topにモドル 
農業機械関連ニュース

平成21年9月10日発行

space

space

 IHIスターが細断型ベーララッパの新型を発売
LINE
 従来機をモデルチェンジした「TSW2010」で、ラジコンを装備し、全自動作業が可能。スチールロールを採用しており高密度のベールができる。主な特徴は
  1. 従来の戻しコンベアに加えて、機体腹部に回収コンベアを装備。細断されたデントコーン、ソルガムはもちろんのこと、細断された牧草でも、形の良い高密度の梱包・ラッピングができる。発酵TMRの梱包・ラッピングも可能。
  2. 油圧タンデムポンプに加えて、油圧シングルポンプを搭載。大容量オイルタンクを採用し、外気温や使用頻度によってオイルの量をユーザーが変えることができるようになり、冷却ファンも標準装備。
  3. 成形室には、耐久性・静音性が非常に優れたスチールローラ方式を採用。下方のローラにはベルトを渡しているので、細断物のロスが少ない。
---など。

上に戻る
space

 発明協会の全国発明表彰で、齋藤、佐竹氏に奨励功労賞
LINE
 21年度全国発明表彰では、発明奨励功労賞に、佐竹利子氏(サタケ代表)、齋藤成徳氏(齋藤農機製作所代表取締役社長)が選ばれ表彰されたほか、経済産業大臣発明賞に「シニアモビリティの意匠」で、ホンダモンパルML200を開発した本多技術研究所汎用R&Dセンター開発室第1ブロックデザイングループ主任研究員の山岸政彦氏が栄誉に輝き、実施功績賞の本田技研工業代表取締役社長の伊東孝紳氏とともに表彰された。

上に戻る
space

 クボタが新型ミニ耕うん機を発売
LINE
  ミニ耕うん機は「ニューフロント菜ビFTR3500」、管理機の新製品は「ニュー陽菜TR9000」。
 ニューフロント菜ビFTR3500の主な特徴は、
  1. 手軽にしっかり耕うんできるナタ爪採用=内側の爪と外側の爪が逆に回る正逆転ロータリなので、土に食いこみやすく飛び出しも抑える。更に全ての爪に砕土性、反転性に優れたナタ爪を採用しているため、深くしっかり耕せる。
  2. 移動がラクラク「中立手押し」位置を設定=主変速レバーに「中立手押し」位置を設けたことにより収納場所への出し入れ等、女性でも軽い力で楽に移動することができる。
  3. 初心者でも安心、簡単操作を実現=ロータリ部分が車輪の前方にあるフロントロータリタイプなので、ロータリが足元から離れており、初心者でも安心して作業できる。
---など。
 ニュー陽菜TR9000の主な特徴は、
  1. 満足できる充実した作業性=本格的正逆転ロータリ仕様の菜園向け、ナタ爪装着で残耕のないフルカットロータリ仕様の水田向け、中耕・培土など管理作業に適した開閉カバー仕様の畑作向けなど用途別3タイプを採用。
  2. 安心して使える安全機能=主クラッチが「切」の状態でエンジン始動可能なリコイル始動牽制装置を採用。ワンタッチ停止スイッチを手元に配置。
  3. クボタ菜園倶楽部商品としてのニューデザイン=クボタコーポレートブルーを基調とした親しみやすいデザインに一新。
---など。

上に戻る
space

 ヤンマーがバッテリー式ミニ耕うん機を発売
LINE
 家庭用100V電源で充電できるバッテリーとモーターを採用した「QT10e」で、低騒音・環境にも配慮した新タイプのミニ耕うん機。バッテリー式なのでオイル交換など、面倒なメンテナンスも不要。
 また、燃料を使わないので、燃料代がかからず手も汚れない。モーター駆動で作動音が62dBと低いため、住宅地の庭先などでも周りを気にせず快適に作業が行える。満充電で最大30分の作業が行え、耕うんローターの中にモーターを内蔵した低重心設計で、安定した耕うん作業ができる。
 耕うん作業は、電源スイッチを「ON」し、ロックボタンを「押し」て、スイッチレバーを握るのスリーアクションで簡単に行える。

