱ぷのため、ロールのような煩わしいロール間隔の調整が不要・揺動板選別のため、品種に関係なく選別できる――など。

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  富士ロビンが背負防除機2機種を新発売
  背負式バッテリー噴霧機RS1000と背負式動力噴霧機RS−HP2620Hの2機種。バッテリー噴霧機は、・業界最短のフル充電30分。ニッカドバッテリーの採用で急速充電を実現。標準付属のノズル、タテ広角2頭口で約50分、除草剤噴口で約80分の連続作業ができる・簡単操作。モーターの電源スイッチを入れるだけで即運転――などが特徴。背負式動力噴霧機は、・トップレベルの圧力を実現した新型ピストンポンプを搭載・6段切り替え調圧ダイヤルにより、除草剤散布から一般防除まで最適散布ができる――などの特徴がある。

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