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農業機械関連ニュース

平成16年5月





  ヤンマーは空冷ディーゼルエンジン国内生産100万台に
  1957年に生産を開始以来、48年目で達成した。型式別の内訳は、A型4万71台、L型22万5100台、L−A型73万4829台。1957年のA型生産開始後、一時途絶えたが、1983年にガソリンエンジン並みの大きさ、軽量化を開発コンセプトとしたL型を新たに開発、その後L−A型にモデルチェンジ、国内外の幅広い分野で使用されている

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  丸山製作所では、高圧洗浄機、背負い動噴など発売
  高圧洗浄機MSW1511は最高圧力15MPaとプロ仕様ながら、低価格を実現。農機だけでなく、自動車、建機の洗浄、外壁の汚れ落としなど様々な分野の洗浄に活用できる。工業用ポンプ技術を応用し、軽量でコンパクト。ノズルは広角・直噴のパターン切り替えができるバリアブルノズルと汚れのひどい場合や木材の表皮を剥離できる旋回ノズルの2種類が標準装備されている。背負い動噴MSO72Hは、4サイクルエンジンを搭載し、世界最小の油中タイミングベルトOHC構造で、コンパクト化と軽量化を実現している

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  バイオディーゼル燃料でシンポジウム
  農業・生研機構・中央農研センターが開催したもので、同センターで開発したグリセリンの副生を抑制する「超臨界バイオディーゼル燃料(BDF)製造装置」が紹介された。同装置は4月から実用規模のテストプラント試験を開始。数年後には5〜6リットル/時の生産能力で本体価格700万円以下とする改良を加えていく。シンポジウムではこのほか、BDFの原料となるナタネやヒマワリなど油糧作物を生産しトラクターなどの燃料として利用している現地例として、島根県斐川町、青森県横浜町から報告があった

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  警察庁は小型特殊自動車の規格見直す
  道路交通法を改正し、車高などを変更、7月1日から施行する。車体の大きさに関しては、トラクターの安全キャビン・安全フレーム装備を視野に入れ、これまで「高さ2.0m以下」としていたものを、「高さ2.0m以下(ヘッドガード等により2.0m超2.8m以下であるものを含む)」とする。また、原動機の総排気量については、「1500M以下」としていたものを、制限なしとする。車体の長さ、幅、時速15Hの最高速度は変更しない

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  幕張メッセで国際園芸技術展開く
  2年に1回開催されている国際園芸技術展が今年は「がんばれ、ニッポンの園芸!」のテーマの下、開催され、4万人近い人出で賑わった。今回は生分解性マルチや養液栽培、育苗関連、選果・包装関連などの資材・機器類が出品され関心を集めた。会員会社ではでは、井関農機、ヤンマー農機、有光工業、アグリテクノ矢崎、スズテック、近江度量衡などが新鋭機を出品し、性能をアピールした

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  全農が岩手で広域部品事業開始
  花巻市のJA全農岩手県本部農業機械課から、岩手、青森の両県に農機の部品を供給する。スタートとなった4月に、全農生産資材部の堀貞直次長ら、岩手県本部から小林英男副本部長ら、青森県本部から工藤幸二副本部長らが出席し、出発式が行われた。これで両県の農機部品は、JA全農岩手から供給する体制となり、野菜機械など多岐にわたる市場ながら即納率70%を目指す。配送については効率の良さを考慮し宅急便を利用する

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  田中産業でグレンバッグ・ユースを発売
  コンバインで収穫した米麦の輸送袋で、容量は1300リットルと1700リットルの2種類。安全性と使いやすさを一段と高めている。小規模な農家でも安心して使えるよう、吊り下げ方式をベルト式からロープ式に変更、強度も増している。自立式を採用しており、袋の上下にロッドを入れることで丈夫で変形しにくく、設置や収納に手間がかからない。また、自立したバッグを軽くひねるとワンタッチでコンパクトに畳むことができ、重ねて場所をとらずに収納できる。投入口にはファスナーを採用、全開できるため籾の投入作業が楽に行える。排出口は直径450@で効率よく排出でき、筒の長さも600@、950@の2段階に切り替えられる

