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農業機械関連ニュース

平成19年11月10日発行

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  筑水キャニコムが歩行型草刈機「草なぎ」8馬力仕様を発売
  歩行型草刈機ブッシュカッタージョージJr「草なぎ」CG80(8馬力・刈取幅650mm)は、走行部にゴムクローラ、路面の起伏に刈刃部分が追従する追従式フレックス機構を採用したCG100(10馬力・刈取幅800mm)に追加して発売した。
 主な特徴は、
  1. 軽四トラックに余裕で搭載可能な小型機ながら180mm幅のゴムクローラによって軟弱地、傾斜地、不整地でも安定した走行が可能。
  2. 追従式フレックス機構のフリー位置と6段階の固定位置で刈高さは0〜250mmの範囲で選択でき、草丈や草の量に合わせた作業が効率よくできる。
  3. 足元ガード兼用のステップを標準装備。オプションの座席シートを取り付ければ広い休耕田・足場の悪い軟弱地も乗車して作業が行える。
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  マメトラ農機の「光風」カルチが好評
  光風カルチ「MPC−40」と「MPC−40S(サイドクラッチ付)」は、畝間作業から溝上げ作業まで楽にこなす。Aタイプ(中耕刃受仕様)、Bタイプ(耕うん刃受仕様)、Dタイプ(振替えドラム仕様)があり、畑の作業に適したものを選べる。
 主な特徴は、
  1. カルチ車輪で畝間作業、溝上げ作業が可能。
  2. チェンジレバー操作は、前進・後進作業はワンタッチ切替、ロータリーの「入」「切」は右側面のロータリーのレバー操作で簡単確実。
  3. ロータリーカバーは開閉式なので、中耕作業、溝掘作業ができる。
―など。

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  共栄社が「ベントラック」で研修会
  「ベントラック」は、芝刈りはもとよりエアレーション、エッジ刈り、ブロワー、土の掘削・集積、根株処理、レーキ、耕うん、溝掘、除雪作業等々、様々な仕事がこなせる多用途・汎用マシン。愛知県渥美町伊良湖において開かれた研修会は、こうしたベントラックの特徴とメリットを販売店により詳しく訴えることを目的に初めて行ったもの。

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  生研センターが高精度中耕除草機を開発
  水田転換畑で大豆を作ると、土が重粘なために、特に降雨などのあとでは、現状のロータリ式中耕除草機だと土を練り上げてしまい、十分が作業ができないことがあったことから取り組んでいるもので、井関農機と小橋工業とで共同研究を進めている。新たな中耕除草機は、ロータリではなくディスクを用いているのが特徴。1対のディスクを前後に2列設けた構造になっており、これらのディスクで土壌を横方向へと反転移動することにより、中耕除草と培土を行う。

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  07年度のグッドデザイン賞にクボタトラクターと筑水キャニコムの乗用草刈機
  グッドデザインに選ばれたのは、クボタのトラクター・グランドキングウェルKL555H、筑水キャニコムの乗用草刈機・草刈機まさおCMX222など。また、グッドデザイン大賞の金賞に本田技研工業の小型ビジネスジェット機HondaJetが入った。
 「グランドキングウェルトラクタ」は高機能機に相応しい車格に加えて、安心安全操作、居住空間を大きくしたキャビン、右側手元集中操作による作業性の向上など快適作業性等が評価された。
 「草刈機まさおCMX222」は、合理的に設計された動力システム、安定した最適のレイアウトのドライバーポジションなど、乗用車をドライブするような感覚で操作が行える画期的なデザインに成功した草刈機だとされ、扱いやすい点検システムやシンプルなカラーリングも評価が高い。

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  丸山製作所が自走・ラジコン動噴でキャンペーン
  創業110周年を記念して展開している「元気農業応援キャンペーン」で、この年末までの間に自走・ラジコン動噴を購入したユーザーにはもれなく2バンドラジオやポータブルテレビをプレゼントする。
 「輝けニッポン農業」とタイトルして推進している元気農業応援キャンペーンは、同社製品を購入するユーザー農家はもとより、商品を扱う農機販売店にも同社製品をしっかりと認識してもらう狙いで実施しているもの。

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  ヤンマーが英国NaRECとバイオディーゼルのコージェネで共同研究
  NaREC(英国北東イングランド経済開発公社により設立された、新・再生可能エネルギーに関する研究機関)とヤンマーの保有するバイオディーゼル燃料100%を使用した9.9kW小型ディーゼルコージェネレーションシステムの実証試験を、今年10月より2010年度までの予定で、英国の高電圧研究所で共同で行う。バイオディーゼル燃料を利用することにより、環境性・経済性を評価する。これにより英国におけるクリーンエレルギーの推進に大いに役立つと期待されている。

