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農業機械関連ニュース

平成17年4月8日発行





  大島農機の社長に大島伸彦氏就任
  前社長の大島勝氏は代表取締役会長となった。新社長の大島伸彦氏は昭和31年1月29日生まれ、49歳。日本大学生産工学部卒業。昭和54年に同社に入社、平成3年2月取締役就任。その後、研究部長、開発生産部長、営業本部長などを経て12年8月から常務取締役を務めていた。

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  日本陸内協では19kW未満ディーゼルエンジンでも排ガス自主規制
  来年1月1日から適用を開始する。平成15年からスタートした小型汎用ガソリンエンジンに続く自主規制の第2弾となる。規制の内容は、対象を協会の会員会社が国内・海外の工場で製作し、国内で販売・使用される19kW未満ディーゼルエンジン(緊急・非常用、消防用などに使用するエンジンを除く)とし、規制値については、単一の規制では唯一0〜19kWの規制を実施している米国のEPA規制に準じている。2009年にはEPAの4次規制に相当する同協会の2次規制を行う。

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  エムエスケー農業機械がMF2400トラクターなど発表
  同社の関東支店で開催した第31回MFM大展示会で、トラクター「MF2400シリーズ」3型式、FENT「ファーマー400バリオ」の最上級機「バリオ412」、ロールベーラ「フェラボリー・エクストリーム」などを発表した。 トラクターMF2400シリーズは、66、76、82馬力があり、パーキンス800シリーズエンジンを搭載、キャブは居住性が高く、快適作業ができる。また、ミッションは前後進50段の多段ミッションで、時速0.2kmのクリープ速度が標準装備となっている。

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  クボタが米子事務所を竣工
  山陰地区のサービス・販売体制を強化するために、鳥取県米子市の米子流通団地へ進出、株式会社クボタアグリ西日本米子事務所とクボタ機械サービス米子事務所を竣工、業務を開始した。クボタアグリ西日本は、農業機械の取り扱い技術(修理・整備)指導、販売指導、機械化提案活動の企画・実施及び実施に際しての協力、受発注管理業務などを行っている。また、クボタ機械サービスは、サービス企画、農協やディーラーに対する技術研修、農業団体・農業者に対する安全講習の企画実施などを行っている。

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  熊谷農機が湾曲を防ぐ苗コンテナを発売
  アルミ製の育苗箱運搬用の堅牢タイプTLシリーズは、支柱を太くするとともに、より強度を高めるために苗箱受け板の背中に角材を挿入し、湾曲を防止する構造となっている。また、苗箱受け板により長く、厚い部材を採用しているため、走行時の衝撃による苗箱の落下を防止する。64枚積みのLT−64AKLから200枚積みのLT−200ALKまで、運搬状況に応じて6型式が用意されており、いずれの型式も平積みタイプのため、積み込み、積み降ろしが楽にできる。

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  サタケが小口精米ユニットを発表
  石抜機、精米機、砕米選別機、色彩選別機の4つの機能を備えている。型式はCMS05A。毎時処理能力は500kg、最小ロット10kg。精米工場での小ロット生産や大規模農家の米産直用として活用が期待される。主な特徴は、
  1. 残留レス構造=残留米除去機能を装備し、コンタミ問題を解消。
  2. 省スペース=設置面積2.9平方mとコンパクト設計で設置場所を選ばない。
  3. 優れたメンテナンス性=各工程が目視で確認できるオープン構造のため、清掃等のメンテナンスが容易。
  4. 高品質=大型精米工場で使用されているものと同等の高性能な色彩選別機により異物を除去し、高品質な製品を生み出す。
――など。