上に戻る
space

 ホンダがハンディなインバータ発電機を新発売
LINE
 ホンダ独自の正弦波インバーター技術を採用したEU26iで、定格出力は2.6kVA。商用電源と同等の高品質な電気供給とともに、インバーターユニットの小型化をはじめ、マグネシウム製のセンターフレームとオール樹脂カバーの採用によりクラストップの軽量コンパクト化を実現。吸排気音を大幅に低減する吸気レゾネーターや雑音抑制効果の高い吸音材の採用に加え、エンジン機械音の遮蔽に効果的なインバーターユニットやマフラーの配置などにより、低騒音化。収納式キャリーハンドルや大型ホイールの採用などにより、移動や方向転換が片手で楽に行えるとともに本体牽引時の最適な重心設定により移動時の安定性を高めている。

上に戻る
space

 サタケが農家用の光選別機を発表
LINE
 広島本社で、農家用小型光選別機「ピカ選」2型式と加圧・マイクロ波加熱技術(特許4件申請)を採用した「パックご飯(レトルト)加工設備」に関する報道関係者発表会を開催したもの。
 席上発表された農家用小型光選別機「ピカ選」は、玄米処理能力が1時間当たり0.2〜1.0tのFGS?1000と同0.4〜2.0tのFGSー2000の2型式。農家用の3〜5インチ籾すり機にマッチする選別・処理能力を持つ。このクラスでは初めてフルカラーのCCDカメラを採用し、横方向0.14mm、縦方向0.3mmの大きさを識別、モノクロカメラではできなかった透明ガラス、透明樹脂、白い石、玄米に混入した籾の選別を可能にしている。運転操作は、原料選択(玄米、もち玄米、白米、もち白米)、選別対象と選別度合いの選択、そして運転の3ステップと簡単で、誤操作を防ぐために「運転」ボタンは3秒間程度の長押しとした。選別精度を確保するために自動流量調整機能もついている。開閉式光学部、はずせる選別ホッパーにより機械内部のメンテナンスが簡単にできる。

上に戻る
space

 タカキタが汎用型飼料収穫機を新発売
LINE
 緊プロ事業で生研センターと共同開発したもの。先端アタッチメントを交換することで、1台でトウモロコシ、飼料イネ、予乾牧草など各飼料作物の収穫に対応できる。型式はSMR1000。クローラを装着した自走式の車体に、細断型ロールベーラのベール成形室を装備し、さらに収穫部に細断装置を備えており、高密度なベールができる。
 先端アタッチは、
  1. コーン、ソルガムなど長大作物に適応したロークロップアタッチ
  2. 稲ホールクロップサイレージ用のリールヘッダアタッチ
  3. 予乾した牧草の収穫に適応したピックアップアタッチ
がある。
 収穫物は、本体に装備されたシリンダカッターでアップカット方式によって省力的に細断され、後方にある1立方mのホッパーに投入される。ホッパーから収穫物をベール成形室に送り込み、一定の圧力に達すると自動的にネットが繰り出され、直径100cm、幅85cmのベールに高密度で梱包される。収穫ロスがなく、ノンストップで作業できる。

上に戻る
space

 やまびこの10月以降の新体制を発表
LINE
 やまびこは、子会社の共立および新ダイワ工業を10月1日に吸収合併するが、それによる10月1日以降の組織変更、それに伴う役員体制、部長職人事、子会社の商号変更などを発表した。従来の地域販売会社の名称は、北海道共立エコーがやまびこ北海道となるなど、「やまびこ」を冠したものに変更・統一される。新役員では、代表取締役会長兼執行役員に浅本泰氏、代表取締役社長兼執行役員に北爪靖彦氏が就く。

上に戻る
space

 山本製作所が大型色彩選別機「カラレックス」2機種発売
LINE
 大豆・玄米に対応した汎用大型タイプ「CLXー1500DM」(最大処理能力=毎時1.5t大豆)と「同ー2000DM」(同=毎時2t同)。ロールフィーダ方式(振動フィーダと整列ローラ)により、被害粒や着色異物を高精度に検出、エアエジェクタ方式により効率的に選別する。選別部分をユニットで構成。CLXー1500DMは3ユニット、同ー2000DMは4ユニットのため、ユニットを並列、直列の組み合わせができ、原料供給の仕方により、大量処理や高精度処理など多様な選別が可能。また、シュートがない原料供給整列構造のため、すべり摩擦による障害(流れの乱れなど)がない。さらに、流量調整機能により、不良混入の量によって処理量を変えられるため、効率的な作業が行える。操作部は、カラータッチパネルを採用、使いやすい操作盤となっている。

