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農業機械関連ニュース

平成17年2月発行





  農林水産省農産振興課技術対策室長に川本憲一氏
  1月11日付で就任した。川本氏は前東北農政局企画調整室長。昭和57年に入省、62年には当時農業機械化行政を管轄していた肥料機械課の機械改良班流通係長を務めた。

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  農機学会・研究奨励賞に自脱コンバイン用収量計測システム
 17年度の農機学会賞で受賞した。学術賞は、「氷点下の温度を用いた籾の高品質貯蔵技術に関する研究」で川村周三(代表者=北海道大学・助教授)、竹倉憲弘(中央農研センター・研究員)、伊藤和彦(北海道大学・教授)の3氏が受賞。研究奨励賞は「自脱コンバイン用収量計測システムに関する研究」で帖佐直氏(中央農研センター・研究員)と、「農用トラクタの実作業における排出ガスの実態に関する研究」で積栄(代表者=生研センター・研究員)、日吉健二(宮崎大学・助手)の2氏が受賞。技術奨励賞は「紫外線と二酸化チタンを利用した穀物殺菌技術」で日高靖之氏(生研センター・主任研究員)が受賞した。

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  オーレックでシングルモアの最上位機を発売
  RM98は刈幅975@、21馬力エンジンを搭載し、無段変速HSTとの組み合わせにより高能率な草刈り作業ができる。また、大径タイヤの装着により不整地走破性が向上、刈取部デッキ・カバーに錆びにくい高張力鋼を採用し耐久性を高めた。刈高さは10mmから80mmに調整でき、シートは作業者に合わせて変えられるスライド調整式、長時間作業でも疲れないようになっている。
また、自走式畦草刈機WM716Tも追加発売した。同機はウイング機構ににより畦の上面と側面を同時に刈り取りできる。

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  中央畜産会の畜産大賞に稲発酵粗飼料の技術開発が選ばれる
  最優秀賞に選ばれた4課題の中から、研究開発部門の「稲発酵粗飼料の総合的生産・利用技術体系の開発」(稲発酵粗飼料の生産・利用技術研究開発グループ・代表=小川増弘氏)が大賞を受賞した。収穫機開発チーム(代表=浦川修司氏・三重県科学技術振興センター畜産研究部大家畜グループ主幹研究員)も加わっており、飼料稲専用収穫調製機について、「湿田のような軟弱圃場においても飼料稲を安定して収穫調製することが可能となった」と評価している。

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  井関農機が創業80周年記念全国表彰大会開く
  「おかげさまで80周年 ISEKIフロンティアスピリッツ21−顧客満足!顧客拡大!」のスローガンの下、開催された平成17年度ヰセキ全国表彰大会には、海外18ヵ国からのディーラー、メーカーを始め約1200名が参加。挨拶した中野社長は、「商品開発力の強化」「顧客満足度向上」「企業体質を一層強化する」を掲げ、大いなる飛躍の年にしようと呼びかけた。また、有川営業本部長は105%の売上げと金額シェア20%などの目標と、「体感試乗キャンペーン」などの重点テーマを打ち出した。

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  金子農機ではISO14001を取得
  昨年12月10日付で環境マネジメントシステムISO14001を取得した。審査の過程では、認証機関のJQAから、同社の遠赤外線乾燥機に対して、「省エネに結びつくことで、マイナスの環境側面ではなくプラスの環境側面であり、ストロングポイント」との高い評価が寄せられ、今後ISO14001を維持・管理していくなかで、そのプラス側面を取り入れていく必要があると審査員から強い要望があったとしている。

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  サタケが小型遠赤外線乾燥機「ソラーナ」発売
  遠赤マジックドライヤー「ソラーナ」の15、20、25石タイプ。従来のフレンドリー乾燥方式(加温管)に遠赤外線乾燥方式を加えたサタケ独自の「W(ダブル)遠赤効果」により、低温乾燥され、お米が美味しく、かつ乾燥が速いのが特徴。また、音が静かで、電力や灯油の節約も実現している。同社では先にソラーナの中大型機種を発売しており、新製品はその特徴をそのままに、新たに操作パネルに、設定や運転状況が一目でわかる大型蛍光表示管「文字ナビ」を搭載するなど、より使いやすさを追求している。

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  クボタがディーラーミーティング開催
  同社機械事業本部関係の特約店・販売会社など4700名が参加、スローガンに「拡げよう!熱血提案−ふれあい熱血キャンペーンの展開で、顧客拡大を図ろう!」「進めよう!熱血経営−グループ中期の実行で、クボタ流経営改革をすすめよう!」を掲げ、今年度の営業方針などが示された。また、新製品として、トラクター「new Grandomシリーズ」「高速パワクロ」、コンバイン「ニューエアロスターシリーズ」など140点が展示され、メーン展示コーナーにはトラクター・キングブルKB20、田植機・ウエルスターPOP・SPU45P、コンバイン・ニューエアロスターARN445が展示された。

