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農業機械関連ニュース

平成15年3月





  共立の新社長に北爪氏
  2月27日開催の同社定時株主総会、取締役会で就任した。新社長の北爪靖彦氏は、昭和19年4月25日生まれの58歳。主に生産技術畑を歩み、昨年12月に開発本部副本部長に就任していた。12年2月より取締役。
 前社長の谷澤康彦氏は代表取締役会長、経営戦略会議議長に就任した。

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  クボタ新社長に幡掛氏
  4月1日付で就任。幡掛大輔氏は昭和16年6月29日生まれ、61歳。福岡県出身、昭和39年横浜市立大学商学部卒業、同年久保田鉄工(現クボタ)入社。主に管理企画部門を歩んできた。13年から常務取締役。
 岡本修会長と土橋芳邦社長は相談役に就いた。

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  熊谷農機が新型炭焼機を発売
  これまで以上に使いやすさを追求した温度自動監視型の「NSY−1580」。超高温断熱材で炉内を確実に保温するため炭材を燃料にしない。排煙口の開閉弁も細かく調整でき、温度自動監視装置はデジタル表示で微妙な温度管理ができる。焚き付けや追い焚きも灯油バーナーで行うため途切れや着火ミスがない。木酢液の回収もできる。

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  三菱農機はトラクターGOZシリーズ3機種発表
  GOZシリーズは、GOZ26、28、30の3機種で、低速回転でも高トルクを発揮し、環境に配慮したクリーン排気の新開発「三菱Zチャージエンジン」を搭載した。また、夜間の旋回時などに便利な「コーナーライト」を装備し、幅広い照明範囲で夜間の作業の安全を確保する。その他、
  1. 全油圧式パワーステアリングを採用。旋回時にハンドルを切ると自動的に後輪にブレーキがかかるオートブレーキターンとダイヤクイックターンとの組み合わせで素早い枕地旋回
  2. マイコンでロータリーを自動的に水平制御できる「JAC」、ロータリ昇降動作に便利なクイックアップ機能を標準装備―
などの特徴を持つ。

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  大島農機では自動選別計量機「はかりん坊」発表
  同社の籾すり機「ぶんぶん丸」とのマッチングを図り、操作系やフォルム・カラーリングなどを一新、籾すり機の処理能力に合わせてSK40、30、20、15型を用意した。選別部の主な特徴は、@特殊選別翼を多段設置した縦型マルチピラー型選別部を採用し、1粒ずつ丁寧に選別A穀物を上方から下方へ流し入れる自然流下方式のため穀物に無理がかからない―など。計量部の主な特徴は、
  1. 信頼のロードセル検出と電子制御による2段階シャッターを採用
  2. 計量精度はプラスマイナス10g
―など。

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  ササキコーポレーションで新型ブロードキャスター発売
  安価で使いやすい電動リモコンシャッターを標準装備した「ブロードキャスター6Rシリーズ」で、トラクターに乗ったままダイヤル方式でシャッター開度を20段階に調整できる。また、1度設定した開度でのシャッター開閉はスイッチを押すだけでよい。更に、全開ランプ・開度確認ランプ付きで安心して作業ができる。シリーズには、フリッカータイプのBF型と、スピンナータイプのBD型、有機散布タイプのMD型とがある。

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  全農機商連会長に田中直行氏
  2月25日開催の第47回通常総会で選任した。田中氏は山口県農機商組理事長で山口クボタ社長。昭和11年7月7日生まれ、64歳。

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  サタケが小型無洗米装置2機種を本格発売
  熱付着材(タピオカ)を使ったNTWP方式の無洗米装置で処理能力毎時500?の「テイスティホワイトミニ」、加水精米仕上方式(SJR方式)で毎時250?「スーパージフミニ」の2機種で、いずれも中小米穀卸、小売店などから要望が寄せられていた小型モデル。消費者ニーズの高い無洗米を自社ブランドで加工できるようになる。また、従来の大型精米工場でも、これを導入することで多品種小ロット生産に対応できる。

