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農業機械関連ニュース

平成15年9月





  三菱農機がケーストラクター・マクサムシリーズ発売
  CNH製6気筒ディーゼルエンジンを搭載した110〜180馬力の6モデル。MXM175、190にはエンジン負荷が増大した時に最大35馬力のパワーを供給するパワーマネジメントシステムを装備。その他、
  1. エアコン、キャブサスペンション装備の視界性、静粛性に優れたデラックスキャビン
  2. クラッチペダル不要のセミ/フルパワーシフトレバー、電子式ドラフトコントロールパネル、リモートコントロールバルブレバーなど、操作系を右側に集中配置
  3. ソフトスタートPTOスイッチや外部PTOスイッチを装備
――などの特徴を持つ。

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  ヤンマー農機が九州全域を管轄する大型販社設立
  新会社は「ヤンマー農機九州」で、これまで地域密着営業を展開してきた九州6販社体制をさらに充実し、営業・サービスの集約強化とCS(顧客満足)を機軸とした販売会社を目指して設立された。旧6販社をベースに、福岡カンパニー、西九州カンパニー、熊本カンパニー、大分カンパニー、宮崎カンパニー、鹿児島カンパニーを設けて営業を展開する。

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  ササキコーポレーションから畦塗機の新製品
  同社が業界に先駆けて発売したリバース畦塗機「カドヌール」をさらに進化させた「カドヌール KNシリーズ」。カドヌールはこれまで不可能とされてきた四隅の塗り残しを反転機構で解決。新シリーズは1軸式旋回機構を継承し、1段階で前進・後進の切り替え操作ができる。また、新オフセット機構を装備。トラクターのタイヤ幅に合わせて畦塗機を横にスライドでき、圃場条件、トラクターに合わせた最適な作業姿勢にセットでき、プレートの段差調節が可能な10枚の分割式プレートにより、土に合わせたタタキ効果で丈夫な畦を作る。

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  タイショーが「60年の歩み」発刊
  今年創立60周年を迎えたタイショーは、これを機に「創立60周年記念誌・タイショー60年の歩み」を発刊した。記念誌には、大正3年の会社創業当時の写真から現在に至る間の開発商品などを農機業界の情勢を交えつつ紹介している。

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  日立建機ティエラは新型保冷庫発売
  玄米用と野菜用があり、玄米用HTR−KS1シリーズはユニット一体型で4型式。ドア周り結露防止ヒーター内蔵、設置が楽なアジャスター付きなどの特徴を持つ。HTR−DR2シリーズは高性能マイコン制御デラックスタイプのユニット内蔵型。デジタル温度表示、ドア周り結露防止ヒーター内蔵などが特徴。HTR−ET2シリーズは、内外抗菌鋼板仕様の玄米プレハブタイプで7型式を揃えた。また、野菜用のHTV−ET2シリーズも内外抗菌鋼板仕様のプレハブタイプで6型式が用意されている。

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  岩手で全国農業機械展示会
  岩手県農業機械協会主催による第58回岩手県全国農業機械実演展示会が、滝沢村の岩手産業文化センターで8月22〜24日の3日間開かれ、延べ3万2000名の参観者で賑わった。会場には秋農機メーンのコンバイン、トラクターの新製品などが各社から出品され、来場者の関心を呼んでいた。また、会場では岩手県主催の「15年度いわて純情野菜省力化機械研修会」などが開かれ、大豆関連の機械も含めて13社が86機種を紹介した。

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  米不作に対応し農林水産省に連絡会議設置
  この夏の低温・日照不足で米の不足が予測されることから、全農、全集連、全国米穀販売協会、日米商連、チェーンストア協会、自主米価格形成センターと農林水産省で構成する「米の安定供給連絡会議」が設立、売り惜しみ、便乗値上げ等流通を混乱させる行為の防止など適正な流通を図り、消費者の信頼確保に努めて、流通面からも的確に対応していくこととなった。

