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農業機械関連ニュース

平成15年4月





  田植え同時除草剤散布機に新型
  田植機に装着し田植えと同時に除草剤を散布できるもので、全農がメーカーと協力して開発した。今年からその新型「こまきちゃん」が発売されている。主な特徴は、本体質量が5.4?と軽く機体のバランスを崩さない、均一散布で除草効果が安定している、など。初期剤のベクサー1キロ粒剤、初期一発剤のイノーバ1キロ粒剤などを散布できる。

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  有光工業が常温煙霧ミニスプレー発売
  常温煙霧技術を利用し、消臭剤、除菌剤などを広範囲に拡散、快適な空間をつくる。対象は、医療施設や老人福祉施設、食品工場、レストランなど。高性能のコンプレッサーを内蔵、その圧縮空気を渦状に音速で膨張させることにより超微細な粒子を発生、これをソフトな空気の流れで部屋の隅々までムラなく拡散する。

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  太陽の野菜袋詰め機が地場産業大賞を受賞
  VF700が応募18件の中から第17回高知県地場産業大賞に選ばれた。同機はホウレンソウなど軟弱野菜の袋詰め作業の省力化を図ったもので、シリーズの第3弾に当たり、袋取りとその開口作業に新方式の「ツインシンクロアーム方式」を採用、1時間当たり最高720袋のパックを実現した。

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  全農機商連が今年上半期販売やや減の調査結果示す
  傘下会員122社の回答によるもの。15年上期の販売予測は、前年より「増加」が9%、「変わらない」44%、「減少」47%。前年を100とする総売上高比率の平均は95.9%となった。機種別で増加比率の高いのは乗用型田植機の27%、30馬力以上トラクターの20%など。経営上の問題点としては、第1位に「売り上げ不振」があげられ52%を占めた。

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  石川島芝浦機械で刈払機2機種を発表
  BS23DUとBS23DGSで、「スナップスタート」を搭載し、非常に軽い引き力で始動できる。スナップスタートは、排気デコンプ溝により始動時の圧縮を低減、運転時には吹き抜けを低減し、軽さはトップクラス。また、低飛火開始回転CDIを採用し、ゆっくり引いてもよく、楽に始動できる。DUはオフセットハンドルを採用、刈幅が30%アップ、DGSは2グリップ&ループハンドルでどちらでも使える。

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  熊谷農機は水田水管理の抑制板発売
  排水側は「おとめさん」、用水側は「まもるくん」。「おとめさん」は浅水管理時には深く差し込み、深水管理時には浅目に差し込むことで水田の水位を簡単に調整できる。「まもるくん」は用水時に苗の流亡を防ぐ流水抑制板。同器を水口付近に差し込むことで、用水路から水を水田に引き込む際に起きやすい水口付近の苗が倒れることを防止する。

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  サタケでは穀粒判別器を発売
  穀粒判別器は、米の検査時に同器を用いることで、正常・胴割・その他の3分類に判別、検査を補助する。2月4日から発売されたRGQI−10Aは、検査現場のみならず、大手精米卸を中心に、@判別性能の良さA小型軽量で設置・移動が容易――などのメリットから引き合いが寄せられている。兵庫県の精米卸「神明」では本社分析室や各精米工場などに「納入玄米の分析が素早くでき、その性状を考慮した最適な加工ができる」と一挙に6台を導入した。

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  筑水キャニコムで新型乗用草刈機発売
  「草刈機まさお」シリーズのCM220(1000MASAO)」で、プロテクターをオプションとして設定したほか、刈刃動力伝達機構にシャフトドライブを採用し、耐久性、作業性を高めている。右足だけで前・後進の切替やスピード調節ができ、足を離せばブレーキがかかるHSTペダルを採用。刈幅は1m、刈高さは0〜75mmまで5段階の調整が可能。刈刃には好評の「一刀斉」、刈刃カバーには高張力鋼板・スウェーデン鋼を採用している。

