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農業機械関連ニュース

平成18年2月10日発行





  17年の農機出荷額は5194億円
  日農工がまとめた平成17年の部会統計の結果によると、農機生産は5043億3600万円で、前年比105.5%、出荷は5194億700万円、同104.5%となった。出荷のうち、国内向けは3608億6600万円、同102.6%、輸出は1585億4100万円、同109.3%。機種別の出荷では、トラクタが19万5215台、103.9%、2529億3400万円、104.4%。50PS未満は前年を下回ったが、50PS以上が台数、金額とも2桁増となっている。田植機は4万9831台、102.2%、コンバインは3万8108台、115.9%、乾燥機は前年同の2万7689台だった。

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  有光工業が静電ノズル推進
  動噴用の静電ノズルAES−02、オートランナー用静電ノズルAUTO−ASEで、特に快適使用感のロングノズルや軽いノズルヘッドが自慢。2頭口、3頭口を選べ、幅広い防除ができる。同ノズルによる静電散布は、散布粒子に電荷をかけて防除するもので、葉裏への農薬付着が向上し、均一散布でき、ドリフトの防止にもつながることなどから注目されている。特徴はこのほか、手持ちの一般動噴にそのまま使用できる、高圧電源には万一の短絡保護回路も内蔵し、電極部は漏電が起こりにくく、ノズル部に触れても感電しない―など。

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  井関農機が全国表彰大会開く
  大会では、特約店表彰やスーパーセールスマンクラブ会員などの表彰が行われた。スローガン「飛躍と発展に向けて!ISEKIチャレンジ顧客満足!シェア拡大!」の下、中野社長は、「データの表面的な数字では推し量れない変化が市場で起こり、その変化に対応し、新技術や機能を盛り込んだ機械やサービスを提供してきた結果、新たな需要が創造されている」と述べ、「農業は決して衰退することはない。農業の発展のために農機の担う役割と我々の果たすべき使命は、ますます大きくなってくる」と指摘し、「井関の出番だ」と訴えた。

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  クボタがディーラーミーティング開催
  第59回クボタ機械グループディーラーミーティングで、全国統一「ニッポン農業いきいきキャンペーン」の展開や、新製品として全世界トラクター300万台達成記念限定機などが発表された。スローガンは「拡げよういきいき提案!―変化を先取りし“いきいきキャンペーン”の展開で、顧客拡大を図ろう」「進めよう経営革新!―グループ中期を達成し、更なる経営体質の強化を進めよう」。新製品の「全世界トラクター300万台達成記念限定機」は、グランビアボーイファイブ(15馬力)、ニューキングウェル3L(27〜33馬力)、グランドマックス3G(60〜73馬力)、スーパーグランドマックス3M(75〜90馬力)の5機種11型式。燃料供給台等の特別装備などで使いやすさを追求すると同時に、熱血価格を打ち出している。

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  ササキコーポレーションでは施肥機のリモコン仕様を強化
  ライムソワーと有機ミキシングソワーに、20段階散布量調整式リモコンシャッターを装備し発売する。同社ではブロードキャスターに、すでにリモコンシャッター付きを発売し、人気を得ていることからその拡大を図ったもの。リモコンシャッターは、電源のオン・オフスイッチ、シャッターの開閉スイッチ、散布量調整のダイヤルの3つの操作のみのシンプルな設計で、一度設定した散布量のシャッター開度が記憶され、開閉スイッチのみでワンタッチで開閉できる。また、微妙な開度調整もトラクターに乗ったまま行える。キャビン仕様のトラクターなどでの利用に便利だ。

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  サタケが創業110周年
  サタケは今年、創業110周年を迎える。同社は明治29年の創業以来、穀物加工技術の研究開発を重ね、精米機や乾燥機、選別機など、川上から川下までの食糧加工機械を提供してきた。現在では、食の「安全・安心・美味・健康」をコンセプトにコンタミネーション(異物混入)防止や、トレーサビリティ(生産履歴管理)への対応を始め、精米工場の食品工場化、DNA品種判定装置などの分析機器や高機能性米の開発なども行っている。同社では「おかげさまで、サタケ110年」のポスターを作成。「お客様第一主義」を徹底し、チャレンジするとしている。

