topにモドル 
農業機械関連ニュース

平成15年11月





  鋤柄農機に海外研修生訪問
  鋤柄農機では今年も国際協力事業に協力、海外からの研修生の受け入れを行い、10月7日、持続型営農機械化システムコースの一行15名が、同社を訪問、工場視察とともに、圃場研修、滲炭焼入れ法の実習などを行い、営農機械化システムを研修した。圃場研修では、@ハンドカルチベータによる中耕・除草作業A管理機とロータリプラウによる畝立て・培土作業―など実際に機械に触れ、研修した。

上に戻る


  大島農機は籾すり機を「ぶんぶん丸」を一新
  発売以来好調出荷を続けている揺動選別型ジェット式籾すり機「ぶんぶん丸」をモデルチェンジし、「ぶんぶん丸アルファ(α)シリーズ」として7型式を新発売した。基本性能のアップを実現したほか、カラーリングも明るくポップなワインカラー色を採用し、イメージを一新した。主な特徴は、@従来機に比べおよそ15%の仕上吸塵性能のアップを実現A吸引風量の調整をレバー1本で簡単に操作が可能とし、籾の状況にあわせ効率の良い籾すり作業を進めることができる――など。

上に戻る


  日農工が地方大会で今・来期の増加を予測
  愛知県下で開催した地方大会で、今年・来年の農機出荷・輸出見通しなどを検討した。各機種別部会長が部会見通しを報告し、トラクターについては、20〜30PSクラスで新製品効果がみられ、100PS以上が大きく伸びており、今年は前年比102%、来年は101%とした。また、田植機は軽量小型乗用タイプと大型8条以上との二極化傾向が出ており、今年は実販で103%程度、来年は横ばい。コンバインは多条刈りと2条刈りとの二極化傾向が進むとし、今年は93%、来年は96%と見通した。輸出については、好調を持続し、1600億円台に乗る可能性もあると報告があった。

上に戻る


  冷害に天災融資法
  今年の冷害に対し、政府は天災融資法を発動した。また、この冷害は激甚災害として指定され、北海道と東北6県に特例措置が適用される。融資の対象は、減収量30%以上かつ損害額10%以上の被害を受け、市町村長の認定を受けた農業者。貸付限度額は個人200万円(北海道350万円)、法人2000万円。償還期間は3〜6年で利率は0.75%。貸付期間は来年4月30日まで。激甚災害に指定された北海道と東北6県では、貸付限度額を250万円(北海道400万円)に引き上げ、償還期間を4〜7年に延長する。

上に戻る


  山本製作所が色彩選別機発売
  玄米・白米専用の色彩選別機「カラレックスCLX−350ZF」と「同500ZA」で、350ZFはフラッパエジェクタ方式採用で毎時処理能力350L、500ZAはエアエジェクタ方式採用で毎時処理能力500L。振動フィーダーと整列ローラ構造によるロールフィーダー方式により、高精細で安定した検出と選別を行う。また、原料を整列するためのシュート板がない特殊構造により、摩擦による流れのムラがなく、安定度の高い選別が行え、原料がゆっくり落下する間に計測するため、キメの細かな選別ができる。

上に戻る


  小橋工業では新型畦塗機を発売
  適用トラクター16〜60馬力の「ダイナーリバース」3シリーズで、バック作業により圃場の隅を塗ることができる。シリーズには、電動タイプのRKM(H)とRKL(H)を追加。トラクターに乗ったまま電動によるオフセット操作ができる。主な特徴は、@リバース時の調整が不要なダイナーチェンジで、リバース時も前進時と同じ位置関係にぴたりと収まるA新方式の8面段付きドラムにより、畦元の土を引き上げ、練り込むように畦を作るBRKM、RKLには元畦の上面を削る天場処理ローターを採用。雑草の処理とともに、整形後の圧着を助け、畦高さを抑える――など。

上に戻る


  スズテックから苗箱供給機やパレット積出機など発表
  今回発表したのは、@苗箱供給機「SNK−25K−7」A苗箱パレット積出機「SPT−715」B手動式掃除機「ふらっと700」C同「700D」Dニラ調製機「NT−60」E水田KP車輪。このうち、苗箱供給機は、1時間に700箱の苗箱を供給する能力があり、播種作業の省力・高能率化を低価格で実現する。また、大量ストック装置で60箱貯留でき自動供給する。本機とのセットも簡単。苗箱パレット積出機は積み重ね方式がエレベーターによる積み下げ機構で、苗箱を毎時700箱まで確実に積み重ねる。パレットの供給はフォークリフトで、楽に供給・排出できる。