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  松山では3分割ウィングハローの新型発表
  ウィングハローWGSの改良モデルで、標準3点リンクのWGTシリーズと、特殊3点リンクのWGSシリーズ。それぞれ専用型式にしたことによりトラクターと作業機が近づき前後バランスが改善。その他、
  1. 折りたたみは3分割を継承し、折りたたみ角度を180度とし一層コンパクトに収納できる
  2. センター作業部にはサイドプラケットを装着し耐久性が向上
  3. 開閉方法は手動タイプとリモコンタイプを用意した
  4. 圃場に合わせて作業方法が選べる3ウェイオペレーション機能を採用した
などの特徴を持つ。

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  コマツゼノアが“ダントツ”のチッパシュレッダー
 
  1. 破砕速度が速く大径木の投入もスムーズ
  2. 環境に配慮し低騒音を実現
  3. 後利用が多用途にできるチップサイズ
−というダントツの性能を実現したチッパシュレッダーSR3000で、随所に新しい発想が取り入れられている。破砕速度は従来機に比較して2〜3倍、最大処理径は165@。チップサイズは2〜15@に無段階で設定できる。安全面、取り扱い性においても優れ、安全回路の組み込みにより危険な状態でのエンジン誤始動を防止でき、材の供給時にのぞき込む必要もない。

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  みのる産業は発芽玄米のできるプロセッサー発売
  全自動玄米プロセッサー・玄米シェフで、話題の発芽玄米が家庭で手軽に作れる。使い方は、同機に普通の玄米を入れ、スイッチを押すだけ。精米する前の玄米を水を使わずにブラシでとぐことで、玄米の果皮の部分だけが除去される。あとは、30分ほど水に浸して発芽させ、そのまま炊飯器で炊くだけ。1合を約55秒で研ぎあげる。普通の玄米から作るため、コストは白米とほぼ同じとなり、市販の発芽玄米と比べほぼ半額になる。

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  ホンダが超小型4ストロークエンジン新発売
  360度自在傾斜のGX35。排気量35.8M、乾燥重量3.33L、最大出力は1.2kW(1.6PS)/7000rpm。油中タイミングベルトOHC構造の採用により、オイル室と動弁系室を合体し、エンジンの大幅な軽量コンパクト化を実現した。また、独自のロータリー・スリンガー・ヒートポンピング潤滑システムの採用でエンジン傾斜時の影響を受けないオイル潤滑を実現、機体が傾いてもエンジンに影響が出ない。さらに、国内の排ガス2次規制、米国EPAのフェーズ2規制などをクリアしたクリーンなエンジンとなっている。

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  石川島芝浦機械が英パーキンス社と米国にエンジン工場
  新工場は米国のジョージア州グリフィンに本社が置かれ、石川島芝浦機械が30%、パーキンス社が70%を出資し設立される。事業内容は、同社の技術ライセンスによる産業用ディーゼルエンジンの生産で、生産開始時期は来年の夏。年間30万台の生産を計画している。主要な部品は日本及び欧州から供給する。これに合わせ、日本の松本工場で主要部品の生産を拡大し、新会社に供給する予定。

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  クボタが建機展に新型ディーゼルエンジンを出品
  幕張メッセで開かれた建機展に新製品の立形水冷ディーゼルエンジンV3800のV3800DI−Tなどを出品、好評を博した。同機は、センターダイレクトインジェクション方式で燃焼効率をさらに高めた直噴・E−CDISを採用し、排気ガスの米国EPAの2次規制、欧州EU規制をクリアしている。定格出力は70.6kW(96PS)。顧客の用途や目的に合わせて選択でき、より高いトルク、低音・低振動などの特徴を持つ。

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  食料・農業・農村基本計画の見直しへ
  農林水産省は平成12年に策定された食料・農業・農村基本計画を見直す方針を明らかにした。同計画は5年を目途に見直すこととしており、17年で5年を経ることから作業を開始する。見直しの方針としては、
  1. 直接支払を視野に入れた担い手経営安定対策
  2. 担い手・農地制度の改革
  3. 地域資源・環境保全政策
  4. 食の安全・安心対策
−を重点的に検討、次期計画に位置付ける。

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