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  スガノ農機がリバーシブルプラウVシリーズ発売
  第5世代のリバーシブルプラウを「Vシリーズ」として発売するもので、Vはビクトリーの頭文字。厳しさを増す農業情勢の中、勝ち抜いていく農家に選んでもらい、ともに勝利を獲得したいとの考えで命名したという。主な特徴は、
  1. ささり込みと耐久性を向上させた「シェアポイント」。肉厚を3mm厚くするとともに、先端形状を改良し、鋭いささり込みと耐磨耗性を向上。
  2. 断面積の有効磨耗量が187%アップした「シェア」。
  3. 直進性が安定向上した「ランドサイド」。面積を大きくし、形状の最適化でボトム個々にかかる側圧を分散し、直進性を向上
――など。

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  筑水キャニコムから電動運搬車ジャスパーシリーズ第1弾
  筑水キャニコムでは、環境配慮の商品として電動運搬車及び動力用電力を取り出し可能なエンジン駆動運搬車をジャスパーシリーズとして発売することにしており、EJ10「ついてくるか〜い」はその第1弾。最大積載量100Lで、一般家庭で充電できるバッテリー充電式の前曳きタイプの運搬車。速度はハンドルについたボリュームで行い、停止すれば自動的に車輪がロックされる。ちょっとした荷物の運搬に最適で、狭い場所での取り回しも容易。1回の充電で約2時間走行できる。

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  本田技研工業が新型モンパル発表
  発表した新型電動カート「モンパルML200」は、スリムで取り回しに優れたスマートパッケージをコンセプトに開発。運転席から前輪の向きや動きが見やすいフロントフェンダーを採用、専用に開発したサスペンションは歩道のわずかな段差もタイヤをしなやかに路面に接地させ、乗り心地の良い安定した走行を可能にしている。1回の充電で25kmの連続走行ができ、よりスムーズな発進・停止と旋回フィーリングを実現した。また、デザインは軽快でスリムなフォルムと乗る人を守るしっかり感のあるU字型ピラーデザインを採用するとともに、被視認性向上デザイン「LONGデザイン」を採用している。

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  松山会長の松山徹氏が逝去
  日農工副会長などを歴任した松山株式会社会長の松山徹氏は昨年12月21日、入院先の長野県小県郡丸子町の病院で死去した。73歳だった。同氏のお別れの会式典は2月2日午後、丸子町の丸子町文化会館で開かれ、地元丸子町の堀内町長に続き日農工の中野弘之会長が弔辞を述べ、その人となり・功績を紹介して、「20年以上にわたり強力なリーダーシップを発揮された」と称えた。

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  丸山製作所は新型自走セット動噴発売
  新型自走動噴MSL330−M/Kは、移動が楽な四輪自走機能を備え、走行ブレーキはレバー操作でしっかり止まるドラム式を採用。ホースは360度、どの位置からも引き出し、巻き取りができるホースガイド、ホースの緩みを防止するホース巻き取りブレーキを内蔵した自動整列巻き取り機能を持っている。動力噴霧機は、吸水効率のよいユニフロー式を採用しており、さらに、圧力調整をダイヤル式にするなど、操作性も向上させている。同機は、20名に液晶テレビが当たる「自走・ラジコン動噴パワーキャンペーン」の対象製品にもなっている。

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  三菱農機では地区別有力販売店会議開く
  三菱農機では、九州を皮切りに7社の広域販売会社が地区別に18年度有力販売店会議を開催した。スローガンは「明るく元気に!スマイル行動!」「今見つめよう顧客の心!今届けよう提案商品!」。同社の愛川社長は、総合農機メーカーとして生き残っていくためには「企業改革を大胆に進め商品力・コスト競争力の強化が必須だ」と強調し、新たな3カ年計画を紹介しながら「今後も総合農機メーカーとして独自商品開発による楽しい農業、食の安心・安全、地球環境保全に貢献する企業、お客様に満足と感動を与えられる企業を目指す」と表明した。

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  ヤンマー農機が全国大会
  45周年を記念する大会として、ヤンマー農機ゆかりの地・滋賀県で開催した。スローガンに「原点回帰、そして新たな飛躍のステージへ〜価値のさらなる高揚で農業・農家のお役に立とう!NKY200=限りない明日に向かって顧客の裾野を広げよう!」を掲げ、エンジン、トラクターの工場披露も行った。新製品として、コンバイン、田植機、管理機、野菜移植機、野菜収穫機、運搬車、米選機、研米機、作業機など10機種36型式を発表。このうち、コンバインはアスリートエコにEe21、Ee213など、アスリートジャスティーにGC217VH、GC223V、GC323Vなどを投入。エコでは、中山間特有の条件に対応、ジャスティーでは高馬力化による余裕の作業を実現しつつ、ともに値頃感を打ち出している。

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