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農業機械関連ニュース

平成15年1月





  井関農機ではコンバイン「ジャパン」など15年度新商品発表
  コンバイン・ジャパンは最高出力95馬力で、余裕の作業を実現した。脱穀部はワラの層を薄くして扱ぎやすくするため、脱穀フィードチェンのスピードをアップ、揺動棚幅を100mm拡大し、毎秒1.6mの刈取り速度に対応した高精度な作業を実現している。
 かんしょ移植機・ナウエルナナは、栽培体系に合わせ、舟底植えと斜め植えの選択ができ、慣行の育苗方法を変えることなく高能率な移植作業ができる。また、乾燥機・ドライボーイGCシリーズは快適な作業環境の重視などを図り、遠赤外線仕様を中型から大型まで8型式に用意している。
 また、同社は15年度ヰセキ全国表彰大会を実施。ヰセキ100万軒ふれ愛キャンペーンなどの施策が示された。

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  丸山製作所は新スタート方式の背負動散など発売
   引き力を従来より3分の1に軽減した新エンジンスタート方式「マジかるスタート」を搭載し、高効率・低騒音のFRPファン、軽量ハイパワーエンジンで軽量化を図った動散。また、1キロ剤から肥料まで対応できるWシャッター機構を採用し、ダブルリップ弁により排出量をコントロール、高精度な散布ができる。
 また、マジかるスタート搭載の背負刈払機「背引シリーズ」、4サイクルエンジンを搭載しコンパクト化と低騒音を実現した刈払機MB250HUなども新発売した。

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  全農が農機価格据え置きで合意
  JA全農は、15年の農業機械価格について、現行価格で据え置くことでメーカーと合意した。合わせて、総合農機メーカーにヘルプ農機の開発を引き続き要請した。

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  本田技研の汎用エンジン生産が5000万台達成
  昨年12月19日に汎用エンジンの累計生産台数が5000万台を突破した。同社では1953年にH型汎用エンジンを生産・販売して以来、85年に1000万台、92年に2000万台、97年に3000万台、2000年に4000万台を達成してきた。
 また、同社ではこれまでモニター販売してきた一般家庭用コージェネレーションユニットを、住宅メーカー向けに発売する。

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  熊谷農機がクローラトラクター向け新型ランドダンプを発売
  ランドダンプはワンタッチでトラクターのヒッチに装着でき、除雪や土の移動・運搬などに利用できる。対象となるトラクターはアグリカクローラAC―18シリーズで、同機を装着することで活用の幅が広がる。ダンプ本体の入り口が広く、奥が狭いテーパー状の設計になっており、雪や土が固まることなくスムーズな排出ができるようになっている。

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  スター農機の社長に大家文雄氏
  12月25日開催の株主総会・取締役会で選任。前社長の西谷勲夫氏は取締役会長に就任した。
 大家氏は昭和16年9月26日神奈川県横浜市生まれ、東京大学経済学部卒。昭和39年石川島播磨重工業入社。材料購買部長、資材部長などを歴任し、平成10年から関係会社部長を務めていた。

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  有光工業では80周年キャンペーン
  今年創業80周年を迎えることから、記念謝恩セール「おかげさまでA80th」を実施する。3月31日までに同社の製品を購入した人に抽選で電動自転車などの景品を総勢1200名にプレゼントする。また80周年記念の新製品として、自走式小型防除機、小型乗用スピードスプレヤー、無人走行式防除ロボット、車輪付きセット動噴シリーズなどを順次発売していく予定。

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  バイオマス・ニッポン総合戦略を策定
  地球温暖化防止、循環型社会の形成に向け、廃棄物系、未利用資源、資源作物などの利活用を促している。農林水産省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、環境省が共同で策定したもの。2010年目途の目標として、技術的には変換効率の向上、高付加価値製品の作出をあげ、バイオマスを一定量以上利活用する市町村の500程度の構築、炭素量換算で廃棄物系バイオマスの80%、未利用バイオマスの25%以上の利活用を示した。

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  富士ロビンが環境ISOを取得
  環境マネジメントシステムの国際規格ISO140001の認証を昨年11月、本社、工場、営業を含む全社で取得した。これに伴い、18年度までの計画事項として
  1. ゼロエミッションの達成
  2. 発生物総量原単位(製造高当たりの発生物総量)の対13年度3%以上の減少
  3. エネルギー原単位の対13年度5%以上の減少
  4. CO2排出量を13年度と同等レベル以下とする
──をあげ、活動を開始した。

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  鋤柄農機では稲・麦用不耕起V溝直播機新発売
  愛知県農総試と共同開発したもので、播種する部分をソロバン玉状の作溝輪で土を押し込むようにV字型に形成し、そこに施肥、播種していく不耕起乾田直播機。このため鳥害の心配もない。愛知県特有の強粘質の水田土壌に対応した。広幅タイヤ接地輪で播種・施肥部を駆動し、V溝に播種ホースで種子と肥料を案内し混合されたものを播いていく。施肥・播種部は、旋回時には駆動が自動停止する。また、覆土は分銅付きのチェーンで軽く行う。

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  農機整備施設は5671ヵ所
  農林水産省・生産資材課のまとめによるもので、14年3月末現在のもの。40PS以上のトラクターなどを整備できる大型施設は1484ヵ所、40PS未満の乗用型トラクターなどを整備できる中型施設は2860ヵ所、歩行型農業機械の整備を主とする小型施設は1327ヵ所となっている。

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  ヤンマー農機は15年度全国大会開き新商品発表
  大会ではスローガンに「美しき世界は感謝の心から〜熱闘・感動・感謝」を掲げ、新商品としてヤンマーのコア技術、
  1. エコディーゼルエンジン
  2. 丸ハンドルFDS
  3. ペダル変速C軽量化技術
―を活かした15機種43型式を発表した。
 席上あいさつした堀江社長は、昨年の業績が99%となったこと、創業90周年の節目にヤンマーグループの各事業を再編、生産の集中強化に取り組むとした。また、開発の新体制を説明した小林開発本部長は新型直噴エコディーゼルエンジン、あざやかロータ・新快速二重胴など、第二世代のコア技術が生まれていることを紹介した。

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  クボタでは熱血商品群揃え機械特約店会議
  56回全国クボタ機械特約店会議が開催され「熱血行動を“成果”で示そう」などのスローガンが掲げられた。2日目に開かれた製品展示では150点に及ぶ新製品・注目商品を展示。
  1. 強力な熱血商品群を示し、クボタグループの力の結集を訴える
  2. 市場ニーズにマッチした新技術、独自技術の展示説明により、クボタの先進性をアピールする
  3. 「全国30万人熱血試乗キャンペーン」とマッチした展示
──をコンセプトに、開発・販売の一体感がアピールされた。「業界トップレベルの性能と低価格」をうたう熱血商品は今回、87点が展示され、注目された。

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  ササキコーポレーションがリバース畦塗機「カドヌール」シリーズ
  今回発表したのは、20〜34PS適応のWR302シリーズ。前回発表したWR307シリーズ同様、前進作業による四隅の塗り残し部分も畦塗り可能なリバース方式を採用している。畦塗機を、駆動伝達軸を中心に180度回転させることで、前進、後進作業が可能となった。反転操作は電動リモコン方式もラインアップ、反転後の畦高さ調整も電動リモコン方式でトラクターに乗ったまま簡単に操作できる。

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