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農業機械関連ニュース

平成15年5月





  米国EPAがディーゼルの排ガス規制を強化
  米国環境保護局(EPA)は農業用車両、建設機械などに搭載されている産業用ディーゼルエンジンから排出されるPMや窒素酸化物を現行の90%以下にする規制強化策を提案、2008年以降販売されるものが対象となる。2007年に行うハイウェイトラック、スクールバスなどを対象とした規制に連動するもの。

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  マメトラ農機では炭焼き機「無煙カマド」発表
  農炭カマドの新製品で、農炭カマドから煙を出さずに炭焼きができるようにとの要請を受け開発した。炭焼き時に煙突から出る煙を冷却水装置に通し、不燃焼の分はパイプでカマドに戻し完全燃焼させる。また、煙を冷却装置に通すことにより、竹・木酢液がこれまでの3倍とれるようになった。その他、「省エネ・二重カマド」の採用により、燃料となる油を使用せず粗朶木を用い、歩留まりも高い、などの特徴を持つ。

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  アグリテクノ矢崎で土壌消毒機DITシリーズ発売
  D−Dやクロルピクリンの注入に最適なシンプルで軽量コンパクト機。平マルチ当時作業で効率の良い土壌消毒ができる。テフロンダイヤフラムの採用により耐久性が向上。注入ノズルは液漏れ防止に効果的なチェックバルブを装備した。また、パルス式コントローラーで安定した回転制御ができる。4条マルチ同時土壌消毒のDIT−4、同5条のDIT−5、6条用のDIT−6がある。

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  本田技研の社長に福井威夫氏
  4月の取締役会で内定、6月下旬に開催する定時株主総会後の取締役会で正式に就任する。新社長に就任する福井氏は昭和19年11月28日生まれ、東京都出身、早稲田大学卒業後、昭和44年に同社に入社。ホンダ・レーシングの社長やホンダオブアメリカマニュファクチャリング・インコーポレーテッド副社長、本田技術研究所社長などを歴任し、11年6月から専務。

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  山本製作所が米の無洗化処理装置を発売
  経営規模に合わせて、ER−250、同600、同1500の中から選択できる。安全・安心・おいしいを基本コンセプトとし、きれいでおいしい無洗米に仕上げることができる。見やすいカラー表示のタッチパネル操作盤により自動運転ができ、縦型洗米部の採用により設置スペースが少なくてすむ。その他、
  1. 独自の縦型クロス洗米方式で、米は下から上へ、洗米水は上から下へ交差させ、瞬間洗米で米にやさしく、うまみ成分を残し糠だけを取り除いているのでおいしい無洗米に仕上がる
  2. 常に新鮮水で仕上げ洗いをするので、濁度の低い無洗米に仕上がり、冷えても黄ばむことなく濁度でのトラブルがない
――などの特徴を持つ。

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  ヤンマー農機で国産最大級の汎用コンバイン発売
  総排気量3455cc、最大出力145PSのGC1450。低振動・低騒音・低燃費を実現した次世代エンジンを搭載し、揚穀方式は作物に優しいバケットコンベアを採用、傷つきやすい大豆も大量に搬送できる。選別にはマイコンで制御する自動選別制御を搭載し、ワラの流量はもちろん、選別板上の麦・籾・大豆の量を籾量センサーで検出、ロスが少なく高い選別性能を発揮する。騒音や粉塵からオペレーターを守るキャビンを装着、曲面ガラスの採用で前面の視界性に優れ、エアコンを標準装備で長時間作業も快適。2500aの大容量グレンタンクを搭載している。

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  ササキコーポレーションはロータリーカルチを新発売
  ゴボウの栽培に最適なロータリカルチワイドRT200Wで、条間60〜190cmに対応する2連式を採用、中耕・除草・培土などの管理作業を1台でできる。2種類の延長爪軸も標準装備しているため、33cm、52cmの耕幅が調整できる。レバーでワンタッチ切り替えが可能な正逆転ロータリを採用しているほか、各ロータリユニットは独立懸架方式のため、圃場の高低に追従、高精度でスピーディーに作業をこなす。耕うんカバーは角度調整ができ、作業目的に合わせ土の飛散幅を調整できる。

