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農業機械関連ニュース

平成16年2月





  本田技研が刈払機を発売
  4ストロークエンジン・GX35を搭載したUMK435で、UT(両手ハンドル)タイプを設定し、軽く引くだけで楽に始動する「ファインスタート」、操作しやすい独自の親子スロットル構造の「ファイントリガー」、軽量で防振構造のバランスの良い「ファインフレーム」を装備している。そのほか特徴として、
  1. 混合ガソリンを作る必要がない
  2. プラグのかぶりやくすぶり、キャブレターの詰まりも解消
  3. 実用燃費は2ストロークの約2分の1、オイルの消費量は5分の1と維持費も得
――などがある

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  タカキタではコンビラップマシーン開発
  牧草を収穫してロールベールにすると同時に、ラッピングも行うトラクタ作業機「コンビラップマシーンCW1553W」、「同1553WX」で、4月から新発売する。パワーカットロールベーラとラップマシーンを合体、1人で牧草の収穫からラッピングができる。Wはトワイン、WXはネットトワイン結束で、WXではフィルム交換も含め、1時間に約30個のラップロールができる。また、ラップ作業状態を見ることができるモニターカメラ、ラップフィルムセンサーを標準装備しているほか、ラップダメージをより少なくする立て降ろし装置も装備している

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  オーレックが新型ミニ耕うん機発売
  自走/ミニ耕うん機スーパーフレッシュピコSF66V(リコイル式)、同VS(セルスターター式)で、主な特徴は、
  1. 握れば動き、離せば停止の簡単操作(デッドマンクラッチ)
  2. 旋回はデフ機構、直進はデフロックで(デフ&デフロックレバー)
  3. 前進2段、後進1段、作業(正転・逆転)2段をワンレバーで楽に変速
  4. 特殊ローター標準装備。
    正転作業…ロータリ低速回転で十分な耕うん能力を発揮。
    逆転作業…ロータリ高速回転で溝掘り・畝立て作業が可能。
    いままで面倒だった培土板着脱作業が不要
  5. ロータリカバー開閉式採用。逆転作業時に幅広い畝立て作業を実現
――など

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  国内向け出荷は前年と同水準
  日農工が発表した昨年1〜12月の日農工統計によると、農機生産実績は4501億5600万円、対前年比103.1%、出荷実績は4813億9300万円、同102.2%となった。出荷のうち、国内向けは3641億3000万円で、100.0%、輸出は1172億6300万円、109.6%。出荷ベースでみると、トラクターは17万7416台、107.8%、田植機は4万9411台、99.0%、コンバインは3万6199台、101.4%などとなった。トラクターのうちクローラ式が590台、174.0%と大きく増加している

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  ヤンマー学生論文・作文の優秀賞を表彰
  ヤンマー農機が実施している第14回ヤンマー学生論文・作文の入選発表会が行われ、論文の部の大賞には寺西雄一さん(慶應義塾大学)の「有機農業普及のための一提言」が、作文の部の金賞には、中野忠宗さん(農業者大学校)の「いのちあふれる牧場をめざして」が選ばれた。今回は論文の応募が41校、69編、作文が32校、313編で、昨年10月からの社内1次審査、2次審査、審査員審査を経て決定。この他、論文の部では特別優秀賞2点、優秀賞6点、佳作10点、作文の部では銀賞5点、銅賞10点が選ばれ、堀江社長から表彰を受けた

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  三菱農機が全国有力販売店会議開く
  島根県松江市で行われた会議には代表約500名が参加、スローガンに「今こそ総力結集!呼ぶぞ感動!起こそう行動!」、「前進!革新!邁進!」を掲げ、今年が同社の前身である旧佐藤造機創業90年の佳節を迎えることから、販売店、広域販社、三菱農機が三位一体となり力強く前進していくことを誓い合った。寛司社長は今年を「革新と進展の年」と位置づけ、
  1. 確かなモノづくり
  2. 実販重視による利益確保
  3. 技術立国・三菱グループの実現
―を示した。また、山下営業本部長は「今年度はコンバイン元年とし、新機種を2条刈りから6条の90馬力まで10機種投入しシェアを奪回する」と表明した