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  カキタで小型の飼料稲収穫機完成
  WB610は中山間地等の小区画圃場にマッチし、飼料稲を収穫しながら細かく切断しロール状に成形する。
  1. 2条刈り自脱型乗用コンバインの刈取部・走行部・操作部を利用しており、耕種農家にも操作が容易
  2. 飼料稲を刈り取り後、ロールベーラ側のカッティングドラムにより20cm前後に細断して梱包するため、梱包密度が向上しサイレージの気密性を高める
  3. 長稈の飼料稲はロールベーラ幅73cmの間口で狭められるため、穂先・株元の混合が高められる
――などの特徴を持つ。

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  大竹製作所は新機構採用の籾すり精米機を発売
  PM750、1900で、同機は、精米部が簡単に外れるワンタッチ脱着、精白室内にお米が残らない残米除去装置などを装備。脱ぷ率99%以上のインペラ脱ぷ方式で、少量の籾もきれいに仕上げる。また、しいな、未熟米を選別する新選別装置で、選別器が大きく安定しており、選別状態を前面から確認できる。籾の状態に合った供給量と風力調整ができ、掃除も楽。籾すり・精米同調運転で効率の良い安定した運転ができる。単独運転も可能。

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  川辺農研産業が振動転圧ローラーを発売
  トラクター用のSV1−Tと2−T。心土層や耕盤の破砕用として好評のバイブロ・スーパー・ソイラーと同じ起振体を用い、振動させながら転圧を行うため、非振動式よりも2〜9倍の転圧力を持ち、麦踏み作業を始め、農道や庭の締め固め、グラウンドや公園の整備用としても利用できる。また、地中に土壌消毒剤を注入後、消毒剤の蒸散を防ぐマルチフィルムの代わりに行う土壌の転圧にも用いることができる。

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  本田技研工業では小型耕うん機「サ・ラ・ダ」発売
  同機はバーチカルエンジンを車体中央に、作業部分(ロータリ)を前方に配置することで低重心・軽量・コンパクト・左右対称バランスを実現、初心者でも安心して使える。ロータリはホンダ独自の同軸同時正逆転ロータリ「ARS」を採用し、優れた直進安定性を実現している。また、
  1. デフロック解除により回転半径が小さく楽な旋回ができる
  2. ワンタッチフロント車輪を下げるとロータリが地面から離れ楽に移動できる
  3. 耕幅と車輪幅を2段階に調整可能、畝間での中耕作業が簡単
  4. 新開発のループハンドルで作業姿勢の変化にも対応
―などの特徴がある。

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  筑水キャニコムは小型特殊ライガーに新機種
  追加新発売したのは、ライガー・WON WON WON(ワンワンワン)J150と151。150には暖房装置、151には冷・暖房装置を装備、快適性を向上するとともに、最大出力16.5馬力のハイパワー水冷二気筒エンジンを搭載した。また、四輪すべてに油圧内拡式ブレーキを装備し、軽い操作力で確実な制動能力が得られる。前輪にはリーフスプリング式サスペンションを装備し凹凸路での乗り心地が向上した。

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  静岡製機が遠赤乾燥機など新製品発表
  中型クラスの遠赤外線乾燥機「PCE−Mシリーズ」、穀物自動乾燥調製装置「グレインプロセッサX・GP−SS300」、玄米低温貯蔵庫「菜庫Jrシリーズ」、無洗米処理装置「SYシリーズ」などを発表した。このうち、遠赤外線乾燥機は同社オリジナルの二重管方式を採用した新放射体により、よりお米のおいしさ、品質を重視した乾燥ができる。新型ガンバーナーで、バーナー騒音を軽減、さらに遠心送風機などの採用により約40%の静音化を実現した。

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  MSK農業機械で新型トラクターを発表
  同社関東支店で開催した展示会の席上、発表したもので、ブラジル工場で生産された「MF281−4」と「MF292−4」。実用的で耐久性があり、維持費が安いという農家の要望に応えた。主な特徴は、
  1. ベーシックで実用本位の仕様
  2. 使いやすい伝統あるMFシステム採用
  3. 安心のアフタサービス
―など。

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