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農業機械関連ニュース

平成16年7月





  新農機が10周年記念式典、新社長に安橋氏
  新農業機械実用化促進株式会社は6月22日、都内のKKRホテル東京で第12期定時株主総会と創立10周年記念式典を開催した。総会では新執行体制を選出。会長に中野弘之氏(井関農機社長)、社長に安橋隆雄氏(競馬・農林水産情報衛星通信機構会長)、専務取締役に金丸直明氏が就任した。また、総会後には創立10周年を祝いこれからの事業の伸展を期した。

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  次世代緊プロ事業2課題に井関農機、ヤンマー農機、石川島芝浦機械が参画
  農林水産省と生研センターは今年度から新たに始まる次世代緊プロ事業2課題の参画企業を発表した。それによると、「野菜接ぎ木ロボット用自動供給苗装置」(共同研究・野菜接ぎ木ロボットに育苗トレイから苗を自動供給する装置)は井関農機とヤンマー農機が、「せん定枝粉砕搬出機」(同・果樹の剪定において、剪定枝の拾い上げと粉砕、収容及び搬出を行う作業機)は石川島芝浦機械が参画する。

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  クボタが16年度下期新製品としてトラクターなど多数を発表
  新製品は、トラクターの「キングブルシリーズ」3型式、「ニューキングウェル・ベルティオンシリーズ」、ロータリ専用機「陽菜シリーズ」、超小型ロータリ専用機「菜ビ」、乗用田植機「ウエルスターポップシリーズ」など。このうち、トラクターのキングブルシリーズは、ニューグランビアをモデルチェンジしたもので、20馬力で初めての本格キャビンを低価格で提案している。また、ベルティオンシリーズは、中大規模の本格農家を対象とした36〜55馬力のシリーズで、ハイスピード、キャビンなどのほか、作業面では高精度な均平が行えるニュースーパーテクノモンローやモンロー外部操作スイッチなどを装備している。

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  ヤンマーの下期新商品18機種61型式を発表
  新商品は、トラクターがEG700シリーズなど16型式、コンバインがGC333など3型式、田植機は高速乗用のVP5Xなど4型式のほか、乗用耕うん機、ミニ耕うん機、ナプラ関連4機種、ミニクローラ運搬車、自走作業車など。このうち、トラクターは14〜18馬力のKeシリーズ、26〜36馬力のUSシリーズ、40〜60馬力のUSプロシリーズ、65〜82馬力のEG700シリーズを発表した。EGシリーズは、1.環境に優しく省燃料のTNV直噴エコディーゼル搭載2.作業に合わせて2つのエンジン特性が選べる「エコモード機能」3.多様な作業に高精度に対応「前後進40段変速」4.作業の負荷変動へ素早く対応し、高能率、高精度を実現するノークラッチ「ハイローシフト」採用などの特徴を持つ。

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  井関農機では16年度下期新商品として世界潮流トラクタージアスATなど発表
  新商品は12品目25型式。このうち、トラクターのジアスATは、10年ぶりのモデルチェンジで23〜50馬力をシリーズ化。その基本性能を受け継ぎながら、トラクターの世界の潮流であるトランスミッションの自動化を導入、自動車感覚で自在なスピードコントロールができるオート変速機能「ATシフト」を標準装備した。ATシフトは、アクセル変速、メモリー変速、オート4WDで変速自在な走行・作業が特徴である。また、シアルハンター(22〜26馬力、3型式)ではキャビン仕様を用意。小型トラクターにおいても作業時における快適な居住性能のニーズに応えた
 この他、新商品は、田植機さなえPG53E、63E、ピコロPP43E、小型軸流型コンバイン、枝豆移植機など。

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  静岡製機は90周年記念キャンペーンを展開
  今年7月1日に創業90周年を迎えたことから、4月1日から12月31日まで「おかげさまで90周年、心から感謝をこめて」として90周年記念キャンペーンを展開している。同キャンペーンは、期間中に乾燥機の購入者に対して、帽子をもれなく進呈するとともに、抽選で総勢90名(春・夏・冬3回に分け、30名ずつ当選者を発表)にスズキミニバイク「チョイノリ」または5万円の旅行券が当たるプレゼント企画を実施しているもの。

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  全農が組織変更し、農機事業改革推進課設ける
  JA全農生産資材部は1日付で組織変更と人事異動を行い、農機ではこれまで農業機械第一課と第二課としていたものを、農業機械課と農機事業改革推進課の2課体制とした。農機事業改革推進課では、県域一体となったJA農機事業改革のスピードアップのために集中的に取り組む。また、事業改革に伴い、新たなシステム開発を要することから、部内にシステム対策課を新設した。

