topにモドル 
農業機械関連ニュース

平成15年10月





  ササキコーポレーションが高速ニューシャトルハロー発売
  感動商品シリーズの1つで、省燃費・高速仕様の2分割折りたたみハロー・KW5シリーズ。代かき作業速度を2〜3割アップしても従来機と同程度に代かきが仕上がり、通常は3回必要となる作業も2回ですむ。1本ものハロー並みの感動プライスも実現している。中山間地等で利用される中・小型トラクターにも装着できる折りたたみハローで、適応馬力は16PSから。すべてに電動折りたたみ仕様と手動折りたたみ仕様を設け、可変ロングレーキ&ショートレーキのツインレーキ、特殊爪配列で高速作業を実現している。

上に戻る


  ホンダから13馬力ハイブリッド除雪機
  スノーラHSS1170iを追加、11月1日から発売する。特徴は、
  1. 除雪部をエンジン駆動、走行部をモーター駆動するハイブリッド方式を採用。除雪作業時にコンピューター制御によりエンジン負荷に応じた走行速度の調整を行い、煩わしい車速調整操作を低減
  2. 左右独立の走行モーターをコンピューターで最適に制御し、走行速度に応じたスムーズな旋回が可能。低速時にはその場旋回ができる
  3. 電気式操作系を採用し、走行クラッチレバーの荷重を従来機の3分の1に軽減
  4. クローラトレッドと接地長の拡大により、深雪や硬い雪でもスリップしにくい
――など。

上に戻る


  金子農機では1本植え米作りの現地研修会開催
  提唱者で金子農機を栽培面で指導している薄井勝利氏と、同氏が主宰する「21世紀米つくり会」、全国の「ポット稲作研究会」の会員が同社を訪れ、実験圃場の視察と現地研修会を行った。金子農機では2年前から薄井氏の指導を仰ぎ、実験圃場で疎植水中栽培に取り組んでいる。薄井氏は実験圃場を見て、稲自体を強くすること、それが必然的に農薬を不要にすると持論を述べ、研修会の成果を強調した。

上に戻る


  スター農機はラッピングマシンをモデルチェンジ
  ダブルラッピング方式のMWM1050W、シングルラッピング方式MWM1050Sで、両型式ともにより確実なロールベールの回転のためにテーブルにベルトを装備。特にダブルラッピング方式は、直径の小さなロールに対しても密着したラッピングが可能で、作業時間も短縮できる。作業の際は、360度自由に回転するキャスター車輪を接地させることで20〜45馬力のトラクターで無理なく使用でき、移動の際は作業機を持ち上げることによって、狭い圃場でもスピーディーな作業が可能。パワーパッケージを内蔵しているので、トラクター外部油圧取り出し口は不要のため、トラクターを選ばない。

上に戻る


  陸用内燃機関は生産が6%増とする15年度見通し発表
  8月時点でエンジンメーカー21社を対象に実施した調査の結果で、生産については台数ベースで104%の748万台、金額ベースで5.7%増の5717億円。輸出については、台数ベースで5.6%増の469万7000台、金額ベースで14.3%増の2053億1500万円となった。背景として、
  1. 国内は全般的に厳しい環境が続いているが、建機、農機で回復の兆しが見えつつある
  2. 海外においては排ガス規制の強化で日本メーカーのビジネスチャンスが拡大するとの見方が強い
  3. ディーゼルではアメリカのトラクター需要の堅調、中国の北京五輪を控え需要の拡大が見込まれる
――などがあるとしている。

上に戻る


  クボタが新型ディーゼルエンジンを新発売
  10月からの特殊自動車の排ガス規制や、欧米の第2次排ガス規制にも適合した3.8aの立型ディーゼルエンジンV3800DI−Eと過給機付きのV3800DI−TE。
  1. 小型・軽量・高出力・低騒音エンジンてん…現行のV3800DI−Eと同一体格で、出力を10%アップした
  2. 厳しい第2次排ガス規制に適合したクリーンなエンジン…日本の10月からの排ガス規制を始め、2004年1月から始まる米国EPA、Tier2規制、欧州ステージ2排ガス規制にも適合している
  3. 多用途適合のエンジン…現行機種で用意したオプション部品が兼用でき、多くの機種に搭載できる。