上に戻る


  スター農機がブロードカスタ48型式発売
  MBCシリーズをフルモデルチェンジしたもの。ホッパー容量は200、300、400aの3種、シャッター方式は電動と手動の2種、散布方法はスパウト(円筒揺動式)とスピンナー(回転羽根式)の2種あり、ユーザーが選択しやすくしている。主な特徴は、@トラクターキャビン内で操作できる電動シャッター付きのブロードカスタをシリーズ化。手元のコントロールボックスで開度調整が16段階可能Aスパウトは肥料の付着が少なく錆がない樹脂製Bトラクターへのマッチングや格納が容易なスタンドキャスターを標準装備――など。

上に戻る


  秋の叙勲で斎藤成徳氏が旭日双光章を受章
  斎藤農機製作所社長で山形県中小企業団体中央会副会長の斎藤成徳氏は、中小企業の育成や経済発展に貢献したことにより旭日双光章を受章した。

上に戻る


  三菱重工業の小型・汎用2サイクルエンジンが環境規制をクリア
  米国環境保護局(EPA)の2005年規制をクリアした。今回、認証を取得したのは同社産業機器事業部が開発した三菱メイキエンジンTLEシリーズのTLE20(20M)、TLE23(23M)、TLE26(26M)、TLE33(33M)。これに既に認証を受けているTLE43(43M)と合わせ、5機種が規制をクリアした。層状掃気、希薄燃焼などの新技術を投入した。これらエンジンは刈払機などの手持ち機械用で、軽量、高出力で加速性などに優れている。

上に戻る


  コマツゼノアが簡単にチェンソーのチェーン張りのできる新機構開発
  新機構は「ハリチェーンテンショナ」といい、チェーンカバーの丸いノブを手で回すことにより、チェーンを張る作業とチェーンカバーを締め付ける作業が工具なしでできるというもの。このため、チェンソーの初心者でも簡単にチェーン張りができる。同社ではこれをG3200EZに搭載、新発売した。G3200EZは、従来の約半分のリコイル引き力で始動できるEZスタートを搭載、金属と樹脂によるハイブリッド構造のエンジンで、軽量でありながら耐久性と冷却性を確保している。

上に戻る


  MSK農業機械はトラクターMF5400シリーズ発売
  AGCO社が10月20日付けで世界同時に新型トラクター「MF5400シリーズ」を発売したのを受け、同モデル4機種7型式を発表した。エンジンは環境対応クリーンエンジンである新型パーキンスを搭載、排気量は従来より400Mアップし4400Mとした。最上級のMF5465は、排気量5985Mで、6気筒電子制御噴射ポンプを採用。トランスミッションは前進24段、後進24段、ハイ/ローはシフトレバーのボタンにより変速、ハイスピード(クラッチレス)、パワーシャトル(同)を搭載している。

上に戻る


  丸山製作所ではサポートセンターを設置
  一部地域を対象に開設準備を進めていたカスタマーサポートセンター(通称=丸山サポートセンター)を同社東金工場内(千葉県東金市)に開設し、全国的な展開を開始した。同サポートセンターは顧客満足の向上を図る目的で、取引先から製品に対する取り扱い方法、修理に関する問い合わせなどに対して、迅速に専門スタッフが回答する。同センターの電話は0457-55-3696、FAXは0475-54-1244。

上に戻る


  共立が55周年記念代理店会議開き、新製品11機種披露
  同会議は創立55周年、今年年初の小型2サイクルエンジン累計生産3000万台達成などを背景に開かれ、2004年向け新製品発表、今後の社針発表などが行われた。新製品は、背引きiBスタート搭載の背負い動噴SHRE20、自走式ラジコン動噴GRS57V−10(ガソリンエンジン)、DRS57V−12(ディーゼルエンジン)などのほか、iスタート付き軽量コンパクトな「てが〜る刈払機」SRE21T、ブレーキ付き刈払機SBE260Uなど。

上に戻る



 topにモドル