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  中山間直接支払は15年度546億円を交付
  農林水産省がまとめた15年度の中山間地直接支払制度の実施状況によると、取り組み面積は66万2000haで前年に比べ7000ha(1.1%)増加し、交付額は545億8400万円で、7億5000万円(1.4%)の増加となった。取り組みとしては、農用地の維持管理等に関するものでは「農地の法面点検」が82%で最多となり、生産性・収益の向上を目標とした取り組みに関するものは「農作業の受委託の推進」が52%で最多。「機械・施設の共同購入・利用」、「農作業の共同化」がそれぞれ31%程度だった。

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  筑水キャニコムが草刈りのボランティア
  神奈川県港北区の日本盲導犬協会・神奈川訓練センターで、乗用草刈機「まさお・CM2103」とオペレーターを派遣して草刈り作業のボランティアを行ったもの。同社では、今年3月に日本盲導犬協会に寄付金を贈呈した。その際、訓練センターからの「毎年、センター内の草刈り作業を行うが、敷地が広い上に手間がかかってとても大変」との申し出を受け、「草刈機まさお」を無料貸与するとの約束をしていた。その約束を実行し、オペレーター付きでボランティア活動を実施した。

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  三菱農機の下期新商品としてトラクターやコンバイン発表
  発表したのは、トラクターGO、GXシリーズ各5型式、クローラトラクターGCRシリーズ3型式、小型耕うん機MMR、MRMシリーズ3型式、歩行型田植機1型式、乗用田植機2型式、コンバイン4型式。このうちトラクターGOシリーズは、1.低振動、低騒音の4気筒エンジンに、三菱Zチャージをプラスして燃焼効率を高め、パワーの向上、排ガスのクリーン化を実現2.新開発のNEW−MACを装備。本機の傾きを感知する傾斜センサーと、傾斜変化率を計る新機能センサーの両方で傾斜の変化を素早く感知し制御し、耕うん精度が飛躍的に向上−などの特徴を有する。また、コンバインは3条刈りのVS26、30などで、高出力で粘りのあるディーゼルエンジンを搭載し、負荷のかかるボリューム材や湿田、倒伏材でも余裕のある作業ができる。

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  本田技研ではインバーター発電機4型式を発売
  独自の正弦波インバーター技術を採用し、高出力で単相100V、200Vの同時出力を可能としたデュアルボルテージ・正弦波インバーター搭載発電機EM45is、55is、EB45i、55i。主な特徴は、1.正弦波インバーター搭載発電機としては世界初の、100V、200Vの同時出力を実現。大型電動工具や洗濯乾燥機、エアコンなど200V家電の使用が可能2.高品質電源。商用電源並みの電気により、照明のちらつきを解消。パソコンなど精密機器への使用が可能――など。

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  ニッカリが超小型管理機を発売
  くわすけmini・CL−261とお茶畑用小型管理機CLT−261。手軽に耕うんのできるくわすけminiは、ハンドルの柄が600〜970mmスライドでき、使う人に合わせて高さの調整ができる。ロータリ幅160mmのシングル爪と240mmのダブル爪を装備可能。オプションとして培土器、1本式抵抗棒が用意されている。お茶畑用の小型管理機は、狭い場所での小回り作業が楽にでき、茶葉を傷めないようカバーがついている。

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  農林水産省・技術対策室長に横田一利氏
  農業機械行政を担当する技術対策室の室長に7月2日付の人事異動で就任した。前任は花き対策室長。昭和22年1月21日生まれ。佐賀県出身。前任の佐藤洋氏は文部科学省へ出向、研究開発局海洋地球課長となった。

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  共立が全国4カ所で感謝まつり
  おかげさまで55周年「共立ふれあい感謝まつり」と銘打ち、新製品発表、展示・実演・感謝セールを、西部地区(広島県)、東部地区(埼玉県)、東北地区(岩手県)、中部地区(岐阜県)の4カ所で実施。新製品として、プロ用刈払機SRE261P、刈刃角度可変式の刈払機「シェイカーRME260V」、ブレーキ付き刈払機SBE260UT、あぜ草刈機「てが〜るSRE21T」のほか、背負動噴SHRE20B、自走式ラジコン動噴DRS75V、乗用モアKM950などを展示。55周年を記念して発表した55(ゴーゴー)商品などに注目が集まった。

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