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  サタケが「食味鑑定団」を発売
  「食味鑑定団」は食味判定システムで、「炊飯食味計」(食味値を測定)、「シンセンサ(新鮮度判定装置)」(新鮮度を測定)、「硬さ・粘り計」(硬さと粘りを測定)の測定装置3台と測定値を総合評価し食味鑑定値を自動算出・表示する「食味鑑定用パソコン」1台で構成される。これにより総合的にご飯の食味を判定。判定結果は1.食味鑑定値、2.外観、3.硬さ、4.粘り、5.香り―の5項目として算出・表示する。同社では、主に全国の精米工場、炊飯工場の品質管理用として販売を推進していく。

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  日農工地方大会で機種別部会の動向を報告
  福岡市のJALリゾートシーホークホテル福岡で開かれた地方大会では、新任の副会長に阿部修司氏(ヤンマー農機社長)と蒲生誠一郎氏(井関農機社長)の両氏を承認。新任の理事として西村隆志氏(IHIシバウラ社長)を選出した。
 平成20年の機種別出荷見通しでは、管理機部会、刈払機部会が101%で、前年を上回る見通し。防除機部会、国際委員会(輸出)は100%で前年並みの見通し。このほかの機種は前年を下回る予想となった。

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  井関農機が種籾温湯殺菌装置を発売
  ヰセキ水稲種籾温湯殺菌装置「SR−300」(毎時能力300kg)と「SR−600」(同600kg)の2型式で、キャスター付きの移動式のため、複数の育苗施設で共同利用が可能。また、作業終了後は施設の隅に移動して保管できる。1号機は鳥取県の「JA鳥取いなば」から受注、12月末に工事が完成する予定。
 主な特徴は、
  1. 比例制御を用いた温湯槽の水温制御と、籾投入時の急激な水温低下抑制を考慮した少量連続投入方式の併用で安定した殺菌温度を確保し、常に均一な処理ができる。
  2. ゆとりある温湯バケットとエアーブローによる強力撹拌の併用で、籾袋内部への温湯の通りに優れ籾袋全体が短時間で均一に処理できる。
  3. 温湯槽への補給水は、冷却槽からのオーバーフローを再利用するため経済的。同時に、温湯槽からのオー
バーフロー量を調整することにより作業中に汚れた温湯の交換ができる。 ―など。

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  スズテックがニラ調製機、播種機など発表
  発表したのは、ニラ調製機「NT670」、播種機「THK6700」と「同6500」、ダンプキャリア「SC1606」、参考出品のセルトレイ播種機「STH3001」。このうち、ニラ調製機は、ニラの結束・切断・収納作業をオール電化のモーター駆動(コンプレッサー不要)により大幅に省力化。手作業の結束に比べ6〜9倍の処理能力を有する。また、作業環境や出荷量により毎時500〜800束の4段階に切り替えできる。
 播種機のうちTHK6700は、大規模農家や請負農家向け。床土入れから覆土まで一貫作業ができ、1時間当たり約4ha分の播種が可能。苗箱通過時だけ各ホッパーが作動する光電センサーを装備している。THK6500は中〜大規模農家向けで、床土入れから覆土まで一貫作業ができ、1時間当たり約3ha分の播種が可能。

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  静岡製機が農産物直売所をオープン
  同社の敷地内に建てられた「とれたて食楽部(くらぶ)」は、建物延床面積211坪、駐車スペース144台を有し、地元の米、野菜、果樹、花きなどの農産物を主体に、魚介類、工芸品などを取り扱う。旬なもの・新鮮なものを、旬なうちに、食べて頂こう(旬・鮮・旬・食)を店舗のコンセプトに、地産地消の考え方で、地元袋井市を始め静岡県西部地域の農産物・加工食品・切り花を中心に販売する。また、他の直売所では、あまり見かけない鮮魚・惣菜・べーカリーを設け、さらに、地元の加工食品や工芸品コーナーを設置し、スモールショップの展開を行うとしている。

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  タイでホンダ汎用製品の生産1000万台を達成
  タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(タイホンダ)は、ホンダのタイにおける初の生産拠点として65年に設立、87年に汎用エンジンの生産を開始した。以来、汎用エンジンに加え、ポンプ、刈払機等の生産も手がけ、今回1000万台を達成した。タイホンダで生産された汎用製品は世界中に輸出され、その品質や性能に対して高い評価を得ている。また、現在世界で最も厳しい排気ガス規制である、米国カリフォルニア大気資源局(CARB)TierV規制に適合した汎用エンジンも生産している。

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  日立建機ティエラが乗用型ミニローダML40の本格販売開始
  同機は、7馬力、バケット容量0.06立方mで、小さなボディだが、最大持ち上げ荷重は200kgと、ハイパワーを発揮する。また、1本レバー操作のHSTトランスミッションにより、不整地でも簡単操作で安定した作業ができる。走行レバーから手を放したり、ペダルから足を放すと走行停止する「緊急停止ダブル安全システム」、アーム上昇時に点検・整備を行う際の「落下防止アームストッパ」、万一の機体転倒時に運転者の安全を確保する「プロテクタキット(オプション)」など安全装備も充実している。

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