topにモドル 
農業機械関連ニュース

平成17年10月9日発行





  18年度農林予算概算要求は3兆2996億円
  平成18年度の農林水産予算概算要求は総額3兆2996億円で、17年度予算額に比べ11.2%増となった。主な事業の柱は、
  1. 集落営農の育成・確保
  2. 食育の推進
  3. 農林水産物の輸出拡大
で、食料自給率の向上に向け新基本計画の工程管理をしっかりと進め、スピード感あふれる農政改革を実行することを主眼に置いている。  また、革新的な未来農業技術を核とした生産性の向上として、IT技術による精密農業や低コスト植物工場など、未来農業構築の核となる革新的技術の応用・普及を推進する.

上に戻る


  2005年農林業センサス発表・農業経営体は199万
  農林水産省が発表した2005年農林業センサスによると、販売農家、経営組織を合わせた農業経営体は198万9000で、前回(2000年)に比べ15.9%減少した。農業経営体を規模別にみると5ha未満が減少する半面、5ha以上層は増加。販売額規模別でも3000万円以上層が増加をみた。農業経営体198万9000のうち、販売農家は194万9000で5年前に比べ38万8000戸、16.6%減少した。販売農家を主副業別にみると、主業農家は42万8000戸(全体に占める割合22.0%)で前回に比べ7万2000戸、14.5%、準主業農家は44万戸(同22.6%)で前回に比べ15万9000戸、26.6%、副業的農家は108万1000戸(同55.5%)で前回に比べ15万6000戸、12.6%、それぞれ減少した。

上に戻る


  日農工が中国農業部とセミナー
  セミナーでは、中国政府の担当者と農業機械化について情報交換を行った。この中で、中国農業部農墾局調査研究員の孫克倹氏が「農墾局の果たす役割と農業機械に対する期待および農業機械化促進法における農墾局の役割」と題して講演。2004年に施行された農業機械化促進法により中国の機械化は新段階を迎えており、2010年を目標に機械化体制の整備を進めていることを紹介。水稲、小麦、トウモロコシ、大豆の4大作物に重点化し、特に水稲の田植機、コンバインの導入を進めていくとの考えが示された。

上に戻る


  モノレール工業が農薬除去「モノクリーン」発売
  「モノクリーン」は大阪府立大学の村瀬治比古教授と共同開発した、野菜や果物の農薬を除去する超音波洗浄機。複数の超音波で水を振動させ、トマトやナスなど表面が硬いものはもちろん、イチゴや葉野菜など表面が柔らかい農作物でも傷つけることなく表面に付着した農薬をパックのままでも洗浄除去できる。農薬に3分間つけたイチゴをパックに入れた状態で60分間、3つの波長で洗浄した実験では約80〜90%の農薬を除去できた。除菌効果についても研究を進めている。

上に戻る


  斎藤農機製作所が新型ホールディガー発売
  新発売した穴開け機SHS−31は、8〜38馬力のトラクター用で、オーガ径30cm。果樹園の施肥用、支柱穴、ハウス設置用穴、造園・林業の苗木移植用穴など幅広い分野に活用できる。掘り込み時間は、60cmの深さを約30秒と高能率。特殊スパイラルドリルにより1時間当たり約100個の穴を掘ることができる。また、オーガスタンド「SHS−S」(オプション)により、トラクターへの着脱が1人で簡単に行え、そのまま収納・移動も楽にできる。

上に戻る


  ササキコーポレーションが高速代かき機マックスハロー発売
  マックスハロー「MAX−S」は、
  1. MAX−speed(高速作業)
  2. MAX−safty(安全性)
  3. MAX−support(充実の機能)
を三大特徴とする高速代かき機。
 「きれいな仕上がりを、スピーディーに、そして安全に」を開発コンセプトに高速作業時の整地性を一段と向上させている。高速作業という点では、整地レベラーを新形状とし、水抜け、整地性を高めている。動力伝達クラッチ部、チェーンケース部には、新形状の残耕爪を配置した。安全性という点では、折りたたみ時に最も低い全高とコンパクト化を実現している。

上に戻る


  サタケがニューマジックソーターを発売
  ニューマジックソーターは、CCDカメラとNIR(近赤外線)カメラにデジタル画像処理を加えた高精度色彩選別機・マジックソーターをマイナーチェンジしたもの。併せて大能力タイプのRMGS1401シリーズも追加発売する。
 ニューマジックソーターの主な特徴は、
  1. 歩留まりが高い=従来に比べシュートのピッチを2分の1にした新2次選別用シュートを採用。1チャンネル当たりの流量を少なくすることで不良品口への良品混入率はわずかに10%(原料・使用条件による)。
  2. 選別制度が高い=従来に比べ高感度のCCDカメラと独自のデジタル画像処理により、被害を受けている場所を捉えて選別することができる。
  3. さまざまな原料に対応=しらた、着色粒同時選別、もち米中のうるち・着色粒同時選別はもちろん、NIRカメラにより透明・乳白色の樹脂、ガラス等も選別できる。
――など。

上に戻る


  スター農機が細断型ロールベーラーの新型
  スター農機では細断型ロールベーラーのモデルチェンジを行い、型式を「TSB0910」として新発売した。同機は、緊プロ事業により商品化されたもので、デントコーンを細断、ロールベールとして梱包することができる。適応トラクターは26〜59kW。コンベアベルトのスリップやオーガ部でのブリッジ現象を防止するために、コンベアは間欠運転で動くようになっている。上部ホッパーを付け替えれば、右側からだけでなく左側からも投入できる。主な細断物を左右に分散させる遮板と、1.5立方mの大容量ホッパーを搭載しており、形のよい外周部の締まったロールを作ることができる。

上に戻る


  ホンダの家庭用コージェネシステムが愛・地球賞受ける
  2003年発売の「エコウィル」が財団法人2005年日本国際博覧会協会主催の「愛・地球賞」を受賞した。この賞は、地球環境問題の解決と人類・地球の持続可能性に貢献する秀逸な100の地球環境技術を選定し表彰するもので、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、給湯器メーカーのノーリツ、長府製作所との合同受賞。エコウィルは世界最小のガスエンジン「GE160V」と、ホンダ独自の正弦波インバータ技術を採用した小型軽量の発電システムを採用、家庭用での設置に適した小型化を実現している。

上に戻る


  マメトラ農機の1輪管理機が活発
  「マメトラ一輪管理機MC−A。−W」は、作業がスイスイ行え、移動もスイスイ行えることに加え、正逆転ロータリーを装備、溝上げもできることなどから使いやすいと好評だ。また、2輪カルチゴム車により狭い畝の間もスムーズに動ける。駆動部とロータリー部一体のV型ミッションを採用、軽量で強靱。サイドドライブの2輪方式で左右の安定性、前後バランス、牽引力が抜群などの特徴を有する。

上に戻る


  山本製作所がNew乾式無洗米コイン精米機「こめ太郎」発売
  同機は、「搗きたてお米をその場で無洗米に」をコンセプトに開発。1回通しで無洗米にできる精米機を搭載、普通精米料金と変わらず低価格で簡単に精米作業が行える。また、独自の機構により、残留米がなく、他人の米と混ざる心配がない。石抜機も、2次選別機能と特殊構造により、残留米をなくす構造となっている。シフタ(白米精選機)を搭載し、精米した白米を整粒米・破砕米と糠玉に選別するため、炊飯時に食味のよいご飯に仕上げる。また、外装には電飾看板を採用し、夜間でも目立つようになっている。

上に戻る



 topにモドル