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農業機械関連ニュース

平成15年6月





  松山がソイルリフター発売
 ソイルリフターは、下層土を部分的に表土に上げることで、作土層に新しい土を混ぜ、土をリフレッシュさせるもの。SPSシリーズ、SPMシリーズ、SPLシリーズを用意した。主な特徴は、
  1. 全深耕と異なり部分的な天地返しで土が混和するので施肥設計は従来通りで変わりなく行える
  2. 耕盤を破砕し土を膨軟にすることにより排水性が向上する。根の生育を促進し、作物を湿害から守る。さらにナイフ後方のウィングが下層を破砕する
  3. 少ない牽引抵抗で作業できる。低馬力のトラクターでも使用可能で作業スピード毎時も2〜6Hと高能率。

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  日立建機ティエラではコンバインを新発売
 日立コンバインHC−Aシリーズで、2条刈りの211から4条刈りの32までの11型式。2条刈りの主な特徴は、なめらかな旋回ができるHST一体型ミッション、副変速は作業と移動の2段階で作業中の切り換えは不要。刈取と脱穀のクラッチ操作がレバー1本でOK。刈取部を上昇させると刈取部のみ自動停止する刈取部オートクラッチ付き、など。
 3条刈りでは、高能率・高精度な脱穀システムの採用、軽量コンパクトボディーにマジカルモンローを搭載し、湿田性能をさらに向上など。4条刈りでは旋回・条合わせ・刈高さ調整がレバー1本ででき、さらにレバー上部のスイッチで微調整できるSFワンレバーなどの採用でより使いやすくなっている。

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  飼料増産会議でロールベーラ導入促進へ
 15年度全国飼料増産戦略会議および15年度第1回国産稲わら緊急確保対策協議会では15年度の活動方針を決定。この中で、高収量にもかかわらず収穫作業の多労性故に作付面積が減少している青刈りとうもろこし等の作付け拡大を図るため、カッティングロールベーラの導入推進を打ち出した。また、コントラクター等を核として、地域の土地利用からTMRの調製・配送・堆肥散布等をトータルでマネージメントする地域の飼料センター的組織の育成などを確認した。

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  金子農機が派遣教員を受け入れ
 埼玉県がこの4月から進めている「県立企業等派遣研修教員」として、川越市出身の重本文孝さんを受け入れている。期間は来年3月まで。同制度は、彩の国教育改革アクションプランに基づき公立学校の先生を民間企業に派遣するもの。重本氏は生産本部で精密部品の組み立てなどに従事しているが、この後、総務、営業とすべての業務に携わり、海外を含め出張も予定されている。

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  井関農機が中期3カ年経営計画を発表
 03〜05年度が対象で、
  1. 海外販売の強化拡大A営業力強化による国内農機市場でのシェア20%確保
  2. 農機専門メーカーの強みを生かした商品開発力の更なる強化C連結収益構造改革の推進による低コスト構造の構築
――などにより、2005年度に営業利益100億円、有利子負債の圧縮などを目指す。国内市場に関しては、大型農機や野菜作機械の拡販に注力し、市場でのシェアを確保する。そのため、直販戦力の強化、大規模営農への取り組み強化などを行う。養液施設、コイン精米事業の戦略展開、農業用資材の売り上げ拡大などにより非農機の売り上げ拡大も図る。

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  広島大学にサタケメモリアルホールが完成
 平成12年に亡くなった故佐竹覚前代表の遺志を受け継ぎ、佐竹利子代表の私財の提供、サタケグループの支援などにより、広島大学創立50周年記念事業の一環として建設が進められていた「サタケメモリアルホール」が完成、このほどその落成を祝う記念式典が行われた。グランドピアノをイメージした外観を持ち、鉄筋コンクリート地上3階地下1階建てで総工費は15億円。1階に750名、2階に250名、計1000名を収容できる。

