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農業機械関連ニュース

平成15年7月





 井関農機が15年度向け新商品17品目30型式発表
  今回発表したのは、セミクローラ仕様のトラクター・T−ジャパンTJ75C、ジアスSシリーズTGS41C、シアルハンターSシリーズTHS18C、フルクローラトラクターのピコロTPC153、TA−C140、同160、大型トラクターBIG−T7000シリーズ、小型管理機KK4、田植機のさなえPG3シリーズなど。
 トラクターはクローラ・セミクローラ仕様を充実させており、セミクローラでは駆動力が強く傾斜地での横滑りが少なく等高線作業も効率的に行える。接地圧が低いので湿田での走行性能に優れ、圃場に優しい作業ができる。

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 ヤンマー農機は15年度下期新商品21機種36型式発表
  今回発表したのは、トラクター10型式、乗用田植機6型式、たばこ移植機、レタス包装機、野菜包装機、歩行型トラクター「スーパーポチ」など。トラクターは、基本機能の充実を図ったエコトラジャスティ・EF200シリーズを投入。今年10月からの国内排ガス規制をクリアした環境に優しい新型直噴ディーゼルエンジンを搭載。初めて20馬力クラスにキャビン仕様を設けている。乗用田植機のPe−1X、同2Xは好評のPe−1をベースにしたデラックスタイプ。新たにノーブレーキターン、前輪独立サスペンションを装備している。また、基本機能重視の小型軽量乗用田植機Pe−1Eも新発売した。

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 農林水産省が「食の安全・安心のための政策大綱」決定
  国民の健康の保護を最優先とした新しい食品安全行政の指針となるもので、生産サイドには、食の安全・安心のための生産技術の改善や、生産資材の適正使用などを求めている。

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 クボタでは15年度後半に向けた新製品10機種35型式発表
  新製品は、トラクターがニューキングウェルKLシリーズ、グランビアボーイ・ファイブシリーズ、ニューグランビア・パワクロ、乗用田植機がニューウエルスター&ニューウエルスタープロシリーズ、ウエルスターVIP、歩行田植機ジョイウォークシリーズ、普通型コンバインエアロスターARH900、ミニ耕うん機「土の助」など。トラクターのニューキングウエルKLシリーズは従来機以上に効率性、快適性、操作性、安全性を向上。21〜27馬力クラスにハイスピード仕様を設けている。また、乗用田植機ニューウエルスター&ニューウエルスタープロシリーズでは、新旋回システム「ゆう優ワンレバー」などを装備し、しかも求めやすい“熱血価格”を打ち出している。

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 小橋工業は新型畦塗機ダイナーリバース発表
  作業時の姿勢を水平に保てるWフレーム構造を採用、機体の平行移動が可能なダイナーチェンジ機構により、レバー操作だけで前進時の姿勢のままリバース作業を続けることができる。これにより塗り残しのない畦塗りが、より簡単にできるようになった。また、新方式の8面段付きドラムを採用し、丈夫な畦を作ることができる。移動時には本体をトラクターの中央にレバー操作だけで納めることができ、安全性を高めている。

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 三菱農機は15年度下期新商品14機種を発表
  発表したのは、トラクターが5機種18型式、管理機が3機種7型式、田植機が3機種、普通型・汎用コンバイン2機種、及びクローラ駆動1輪車。トラクターはGF14〜17、GS21〜25X、GOZ24〜32。このうち、GOZシリーズは、軽量、ハイクリアランス、充実装備で、キャビン仕様も設けた。新開発Zチャージ(ターボチャージャー)エンジンを搭載することにより、幅広い高トルク域を実現、03年排ガス規制にも対応している。夜間や夕暮れ時の作業時に旋回先を照らすコーナーライトを装備し、作業機水平制御、土寄せ等に便利な逆転PTOも標準装備している。

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 サタケがワンパス精米機販売累計50万台達成
  ワンパス精米機は昭和31年に初めて開発した農家用の1回通し精米機で、ロングセラー商品として今日に至った。50万台達成を記念して同社では来年2月28日まで、「クリーンワンパス精米機」購入者を対象とした「キッチンギフト」(台所用品4点セット)プレゼントを展開している。

