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農業機械関連ニュース

平成17年12月9日発行





  農林水産大臣に中川氏
  このほど小泉改造内閣が発足、農林水産大臣に中川昭一氏(衆議院・北海道11区)が就任した。また、農林水産副大臣には宮腰光寛氏(衆議院・富山2区)、三浦一水氏(参議院・熊本県)が就いた。

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  日農工が地方大会開き実績等を報告
  岡山コンベンションセンターレセプションホールで開かれた日農工地方大会では、平成17年の実績見通しおよび18年の出荷・輸出見通しが各部会長から報告された。それによると、トラクタ部会の18年予測は大型の伸びが見込まれ、実販ベースで102%。田植機部会は新製品の投入、歩行型からの移行などで同101%。収穫機部会は、コンバイン100%と横ばいの見通しで、さらに二極化が進み、普通型を含め4条以上の市場が拡大すると見込んだ。

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  施設園芸用ガラス室・ハウスの設置面積は5万2288ha
  農林水産省がこのほどまとめた平成15年の「園芸用ガラス室・ハウス等の設置状況」(14年7月1日から15年6月30日までの間に栽培に使用したもの)によれば、ガラス室は野菜用が889ha、花き用が1242ha、果樹用が146haで、合計2277haとなった。
 また、ハウスの設置実面積は、野菜用が3万5389ha、花き用が7451ha、果樹用が7172ha、合計5万11ha。
 ガラス室とハウスを合わせ、設置実面積は5万2288haとなった。

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  井関農機と愛媛大学が農産物ハイテクシステムの研究連携で協定
  両者は「農産物ハイテクシステム」の研究連携に関する協定を締結。人と技術の交流や設備の相互利用を促進することで合意した。共同研究は両者のこれまでの研究を発展させるもので、当面はトマトなど果菜類を対象に実施する。各種センサーで植物応答(光合成速度など作物が発する情報)を計測し、最適な生育環境を整える「スピーキング・プラント・アプローチ」と呼ばれる手法を用いた次世代植物工場を開発するのが目標。これにより高品質・安定供給を実現する究極の生産システム構築を目指す。

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  金子農機の横がけ8層式乾燥機20万台突破記念キャンペーンが終了
  キャンペーンは1〜6月に第1弾、7月〜10月に第2弾が展開され、このほど第2弾の抽選会が行われた。キャンペーン第2弾では、当用時期に入ることから購入者に抽選で当たる液晶テレビを第1弾の30台から50台に増やし対応、応募者は第1弾の2.5倍に達した。当選者は、宮崎県の徳永権一さんほか49名。抽選に先立ち金子社長は、今回のキャンペーンが成功裏に終了したと総括し、「今後ともカネコ独自の横がけ8層式を基本技術として、農家の皆様に役立つ機械の開発・提供に邁進したい」と述べた。

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  共立が乗用管理機など新製品発表
  全国5地区で開催した代理店会議で発表したもの。背負動噴では、SHREシリーズと高圧のSHPE221B。このうちSHREシリーズは、背負ったままエンジンが始動できる小型iBスタートを採用、新防振構造採用で広い回転域での低振動を実現した。乗用管理機R60はS、H、Wの3タイプがあり、大型600L(最大620L)の薬液タンクを搭載することで水汲み作業が少なくて済み、吸水量1分当たり100Lの大型動噴の威力で作業スピードが早く高能率。独自の4WS機構により、旋回時の土寄せが少なくなり、タイヤの溝幅も狭いので作物の損傷が少ない。

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  クボタの中間決算は売上げ、利益とも増加
  平成18年3月期の連結中間決算によると、売上高は前期比11.3%増の4962億円、営業利益は17.1%増の598億円。通期では売上高1兆400億円、税引前当期利益1320億円を見込んでいる。
 このうち、農機・エンジンの売上高は11.3%増の3046億円で、うち国内が7.0%増の1264億円。これについて同社では、「機能を充実させつつ割安感を持たせた熱血商品群を核として、大規模なキャンペーンを実施するなど市場活性化策を推進し、顧客の拡大とシェアアップにより売上げを伸ばした」としている。

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  ササキコーポレーションは、3分割折りたたみ高速代かき機の「マックスハロー(MAX‐S)」発売
  代かき作業をする上で、本体の開閉操作、サイドレベラーの開閉操作、代かきと土寄せ作業の切替操作が必要となる。もちろん、圃場に合わせて、便利な折りたたんだ状態での片側、センター、全面作業もできる。 その「新ササキ高速仕様」を継承し、中・小型トラクタ向けに開発された「高速スタンダードモデル」は、中・小型のトラクタによる代かきのイメージを一新することになるかもしれない。
 高速作業でも、仕上がりがきれいと、市場で高い評価を得ている緊プロ事業の高速仕様を、さらに、高速作業時の整地性を安定させるため、レベラー形状、カバー形状を見直し、土、泥の流れを最適化することにより、砕土性を向上、トラクタへの泥の飛散も軽減している。