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  富士ロビンの社長に岡上光造氏
 6月26日付で就任する。また、取締役会長に花田輝夫富士重工業代表取締役副社長が就いた。
 岡上氏は昭和13年5月生まれ、石川県出身。明治大学卒業後、富士ロビンに入社し、平成3年6月取締役販売第一部長、7年に常務営業統括部長、12年に専務。専務に就任するまでは営業畑一筋に歩んできた。

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  スター農機は中型のロールベーラ、クローラロールベーラなど発表
 22シリーズの4機種8型式。ワイドピックアップと多彩な機能を装備し、高精度、高能率、ハイスピード作業を実現。中型ロールベーラ、クローラロールベーラ、カッティングロールベーラ、クローラカッティングロールベーラが用意されている。
 主な特徴は、
  1. 末尾型式がN・NCタイプには、このクラス初となる秒速結束のネットバインディングタイプを採用。巻き付け時間を大幅短縮し、作業効率が向上、梱包がネットにくるまれているため、ロス(こぼれ)が少ない
  2. 末尾型式がT・TCタイプは、2本のトワインを同時に巻き付ける高速結束のカーソル式ダブルバインディングを採用
――など。

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  ディーゼル特殊自動車の排ガス規制を強化
 環境省の中央環境審議会大気環境部会はディーゼル特殊自動車の一層の排ガス低減、ガソリンエンジン搭載の特殊自動車に対する規制などを盛り込んだ「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」の第6次答申・追加案をまとめた。今年10月から実施されるトラクターなどディーゼル特殊自動車に対する規制を平成18年から20年にかけてさらに強化するとともに、ガソリン・LPG特殊自動車についても、19年末までに規制を導入するという内容。

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  タイショーではレザーコンテナ8型式発売
 穀類搬送機にメッシュターポリンを採用したFAシリーズ4型式、FBシリーズ4型式を追加した。いずれの型式も、出入り口の高低、搬送容量など作業条件に合わせて高さを、上段1350@(1600a)、中段1250@(1400a)、下段1150@(1200a)の3段階から選べるスライド方式となっている。フレキシブルホースにより、最大180度の広角度排出を実現した。メッシュターポリンを採用したことにより、通気性、耐久性が向上するとともに、一目で籾の量がわかり、投入・排出作業を安心して行える。

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  筑水キャニコムが「めざせ!お客様サポーター」活動
 顧客満足を商品開発の方法、販売の方法など根幹部分から見直し、「私たちは熱い希望と夢と願いを込めて、高性能でより安全な商品をお客様と実現します!」を目標に、CS本部を設け顧客満足の向上に取り組んでいるもの。その1例として、製品の安全に最優先に取り組み、昨年発売した小型特殊自動車「ライガーJ150、151」に低速車マークを装備をした。さらに、「壊れても安全」というテーマに基づき、より高次元の製品の安全性を追求、小型特殊自動車に油圧ブレーキシステムを採用し、万が一油圧システムに不具合が発生してもブレーキが作動するよう二重の安全対策を設けている。

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  ササキコーポレーションが袋タイプの籾搬送機発売
 グレンキャリー・ジャストは、新機構のエレベーターフレームにより1200@の高さで1600aの積載が可能。本機の全高を変えることなく積載量が増すと自動的にエレベーターフレームが下降し、重心を低くする。また、籾を排出し積載量が少なくなると、エレベーターフレームが自動的に上昇し袋を引き上げる“絞り効果”でスムーズな排出が可能となる。排出時には、さらに残量を最小限に抑えるオートスムーザによりダブルの絞り効果で効率的な排出と残量低減を実現している。

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  熊谷農機では木酢蒸留機を開発
 粗木酢液を、同機に通すことにより精製した木酢液に仕上げることができる。蒸留タンクと冷却タンクと一体型にしたコンパクト設計で、一度に15aの粗木酢液を精製。冷却タンクを水冷方式にし、効率よく冷却。蒸留タンク・冷却タンクともステンレスを採用し耐久性を高めている。同機で精製した木酢液は、商品として販売が可能だ。

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