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  スター農機がライムソーワに80周年記念モデル
  このほど発売したMSL61シリーズで、格納時に便利なキャスタを標準装備している。主な特徴は、
  1. セパレートシャッタでスリーウエイ作業。全面散布、右半分、左半分の散布作業が可能。重複散布することがなく効率的。
  2. 底板フルオープン方式でメンテナンスが楽。
  3. ホッパ、底板、シャッタプレート、アジテータの羽根には耐食性に優れたステンレス鋼板を使用しているので、錆びない。
  4. 特殊形状の落下口は、粒状肥料などの微量散布から土壌改良材の大量散布までをこなす。
など。ホッパ容量は295L、適応トラクター20〜40PS。

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  スター農機の社長に根本佳成氏
  スター農機の新社長に、昨年12月25日付で根本佳成氏が就任した。前会長の西谷勲夫氏は特別顧問に、前社長の大家文雄氏は顧問に就任した。根本氏は昭和21年9月21日生まれ。茨城県水戸市出身。石川島播磨重工業入社後、機械輸出本部に配属、海外勤務を数多く経験してきた。

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  タカキタが直径を変えられるロールベーラ発売
  可変径ロールベーラVC、同VRシリーズは、ベールのサイズを高さ100cm、直径100〜115cmの範囲で変えられる中型ロールベーラ。ブラケットを移動するだけで簡単に直径を変えることができ、餌の必要量に応じたベールを作ることができる。また、可変圧機構を採用、ピンの入れ替えだけで用途に応じた密度とすることができる。さらに、用途に応じて結束方法をネットまたはトワインに切り替えることも可能。その他、ピックアップの上昇は、電動モーターを装着しているため、キャビンからスイッチ操作で楽に上下できる(80シリーズ)、電動油圧ポンプの採用で十分な注油量を確保、耐久性が向上――などの特徴を持つ。

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  田中産業が50周年記念冊子を上梓
  商品開発のエピソードなどを掲載した「良品へのこだわり」には、同社が貫いてきた「機械と機械の間をつなぎ、補完する農業副資材メーカー」としての姿勢と歴史を明らかにしている。また、次の50年に向けて、「現場重視のこだわりの精神を忘れることなく、今後とも“提案・創造型資材メーカー”として、独創的な資材の提案に邁進する」と決意を表明している。

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  筑水キャニコムが前引き4輪運搬車の新型発売
  サテライトES60は、
  1. 転倒率が低く安全な前引き4輪車
  2. 3輪車と同等の旋回性能(最小回転半径2300mm)
  3. 果樹園の低い棚下へ進入でき、ハンドルの低さは業界ナンバーワン(同社比)
  4. 低いフロントノーズは枝などの引っ掛かりを防止する
などの機能を実現、果樹農家の要望に応えた。
特殊マフラー採用により、低騒音。6馬力のほか、8馬力のエンジン搭載仕様もあり、時速13.5kmとハイスピード。

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  三菱農機が有力販売店会議開く
  スローガンに「創造提案!顧客に感動!自ら行動!」「ここに結集!やるぞ改革!総力挙げて目標必達!」を掲げ、品質の向上と経営体質の強化を打ち出した。新商品開発のコンセプトについて説明した安本常務は、すべての商品に3次元CADを採用し、試作品の品質を大幅に向上させるとし、この3次元CADが3万3000社のユーザー会であるPTCジャパンアワード2004の優秀賞を受賞したことを紹介。開発者自らが現地に出向き、確信をもって開発を着手するとして、三菱らしい商品を目指し開発を進めていくことを表明した。

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  ヤンマー農機が全国大会
  大会には約1000名が参加し、正面に掲げられた「ヤンマールネッサンス」の旗印の下、「日本農業のお役に立つ」を合言葉に頑張っていくことを確認した。大会に先立ち、商品展示が行われ、エコトラジャスティEF200シリーズ、低燃費・環境対応型エンジン3TNV84が中央に据えられ、技術力をアピールした。また、会場にはITコーナー、開発コーナー、CS本部コーナー、サービス事業コーナーも設けられ、GPS農業情報システムや収穫情報モニタリングシステム、CANコントローラー、携帯パーツカタログ、e−サポーターなどの新技術が紹介された。

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  写真集「東京近郊農家」を高橋淳子氏が発刊
  東京近郊の「村」を訪ねて、そこに暮らす農家を撮った写真集。リンゴ園での乗用草刈機による作業や耕うん機による耕うん風景なども収められている。高橋氏は山形県の出身、東京に移り住み、OLをした後、結婚後たまたま応募した町の写真展で入賞、以来写真に興味をもち、1995年頃からライフワークとして日本の「農」を撮り続けている。この写真集は、「力強く生きる農家の人たちの応援歌になることを願っている」(高橋氏)もので、農家の働く喜び、憂い、逞しさを表現し、次いで普段の家庭生活、地域の行事や祭りという3部構成となっている。東方出版刊、2800円。

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