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  ニッカリがモノレールのエンジン水平保持機構を開発
  これまでモノレールの牽引車はレールの傾斜に伴いエンジンも傾いていたが、これを解消した。レール・ポイントなどの工事も省ける。@規定のエンジンオイル量で安定した潤滑ができるA燃料タンクに規定量を入れることができ、燃料を使い切れるBキャブレターの油面が安定し、燃焼効率が一定となり、燃料消費が経済的C傾斜を選ばず山越え・谷越えができる、などの特徴を有する。なお、この開発は、林野庁の補助事業として林業機械化協会と協力し行われた。

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  農機学会会長に笹尾彰氏
  4月2〜4日、埼玉県さいたま市の生研機構で開催された農機学会年次大会の総会で承認された。笹尾氏は東京農工大学農学部長。また、同大会では260に及ぶ研究成果が発表されたほか、農機学会賞の表彰式も行われ、森技術賞には高精度水稲湛水直播用機械と強制デフ式操舵システムが選ばれ、開発に携わったメーカー関係者が表彰を受けた。

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  農林水産大臣に亀井善之氏
  大島大臣の辞任を受けて4月1日、就任した。亀井氏は衆議院議員・神奈川13区選出、山崎派。就任に当たり、構造改革と食の安全・安心対策への取り組みに意欲をみせた。

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  金子農機では種子用の遠赤乾燥機発売
  同社の遠赤外線乾燥機「レボリューションエイト」に種子専用のRDSタイプ3機種を追加したもの。種子も遠赤でとの要望に応えたもので、従来機の0.5%をはるかに上回る毎時乾減率0.7〜0.9%を実現した。コシヒカリの発芽率で95%以上との成績をあげている。主な特徴は、@レボリューションエイトの全粒照射方式が種子1粒ずつに遠赤外線を照射、均一にムラなく乾燥し高品質に仕上げるA内部は横がけ8層式なので流動性が良く、高水分種子も効率よく効果的に乾燥するB音が静か――など。

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  アグリテクノ矢崎が大豆播種同時薬剤散布機を発売
  型式TDR−Nで、接地輪駆動を採用し、同社の施肥播種機SFR、TFR、RX型に取り付けて使用する。ホッパーがワンタッチ着脱でき、残った薬剤の取り出しが簡単。ダイヤル式開度調節機構により、繰り出し量の調節も容易。散布できる薬剤は、ダイアジノン粒剤5、ダイシストン粒剤などで、散布量は10a当たり2〜9?。施肥播種機とのセットで効率的な作業ができる。

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  田中産業は農薬の安全使用推進運動を展開
  4月から7月末まで第11回農薬安全使用推進運動を展開する。防除に最適な衣料「ゴアテックス・ワークスーツWK4」を購入した農家へ、「超快適愛情セット」を進呈するキャンペーンを同時に実施。防除時の農薬からの被曝防止を訴える。ゴアテックス・ワークスーツWK4は、昨年11月発売の新型で、雨や水を通さず、汗の水蒸気は素早く放出するというゴアテックスの特徴を活かした衣料。なお、超快適愛情セットには、@オリジナルTシャツAゴア特製グローブB防除マスクCオリジナルベストDウエストポーチが入っている。

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  農業技術研修館が15年度研修計画を発表
  農作業安全研修の強化を図るとともに、トラクター点検整備のカリキュラムを変更、11日間のコースとすることで、これを受講すれば基本的な整備ができるようにする。農作業安全研修には、「農作業安全実践技術と指導法研修」(2コース)と「農作業安全指導者養成」の3コースを用意。内容面では海外における安全指導技術の講義と救急法の実技を盛り込んだ。県や農業団体の職員のほか、農業機械士も研修を受講することができる。

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  川辺農研産業では条間心土破砕カルチベータ仕様機を開発
  カワベ・スーパーソイラー「条間心土破砕カルチベータ仕様機は、生育期間に栽培条間の心土破砕作業と中耕培土作業を1工程で行え、特に、大豆の品質・収量向上に顕著な効果をもたらす。同社と鋤柄農機で共同開発したもので、低馬力のトラクターで使用でき、心土破砕効果が大きいバイブロ式のSVシリーズと廉価版で簡単にトラクターに装着できるSNシリーズとがある。転作大豆などで透水性が向上するため湿害防止に効果があり、着莢数が増加する。

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