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  新キャタピラー三菱は軽トラ搭載型散布機を発売
  堆肥散布能力の高い多機能散布機KS500は、床面電動ベルトコンベア方式で、スムーズな均一散布ができ、ビータの回転がなくても「なでおろし」散布が可能となっている。オプションとして、積み降ろし専用台車があり、多機能散布機を軽トラックの荷台に乗せたり降ろしたりする時は、多機能散布機と荷台の間にジャッキを入れ数cm持ち上げて、4本のローラー付き脚を取り付け、取り外しすることでできるようになっている。軽トラックの搭載型なので、堆肥舎から直接圃場に進入ができ、圃場内でも効率よく小回り散布が可能。また、ビータの取り付け方法の変更で、筋撒き散布も行える。

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  スター農機がラッピングマシンなど8機種を記念発売
  このほど80周年を記念して発売するのは、すでに発売されているライムソーワ「MLS61シリーズ」、大型ハイドロマニュアスプレッダ「THM15000」に加え、床板がステンレス製の中型マニュアスプレッダ「61・71シリーズ」、サイドマウントタイプのラッピングマシン「MWM1100WDX」、定置型全自動タイプのラッピングマシン「SWM1600」、メッキフレームで耐食性がアップしたスパウトタイプのブロードカスタ「MBC60・61/Zシリーズ」貝殻石灰も散布できる有機マルチソーワ「MMS11020」電動折りたたみのディスクモア「MDM1330」。このうち、サイドマウントタイプのラッピングマシンは、作業場面に合った積み込み・荷下ろし方法が選べる。

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  タカキタが中型マニュアスプレッダを全面改良
  改良して新たに発売するのは3t積みのDH3070と2.5t積みのDH2570。樹脂製ボード床板を採用したことで、腐食がなく耐久性が向上、堆肥の送り出しがスムーズになり、散布性能が向上、水洗いができメンテナンスも改善している。また、フロアーコンベアに堅牢性で定評のある#78大型チェーンを採用、フロアーコンベアの送り機構は従来のカムギア式からクランク機構へと変更。構成部品の耐久性を高めた。ビータは横軸2段式のトサカ型で、堆肥の破砕性と均一散布を実現している。

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  ホンダが運搬車「力丸」2機種を発売
  好評の力丸HP300、400をモデルチェンジし、HP350、450としたもので、4月1日から発売する。主な特徴は、
  1. 4ストローク5.5馬力OHVバーチカル(縦型クランク軸)エンジンを搭載。耐久性に優れ静かで粘り強く安定した出力を発揮する。
  2. 平地積載重量は従来機より50kgアップを実現。
  3. 駆動軸への動力伝達はエンジンの回転を直接ミッションに伝達するパワーロスの少ないホンダ独自の直結ミッションによって力強い駆動が可能。
  4. クローラには石や木片などの噛み込みから損傷を減らす緩衝スプリングを搭載したオートテンションを採用。不整地や傾斜地などで優れた走破性、安定性を実現する。
――など。

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  丸山製作所が搭乗中のケガに保険金を支払う傷害保険を開始
  新たに開始した「丸山のSS・ハイクリブーム安心保障制度」は、同社が昨年9月以降に出荷したスピードスプレヤー(SS)、ハイクリブームを対象とし、搭乗中のユーザーがケガをした場合に保険金を支払う。保険金は、死亡・後遺障害保険金額が100万円、入院保険日額1500円、通院保険日額1000円。保険期間は、機械納入日より1年間で、納入日に所定の書類に必要事項を記入し、購入店から同社傷害保険受付係へ送付、またはFAXすることで発効する。保険料は全額、丸山製作所が負担する。

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  愛・地球博の開会式にヤンマートラクターが登場
  愛知県で開催されている「愛・地球博」のオープニングの第3部に菜の花プロジェクトが紹介され、このプロジェクトで作られたバイオディーゼル燃料(BDF)を使用したヤンマートラクター・Ke−18が、タレントのKONISIKIさんや子供たちを乗せたトラーラーを牽引して登場し、注目を浴びた。菜の花プロジェクトは、使用したナタネ油を回収し、バイオディーゼル燃料にリサイクルする運動で、開会式では、この後、神田山陽さんも加わり、菜の花太郎の物語に託して子供たちにプロジェクトの意義や狙いを説明した。

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