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 MSK農業機械は新型トラクター12モデル発売
  AGCO社の新型MF6400、7400シリーズで、6気筒110馬力〜174馬力のキャブ仕様。6400シリーズは、
  1. 排ガス規制対応の電子制御クリーンエンジン搭載
  2. 今年のSIMA展でメダルを受賞した新型キャビン
  3. ダイナシフト・エコトランスミッション
――などが特徴。7400シリーズは6400シリーズの特徴に加え、AGCO社の技術の粋を結集したVCT(コンスタント・バリュアブル・トランスミッション)を搭載、パワーロスのない本来のステップレスミッションで、35?までのどんな速度も選択できる。

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 農機行政は農林水産省生産局農産振興課技術対策室に
  農林水産省が7月1日付で実施した組織再編で、新たに「消費・安全局」が設けられ、食糧庁は総合食料局食糧部となった。農機の担当は、これまでの生産資材課から、農産振興課技術対策室へ移り、技術対策室長には佐藤洋氏が就任した。

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 大島農機が乾燥調製保冷庫「こりか」発表
  同機は1台で、乾燥、保冷、籾すり、米選の4つの機能を持ち、「1年中新米のおいしさ」を保つことのできる商品。特徴は、
  1. 米の美味しさを最大限引き出すためじっくりと時間をかけて乾燥する除湿乾燥方式を採用A籾を乾燥後そのまま長期保存できるように保冷機能を持たせた。これにより、米の脂肪成分の酸化が遅くなるほか、コクゾウムシの発生を抑える
  2. 籾すり機能はジェットファン脱ぷ方式を採用C米選はジェットファンに連動し選別部を標準装備
――など。

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 斎藤農機製作所でクローラカッタを発売
  6馬力ガソリンエンジンを搭載したCH−18NCと21Cの2型式で、いずれも特殊ハイス鋼刃を採用、果樹園から排出された剪定枝、桑の残幹などを効率よく切断する。また、大径の重量ホイールにより、毎時約200?の稲わらや残条小枝などを切断できる。切断寸法は用途に応じて15〜140?まで調整でき、2重調整エルボにより放出場所も任意に設定できる。足回りには広幅のクローラを採用した。

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 農林漁業用エンジンが増加
  日本陸用内燃機関協会のまとめによると、14年度の需要部門別出荷状況では、ガソリンエンジンは、国内56.5%、単体輸出43.5%の比率。国内出荷のうち農林漁業用は42.8%を占めた。また、ディーゼルでは国内47.9%、単体輸出52.1%で、国内のうち農林漁業用は28.1%となり、ガソリンとディーゼルを合わせた農林漁業用は312万4000台で18.3%を占め、前年より18.3%増加した。

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 タカキタで自走小型ロールベーラ発売
  ネットとトワインどちらでも結束できるロールベーラで、高品質な乾燥ワラの需要増大に対応した。ネットを使うとトワインに比べ約1.4倍の作業能率を実現できる。空冷ガソリン搭載タイプとディーゼル搭載の2型式があり、主な特徴は、
  1. コーナー作業が楽にできる作業幅102cmのワイドピック
  2. 走行はHST。油圧駆動方式により前後進・旋回がスムーズでウインドロウの大きさに合わせて作業速度が選べる
  3. 運転席に座ったままで拾い上げの状態がよく見え、安定した姿勢で楽な作業が行える
――など。

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 鋤柄農機で簡易4畦リッジャー新発売
  型式はSTR−L1。小型トラクターによる簡易な畦立て作業用で、ロータリの後端中央の作業機取付部にピン2本で取り付け、作業する。畦立板の取付棒は下端がそり状になっており、取付棒で上下の調節を行える。また。ツールバーの中央に取付棒の取付具があるので3条として使うことも可能。トラクターに負荷をかけることなく、手軽に畦立てができる。

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