上に戻る
space

 筑水キャニコムが草刈機「侍まさお」の実演会
LINE
 本社に地元の果樹農家50名を招待して乗用草刈機の新型“侍まさお”CM141RCのデビューコンサートを開催した。同機は、刈刃駆動力が大きくメンテナンス性の良い「スクリュードライブ」、世界初の新刈刃差換え機能(特許出願中)の「イ・ア・イ」、刈刃カバー内の「ナイアガラ洗浄機構」、枝下の通り抜けが容易な低座席高などを装備している。簡単に刈刃を差し替えできることなどに農家から大好評を得た。

上に戻る
space

 オーレック会長の今村隆起氏が死去
LINE
 オーレックの今村隆起(いまむら・たかき)取締役会長は8月22日、かねて病気療養中のところ死去した。享年83歳。  社葬は9月17日午後2時より、福岡県久留米市市野中町865の久留米苑にて執り行われる。
 故人は昭和23年に大橋農機製作所を中古の旋盤1台とボール盤1台で創業し、動力脱穀機と小型製縄機の製作を開始した。水田灌水用バーチカルポンプや泥土揚機で経営基盤を固め、事業を展開、オーレックの今日を築いた。

上に戻る
space

 丸山製作所が低振動刈払機とハイクリブーム「ベジキングシリーズ」発表
LINE
 低振動型刈払機「MB267V-KP」は、生研センターの緊プロ事業で開発したもの。グリップ内部への棒状バネとウエートの付加、主桿へのウエートの付加によって振動の節(振動が極小になる点)を主桿のハンドル取り付け部とグリップ部へと移し、また、ハンドル内部の肉厚を増やしてグリップ先端にキャップを取り付けることでハンドルの剛性を増加、この2点でハンドル振動を3割から4割低減させている。
 乗用管理機ハイクリブーム「ベジキングシリーズ」は、数多くのユーザーの声を採り入れ、新技術を盛り込んだ製品。薬剤タンクは大型化しており、HST(無段変速)、4WS・2WS切り替え、パワステ、デフロックを組み合わせることで走行と散布の両機能をマッチングさせた「イージードライブシステム」を備えている。従来機と比べて作業時間は2分の1に短縮、作業能率は1.8倍に拡大させた。
上に戻る
space

 大竹製作所が新型揺動籾すり機
LINE
毎時35俵タイプの「インペラ揺動もみすり機 ハイダップSY35」で、誰でも簡単で安全に使えることに加えて、揺動板の角度調節をレバー操作だけの簡単調節とした。
 主な特徴は、
  1. 新感覚で簡単操作の揺動板角度レバーは、安定した能率と選別性能を実現。
  2. 上部タンクレスフラット設計により、短時間で籾の排出が可能。
  3. 除塵装置を標準装備しているため、ホコリの少ない綺麗な仕上米が可能。作業中に発生する塵やホコリを排塵部へ送り、きれいに除去するので、作業環境はクリーン。
  4. 異物取り機構が付いているため、異物は揺動選別前に除去する。
---など。

上に戻る
space

 IHIシバウラが汎用トラクターと自走式モアを発売
LINE
汎用トラクターは「ST324BMJ」、自走式ロータリモアは「R25AW―2」。汎用トラクターはゴルフ場などの芝管理に適しており、バーチドレンなどの更新作業機の作業性を大幅にアップしている。
 自走ロータリモアは、従来機をマイナーチェンジしたもの。傾斜地の安定性能、安全性の向上を図った。カッターが切り株や石にあたった際にギヤボックスやカッターを守るトルクリミッターを採用し、一定の衝撃を与えた際にカッターが空回りし、ギヤボックスなどの部品破損を回避する。刈刃にはアリゲータナイフを採用、芝・草の粉砕に最適。

上に戻る
space



 topにモドル