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  スター農機がとちぎファームフェスタに出展
  栃木県下で開かれた「とちぎファームフェスタ2005」に「細断型ロールベーラ」、「ラッピングマシン」などを出展、人気を博した。今回展示した「細断型ロールベーラTSB0910」は、緊プロ事業で開発・実用化したもので、コーンなどの細断物をロールベールに梱包する。定置作業、トラクターでの走行作業ができ、走行作業では、ハーベスタの後部に連結し、1台のトラクターで刈り取りから梱包までをワンマンで行える。また、伴走作業も可能。

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  タカキタがブレンドキャスタ、ブレンドソーワの新モデル
  新モデルはトラクターの仕様変化に伴い、より現状にマッチしたものへと見直しを行ったもの。日農工標準オートヒッチ及び日農工特殊4Pヒッチに対応、より安全な作業を追求している。また、トラクターのキャビン仕様の増加傾向に伴い、オプションの電動シャッタ装置の見直しを行った。ブレンドキャスタシリーズは、幅広く均一散布するのに適した全面散布方式を採用。ブレンドソーワシリーズは、散布口のカバーを耐食性に優れた溶融亜鉛メッキ鋼板仕様に改良。米ヌカ、鶏ふん、バーク堆肥など有機質の肥料や複数肥料の混合散布をしたいというユーザーに応えた。

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  筑水キャニコムのブッシュカッターが福岡産業デザイン賞を受賞
  福岡県産業デザイン協議会の優秀賞に雑草草刈車、ブッシュカッター「ジョージ」が選ばれた。同機は、ムーンサルト(新次元刈取機構)、運転席自動制御「かもめ」、正逆転クーリングファン、スライススライディング500(刈刃スライド機構)などを装備している。こうした、緑地環境保全と雑草刈り作業の安全性と省力化のための斬新な機能、特にイージーメンテナンスを目指した商品創りが評価された。

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  ニッカリが岡山テクノフェアに充電式草刈機「モビカル」出展
  東京都港区の都立産業貿易センターで開催された「岡山県テクノフェア2005イン東京」で、充電式草刈機「モビカルMBB―1」などを出品、紹介した。この「モビカル」は、今年7月に発表し、来シーズンが本格的な市場投入となる新製品。専用の充電器とバッテリーパック、チップソー(2枚)をセット、フル充電のバッテリーパック1個でおよそ35〜40分間の連続草刈り作業ができる。展示会では、騒音、振動の少ないことなどをアピールした。

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  日立建機ティエラでは歩行型ミニローダー2型式を発売
  7PSでバケット容量0.05立方mのML30−2は最大荷重200kg。低騒音化を実現し、除雪用途のユーザーが多いため雪の入り込みを少なくする機体カバーを装着、さらに燃料タンク容量を拡大した。
 5.7PS、バケット容量0.033立方mのML20−2は最大荷重130kg。ともに標準バケットのほかに広幅バケット、爪付バケット、フォーク、さや付フォーク、パレットフォーク、平パレット、ブレードが用意されている。

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  本田技研工業が中型ハイブリッド除雪機を発表
  中型ハイブリッド除雪機「スノーラiHSM1590i」は、単気筒汎用エンジンとして世界で初めて回転数電子制御技術新電子ガバナを採用した「iGX440」を搭載。このシステムと従来のハイブリッドシステムを組み合わせることで、オートモード、パワーモード、手動モードをダイヤルで簡単に選択できる除雪作業モード切替機能(STiコントロール)を実現した。走行部はモーターで、除雪部はエンジンで駆動するハイブリッド方式を採用しており、オートモード、パワーモード時は、作業負荷に応じて車速を制御するとともにエンジン回転数を一定に保つことにより狙った位置に雪を飛ばす投雪距離一定保持機能も持つ。

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  丸山製作所が新型動噴「霧丸」発売
  「霧丸MS043」は、新開発のスイングタンクを採用。薬剤タンクとフレーム(エンジン荷台部)と接続部が屈折し、常に作業者の背中にフィットする。また、スライド式サイドサポートを標準装備することにより、作業中の本機の横ぶれも防止するなど、背負の心地よさに徹底的にこだわった製品になっている。同社ではこれを、来年1月より本格発売。併せて、同社創業110周年キャンペーンの一環として「自走・ラジコン動噴パワーアップキャンペーン」「背負ってらくらくキャンペーン」を実施する。

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