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  富士ロビンが合同でロビン会開き新製品発表
  東部地区拡大合同ロビン会では、「ミニ4の技術を核に、お客様と共に人と環境に優しいエコ商品でGO!GO!GO!」などのスローガンの下、岡上社長が「新商品を中心に実演キャンペーンで市場を深耕し、105%計画を達成する」とした。発表された主な新商品は、プロも満足できる世界最軽量草刈機として、低騒音化により都市近郊商品としてマイナーチェンジしたサイレントシリーズのNB2200・ニューハッピースタート、女性でも軽々始動の同ライトレディース、引き力を40%軽減、防塵性を向上させ耐久性もアップしたプロ用刈払機NB2620、背負動噴「サイレントシリーズ」など

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  斎藤農機製作所がトラクターマウントチッパー発表
  CW―350Tで、衝撃力を生む重量フリーハンマーを採用することにより、樹木を効率よく破砕する。適応トラクターは15〜30馬力で、最大破砕径は、軟質材で75@、硬質材60@。毎時約3立方mを処理できる。主な特徴は、
  1. ギザ付き食い込みロールの採用で、枝張り材なども強力に食い込む
  2. 大径供給ロールの採用で太い枝も容易に処理できる
  3. 供給部で極端に太い材料や曲がった材料が食い込んだ場合でも、詰まり解除レバーの操作により容易に引き抜くことができる
  4. 上部カバーとスクリーンがワンタッチで開放できるため、破砕部の詰まり解除、点検が容易に行える
――など

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  サタケが児童向けの本「お米のひみつ」を小学校や図書館に寄贈
  学習研究社(学研)とタイアップし学研から発刊した「お米のひみつ」を2月から3月にかけて全国約2万4000の小学校と約2400の公立図書館に寄贈していくことを明らかにした。「お米のひみつ」は、
  • ぼくたちお米大好き
  • お米の誕生!
  • 籾から玄米になるまで
  • 玄米からご飯になるまで
  • 精米機が開発されて
  • 21世紀-進化するお米の技術
―の6章で構成され、子供たちが日頃あまり目にする機会のない乾燥・籾すり・選別・精米などのポストハーベストなどにも焦点を当てている

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  新キャタピラー三菱が多機能散布車を発売
  2t車から4t車(クローラタイプ含む)のトラックに架装しているKSシリーズ4モデル。1台で堆肥の散布、切り返し、粉砕、混合、運搬の5つの作業をこなす。
  1. 速度可変式ベルトコンベアで均一散布を実現、散布操作はすべて運転席でコントロールできる
  2. 荷台架装部はオールステンレス製で、荷台床面ベルトコンベア方式。Wビーター機構(前・後)で、普通免許により運転可能
  3. 切り返し時にゴロタを均一に粉砕し、堆肥に空気を混入するため、発酵を促進。散布時に均一かつ繊細な散布が可能
――などの特徴がある

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  熊谷農機は回転式混合機の新型を発売
  新発売された新型回転式混合機「ニューマザールM−119TX」は、ステンレスの本体、タイマー、ブザーなどを装備し、新機能の混合羽根を採用し、より混合能力を向上させた。処理量は230L、苗箱55〜60枚分。オプションとして、トラクター三点リンク並びにワンタッチ使用に簡単に装着できる「パックマンキャリーPCR―1」と、混合したものを効率よく受けるワイドホッパー「パックマンキャッチャーPCT―2」を用意。混合機能、移動機能、排出機能(袋詰め作業)を合わせもった回転式混合機となっている

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  「ゆきみらい」で除雪機の安全操作をアピール
  除雪機安全協議会(野田丈二代表幹事)は、山形県米沢市で開かれた「ゆきみらい2004in米沢」の雪情報館(全国克雪・利雪見本市)で、歩行型除雪機の安全運転をメーンに、正しい使用法や除雪機の新しい機能などをアピールした。会場の屋内展示場では、歩行型除雪機の安全運転に関するパネル展示、チラシ配布など、屋外では新型除雪機の実演し、デッドマンクラッチなどの機能や正しい使い方を情報発信した。

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