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農業機械関連ニュース

平成19年2月10日発行





  みのる産業がドリフマスターを新発売
  フード付きの手押し噴口で、型式はFW-10。タンク容量25Lのフード付き自走動噴「ポジティブラクスターFE-25AF」と併せ発売した。従来噴口の良さをそのままに、ドリフトを抑制するため、噴口をフード付きにしたのが大きな特徴。散布幅は4.5mと広く、フードが吹き抜けになっているため、空気の流れができ、作物に対する噴霧が効率的で付着効果も高い。フード付きとしたことで、散布者の農薬被曝も減少する。また、風速・風向きの変化にも対応可能な作業ができ、防除効果と農薬量低減にも貢献する。

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  オーレックがゴボウ葉切り専用機を開発
  水田ゴボウで、地上部を5cm程度残して出荷する、熊本県のJAきくちの要望に応えて開発、葉切りを7〜10cmで行うための機械。同地域の水田ゴボウは高さが約1.4mに育ち、従来の果樹園用モアーでは、ローター部が刈った葉茎で一杯になり作業がはかどらずにいた。開発された専用機は、二度刈りが不要となり、所要作業時間が2分の1となる。刈った葉茎は、収穫作業に支障がないよう、機体の両側に出すようになっている。後輪に大径タイヤを採用し、操作性と安定性を高めた。

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  農機学会の研究奨励賞に石川島芝浦機械の寺脇氏
  農機学会がこのほど発表した平成19年の農機学会賞の研究奨励賞に、「直播テンサイのための自動間引き・除草システムの開発に関する研究」で石川島芝浦機械株式会社トラクタ事業部の寺脇正樹氏が選ばれた。学術賞は、「自律走行車両の走行軌跡制御の開発とその応用に関する研究」で筑波大学生命環境科学研究科助教授の瀧川具弘氏。森技術賞は、「トレーサビリティに貢献する果実選別ロボットの開発」で愛媛大学大学院理工学研究科教授の近藤直氏(代表者)とエスアイ精工株式会社、「搾乳ユニット自動搬送システムに関する研究」で生研センター主任研究員の平田晃氏(代表者)と同センター研究員の後藤裕氏、オリオン機械株式会社が受賞した。

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  齋藤農機製作所が新型苗箱洗浄機を発売
  苗箱の食い込みと送り作業、また洗浄精度を飛躍的に向上させた苗箱洗浄機の新型「SW-200」で、1時間当たり最大360枚の洗浄ができる。送りロール径(ゴムローラー駆動間欠送り)を大きくし、補助ロールを追加したことにより、食い込みと苗箱の方向性がより向上し、スムーズな送り作業を実現。また、苗箱の4面の箇所に適した3種類の高級ナイロン製のストレートブラシ・ウェーブブラシ(線径0.5mm、0.6mm、0.7mm)を採用、洗浄能力を飛躍的にアップしている。さらに、上面ブラシ2本(正逆回転)と斜めブラシは、ストレートブラシ(線径0.6mm)とウェーブブラシ(線径0.7mm)を組み合わせ、徹底的に洗浄性能を追求している。

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  タカキタが細断型コンビラップを開発・新発売
  細断型ロールベーラーとインライン型のラップマシーンを合体させ、ロール梱包からラッピングまでを1台で可能とした。細断型ロールベーラーは、コーンハーベスタで細断したデントコーンをネットでロール状に圧縮成形する。ロールベールのサイズは、直径が115cm、幅100cm。トラクター駆動式で、適用馬力は60馬力以上。作業能率は約2分でロール1個を完成させる。ホッパーにはロール約2個分のデントコーンを投入できる。

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  山本製作所では東根事業所へ一連の事業を集約
  本社敷地が天童市の都市整備事業の道路建設に伴い、大きく2分されることから、営業部門・東北営業所・技術部門を同社東根事業所に移転した。これまでに、パーツセンター、物流倉庫棟、実験棟、管理棟、技術棟を建設。製品の開発設計から製造・販売・サービスまで一連の業務の集約化を図っている。また、移転に伴い、製品展示場を新型乾燥機の愛称を冠して「ウインディプラザ」としてリニューアル。完成製品の展示実演はもとより、モノ作りの現場までを見学することができる。

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  金子農機が穀物張込装置「ビッグホッパー」発表
  移動式の新型穀物張込装置で、型式はRG200N-WL。ライスセンターなどの荷受作業に低床型のダンプが利用されるケースが多くなってきたことを受け、張込み口高さを従来型より157mm低くして、450mmとし、低床ダンプに対応。荷受作業の大量処理、スピード処理を可能にしている。また、下部搬送用インバータを採用し、回転数を変えることで排出量の調整ができ、受ける側の乾燥機の能力に合わせた搬送や、乾燥機を連座に並べた施設の横送りの搬送能力にも合わせることができる。過負荷検出の安全装置付き。