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  サタケがネットで部品リスト配信
  インターネットでパーツリストが簡単に閲覧できるネット配信システム「STEP」の運用を会員制で開始した。品名やコードナンバーなどの項目から部品の検索ができるほか、同じ部品を使用している機種の検索も可能となっている。サタケ製品の取扱店やユーザーであれば、誰でも会員登録することにより利用できる。会員登録の手続きは、サタケの支店・営業所にある「会員登録申込書」に必要事項を記入し提出すると、約1週間でユーザーID(会員番号)とパスワード(暗証番号)がEメールで届き利用できるようになる

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  共栄社では家庭用芝刈機を3機種発売
  一つは、フレームにアルミダイキャストを使用し、軽量でかつ堅牢なプロ仕様の家庭用芝刈機ハンドモア「LM4D」、もう一つは、レバーを握ると自走し、放せば手押しで作業できる自走式モーターモア「LM12MF」、それと、強力バッテリーを搭載した自走式バッテリーモア「LMB300」。いずれの機種も、2002年サッカーワールドカップの主要スタジアムや全国のゴルフ場で使われているプロ用リール刃を採用。独自の特殊鋼を使用し、鋭い切れ味と適度な粘りを持たせている。廉価な芝刈機で飽き足らないユーザーからの「ゴルフ場などで使うプロ並みの芝刈機が欲しい」との声に応えた。

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  オーレックが自走あぜ草刈機を発売
  軽量・コンパクトなウイングモアーWM35。2.4PSエンジンを搭載、重量は38Lで、刈幅は35B。「段々畑や小規模の圃場、狭いあぜや低いあぜでも、高齢者・女性が楽に作業できるものを」との要望に応えて開発した。ハンドルが左右にワンタッチで可倒するため、傾斜があっても、ハンドルと作業者は直立したまま草刈り作業ができる

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  石川島芝浦機械の社長に笹井勝彦氏
  6月25日開催の株主総会で就任する。現社長の桑原紘一郎氏は、代表取締役会長に就任、また石川島播磨重工業の取締役(兼)常務執行役員に内定した。笹井氏は昭和17年9月27日生まれ。東北大学機械工学修士課程修了。44年8月石川島芝浦機械入社。平成4年4月研究開発部長、6年6月取締役、13年6月常務取締役

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  タカキタでハイスピードラップマシーン発売
  ハイスピードラップマシーンWM1640FAは、ラップフィルムを4本装着して牧草のベールラッピングの作業性能を向上させた。短時間で巻き付けでき、フィルム交換にかかる手間も削減している。また、ロールの積み込みから放出までを自動で行うことができる。その他、
  1. フィルム8本分の収納場所があり、余裕の作業ができる
  2. ロール立て降ろし装置(WM1530―TO)をオプションで用意――
などの特徴を持つ

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  東洋農機は牽引慣行圧自動散布スプレーヤを発売
  牽引式スプレーヤ「POWERペガサスシリーズ」の最高峰。車速を検出し、散布量を自動的にコントロールする。これにより薬液のムダをなくし精密散布を実現する。同機には、タンク容量が3600リットル、5000リットル、6000リットルのタイプがあり、高能率作業ができる。また、残量計はデジタル式とし、タンク中央に配置して傾斜などの影響を受けにくくした。大型液晶ディスプレー搭載のコントロールボックスに、目標散布量をセットするとコンピューターが散布量を自動調節。簡単操作で安全な防除ができる

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  山本製作所は米関連計測機器でケツト科学研究所と業務提携
  より改良・開発の充実を図るため今回の提携となった。その第一弾として、精米判別、精米水浸割粒判別機能を搭載した新型の穀粒判別器「YHK―100/RN―300」を発表した。精米判別機能はケツト科学研究所が開発した方式を採用、精米水浸割粒判別機能は山本製作所が開発した方式を採用、米検査の民営化に伴う米検査に活用できる

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  太陽が結束装置付きなす袋詰め機を発売
  袋詰めと結束の同時処理機能を持つ。ナスを袋詰めすると同時に自動送り装置で結束機に投入、袋を結束。能率は1人作業で毎時350袋と、手詰めの約2倍以上となる。全体は、袋詰め機、自動搬送装置、結束機で構成され、結束機はバッグシーラー結束装置付きのNF350Bと、コニクリッパ結束装置付きのNF350Cの2型式が用意されている。また、省スペース設計で設置場所を選ばない。

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