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  日立建機ティエラの新社長に米谷榮二氏
  3月25日開催の臨時株主総会並びに取締役会で選出され、就任した。米谷氏は昭和17年9月30日生まれ。41年4月日立製作所に入社し、土浦工場中型ショベル設計部長、取締役・土浦事業本部中型建機事業部長、常務取締役販売サービス事業本部長などを歴任、13年に取締役常務執行委員、14年にはS&S統括本部国内事業本部長に就いていた。  また、取締役・販売事業部長には追田和彦氏が就任した。

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  近畿中四国農研センターが再生紙マルチ直播のマニュアル
  再生紙マルチ水稲直播は、除草剤を用いずにさいばいできる再生紙紙マルチの利点を取り入れ、さらに紙マルチに不織布に封入した水稲種子を貼り付け、これを敷設するだけで、育苗、移植が省けるという、直播に紙マルチを応用した技術。大型機械が必要なく、小区画水田に向いている。同マニュアルでは、栽培のポイント、敷設作業の手順、肥培管理などをまとめている。

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  食品安全基本法が成立
  基本法は「国民の健康の保護が最も重要である」といった基本理念をうたい、消費者に軸足を置いた食品安全行政を実現しようとするもの。
  1. 目的
  2. 基本理念
  3. 関係者の責務・役割
  4. 施策の策定に係る基本的な方針D措置の実施に関する基本的事項E食品安全委員会の設置
――で構成されている。これに基づき、内閣府に「食品安全委員会」が置かれる。

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  サタケ技術振興財団が8大学に助成
  同財団では高度な技術開発を振興し創造性豊かな人材を抑制することを目的に、毎年大学研究者、留学生に対して助成金・奨学金を支給している。15年度は広島県内の大学を中心に8大学15名の大学関係者並びに3名の留学生に助成を行った。

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  丸山製作所は乗用管理機、背負動散、高圧洗浄機など発売
  乗用管理機「BSA−535Jシリーズ」は5型式あり、いずれも水冷4サイクルガソリンエンジンを搭載、力強い作業性能を発揮する。走行速度は前後進ともに9段変速できめ細かな速度が選択できる。水田の走行性能の向上を図るため、前輪55%、後輪45%の理想的な重量バランスを実現。薬液タンクの搭載位置を機体中央部にすることで、満水状態から空になるまで前後バランスが変わらない。背負動散「MDJ81G−30」は、1キロ剤から肥料、粉剤まで確実な散布が行えるWシャッターを採用。また、リコイルの引き力が従来機の3分の1と軽いニュースタート方式を採用している。

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  スター農機では大型マニュアスプレッダなどを発売
  低接地圧広幅大径タイヤを装備した最大積載量6.7mのTMS6700など3型式で、主な特徴は、
  1. これまでに比較して積載容量をアップしてシリーズを一新。多頭化により増え続ける堆肥の処理や、畑作における有機質の大量施用にも余裕で対応可能。容量アップで散布作業の効率もアップ
  2. アオリの地上高もさらに低くなり、荷箱も長くなったのでホイルローダのバケットでも積みやすい
――など。  バキュームカーは大排気量ポンプを搭載、タンク容量は3800〜1万1000a。スラリースプレッダは同1万3000aと1万6000aの2型式で、効率の良い運搬作業が可能。ステアリング装備で小回りが効き、旋回時の圃場の損傷も少なくてすむ。

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  有光工業が新しい高圧洗浄機を発売
  JASシリーズにパワーアップタイプの03ETを追加。同機は水量毎分13a、最大圧力4.9MPaのパワフルな洗浄ができるほか、幅広い防除でも活躍する。主な特徴は、
  1. 軽量コンパクトで車輪付き、いつでもどこでも手軽に洗浄できる
  2. 小さくてもハイパワー
  3. 作物の防除、除草剤散布など手軽な動噴としても利用できる防除兼用型
  4. 30mのホースリールをオプションで取り付けられる
――など。

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  コマツでは堆肥切り返し用コンポターン発売
  型式RT3000で、自走式のため高い機動性があり、大きな処理能力によって良質な堆肥の生産を簡単スピーディーに低コストで実現する。強靭な特殊ブレードのついた幅3mの大口径オーガーブレードが高速回転し、堆肥原料を破砕・ミキシングしながら中央にかき寄せ、中央のパドルで後方に跳ね飛ばす。これにより堆肥原料が均質に混合されるとともに、通気性のよい山形のコンポストパイルが形成され、最適な発酵環境が得られる。

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