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  スズテックが創業60周年式典開き、播種機発売
  式典は昨年12月22日、栃木県宇都宮市のホテル東日本宇都宮で開かれ、鈴木社長が「これからも常に現場に目を向け、創意工夫に努め、お客様に選ばれる商品、信頼される商品を開発し続ける」と表明した。60周年を記念した播種機は、THK6250、HK625、THK6150、HK616の4型式。いずれもスプロケット交換により、3段階の作業能力(HK616は2段階)が選択でき、作業人数によって能力が簡単に変更できる。また、入口側補助レールを従来機より300mm延長し、苗箱の供給を容易にしたほか、ダブル回転ブラシの掻き取り量を4段階にワンタッチで変更可能。上部カバーが開閉でき、調整・メンテナンスが簡単に行える。

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  クボタが第60回クボタ機械グループディーラーミーティング開催
  スローガンとして「高めよう クボタブランド!―総合ブランド力を強化し、お客さまの信頼を高め、顧客拡大を図ろう」「速めよう 経営革新!―変化を先取りし、グループ中期の展開で、強い収益基盤を築こう」を掲げ、新製品を含む熱血商品120点を展示・実演した。先進・基盤技術コーナーではシナジードライブシステム、高速植付技術、楽刈りフィット、総合電子制御、多点振動計測技術などクボタが誇る基礎・基盤技術がカットモデルやパネルを使って紹介され、好評を呼んだ。

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  井関農機が全国表彰大会を開催
  東京・芝公園のホテルで開催された平成19年度ヰセキ全国表彰大会では、販売計画を達成した特約店、スーパーセールスマン、エクセレントサービスマンの代表1000名が参加。経営方針発表に立った中野社長は、
  1. 売上げ拡大・マーケットシェアアップ
  2. より一層の企業体質の強化
  3. ルールを順守し公正透明な企業風土つくる
とする3つの方針を披露したあと、同社が創業以来80余年、農機のパイオニアとして歩み一歩先んじた商品を投入してきたとし、これからも「技術のヰセキ」として農業、農機に基軸を据えて前進し続ける、と力強く宣言した。

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  ヤンマー農機が19年全国大会開く
  『「農」を支え「夢のある未来へ」〜今こそ日本農業のサポートを!』『変化に対応、「共感と情熱」で新たなる躍動を!』『拡げよう!信頼の絆とパートナーシップ』を大会スローガンとし、日沖社長の方針表明などが行われた。大会に先立って製品展示があり、19年度新製品の小型クローラトラクター、汎用コンバイン、籾すり機、田植機アタッチ、管理機、自走作業機などが披露された。

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  ササキコーポレーションがトップロータリーを発表
  40〜50PSトラクター用のTS、50〜75PS用のTM、45〜75PS用のTLの3タイプ7型式。それぞれに4、3、0の各セットを揃えている。ユーザーから寄せられた要望を汲み上げ、“ワンランク上の性能と剛性・耐久性”を開発コンセプトとし、新しいR形状のリヤカバーは、どの耕うん深さでも確実に整地する。耕うん深さは10〜16cm。サイドカバーの大型化によって土漏れを防ぎ、脇をきれいに仕上げる。使いやすさやメンテナンス性にも配慮し、センターカバー、サイドカバー内部は全面ステンレス加工とし、土の付着を減らして馬力ロス、爪の磨耗を軽減。清掃も簡単に行える。

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  サタケが19年度の調整機新製品を発表
  農家の幅広いニーズに応える豊富な構成となっている。乾燥機の遠赤マジックドライヤー・ソラーナ(SDR)は「W遠赤効果」と「文字ナビ」を搭載した遠赤外線乾燥機。シリーズに新しく最小の10石タイプ(SDRpSEZ)を追加し、10石〜80石まで12機種を揃えた。また、小型機種(SEZタイプ)に3石および5石増枠セットを用意。10、15、20、25石タイプの「ソラーナSEZ」と組み合わせることで最大28石までの様々な石数バリエーションが可能になった。
  籾すり機ではネオライスマスター(NPS)ロール幅2.5〜5インチまでの全シリーズに「ロールすきま自動制御」タイプを用意。サタケ独自(特許)のメーンレバー1本方式の採用で運転開始・停止、玄米の循環・排出が誰でも簡単・確実に行える。また、籾殻ファンライナーを3インチタイプに標準装備した。

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