上に戻る


  ショーシンでは電動作業台車「楽次郎」発売
  楽次郎は、荷台を電動で上下する楽太郎の弟機。荷台を固定式にし、最大積載量、登坂能力をアップした。いずれもブドウの摘果作業などにピッタリの機械となっている。楽次郎の主な特徴は、
  1. 荷台の大きさはシート取り付け時にリンゴ1箱、シート取り外し時に2箱積載可能
  2. バッテリーレベルメーター、進行方向切替スイッチ付き
  3. 乗車時はフットアクセルで、運搬時はハンドルアクセル(プッシュスイッチ)で操作できる
  4. 速度はダイヤル方式により調整可能
――など。

上に戻る


  農業・生物系特定産業技術研究機構が発足
  独立行政法人農業技術研究機構と生物系特定産業技術研究推進機構は10月1日付けで統合し、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構となった。理事長には、農研機構の三輪睿太郎氏が就任した。生研機構は「生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)」となり、機械化促進担当理事に前農林水産省技術総括審議官の大森昭彦氏が就任した。

上に戻る


  生研センターで排ガスを確認
  10月1日から始まったディーゼル特殊自動車の排ガス規制で、排出ガスと排出ガス発散防止装置の機能確認を、農業・生物系特定産業技術研究機構が実施した数値、または国土交通省の通知した装置型式指定実施要領に基づいて指定を受けた際に実施した数値により行われることになった。具体的には生研センターが、排ガスの検査を実施する。

上に戻る


  サタケでは精米工場向けの精米機とパッカー発表
  今回発表したのは、小ロット・コンタミ対応型精米機「ミルマスター」と高速ロータリーパッカー「パッキングマスター」。ミルマスターは、毎時能力1t、2t、3tの3機種4モデルがあり、精米開始から終了まで安定した品質を実現し、炊飯の目的に応じた精米ができる。搗精終了時の残留米自動排出で残留量レスのコンタミネーション対応機となっている。また、パッキングマスターは、高能率、最小端量、低価格をキーワードに開発した小ロット・多品種対応の高速ロータリーパッカー。包装終了時に発生する端量を業界初の計量方式で無駄なく包装。残留排出装置により一気に機外に出すことも可能となっている。

上に戻る


  小橋工業が折りたたみハロー・サイバーシリーズ完成
  今回、サイバーハローTXA、TXM、TXLの3シリーズを加え、中山間地から大規模圃場までの代かき作業を行えるサイバーシリーズを完成した。完全180度折りたたみのサイバーアクションで、低重心かつ優れたトラクター前後バランスを確保し、前後の視認性も大幅に向上させている。また、全開での通常代かき作業、両サイドを折りたたんでセンター部のみの作業、畦際作業で威力を発揮するセンター部プラスサイド部の作業と、圃場に合わせた3通りの使い方ができるサイバーフォーム、などが特徴。SC爪と高速代かき用スプリングレーキで優れた砕土・均平を実現する。  

上に戻る


  太陽がナスの袋詰め機発売
  新開発のスライダーシュートで1時間に350袋と手詰めの2倍の作業ができる。使い方は、シュート投入台にナスを揃えて置き、スライダーシュートに挿入するだけでよく、2本、3本、5本詰めが行える。スライダーシュートはコンベアと特殊加工のシュート材から成り、ナスを傷めることがない。横投入方式の採用で、袋詰め状態を確認しながら作業ができ、確実な袋保持とスライダーシュートにより、ナスを袋の底に詰めることができる。軽量コンパクト設計で場所もとらず、静音作業が行える。

上に戻る


  農機公取協では消費税総額表示で考え方示す
  来年4月から消費税の総額表示が実施されることから、その対応の仕方についての考え方を示したもの。税込み表示を基本とし、
  1. 税込み価格のみを表示する
  2. 税込み価格と税抜き価格を表示する
  3. 税込み価格と税抜き価格と税額を表示する、
の3つの方法を提示した。

上に戻る


  井関農機では次世代トラクターBig−Tを公開
  同社の茨城センターで技術研修会を開き、合わせて公開した。Big−Tシリーズは、提携先のアグコ社が6月に各国で一斉に発表したもので、井関農機でも110〜175PSの6型式を発表している。同シリーズの最大の特徴は、アグコグループのフェントが他社に先駆けて開発した無段階変速トランスミッション(CVT)を搭載していること。これを搭載したトラクターは次世代トラクターといわれている。レバー1本の簡単な操作で、0から最高速まで継ぎ目のないスムーズな変速を行うことができる。

上に戻る



 topにモドル