現在当社は、水田が35ha、畑作15ha、それに請負い耕作として20ha、そして冬は農業土木をやっています。当市は野菜作りを基幹としていますので、JAの取り組みも野菜中心です。米について、販売を意識した独自の対応はなされていませんでした。このような状況の中で、経営面積、作業受託面積の拡大を図りながら、同時に販売することを通し、活路を見出そうとしてきました。
特別栽培米制度を利用した米の販売、米小売業の資格の取得と食堂への販売開始、有限会社設立、大卒新規就農者の採用、建設業許可取得と暗渠工事への参入、地元作り酒屋メーカーとの酒米の契約栽培開始、低温倉庫の導入による米の第1種出荷業資格の取得と集荷業の拡大、機械化除草による無農薬・無化学肥料栽培の実施と有機農産物の認定資格、地元の農業者との組織化と、産地としての米の食味向上への取り組みといった事業展開を図ってきました。 |